ソ・ガンジュン
서강준(Seo Kang-joon)
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ソ・ガンジュン(2025年3月、Marie Claire Korea撮影の映像より。出典:ウィキメディア・コモンズ、CC BY 3.0)
本名 イ・スンファン(이승환)
誕生日 1993年10月12日
年齢 32歳
出身地 韓国 京畿道軍浦市
国籍 韓国
学歴 東ソウル大学 演技芸術学部
ジャンル テレビドラマ、配信ドラマ、映画
活動期間 2013年 -
身長 / 体重 183 cm / ― kg
血液型 AB型
事務所 Man of Creation(2020年4月 - )
代表作 『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』(ペク・イノ役)、『キミはロボット』(ナム・シン役)、『第3の魅力』(オン・ジュニョン役)、『天気が良ければ会いにゆきます』(イム・ウンソプ役)、『アンダーカバーハイスクール』(チョン・ヘソン役)、『君じゃない別の恋愛』(ナムグン・ホ役)
関連活動 俳優グループ「5urprise(サプライズ)」元メンバー
あだ名 国民の年下彼氏
その他 2018年KBS演技大賞 中編ドラマ部門優秀賞・ベストカップル賞、2025年MBC演技大賞 大賞
リンク Instagram


概要[編集]

ソ・ガンジュン(서강준、1993年10月12日 - )とは、韓国の俳優である。2013年に俳優グループ「5urprise(サプライズ)」の一員としてデビューし、『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』などで「国民の年下彼氏」と呼ばれる人気を獲得。兵役後の復帰作『アンダーカバーハイスクール』で2025年MBC演技大賞の大賞に輝いた。

詳細[編集]

「顔面天才」から大賞俳優へ[編集]

デビュー当初から、彫りの深い端正な顔立ちで「漫画から出てきたような俳優」と言われ続けてきたのがソ・ガンジュンである。ただし本人は顔だけで売れたタイプではなく、週末ドラマ、時代劇、ロマンス、サスペンスと、20代のうちに幅広いジャンルを渡り歩いてキャリアを積み上げてきた。兵役で約1年半のブランクを経たのち、2025年の復帰作でいきなり地上波の演技大賞の頂点に立ったことで、「ビジュアル担当」から「主役を背負える俳優」へと評価が一段上がった。

アイドル風の“俳優グループ”出身[編集]

出発点は、芸能事務所ファンタジオが新人俳優を発掘するために行ったプログラム「Actor's League」。オーディションを突破して約2年の練習生期間を過ごし、2013年に俳優5人組「5urprise」としてデビューした。メンバーはソ・ガンジュン、コンミョン、カン・テオ、イ・テファン、ユ・イル。歌って踊るアイドルが俳優に転身する例は多いが、5urpriseは「俳優としてデビューし、歌も出す」という逆パターンの珍しいグループだった。

2025〜2026年は主演作ラッシュ[編集]

2023年5月に除隊したあと、2025年2月にMBC『アンダーカバーハイスクール』で本格復帰。2026年3月にはNetflix『マンスリー彼氏』にカメオ出演し、同年9月からはKBS2の土日ドラマ『君じゃない別の恋愛』でアン・ウンジンとダブル主演を務めている。日本ではこの最新作がAmazonプライム・ビデオで『あなたとは違う恋愛』の邦題で独占配信されており、2026年秋の時点で最も旬な韓国俳優の一人といえる。

生い立ちとデビューまで[編集]

京畿道軍浦市出身。中学2年生のときからマレーシアに約1年7か月留学し、高校1年生で韓国に戻ったという少し珍しい経歴を持つ。映画好きが高じて俳優養成所に通うようになり、ファンタジオの新人発掘プログラム「Actor's League」に挑戦。日本の媒体では約2000倍の倍率を勝ち抜いたと紹介されている。デビュー後には東ソウル大学の演技芸術学部に進学した。

2012年にはSBS『紳士の品格』や『美しき君へ』(To the Beautiful You)にごく小さな役で顔を出しており、2013年に5urpriseのメンバーとしてモバイル向けウェブドラマ『放課後ボクブルボク』(방과 후 복불복)で正式にデビューした。同作では役名も「ソ・ガンジュン」で、メンバーがそれぞれ自分の名前の役を演じる“グループ紹介”的な作品だった。同年にはKBS『グッド・ドクター』の不良学生役、SBS『怪しい家政婦』のチェ・スヒョク役などで地上波にも登場している。

