座頭市
Zatoichi
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『座頭市物語』(1962年)の勝新太郎(出典:ウィキメディア・コモンズ、パブリックドメイン)
監督 三隅研次、森一生、田中徳三、安田公義、池広一夫、井上昭、山本薩夫、岡本喜八、勝新太郎 ほか
製作 大映(第1作〜)、勝プロダクション(第20作〜)
脚本 犬塚稔、浅井昭三郎、直居欽哉、新藤兼人 ほか
原作 子母沢寛「座頭市物語」(随筆集『ふところ手帖』所収、1948年)
出演 勝新太郎(座頭市)
撮影 牧浦地志、宮川一夫 ほか
音楽 伊福部昭(第1作)ほか
ジャンル 時代劇、チャンバラ、アクション
制作会社 大映京都撮影所、勝プロダクション
配給 大映(ダイニチ映配)→東宝→松竹(1989年版)
フォーマット モノクロ(第1・2作)、カラー(第3作以降)
劇場公開 1962年『座頭市物語』〜1989年『座頭市』(全26作)
配信 一部作品がDMM TV・FODでレンタル配信(2026年10月時点)
言語 日本語



概要[編集]

座頭市(ざとういち)とは、子母沢寛の随筆に登場する盲目の侠客・市を主人公とした時代劇シリーズである。勝新太郎主演で1962年の『座頭市物語』から1989年の『座頭市』まで劇場映画26作、テレビシリーズ100話が作られ、仕込み杖の居合斬りで悪党をなで斬りにするヒーローとして国内外で絶大な人気を得た。のちに北野武、綾瀬はるか、香取慎吾らによる新作も作られている。

詳細[編集]

原作は「ほんの短い随筆」[編集]

原作は作家・子母沢寛が1948年に雑誌「小説と読物」に発表した掌編「座頭市物語」で、随筆集『ふところ手帖』に収められている。天保年間、下総の飯岡(現在の千葉県旭市付近)にいたという盲目の博徒・市の逸話を、聞き書き風につづった短い作品である。

原作の市は中年の大柄な男として描かれ、派手な斬り合いの場面もほとんどない。つまり「仕込み杖で何十人もバッタバッタ」という座頭市像は、ほぼ映画が作り上げたものだといってよい。なお1973年にキネマ旬報社が出した事典で「原作はわずか1、2行」と誤って書かれ、その誤解が長く広まったとされる。実際には数ページの掌編であり、それでも映画版と比べれば骨格だけのスケッチであることに変わりはない。

大映の「カツライス」と座頭市の誕生[編集]

1950年代末の大映京都撮影所では、市川雷蔵と勝新太郎の二人が「カツライス」と並び称される看板スターだった。しかし白塗りの二枚目路線で売り出された勝は、正統派の美剣士・雷蔵の陰に隠れがちで、なかなか決定的な当たり役をつかめずにいた。

転機になったのが1960年の『不知火検校』(森一生監督)である。勝は盲目の悪党按摩を演じて新境地を開き、この「盲人を演じる勝」の延長線上に企画されたのが『座頭市物語』だったとされる。1962年4月18日、三隅研次監督・犬塚稔脚本・伊福部昭音楽のモノクロ作品として公開された第1作は、天保水滸伝の世界(飯岡助五郎と笹川繁蔵の抗争)を背景に、市と病身の浪人剣客・平手造酒(天知茂)の奇妙な友情を描いた。地味な白黒作品ながら評判を呼び、半年後には続編が公開され、以後シリーズ化が決まる。

量産体制と勝プロの時代[編集]

第3作『新・座頭市物語』(1963)からカラー化され、以後は年2〜3本という驚異的なペースで新作が作られた。監督は三隅研次・森一生・田中徳三・安田公義・池広一夫といった大映京都の職人たちがローテーションで担当し、撮影には宮川一夫ら名カメラマンも参加している。雷蔵の『眠狂四郎』シリーズと並び、大映時代劇の屋台骨を支える大看板となった。

1960年代後半になると勝は自らの独立プロダクション「勝プロダクション」を設立し、第20作『座頭市と用心棒』(1970)からは勝プロ製作となる。1971年に大映が経営破綻すると、シリーズは配給を東宝に移して継続。1972年の『新座頭市物語・折れた杖』では勝自身がメガホンを取った。1973年の『新座頭市物語 笠間の血祭り』でいったん劇場版は休止し、舞台をテレビに移すことになる。

