| ナム・ジュヒョク 남주혁(Nam Joo-hyuk) | |
|---|---|
![]() ナム・ジュヒョク(2017年。出典:ウィキメディア・コモンズ「2017 남주혁 01.png」、作者:beautypl、CC BY 3.0) | |
| 誕生日 | 1994年2月22日 |
| 年齢 | 32歳 |
| 出身地 | 韓国 釜山広域市 |
| 国籍 | 韓国 |
| ジャンル | テレビドラマ、配信ドラマ、映画、モデル |
| 活動期間 | 2013年 -(モデル)、2014年 -(俳優) |
| 身長 / 体重 | 187 cm / ― kg |
| 血液型 | A型 |
| 事務所 | FABLE COMPANY(2026年1月 - ) |
| 代表作 | 『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』(チョン・ジュニョン役)、『スタートアップ:夢の扉』(ナム・ドサン役)、『二十五、二十一』(ペク・イジン役)、『ヴィジランテ』(キム・ジヨン役)、『トングン -呪いの宮-』(グチョン役) |
| 関連活動 | モデル、ディオール メンズのアジア地域アンバサダー(2019年 - ) |
| あだ名 | 現実彼氏、涙の王子 |
| その他 | 2018年 青龍映画賞 新人男優賞(『安市城 グレート・バトル』) |
| リンク | |
概要[編集]
ナム・ジュヒョク(남주혁、1994年2月22日 - )とは、韓国・釜山出身の俳優・モデルである。身長187cmのモデル体型と「塩顔」で人気を集め、『スタートアップ:夢の扉』『二十五、二十一』など青春ドラマの主演で知られる。2023〜2024年の兵役を経て、2026年にNetflix『トングン -呪いの宮-』で復帰した。
詳細[編集]
バスケ少年からモデル、そして俳優へ[編集]
釜山で育ち、中学時代はバスケットボール部で3年間プレーしてプロ選手を夢見ていたが、ケガで断念したとされる。その後ソウルに出てモデルのオーディション「K-Plus Top Model」で優勝し、2013年に「SONGZIO Homme」の2014 S/Sコレクションでランウェイデビュー。2014年にはYGエンターテインメント系列のYG KPLUSに所属し、楽童ミュージシャン(AKMU)の「200%」「Give Love」のMVに出演して顔が知られるようになった。同年、tvNの韓国ドラマ『インヨ姫』で俳優としてのキャリアをスタートさせている。
「現実彼氏」と呼ばれた青春ドラマの顔[編集]
2015年の『恋するジェネレーション』(原題:후아유-학교2015)で注目され、2016〜2017年のMBC『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』で初主演。水泳選手チョン・ジュニョンを演じ、重量挙げ選手キム・ボクジュ役のイ・ソンギョンとの幼なじみロマンスが大ヒットした。以降、『スタートアップ:夢の扉』のナム・ドサン、『二十五、二十一』のペク・イジンと、少し不器用で誠実な青年役を重ね、ファンから「現実彼氏」「涙の王子」というあだ名をもらっている。
兵役を挟んで「ジャンル拡張期」へ[編集]
2023年3月に入隊し、2024年9月に除隊。入隊中の2023年11月にはDisney+の主演作『ヴィジランテ』が配信され、爽やか路線から一転してダークヒーローに挑んだ。除隊後の初作品はNetflixのオカルト時代劇『トングン -呪いの宮-』(2026年7月配信)で、本人いわく「20代はラブストーリーが多かった」ため新ジャンルに惹かれたという。2026年1月には5年在籍したマネジメントSOOPを離れ、チェ・ウシクらが所属するFABLE COMPANYと専属契約を結んだ。
生い立ちとデビューまで[編集]
1994年2月22日、釜山広域市に生まれる。少年時代の夢はモデルでも俳優でもなく、バスケットボール選手だった。中学では3年間バスケ部に所属して本気でプロを目指していたが、ケガによってその道を諦めたとされる。身長187cmという体格はこの時代の名残とも言え、のちにモデル業界で大きな武器になった。
20歳前後でソウルへ出てモデルのコンテストに挑戦し、K-Plus Top Modelで優勝。モデル事務所K-Plusと契約し、2013年にファッションブランド「SONGZIO Homme」のショーでデビューした。2014年には韓国のファッション関連の賞であるCFDKアワードで「今年のファッションモデル賞(男性部門)」を受賞しており、モデルとしてのスタートは順調そのものだった。
