| 北極星 (韓国ドラマ) 북극성 / Tempest | |
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![]() 本作の制作発表会に出席したソ・ムンジュ役のチョン・ジヒョン(2025年9月・出典:Wikimedia Commons/CC BY 3.0) | |
| ジャンル | スパイ・ロマンス・政治スリラー |
| 放送期間 | 2025年9月10日 - 2025年10月1日 |
| 放送時間 | 毎週水曜配信(日本時間16:00) |
| 話数 | 全9話 |
| 放送国家 | 韓国 |
| 言語 | 韓国語 |
| 配給 | ウォルト・ディズニー・カンパニー |
| 配信 | Disney+(スター)独占 |
| 制作 | |
| 演出 | キム・ヒウォン、ホ・ミョンヘン |
| 脚本 | チョン・ソギョン |
| 出演者 | チョン・ジヒョン、カン・ドンウォン、イ・ミスク、ユ・ジェミョン、パク・ヘジュン、キム・ヘスク、オ・ジョンセ、ジョン・チョー |
| その他 | |
| 原作 | なし(オリジナル脚本) |
概要[編集]
北極星(ほっきょくせい、북극성、英題:Tempest)とは、2025年9月10日から10月1日までDisney+で独占配信された全9話の韓国ドラマ。大統領候補となった元外交官の女性と、秘密を抱えた脱北者のボディガードが、朝鮮半島を揺るがす陰謀の中で惹かれ合っていく「スペクタクルロマンス」である。
『星から来たあなた』のトップ女優チョン・ジヒョンと、映画スターカン・ドンウォンという二大スターの共演に、『涙の女王』『ヴィンチェンツォ』を手掛けたキム・ヒウォン監督、映画『別れる決心』やドラマ『シスターズ』の脚本家チョン・ソギョンが組んだ超豪華布陣で、配信前から世界的に注目を集めた。カン・ドンウォンにとっては2004年のドラマ『マジック』以来、約20年ぶりのドラマ出演となった。
詳細[編集]
企画とスタッフ[編集]
演出のキム・ヒウォンは、tvN『ヴィンチェンツォ』(2021年)、『シスターズ』(2022年)、『涙の女王』(2024年)と立て続けにヒット作を送り出してきた演出家。共同演出として、映画『犯罪都市』シリーズの武術監督出身で、のちに監督も務めたホ・ミョンヘンが参加し、銃撃戦や格闘シーンを担当した。
脚本のチョン・ソギョンは、パク・チャヌク監督の映画『親切なクムジャさん』『お嬢さん』『別れる決心』などの共同脚本で知られ、ドラマでは『マザー』や『シスターズ』を手がけてきた。キム・ヒウォンとは『シスターズ』に続く再タッグとなる。
配信形態[編集]
日本でもDisney+の「スター」で同時配信され、2025年9月10日に第1〜3話が一挙配信、以降9月17日に第4・5話、9月24日に第6・7話、10月1日に第8・9話(最終話)が配信された。全9話と、16話前後が主流の韓国ドラマとしては短めの構成で、1話ごとに政治劇・アクション・ロマンスの見せ場を詰め込む作りになっている。
作品の特徴[編集]
南北分断という韓国ドラマ定番の題材を、政治スリラーとメロドラマの両面から描いているのが特徴。終盤は核戦争秒読みというスケールのクライマックスへ突入し、禁断の恋とポリティカルスリラーを掛け合わせた構成が話題を呼んだ。北朝鮮出身の男性と韓国の女性の恋という点では『愛の不時着』と比較されることも多いが、本作はコメディ要素を抑えた硬派なトーンで、国際政治の駆け引きにも多くの尺を割いている。
ハリウッド俳優ジョン・チョーが米国側の重要人物アンダーソン・ミラー役で出演し、本作が韓国ドラマ初出演となったことも話題になった。
主演ふたりのキャリア[編集]
チョン・ジヒョンは映画『猟奇的な彼女』(2001年)でアジア全域の人気を獲得し、映画『10人の泥棒たち』『暗殺』、ドラマ『星から来たあなた』(2013〜2014年)、『青い海の伝説』(2016年)、『智異山』(2021年)などで主演を重ねてきた。本作は結婚・出産を経てのドラマ復帰作で、政治家役は初挑戦となった。