5urpriseとしての活動[編集]

5urpriseは2013年9月にファンタジオが送り出した俳優グループで、ウェブドラマ出演と並行して音楽活動も行った。2013年にはドラマ用シングル「Hey U Come On」、2014年には初のシングルアルバム『From My Heart』をリリース。日本ではキングレコードから2015年10月に『5urprise Flight』(オリコン最高37位)、2016年8月に『Shake It Up』(オリコン最高23位)を出しており、日本のファンイベントも行うなど、実は日本との縁が深いグループでもある。

ただしグループとしての活動は次第に個人の俳優業が中心になり、2020年3月31日、5人全員がファンタジオとの契約満了を機に事務所を離れることになった。その後、2020年4月にソ・ガンジュン、カン・テオ、ユ・イル、イ・テファンの4人は、デビュー時から苦楽を共にしてきたマネージャーが立ち上げた新事務所Man of Creationと専属契約を結んだと報じられた。グループは事実上の解散状態となったが、メンバー同士の関係は今も続いている。

俳優としての歩み[編集]

『ずる賢いバツイチの恋』で新人賞(2014年)[編集]

初めて大きな注目を集めたのは、2014年のMBC『ずる賢いバツイチの恋』。イ・ミンジョン演じる主人公の周囲に現れる年下男子クク・スンヒョンを演じ、同年のコリアドラマアワードで新人賞を受賞した。続くKBSの週末ドラマ『家族なのにどうして〜ボクらの恋日記〜』(2014〜2015年)ではユン・ウノ役を担当。国民的な高視聴率ドラマに出演したことで、一気にお茶の間の知名度を手に入れた。2015年にはMBC時代劇『華政(ファジョン)』でホン・ジュウォン役を演じ、時代劇にも挑戦している。

『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』で大ブレイク(2016年)[編集]

決定打となったのが、2016年のtvN『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』である。人気ウェブトゥーンの実写化で、ソ・ガンジュンはヒロインのホン・ソル(キム・ゴウン)を気にかける“元ピアノ少年”ペク・イノを演じた。ぶっきらぼうだが情に厚いイノは、原作ファン以外の視聴者からも絶大な人気を集め、いわゆる「セカンドリード症候群」の代表例として語られることになる。日本の雑誌インタビューでは、この作品でようやく演じることの楽しさが分かったと振り返っており、本人にとっても転機の作品だった。

同年にはtvN『アントラージュ〜スターの華麗なる人生〜』で主人公のスター俳優チャ・ヨンビン役に起用され、早くも主演級の扱いを受けるようになった。

一人二役の『キミはロボット』(2018年)[編集]

2018年のKBS『キミはロボット』(原題:あなたも人間ですか)では、財閥の後継者ナム・シンと、彼にそっくりに作られたAIロボット「ナム・シンIII」の一人二役に挑戦した。冷たい御曹司と、純粋で不器用なロボットを演じ分けた演技が評価され、同年のKBS演技大賞で中編ドラマ部門の優秀賞と、共演したコン・スンヨンとのベストカップル賞を受賞した。この作品のOSTでは自ら歌った「You Are My Love」も収録されている。

同年にはJTBC『第3の魅力』で刑事オン・ジュニョン役を務め、イ・ソム演じるイ・ヨンジェと出会いと別れを繰り返す12年間の恋を演じた。「20代の恋」から「30代の恋」までを一人で演じ切る、ロマンスの集大成のような作品である。

ジャンル拡張期(2019〜2022年)[編集]

2019年のOCN『ウォッチャー 不正捜査官たちの真実』では、ハン・ソッキュらと共演し、警察内部の不正を追う巡査キム・ヨングンを演じた。ロマンスのイメージが強かった彼にとって、重厚なサスペンスへの初挑戦だった。2020年のJTBC『天気が良ければ会いにゆきます』では、パク・ミニョンを相手に、田舎町で小さな書店を営む青年イム・ウンソプを好演。静かで温かいヒーリングロマンスとして根強い人気を持つ。

入隊前に撮影を終えていた作品が、兵役中に相次いで公開されたのもこの時期の特徴だ。2021年12月には映画『ハッピー・ニュー・イヤー』(原題:해피 뉴 이어)、2022年2月にはDisney+オリジナルのSFスリラー『グリッド』が公開・配信され、本人不在のまま新作が届く形になった。

兵役[編集]