当時、兵役の入営通知が届いていたものの、芸能活動を始めるタイミングと重なったため入隊を延期したとされる。この「延期」は結果的に2023年まで続き、20代の大半を作品に注ぐことになった。
俳優としての歩み[編集]
デビュー〜新人賞ラッシュ(2014〜2016年)[編集]
2014年、tvN『インヨ姫』でドラマデビュー。同年はJTBCのバラエティ『学校に行ってきます』(原題:학교 다녀오겠습니다)に出演し、高校生活を体験する姿で一気に知名度を上げた。
2015年、KBS『恋するジェネレーション』で水泳選手ハン・イアン役を演じ、APANスターアワード新人賞とKBS演技大賞の人気賞を受賞。2016年はtvN『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』(クォン・ウンテク役、ソ・ガンジュンらと共演)、SBS『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(第13皇子ペガ役、イ・ジュンギらと共演)と話題作に続けて出演した。
初主演『恋のゴールドメダル』(2016〜2017年)[編集]
MBC『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』で初の主演を務め、体育大学を舞台に水泳選手チョン・ジュニョンを好演。ヒロインのイ・ソンギョンとの掛け合いは「名作青春ラブコメ」として今も語られ、2016年MBC演技大賞の新人賞を受賞した。2017年にはtvN『ハベクの新婦』で水の神ハベク(河伯)役を演じ、ファンタジーロマンスにも挑戦している。
映画『安市城』で青龍新人賞(2018年)[編集]
2018年の映画『安市城 グレート・バトル』で高句麗の青年サムル役を演じ、スクリーンに本格進出。同年の青龍映画賞で新人男優賞を受賞した。このときノミネートされていた一人が、のちにブレイクするウィ・ハジュン(『コンジアム』)だったのは韓国映画ファンの間で知られた話である。
『まぶしくて』と『ジョゼ』(2019〜2020年)[編集]
2019年のJTBC『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』では、記者志望の青年イ・ジュナ役。時間を失って70代になってしまうヒロインをハン・ジミンとキム・ヘジャが二人一役で演じる異色作で、終盤のどんでん返しが大反響を呼んだ。2020年には映画『ジョゼ』(原題:조제)で再びハン・ジミンと共演。日本映画『ジョゼと虎と魚たち』の韓国版リメイクで、大学生ヨンソク役を演じた。同年はNetflix『保健教師アン・ウニョン』(チョン・ユミ主演)にも出演している。
『スタートアップ』と『二十五、二十一』(2020〜2022年)[編集]
2020年のtvN『スタートアップ:夢の扉』(脚本:パク・ヘリョン)では、数学オタクの開発者ナム・ドサン役で主演。ペ・スジ、キム・ソンホとの三角関係は「ドサン派かジピョン派か」という論争を巻き起こした。
2022年のtvN『二十五、二十一』では、1998年のIMF危機で家が没落し、のちに記者となる青年ペク・イジンを演じた。フェンシング少女ナ・ヒド役のキム・テリとの切ない青春は大きな話題となり、Netflixでも世界的にヒット。本人も劇中歌「With」を歌唱している。同年には映画『リメンバー』(原題:리멤버)でイ・ソンミンと共演した。
兵役[編集]
2023年1月、同年3月20日に入隊することが発表された。首都防衛司令部の軍事警察(機動隊)として服務することになり、論山の陸軍訓練所では訓練兵の代表に選ばれたと報じられた。訓練後は世宗市の第32歩兵師団の軍事警察に配属されている。
入隊直前に撮影していたDisney+『ヴィジランテ』は、服務中の2023年11月に配信開始。昼は警察大学の模範生、夜は法で裁けない悪を罰する私刑執行人という二重生活の主人公キム・ジヨンを演じ、肉体改造したアクションでイメージを大きく塗り替えた。
2024年9月19日に除隊。直後の同月末にはパリで行われたディオールの2025年春夏コレクションに出席し、これが除隊後初の公の場となった。のちのインタビューでは、服務中は「忘れられる不安」よりもその日の訓練をこなすことに集中していたと語っている。体重は服務中に85kgまで増え、復帰作の撮影を終える頃には入隊前の78kgに戻ったという。
