| 星から来たあなた 별에서 온 그대 / My Love from the Star | |
|---|---|
| 略称 | 星あな |
| ジャンル | ファンタジーラブコメディ |
| 放送期間 | 2013年12月18日 - 2014年2月27日 |
| 放送時間 | 水・木曜 22:00 |
| 話数 | 全21話 |
| 放送国家 | 韓国 |
| 言語 | 韓国語 |
| 放送局 | SBS |
| 配信 | Netflixほか |
| 制作 | |
| 演出 | チャン・テユ |
| 制作 | HBエンターテインメント |
| 脚本 | パク・ジウン |
| 出演者 | キム・スヒョン、チョン・ジヒョン、パク・ヘジン、ユ・インナ、シン・ソンロク |
| その他 | |
概要[編集]
『星から来たあなた』(原題:별에서 온 그대)は、2013年12月18日から2014年2月27日まで韓国SBSで放送された全21話のファンタジーラブコメディ。朝鮮時代の1609年に地球へ降り立ち、400年間まったく年を取らずに生きてきた宇宙人ト・ミンジュン(キム・スヒョン)と、わがまま全開の国民的トップ女優チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン)が織りなす「種族を超えた」恋愛劇である。
韓国国内で最高視聴率28.1%(ニールセン全国基準。集計会社によっては30%超の数字も出た)を記録しただけでなく、中国で動画再生数30億回を突破する空前の社会現象を起こし、「韓流ドラマのアジア市場を一段階押し上げた作品」として語り継がれているらしい。愛の不時着や涙の女王より前に「アジア全域を同時に沸かせた韓国ドラマ」の代表格を挙げるなら、まずこれである。
あらすじ[編集]
1609年、江原道に未確認飛行物体が現れた──朝鮮王朝実録に実際に残るこの記述を入口に、物語は始まる。あの日地球に取り残された宇宙人ト・ミンジュンは、人間離れした聴力・視力・瞬間移動能力を持ちながら、正体を隠して400年間を生き延びてきた。3か月後に故郷の星へ帰るチャンスを待つ彼の隣の部屋に、よりによって国民的女優チョン・ソンイが引っ越してくる。
他人と関わらないことを鉄則としてきたミンジュンだが、ソンイの顔は400年前に自分が助けられなかった少女と瓜二つ。さらに彼女の周囲では、財閥2世イ・ジェギョン(シン・ソンロク)が絡む不審な事件が相次ぎ、ミンジュンは「帰還まで残りわずか」というタイムリミットを抱えたまま、彼女を守る羽目になっていく。
登場人物[編集]
- ト・ミンジュン(キム・スヒョン):400歳の宇宙人。現在の肩書は大学の非常勤講師。超能力持ちだが人間の唾液が体に合わず、キスが命がけという致命的な体質。
- チョン・ソンイ(チョン・ジヒョン):15年間トップを走ってきた国民的女優。学歴コンプレックスと天然発言でしばしば炎上するが、根は義理堅い。『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョンのコメディ感覚が全面開花した当たり役。
- イ・フィギョン(パク・ヘジン):ソンイに15年間片思いし続ける財閥御曹司。報われなさすぎて視聴者から「韓国ドラマ史上屈指のいい人」と同情された。
- ユ・セミ(ユ・インナ):ソンイの親友兼ライバル女優。フィギョンへの想いをこじらせていく。
- イ・ジェギョン(シン・ソンロク):フィギョンの兄で本作のヴィラン。シン・ソンロクの出世作。
中国での社会現象[編集]
本作を語るうえで欠かせないのが中国での爆発的人気である。劇中でソンイが言った「初雪の日にはチメク(チキン&ビール)でしょ」という台詞ひとつで、中国全土にチメクブームが発生。韓国式フライドチキン店に行列ができ、関連企業の株価まで動いたというのだから規模が違う。動画配信の再生数は30億回を突破し、ドラマ版権はアジア15か国以上に輸出された。
また、作中に登場したメッセージアプリLINEの韓国内シェアが数%伸びるというPPL(プロダクトプレイスメント)効果も話題になった。「ドラマひとつで消費が動く」現象の教科書的事例として、いまだにマーケティング界隈で引用されているらしい。
受賞と評価[編集]
第50回百想芸術大賞ではチョン・ジヒョンがTV部門大賞、キム・スヒョンが男性人気賞、OST「My Destiny」を歌ったLynがOST賞を受賞し3冠を達成。SBS演技大賞でも主要部門を総なめにした。脚本のパク・ジウンはその後『涙の女王』を手がけ、キム・スヒョンと再タッグで再びメガヒットを飛ばすことになる。
放送をめぐるトリビア[編集]
放送当時、本作は「3週連続で自己最高視聴率を更新する」という尻上がりの成績を見せた。序盤は同時間帯の競合に押されていたが、ミンジュンとソンイの関係が動き出した中盤から口コミで急伸し、最終回は首都圏基準で30%に迫った。また、本来全20話の予定だったが、人気を受けて1話延長され全21話で完結している。延長が常態化していた当時の韓国ドラマ界でも、「視聴者が本気で延長を喜んだ稀有な例」と言われたとか。
最終回の放送日には、ソンイの自宅のモデルになったソウル市内のロケ地に中国人観光客が詰めかけ、一帯が軽い渋滞になったというニュースまで流れた。放送終了後も中国の人気俳優・女優が「人生ドラマ」として本作を挙げ続け、キム・スヒョンは中国のCM市場で当時最高クラスのギャラを記録したと報じられている。
OST[編集]
OSTでは、Lynが歌うバラード「My Destiny」が代表曲。ミンジュンとソンイの危機の場面で必ず流れるため、韓国では「この前奏が流れたら泣く準備をする曲」として定着した。百想芸術大賞OST賞のほか、各種音楽配信チャートでもロングヒットを記録。ほかにヒョリン(SISTAR)「안녕 (Hello)」、K.Will「약속해요 (Promise)」などが収録され、OSTアルバム自体がアジア各国で売れた。
余談[編集]
- 企画段階の仮タイトルは「星から来た男」だったが、放送前に現タイトルへ変更された。
- ソンイが劇中で着た口紅・コート・靴は放送翌日に完売が続出し、「チョン・ジヒョン完売神話」と呼ばれた。
- 朝鮮王朝実録の「光海君1年(1609年)に未確認飛行物体が目撃された」という記録は実在し、脚本の出発点になっている。
- 米ABCがリメイク版の企画を進めたことがあるが、結局正式シリーズ化には至らなかった。
- キム・スヒョンは本作の後『サイコだけど大丈夫』『涙の女王』と話題作を連発し、「出演作が外れない俳優」枠を確立した。