2021年11月23日、陸軍の現役兵として入隊した。所属部隊は事務所から非公開とされたが、新兵訓練を白骨部隊の新兵教育隊で受け、訓練生150人中1位の成績で師団長表彰を受けたと報じられている。その後は砲兵部隊で運転兵として服務したと伝えられた。入隊前のライブ配信では、不安とともに「ときめきもある」と語っていた。

2023年5月22日に満期除隊。のちに『アンダーカバーハイスクール』の制作発表会では、軍隊での時間はとても長く感じたとしたうえで、その間に「自分はどんな俳優で、なぜ演技をするのか、どんな俳優になりたいのか」を深く考えたと明かしている。

復帰作『アンダーカバーハイスクール』と大賞受賞[編集]

2025年2月21日から3月29日までMBCの金土ドラマとして放送された『アンダーカバーハイスクール』(全12話)は、ソ・ガンジュンにとって約3年ぶりのドラマ復帰作となった。演じたのは、国家情報院(国情院)のエース要員でありながら降格されたチョン・ヘソン。大韓帝国の皇帝・高宗の消えた金塊の行方を追うため、高校生になりすまして名門私立高校に潜入するという、スパイアクションと学園コメディを掛け合わせた作品だ。担任教師オ・スア役はチン・ギジュ。

30代で制服姿の高校生を演じるという無茶な設定ながら、ビジュアルが全く違和感を生まないことが話題になり、最高視聴率は第4話の8.3%、平均6.4%(ニールセンコリア全国基準)を記録。不振が続いていたMBCドラマの中で存在感を示した。日本ではU-NEXTで配信されている。

同年12月30日に行われた2025年MBC演技大賞では、自身初となる大賞を受賞し、作品も「今年のドラマ賞」を受賞するなど4冠を達成した。受賞スピーチでは「嬉しいというより、とても戸惑っている」と率直な心境を語り、兵役後に初めて撮影したドラマで現場が恋しかったこと、「自分はいつでも代わりのきく存在かもしれない」と感じていた時期があったことを明かし、俳優を続ける限りもっと切実に研究して演じていきたいと決意を述べた。なお同じ授賞式では、かつての5urpriseの仲間カン・テオも最優秀演技賞を受賞しており、グループ出身の二人が同じステージで主要賞を手にする形になった。

2026年の動向[編集]

『マンスリー彼氏』にカメオ出演[編集]

2026年3月6日にNetflixで配信が始まった『マンスリー彼氏』では、ジス (BLACKPINK)演じる主人公が仮想空間でデートする“彼氏”の一人、大学剣道部の先輩ソ・ウノ役で登場した。主演のソ・イングクをはじめ、豪華な「彼氏」役の顔ぶれの一人として話題を呼んだ。

『君じゃない別の恋愛』で主演[編集]

2026年9月12日からは、KBS2の土日ドラマ『君じゃない別の恋愛』(原題:너 말고 다른 연애)でアン・ウンジンとダブル主演を務めている。演じるナムグン・ホは、スランプに陥った映画監督イ・ミドと交際10年目を迎えた恋人で、結婚を自然な流れと考えている男性。一方のミドは別の男性に心惹かれていき、「結婚か、別れか」の岐路に立たされる。演出はファン・スンギ監督。日本を含む海外ではAmazonプライム・ビデオが独占配信し、邦題は『あなたとは違う恋愛』とされた。

放送前の2026年7月には、撮影現場の目撃写真がオンラインコミュニティで拡散し、スタイルの良さが改めて話題になった。放送開始後は話題性ランキングで上位に入る一方、視聴率は第1話2.6%、第2話2.8%と2%台が続いており、「話題性と視聴率のギャップ」が韓国メディアで取り上げられている。なお2026年アジア競技大会(愛知・名古屋)の中継の影響で第5・6話が休止となり、別日に特別編成が組まれた。KBSが公開したメイキング映像では、初めてのスキンシップシーンについて「とても緊張していたが、平気なふりをしていた」と打ち明けている。

人物・エピソード[編集]

