石原さとみ
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『シン・ゴジラ』ワールドプレミア(2016年)(出典:Wikimedia Commons「Godzilla Resurgence World Premiere Red Carpet Ishihara Satomi (cropped).jpg」・CC BY 2.0)
出身地 東京都
国籍 日本
職業 女優、タレント
活動期間 2002年 -


概要[編集]

石原さとみ(いしはら さとみ)とは、東京都出身の日本の女優である。2002年のホリプロタレントスカウトキャラバングランプリを機にデビューし、連続テレビ小説『てるてる家族』のヒロインを経て、『アンナチュラル』『シン・ゴジラ』などで平成〜令和のドラマ・映画界を牽引してきた主演女優である。

詳細[編集]

所属事務所はホリプロ。10代でデビューし、翌年には朝ドラヒロインと映画デビューを同時にこなすという、スタートダッシュの速いキャリアの持ち主。2000年代は朝ドラ、大河ドラマ、民放ドラマ、舞台を行き来しながら着実に実績を積んだ。

2010年代に入ると、『失恋ショコラティエ』の小悪魔的なヒロイン、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』のファッショナブルな主人公など、ヒロイン・主人公役が続く。一方で、2018年の『アンナチュラル』では法医解剖医を演じ、演技面でも高い評価を確立した。

2020年に一般男性との結婚を発表し、2022年に第1子、2025年に第2子を出産。出産後の本格復帰作となった映画『ミッシング』では、娘が失踪した母親という従来の明るいイメージとかけ離れた役に挑み、報知映画賞主演女優賞などを獲得した。

2026年10月からは、『アンナチュラル』の脚本家・野木亜紀子と約8年ぶりに再タッグを組んだフジテレビの連続ドラマ『ポリティカルパン』で主演を務める。

経歴[編集]

デビュー(2002年〜2004年)[編集]

2002年、第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール2002」でグランプリを受賞。芸能界での本格的な活動がスタートした。

2003年4月5日公開の映画『わたしのグランパ』で、「石原さとみ」名義として初の作品出演を果たす。同年にはNHKの朝ドラ『てるてる家族』のヒロイン・岩田冬子役に抜擢され、デビュー直後にして全国区の顔となった。『わたしのグランパ』では第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。

2004年にはフジテレビのドラマ『WATER BOYS2』で矢沢栞役を演じた。

若手実力派として(2005年〜2011年)[編集]

2005年、大河ドラマ『義経』で静御前を演じ、同年のドラマ『H2〜君といた日々』では古賀春華役を担当。映画『北の零年』では第29回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。

2006年、『Ns'あおい』で民放連続ドラマ初主演。同年の舞台『奇跡の人』ではヘレン・ケラーを演じ、2008年の舞台『幕末純情伝』では沖田総司役に挑戦するなど、舞台でも存在感を示した。

2009年には月9ドラマ『ヴォイス〜命なき者の声〜』に出演し、月9初出演を果たしている。

ブレイクと「憧れの女性」像(2012年〜2017年)[編集]

2012年、小栗旬主演の月9『リッチマン、プアウーマン』で就職活動中の女子学生・夏井真琴を演じる。2013年には舞台『ピグマリオン』でイライザ役として主演。

2014年、松本潤主演の月9『失恋ショコラティエ』で、主人公が長年思い続ける人妻・高橋紗絵子を演じて大きな話題となった。

2015年、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』で桜庭潤子を演じ、月9初主演。同年は映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』でハンジ、『風に立つライオン』で草野和歌子を演じている。

2016年、庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』で、米国大統領特使カヨコ・アン・パタースンを担当。英語交じりのセリフと強烈なキャラクターで話題をさらい、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。同年秋には日本テレビの『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』で、ファッション誌編集者を夢見る校閲部員・河野悦子を演じた。

『アンナチュラル』と演技派への転換(2018年〜2021年)[編集]

2018年1月期、TBSの『アンナチュラル』で主演。野木亜紀子のオリジナル脚本で、不自然死の真相を究明する法医解剖医・三澄ミコトを演じた。第96回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞を受賞し、代表作の一つとなる。同年7月期には『高嶺の花』で華道の名家の娘・月島ももを演じた。

2019年は『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』でレストランオーナーの黒須仮名子役、2020年は『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』で病院薬剤師・葵みどり役と、職業ものの主演が続いた。

2020年10月1日、一般男性との結婚を発表。2021年1月3日には婚姻届を提出したことを公表した。同年のドラマ『恋はDeepに』では海洋学者の渚海音を演じている。また2021年には、自身初となるショートヘアにしたことでも注目を集めた。

出産と『ミッシング』(2022年〜2025年)[編集]

2022年1月10日に第1子の妊娠を発表し、同年4月に出産。同じ2022年4月7日からは、NHK『あしたが変わるトリセツショー』でMCに初挑戦しており、産休を経て8月25日の放送から復帰した。

2024年は復帰イヤーとなった。4月期はテレビ朝日のドラマ『Destiny』で検事の西村奏を演じ、5月17日には吉田恵輔監督の映画『ミッシング』が公開。幼い娘が行方不明になり、家族の軋轢、過熱する報道、SNSでの誹謗中傷にさらされる母・沙織里を演じた。青木崇高、中村倫也らと共演した本作は出産から約1年9か月後の本格復帰作で、それまでの明るいイメージを覆す熱演が評価された。