テレビ、そして最終作へ[編集]

1974年からは勝プロ制作によるテレビシリーズ『座頭市物語』がフジテレビ系で始まり、続く『新・座頭市』まで含めて1979年までに全100話が放送された。勝は主演だけでなく、多くの回で監督・脚本も担当している。

そして1989年2月4日、勝が製作・監督・脚本・主演を兼ねた劇場版第26作『座頭市』が松竹配給で公開された。16年ぶりの映画版であり、結果的に勝新太郎版座頭市の最終作となった。勝は1997年6月21日に65歳で死去し、市を演じることは二度となかった。

劇場映画一覧(勝新太郎版)[編集]

主演はすべて勝新太郎。第1〜21作は大映(第20・21作は勝プロ製作・ダイニチ映配配給)、第22作は勝プロ製作、第23〜25作は勝プロ製作・東宝配給、第26作は松竹配給である。

No. タイトル 公開年 監督 主なゲスト
1 座頭市物語 1962 三隅研次 天知茂、万里昌代、島田竜三
2 続・座頭市物語 1962 森一生 城健三朗(若山富三郎)、水谷良重
3 新・座頭市物語 1963 田中徳三 河津清三郎、坪内ミキ子
4 座頭市兇状旅 1963 田中徳三 高田美和、万里昌代、成田純一郎
5 座頭市喧嘩旅 1963 安田公義 藤村志保
6 座頭市千両首 1964 池広一夫 城健三朗、坪内ミキ子
7 座頭市あばれ凧 1964 池広一夫 久保菜穂子、渚まゆみ、左卜全
8 座頭市血笑旅 1964 三隅研次 高千穂ひづる
9 座頭市関所破り 1964 安田公義 高田美和、滝瑛子、平幹二朗
10 座頭市二段斬り 1965 井上昭 坪内ミキ子、三木のり平
11 座頭市逆手斬り 1965 森一生 藤山寛美、滝瑛子
12 座頭市地獄旅 1965 三隅研次 成田三樹夫、岩崎加根子
13 座頭市の歌が聞える 1966 田中徳三 天知茂、小川真由美
14 座頭市海を渡る 1966 池広一夫 安田道代、山形勲
15 座頭市鉄火旅 1967 安田公義 藤村志保、藤田まこと、水前寺清子、東野英治郎
16 座頭市牢破り 1967 山本薩夫 三國連太郎
17 座頭市血煙り街道 1967 三隅研次 近衛十四郎、朝丘雪路
18 座頭市果し状 1968 安田公義 野川由美子、志村喬、待田京介
19 座頭市喧嘩太鼓 1968 三隅研次 佐藤允、三田佳子
20 座頭市と用心棒 1970 岡本喜八 三船敏郎、若尾文子、岸田森
21 座頭市あばれ火祭り 1970 三隅研次 仲代達矢、大原麗子、ピーター、森雅之
22 新座頭市・破れ!唐人剣 1971 安田公義 王羽(ジミー・ウォング)、浜木綿子
23 座頭市御用旅 1972 森一生 森繁久彌、三國連太郎、大谷直子
24 新座頭市物語・折れた杖 1972 勝新太郎 太地喜和子、小池朝雄
25 新座頭市物語 笠間の血祭り 1973 安田公義 十朱幸代、岡田英次
26 座頭市 1989 勝新太郎 樋口可南子、陣内孝則、片岡鶴太郎、内田裕也、緒形拳

ゲストの顔ぶれを見ると、天知茂(第1作の平手造酒と第13作)、城健三朗=のちの若山富三郎(勝の実兄。第2作では市の兄・与四郎役)、時代劇スターの近衛十四郎、喜劇界の藤山寛美や三木のり平まで、時代ごとの人気者がずらりと並ぶ。第11作『逆手斬り』では藤山寛美が「偽の座頭市」を演じるという変化球もある。第14作『海を渡る』の脚本は新藤兼人で、新藤はのちにテレビ版『新・座頭市』でも多くの脚本を書いた。