2025〜2026年の動向[編集]
復帰作『トングン -呪いの宮-』[編集]
除隊前の2024年6月の時点で、所属事務所は時代劇『トングン』への出演を協議中だと公表していた。本人は服務中に台本を読み、主人公に惹かれて出演を決めたとされる。
Netflixシリーズ『トングン -呪いの宮-』(原題:동궁、監督:チェ・ジョンギュ、脚本:チョン・ソラ)は2026年7月17日に全世界配信された全8話のオカルトミステリー時代劇。ナム・ジュヒョクは霊界と人間界を行き来する力を持つ孤独な男グチョンを演じ、霊の声を聞く宮女センガン(ノ・ユンソ)とともに、王(チョ・スンウ)の命で東宮にかけられた呪いの正体を追う。配信直後にNetflix韓国のシリーズTOP10で1位を獲得し、話題性ランキングでも作品・出演者部門の1位に入った。
撮影ではほぼ毎話アクションがあり、水中撮影も多かった。CGで描かれた妖怪キャラクター「コモクサリ」が視聴者の人気者になったが、撮影現場では緑色のクッションを相手に演技していたという。本人は「作品のたびに震える」と語りつつ、本作に「120%を注いだ」と振り返っている。
新事務所とDisney+『コード』[編集]
2025年12月末でマネジメントSOOPとの契約が満了し、2026年1月2日にFABLE COMPANYとの専属契約が発表された。事務所は「ひとつのイメージにとどまらない」幅の広さを評価している。
さらに『トングン』配信のわずか1週間後の2026年7月23日、Disney+オリジナルシリーズ『コード』(原題:코드)への出演が発表された。『弱いヒーロー Class』シリーズのユ・スミン監督によるミステリー犯罪スリラーで、ナム・ジュヒョクは大手ローファームのパートナーを狙う冷徹な元検察捜査官の弁護士ユン・テジュ役。願いを叶える謎のアプリ「コード」をめぐる物語で、イ・イダム、キム・ウィソン、パク・フンが共演し、2027年に世界配信予定とされる。
ロマンス新作『ハートビート』の報道[編集]
同じ2026年7月には、『女神降臨』『ソンジェ背負って走れ』などで知られる脚本家イ・シウンの新作ロマンス『ハートビート』(原題:하트비트)で主人公チャ・シンジュ役を務めると報じられた。過去を見る力を持つ女性と、過去を隠さなければならない男の恋を描く作品で、相手役にはハン・ソヒが前向きに検討中と伝えられている(2026年7月時点の報道)。
人物・エピソード[編集]
- 187cmの長身、小顔、いわゆる「塩顔」がトレードマーク。趣味は筋トレで、鍛えた体はInstagramでもたびたび披露されている。
- 2019年からはディオール メンズのアジア地域のアンバサダーを務め、パリのコレクションにもたびたび出席。モデル出身らしい着こなしは韓国メディアでもよく話題になる。
- 寄付活動も行っており、2019年4月には江原道の山火事被災者支援に約3,000万ウォン、2020年2月には新型コロナウイルス対策として大邱に5,000万ウォンを寄付した。
- 2016年のバラエティ『三食ごはん コチャン編』では、料理が得意ではない素朴な一面を見せた。2019年の『コーヒーフレンズ』(原題:커피프렌즈)、2021年の『어쩌다 사장』などバラエティ出演も多い。
- 『トングン』のインタビューでは、20代のころは10年単位の目標を立てていたが、兵役を経て「5年先」を見据えるようになったと語り、今後は心配を作品に持ち込まず、もっと自由に楽に演じたいと話している。
- 共演したチョ・スンウを深く尊敬しており、最終撮影日に手紙を渡したところ、長文のメッセージで「また一緒にやろう」と返ってきたというエピソードがある。
SNSでの発信[編集]
本人のInstagramアカウントは「@skawngur」。一見謎の英字列だが、これはハングルの「남주혁」を韓国語キーボード配列のまま英字で打ったものになっている(ㄴ=s、ㅏ=k、ㅁ=a…)。フォロワーは1,600万人を超えると報じられており、韓国俳優の中でもトップクラスの規模を誇る。
投稿は写真中心で、言葉は少なめなのが特徴。2017年2月には「LONELY」とプリントされたスウェットにキャップ姿の写真を投稿し、「日常が画報」とファンを沸かせた。2026年7月23日には、黒いキャップとマスク姿でジムの鏡越しに撮ったセルフィーを「2025~9000」という短いキャプション付きで投稿し、『トングン』配信後の近況として韓国メディアに取り上げられた。同じ日にはDisney+『コード』への出演も発表されている。
主な出演作品[編集]