カン・ドンウォンはモデル出身で、2000年代前半にドラマ出演を経て映画中心のキャリアへ移行。『義兄弟 SECRET REUNION』『群盗』、新感染の続編にあたる『新感染半島 ファイナル・ステージ』(2020年)、是枝裕和監督の『ベイビー・ブローカー』(2022年)などに主演してきた。ふたりは1981年生まれの同い年で、長年「共演してほしいスター」として名前が挙がっていた。
あらすじ[編集]
大統領候補の妻で、元国連大使の外交官ソ・ムンジュは、統一をめぐる集会の最中に目の前で夫を射殺されてしまう。夫の遺志を継いで自ら大統領候補として出馬を決意したムンジュだったが、夫の死の真相を追ううちに、今度は自分自身が何者かに命を狙われることに。その危機を救ったのは、謎めいた脱北者の男サンホだった。ムンジュはサンホをボディガードとして雇い、孤独を分かち合うふたりはいつしか惹かれ合っていく。しかしサンホはある秘密を抱えており、ふたりは南北の平和をも揺るがす巨大な脅威に翻弄されていく。
キャスト[編集]
主要人物[編集]
周辺人物[編集]
- チャン・ジュニク:パク・ヘジュン。次期大統領候補の一人。
- チャン・ジュンサン:オ・ジョンセ。
- イム・オクソン:イ・ミスク。
- チェ・ギョンシン:キム・ヘスク。
- ウンハク:ユ・ジェミョン。国家情報院長。
- パク・チャンヒ:チュ・ジョンヒョク。警護室長。
- ヨ・ミジ:イ・サンヒ。ムンジュの補佐官。
- カン・ハンナ:ウォン・ジアン。
- アンダーソン・ミラー:ジョン・チョー。
配信と反響[編集]
初回に3話が一挙配信され、以降は毎週水曜に2話ずつ追加される形で展開された。チョン・ジヒョンとカン・ドンウォンの「ようやく実現した共演」自体が事件扱いされ、ふたりは本作が初共演とされる。チョン・ジヒョンにとっては2021年の『智異山』以来のドラマ出演、カン・ドンウォンにとっては映画『ベイビー・ブローカー』(2022年)、『設計者』(2024年)などを経ての久々のシリーズ作品だった。
一方で評価は割れ、豪華キャストと映像のスケールを称賛する声がある一方、全9話に政治劇・アクション・恋愛を詰め込んだ結果、展開が駆け足になったという指摘も見られた。
炎上とバズ[編集]
- 配信中の2025年9月、ムンジュの「中国はなぜ戦争を望むのか、国境地帯に核が落ちるかもしれないのに」という趣旨の台詞が中国のネット上で「中国を侮辱している」と批判され、チョン・ジヒョン本人に矛先が向かった。ほかにも、中国・大連の場面を香港で撮影したのではないかという指摘や、悪役が中国語を話す点なども槍玉に挙がった。
- 中国で一部ブランドがチョン・ジヒョンの広告を取り下げたという噂も流れたが、所属事務所は「本作の騒動とは無関係」として否定している。
- 脚本のチョン・ソギョンは2025年10月、「架空の世界を舞台にしたフィクションであり、特定の国を描こうとしたわけではない。国名を架空のものにすると現実味が失われると考えた」と説明し、自身の脚本のせいでチョン・ジヒョンが非難を受けたことに遺憾の意を示した。
- 制作費が700億ウォンに上るという報道も出回ったが、制作側はこれを事実ではないと否定している。
余談[編集]
- 監督のキム・ヒウォンは『涙の女王』、脚本のチョン・ソギョンは映画『別れる決心』と、それぞれ直前作が大ヒットしての登板だった。
- タイトルの「北極星」は、夜空で動かず道しるべになる星の名の通り、激動の中で互いの道標になるふたりを象徴している。一方、英題「Tempest」は嵐のような政治状況を表しており、韓国語版と英語版でタイトルの視点が異なる。
- Disney+は『ムービング』『カジノ』などで韓国オリジナル作品を強化しており、本作もその大型ラインナップの1本として位置づけられた。
- 日本語吹替版では、ムンジュを沢城みゆき、サンホを濱野大輝が担当している。
- チョン・ジヒョンは過去にもNetflixの『キングダム』特別編でアクションを見せており、本作でも銃撃戦の中を駆け抜ける場面がある。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Disney+「北極星」作品ページ