座頭市と用心棒[編集]

シリーズ屈指の話題作が、1970年1月15日公開の第20作『座頭市と用心棒』である。黒澤明監督の『用心棒』(1961)や『椿三十郎』で三船敏郎が演じた浪人のイメージを借りた「用心棒・佐々大作」が登場し、座頭市と対決するという、いわば日本映画版の「夢の対決」だった。

監督には東宝から岡本喜八が招かれ、ヒロインには大映の看板女優・若尾文子が配された。勝プロ製作の第1作でもあり、大映と東宝、二つの撮影所文化の顔合わせという意味でも異色の一本である。三船は当初、友情出演程度の軽い役のつもりでいたという話が伝わっている。

もっとも三船が演じる佐々大作は、厳密には黒澤作品の桑畑三十郎そのものではなく、あくまで「用心棒っぽい浪人」という扱いになっている。それでも当時の観客にとっては「勝新vs三船」というだけで十分すぎる看板で、英語圏でも "Zatoichi Meets Yojimbo" の題で知られる。

テレビシリーズ[編集]

劇場版の休止後、勝プロダクション制作のテレビシリーズがフジテレビ系で放送された。勝は主演に加えて監督・脚本も務め、映画で培ったスタッフ(森一生、三隅研次、田中徳三、安田公義ら)もテレビに参加した。

タイトル 放送期間 話数 主な特徴
座頭市物語 1974年10月3日〜1975年4月17日 26話 第7話に石原裕次郎、第2話に中村玉緒が出演
新・座頭市(第1シリーズ) 1976年10月4日〜1977年4月25日 29話 第14話「雪の別れ路」に吉永小百合
新・座頭市(第2シリーズ) 1978年1月9日〜5月22日 19話 第4話「蛍」に大竹しのぶ
新・座頭市(第3シリーズ) 1979年4月16日〜11月19日 26話 最終2話を勅使河原宏が脚本・監督

ゲスト陣はとにかく豪華で、映画版以上の「オールスター時代劇」の様相を呈した。松坂慶子、浅丘ルリ子、十朱幸代、緒形拳、丹波哲郎、伊丹十三、郷ひろみ、森繁久彌など、俳優も歌手も文化人も、勝の人脈で次々と呼び込まれている。勝の妻・中村玉緒も複数回ゲスト出演した。第3シリーズの最終2話「虹の旅」「夢の旅」は前衛的な作風で知られる勅使河原宏が脚本と監督を務めており、テレビ時代劇としてはかなり異色の仕上がりである。

なお再放送では「新・座頭市I・II・III」と区別して表記されることがあるが、正式なタイトルはいずれも『新・座頭市』である。

1989年版『座頭市』[編集]

劇場版第26作『座頭市』は、勝新太郎が製作・監督・脚本・主演を兼ねた集大成的な作品である。上映時間は116分で、松竹が配給した。共演には樋口可南子(おはん)、陣内孝則(八州取締役)、片岡鶴太郎、内田裕也、ジョー山中、川谷拓三、三木のり平、そして浪人役の緒形拳と、新旧の個性派が顔をそろえた。勝の長男・奥村雄大も五右衛門役で出演している。

ただし本作は撮影中の死亡事故でも知られる。1988年12月、広島県福山市で行われた立ち回りの撮影中、奥村雄大が持っていた刀が真剣で、共演していた34歳の俳優の首を傷つけ、その俳優は翌1989年1月11日に死去した。当時の報道によれば、模造刀の状態が悪かったため真剣に替えられていたとされ、警察が刀とフィルムを押収して捜査した。作品は予定どおり公開されたものの、事故は勝プロ側にも大きな影を落とした。

さらに1990年には勝がハワイで麻薬所持により逮捕される事件も起き、構想されていたとされる続編は実現しなかった。本作は結果的に勝新太郎最後の劇場監督作となっている。北野版公開翌年の2004年には、松竹が本作を再上映している。

リメイク・関連作品[編集]

北野武版『座頭市』(2003)[編集]

勝の死後、座頭市の映像化権は勝の債権者のひとりでもあった浅草ロック座の会長・斎藤智恵子が買い戻したとされる。斎藤は旧知の北野武(ビートたけし)に出演と監督を依頼し、2003年に北野武監督・脚本・主演の『座頭市』が松竹・オフィス北野の配給で公開された。