同年8月23日公開の映画『ラストマイル』では、『アンナチュラル』の三澄ミコト役で再登場。同年12月には『ミッシング』で第49回報知映画賞主演女優賞を受賞し、2025年の第48回日本アカデミー賞でも優秀主演女優賞を受賞した。

2025年3月7日に第2子の妊娠を発表し、同月いっぱいで産休に入った(『トリセツショー』も一時休止)。5月17日に第2子の出産を報告。今後の仕事は本人の体調や育児の状況を第一優先に進めるとしていた。

『ポリティカルパン』(2026年〜)[編集]

2026年8月、フジテレビの10月期水曜22時枠ドラマ『ポリティカルパン』での主演が発表された。脚本は『アンナチュラル』以来約8年ぶりのタッグとなる野木亜紀子。石原は架空の国「ニッポニア」を舞台に、とりわけダークな政治の金を狙う史上最強の“女ルパン”如月弥生を演じる。直感とひらめき、圧倒的なコミュニケーション能力で人の懐へ入り込む怪盗という役どころである。

共演には高橋一生、河合優実、渡部篤郎、草刈正雄、寛一郎、余貴美子らが名を連ね、JO1の川西拓実の出演も発表された。プロデューサーは北野拓、チーフ監督は髙野舞。放送開始は10月7日。石原は野木から話を聞いた際、叫びたくなるほどうれしく涙が出たとコメントしている。

主な出演作[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 2003年 - 『てるてる家族』(NHK、岩田冬子役、ヒロイン)
  • 2004年 - 『WATER BOYS2』(フジテレビ、矢沢栞役)
  • 2005年 - 『義経』(NHK、静御前役)
  • 2005年 - 『H2〜君といた日々』(古賀春華役)
  • 2006年 - 『Ns'あおい』(主演)
  • 2009年 - 『ヴォイス〜命なき者の声〜』(フジテレビ)
  • 2012年 - 『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ、夏井真琴役)
  • 2014年 - 『失恋ショコラティエ』(フジテレビ、高橋紗絵子役)
  • 2015年 - 『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(フジテレビ、桜庭潤子役、主演)
  • 2016年 - 『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ、河野悦子役、主演)
  • 2018年 - 『アンナチュラル』(TBS、三澄ミコト役、主演)
  • 2018年 - 『高嶺の花』(日本テレビ、月島もも役、主演)
  • 2019年 - 『Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜』(TBS、黒須仮名子役、主演)
  • 2020年 - 『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ、葵みどり役、主演)
  • 2021年 - 『恋はDeepに』(日本テレビ、渚海音役、主演)
  • 2024年 - 『Destiny』(テレビ朝日、西村奏役、主演)
  • 2026年 - 『ポリティカルパン』(フジテレビ、如月弥生役、主演)

映画[編集]

  • 2003年 - 『わたしのグランパ』
  • 2005年 - 『北の零年』
  • 2015年 - 『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』(ハンジ役)
  • 2015年 - 『風に立つライオン』(草野和歌子役)
  • 2016年 - 『シン・ゴジラ』(カヨコ・アン・パタースン役)
  • 2023年 - 『NO LIMIT, YOUR LIFE ノー リミット,ユア ライフ』(ナレーション)
  • 2024年 - 『ミッシング』(森下沙織里役、主演)
  • 2024年 - 『ラストマイル』(三澄ミコト役)

舞台[編集]

  • 2006年 - 『奇跡の人』(ヘレン・ケラー役)
  • 2008年 - 『幕末純情伝』(沖田総司役)
  • 2013年 - 『ピグマリオン』(イライザ役、主演)

バラエティ・情報番組[編集]

  • 2022年 - 『あしたが変わるトリセツショー』(NHK、MC)

人物・エピソード[編集]

  • 身長157cm、血液型A型。
  • 芸名の由来がユニーク。「原石」をひっくり返して「石原」、「聡明で美しく」の意味を込めた「聡美」を平仮名にして「さとみ」とした。
  • 女優の松本まりかとは親友同士。
  • 大の旅行好きで、海外にもたびたび出かけている。
  • 料理が得意。千切りをストレス発散にしているという。
  • 「サントリードリームマッチ」の始球式に7年連続で登板し、毎年違う投法を披露するのが恒例になっていた。

受賞歴[編集]

  • 2004年 - 第27回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『わたしのグランパ』)
  • 2006年 - 第29回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞(『北の零年』)
  • 2017年 - 第40回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞(『シン・ゴジラ』)
  • 2018年 - 第96回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞(『アンナチュラル』)
  • 2024年 - 第49回報知映画賞 主演女優賞(『ミッシング』)
  • 2025年 - 第48回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞(『ミッシング』)

余談[編集]

  • 『失恋ショコラティエ』には有村架純も出演しており、朝ドラヒロイン経験者の共演作となっている。
  • 野木亜紀子作品での主演は『アンナチュラル』(TBS)、『ポリティカルパン』(フジテレビ)と、局をまたいで実現している。
  • 三澄ミコト役はドラマ『アンナチュラル』(2018年)から映画『ラストマイル』(2024年)まで、約6年ごしの再演となった。
  • 『シン・ゴジラ』のカヨコ・アン・パタースンは、英語交じりの独特な台詞回しがネット上でたびたびネタにされるほどの人気キャラクターになった。

外部リンク[編集]

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