テレビドラマ・配信ドラマ[編集]
| 年 | 作品名 | 役名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2014 | インヨ姫 | パク・デバク | tvN、ドラマデビュー |
| 2015 | 恋するジェネレーション | ハン・イアン | KBS2 |
| 2015 | 華麗なる誘惑 | チン・ヒョンウ(少年期) | MBC |
| 2016 | 恋はチーズ・イン・ザ・トラップ | クォン・ウンテク | tvN |
| 2016 | 麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~ | 第13皇子ペガ | SBS |
| 2016-2017 | 恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~ | チョン・ジュニョン | MBC、初主演 |
| 2017 | ハベクの新婦 | ハベク | tvN |
| 2019 | まぶしくて ―私たちの輝く時間― | イ・ジュナ | JTBC |
| 2020 | 保健教師アン・ウニョン | ホン・インピョ | Netflix |
| 2020 | スタートアップ:夢の扉 | ナム・ドサン | tvN |
| 2022 | 二十五、二十一 | ペク・イジン | tvN |
| 2023 | ヴィジランテ | キム・ジヨン | Disney+ |
| 2026 | トングン -呪いの宮- | グチョン | Netflix、除隊後初作品 |
| 2027(予定) | コード | ユン・テジュ | Disney+ |
映画[編集]
| 年 | 作品名 | 役名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2018 | 安市城 グレート・バトル | サムル | 青龍映画賞 新人男優賞 |
| 2020 | ジョゼ | イ・ヨンソク | 主演 |
| 2022 | リメンバー | パク・イングュ |
主な受賞歴[編集]
- 2014年 CFDKアワード 今年のファッションモデル賞(男性部門)
- 2015年 APANスターアワード 新人賞(『恋するジェネレーション』)
- 2015年 KBS演技大賞 人気賞
- 2016年 MBC演技大賞 新人賞(『恋のゴールドメダル』)
- 2018年 青龍映画賞 新人男優賞(『安市城 グレート・バトル』)
- 2018年 ザ・ソウルアワード 映画部門新人賞
炎上とバズ[編集]
学校暴力疑惑(2022年〜)[編集]
2022年6月、ネット上で「中学・高校時代にいじめを受けた」とする告発が相次いだ。当時の所属事務所は事実無根として全面否定し、告発者を名誉毀損で告訴。同年7月には芸能メディアDispatchが、高校時代の教師2人と同級生18人の計20人による「いじめはなかった」という証言を報じた。
2024年には告発者に対して罰金700万ウォンの略式命令が出たと報じられ、その後は正式裁判の一審が進行中とされる(2026年7月時点)。本人は『トングン』のインタビューで、手続きを通じて事実が明らかになるのを静かに待つと語り、作品に迷惑がかからないかを心配したと明かしている。
『トングン』の演技評をめぐって[編集]
『トングン』配信後には、チョ・スンウやチャン・ヨンナムら実力派と並んだことで「演技が物足りない」という声も一部で上がった。本人は「賛否が出るのはそれだけ多くの人が見てくれた証拠」と受け止め、グチョンは王宮の作法を知らない人物なので、台本どおりあえて現代的な話し方で演じたと説明している。
余談[編集]
- 『スタートアップ:夢の扉』で演じたナム・ドサンは、本人と同じ「ナム(南)」姓の役だった。
- 2021年、フィリピン韓国文化院の開院10周年に寄せて「Mahal ko kayo Filipinos!(フィリピンの皆さん、愛してます)」というメッセージを贈り、現地で大きく拡散された。
- 2017年に『恋のゴールドメダル』で共演したイ・ソンギョンとの交際が報じられ、事務所も認めたが、同年中に破局が伝えられた。
- 2020年に「Forbes Asia 100 Digital Stars」、2021年に「Forbes 30 Under 30 Asia」(エンターテインメント・スポーツ部門)に選ばれている。
- 『トングン』撮影時の体重は、除隊直後の85kgから入隊前と同じ78kgまで絞ったという。