たけし版の市は「金髪」という大胆な外見で、浅野忠信演じる浪人・服部源之助、夏川結衣、大楠道代、岸部一徳らが共演した。農民が鍬を振る音や大工の槌音がリズムを刻んで音楽になっていく演出、そしてラストで村人たちが下駄でタップダンスを踊る祭りの場面は大きな話題を呼んだ。

第60回ヴェネツィア国際映画祭で監督賞にあたる銀獅子賞を受賞し、トロント国際映画祭でもピープルズ・チョイス・アワード(観客賞)を獲得。国内でも観客動員約200万人と北野映画最大のヒットとなり、日本アカデミー賞でも優秀作品賞などを受けた。勝版とはまったく別物の作風ながら、「座頭市」というブランドが21世紀にも通用することを証明した一本である。

『ICHI』(2008)[編集]

2008年10月25日公開の『ICHI』は、座頭市を女性に置き換えた作品である。主人公の市(綾瀬はるか)は盲目の旅芸人・瞽女(ごぜ)で、かつて自分に剣を教えた男を探して旅をしている。監督は曽利文彦、脚本は浅野妙子、配給はワーナー・ブラザース映画。大沢たかお、中村獅童、竹内力、杉本哲太、渡辺えりらが共演した。漫画版も講談社『イブニング』で連載された。

『座頭市 THE LAST』(2010)[編集]

2010年5月29日に東宝配給で公開された『座頭市 THE LAST』は、香取慎吾が主演した作品である。監督は阪本順治、脚本は山岸きくみ。旅の途中で妻を失った市が故郷に戻り、静かに暮らそうとするものの、土地を牛耳る天道一家との争いに巻き込まれていく。市の最期を描く物語で、石原さとみ、反町隆史、工藤夕貴、仲代達矢、倍賞千恵子、原田芳雄、中村勘三郎らが共演した。

「THE LAST」の名は、映像化権を持っていた会社が原作者遺族に権利を返上することに伴う「最後の座頭市」という意味を込めたものとされる。香取は2008年から殺陣の稽古を積み、監督とともに視覚障害者の団体や卓球競技に参加して役作りをしたと報じられた。当時SMAPのメンバーだった香取の主演は大きな注目を集めたが、興行面は初登場6位と伸び悩んだ。

舞台版[編集]

座頭市は舞台でもたびたび取り上げられている。2007年には三池崇史演出・哀川翔主演の舞台版が上演され、のちに映像ソフト化された。2017年2月にはEXシアター六本木で「六本木歌舞伎」第2弾として、市川海老蔵(現・十三代目市川團十郎)主演、寺島しのぶ共演、演出・三池崇史、脚本・リリー・フランキーによる新解釈版『座頭市』が上演されている。海老蔵は製作発表で、盲目の役ゆえ自慢の「にらみ」を封印することになりそうだと語った。

亜流・便乗作[編集]

大ヒット作の常として、似たような「盲目の剣士」ものも数多く作られた。東映は1963年に東千代之介主演の『めくら狼』を製作し、松竹は1969年から松山容子主演の『めくらのお市』シリーズを3作作っている。座頭市を女性にするという発想自体は、『ICHI』のはるか以前からあったわけである。

海外への影響[編集]

座頭市は日本の時代劇のなかでも、とりわけ海外で愛されたシリーズである。英語圏では "Zatoichi" の名で知られ、2013年には米クライテリオン・コレクションが勝版第1〜25作を収めたBlu-ray/DVDボックスを発売している。

  • 『ブラインド・フューリー』(1989、アメリカ):ルトガー・ハウアー主演、フィリップ・ノイス監督。ベトナム戦争で視力を失い、現地で仕込み杖の剣術を身につけた帰還兵が主人公で、第17作『座頭市血煙り街道』を下敷きにしたリメイクとされる。
  • 香港・台湾映画:第22作『新座頭市・破れ!唐人剣』(1971)は、香港の武侠スター王羽(ジミー・ウォング)を迎え、彼の当たり役「片腕の剣士」と座頭市を対決させた日港合作的な一本である。また1977年の『盲侠血滴子』など、台湾・香港では勝そっくりの俳優を起用した無許可の便乗作も作られた。
  • キューバ:革命後にハリウッド映画の輸入が止まった代わりに日本映画が多く上映され、なかでも座頭市シリーズは最も多く上映されたとされ、現地で絶大な人気を誇ったという。
  • 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016):ドニー・イェン演じる盲目の戦士チアルート・イムウェには、座頭市の影響が指摘されている。