  • 身長183cm、血液型AB型。「国民の年下彼氏」という愛称については、演じたキャラクターへの愛情から生まれた呼び名で、うまく演じられたことへの「ご褒美」だと受け止めていると語っている。
  • 2016年の日本の雑誌インタビューでは、自分は人見知りだと明かしたうえで、おとなしい性格の姉がいて、SNSに否定的な書き込みがあると心配して連絡をくれると話している。本人はあまり気にしていないそうだ。
  • 同インタビューでは猫を2匹飼っていると語り、抱っこしようとすると逃げるのに、放っておくと後をついてくる猫を「最近の駆け引き相手」と表現して笑いを誘った。
  • バラエティでは2014〜2015年にSBS『ルームメイト』シーズン1・2にレギュラー出演し、2016年には『ジャングルの法則 in トンガ』にもゲスト出演した。
  • 受賞歴としては、2014年コリアドラマアワード新人賞、2016年・2017年のアジア・アーティスト・アワードでの受賞、2018年KBS演技大賞の優秀賞とベストカップル賞、2025年MBC演技大賞の大賞などがある。

SNSでの発信[編集]

公式Instagramは「@seokj1012」。プロフィールには「ソ・ガンジュン本人と所属事務所(Man of Creation)が共同で運営する俳優公式インスタグラム」と明記されている。2026年10月時点でフォロワーは約513万人に対し、投稿数は108件と、フォロワーの多さの割に投稿は厳選型。作品の告知やグラビアのオフショットが中心で、私生活をあまり見せない“ミステリアス系”の運用スタイルとなっている。

主な出演作品[編集]

テレビドラマ・配信ドラマ[編集]

  • 2013年 『怪しい家政婦』(SBS)- チェ・スヒョク役
  • 2014年 『ずる賢いバツイチの恋』(MBC)- クク・スンヒョン役
  • 2014〜2015年 『家族なのにどうして〜ボクらの恋日記〜』(KBS2)- ユン・ウノ役
  • 2015年 『華政(ファジョン)』(MBC)- ホン・ジュウォン役
  • 2016年 『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』(tvN)- ペク・イノ役
  • 2016年 『アントラージュ〜スターの華麗なる人生〜』(tvN)- チャ・ヨンビン役
  • 2018年 『キミはロボット』(KBS2)- ナム・シン/ナム・シンIII役
  • 2018年 『第3の魅力』(JTBC)- オン・ジュニョン役
  • 2019年 『ウォッチャー 不正捜査官たちの真実』(OCN)- キム・ヨングン役
  • 2020年 『天気が良ければ会いにゆきます』(JTBC)- イム・ウンソプ役
  • 2022年 『グリッド』(Disney+)- キム・セハ役
  • 2025年 『アンダーカバーハイスクール』(MBC)- チョン・ヘソン役
  • 2026年 『マンスリー彼氏』(Netflix)- ソ・ウノ役(カメオ)
  • 2026年 『君じゃない別の恋愛』(KBS2)- ナムグン・ホ役

映画[編集]

  • 2014年 『マイ・ラブ・マイ・ブライド』- ジュンス役
  • 2015年 『ビューティー・インサイド』- キム・ウジン役(カメオ)
  • 2021年 『ハッピー・ニュー・イヤー』- イ・ガン役

炎上とバズ[編集]

  • 『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』放送時は、ペク・イノ人気が過熱するあまり、後半の脚本でイノの比重が増え、原作の主人公格ユ・ジョンの存在感が薄くなったとして原作ファンから批判が起き、作品をめぐる議論に発展した。ソ・ガンジュン本人への批判というより、「人気が出すぎた」ことが生んだ騒動だった。
  • 2021年に事務所の看板俳優たちが相次いで入隊したことから、「カン・テオだけが民間人で、まもなく所属俳優が全員軍人になる事務所」としてネットで話題になった。
  • 2026年7月には『君じゃない別の恋愛』の撮影現場写真が拡散され、腕を組んで待機しているだけの姿に「脚の長さがおかしい」と称賛が殺到。一方で「ルックスより恋愛ドラマとしての中身に集中してほしい」との声も上がった。

余談[編集]

  • 芸名「ソ・ガンジュン」は、本名ではなくマネージャーの名前から取ったものとされる。韓国の芸能界には「マネージャーの名前を芸名にすると成功する」というジンクスがあるとも言われている。
  • 『キミはロボット』のOSTで歌った「You Are My Love」など、グループ時代の経験を生かして歌声を披露することもある。
  • マレーシア留学経験があり、デビュー前に約1年7か月を海外で過ごしている。
  • 5urpriseのメンバーは解散後も活躍を続けており、コンミョンは2026年のNetflix映画『チーム・ハズバンド』に出演、カン・テオも主演級俳優として活躍している。デビュー時の「俳優グループ」というコンセプトが、十数年越しに実を結んだ形である。

外部リンク[編集]

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