盲目の剣士が杖ひとつで大勢を倒すというキャラクター類型そのものが、座頭市によって世界に定着したといっても過言ではない。

名物・お約束[編集]

仕込み杖と逆手斬り[編集]

市の武器は、一見ただの按摩の杖にしか見えない仕込み杖である。原作では長ドスを差していた市に仕込み杖を持たせたのは勝のアイデアとされ、これがキャラクターの決定的なビジュアルになった。第15作『鉄火旅』では、その仕込み杖が名刀鍛冶「下野の高辰」の作であることが判明するというエピソードもある。

剣法は、刀を逆手に握って抜き打つ独特の居合で、通称「逆手斬り」。第11作のタイトルにもなっている。目が見えないかわりに耳と鼻が異様に鋭く、相手の足音・呼吸・衣擦れで位置を読み、一瞬で斬り伏せる。テレビ放送の紹介文でも「構えるでなく、抜くでなく、音と匂いでたたっ斬る」と表現されている。

博打とイカサマ破り[編集]

市は博打好きでもあり、壺振りの丁半博打は定番シーンである。耳で賽の目を聞き分けるのでイカサマは通用せず、イカサマを見破った市が壺を真っ二つにしてみせるのはシリーズのお約束になっている。一方で落とし穴のような「気配のない仕掛け」には弱いという弱点も設定されている。

台詞と人物像[編集]

「嫌な渡世だなあ」という独白は、ヤクザの世界に身を置きながらその生き方に嫌気がさしている市の心情を表す決め台詞として知られる。普段はとぼけた按摩で、大飯を食い、子どもや弱い者には優しく、悪党には容赦しない。この「愛嬌」と「凄み」の落差こそが勝新太郎版座頭市の真骨頂とされる。

視聴方法[編集]

2026年10月時点で、座頭市シリーズを見放題で配信している大手サービスは確認できない。一部作品(『座頭市血笑旅』『座頭市血煙り街道』『座頭市喧嘩旅』など)はDMM TVやFODでレンタル配信されている。北野版や『座頭市 THE LAST』は配信状況が時期によって変わるため、U-NEXTやAmazon Prime Videoなどで都度確認するのが確実である。

大映作品の権利は現在KADOKAWAが保有しており、Blu-ray・DVDが発売されている。2021年には第1作『座頭市物語』の4Kデジタル修復版が劇場公開され、勝新太郎の没後25年にあたる2022年には池袋の新文芸坐で特集上映も行われた。テレビではBS12 トゥエルビが勝版シリーズを順次放送しており、2025年9月にも『新・座頭市物語』が放送された。1989年版も4Kデジタルリマスター版がスカパー!の4Kチャンネルで放送されている。

余談[編集]

  • 勝新太郎は1990年にハワイで麻薬所持により逮捕された際、報道陣から逃れるため「サトイチ」という偽名を使って身を隠したという話がある。
  • 第1作で平手造酒を演じた天知茂は、のちに第13作『座頭市の歌が聞える』にも別役で再登場している。
  • 第2作で市の兄・与四郎を演じた城健三朗は勝の実兄で、のちに若山富三郎と改名して『子連れ狼』などで知られるスターになった。兄弟がスクリーンで兄弟役を演じたわけである。
  • 第22作では日本の座頭市と香港の片腕剣士が対決するが、日本版と香港版で結末が異なるという話が伝わっている。
  • 『座頭市 THE LAST』の公開時、原作者の著作権がまだ存続していることから、「最後の座頭市」という宣伝文句は宣伝以上の意味は持たないとも指摘された。実際、その後も舞台版などが作られている。
  • 第1作の音楽を担当した伊福部昭は、『ゴジラ』の作曲家として知られる人物である。

外部リンク[編集]

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