ストリートファイターリーグ

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概要[編集]

ストリートファイターリーグ(Street Fighter League、略称:SFL)とは、カプコンが主催する『ストリートファイター』シリーズの公式チームリーグ戦である。4人1組のチームがホーム&アウェイ形式で総当たり戦を行い、国内王者は各地域の代表と「SFL: ワールドチャンピオンシップ」で世界一を争う。日本リーグは2025年まで「Pro-JP」、2026年からは「SFL JAPAN」の名称で開催されている。

詳細[編集]

SFLは2018年シーズンに「ストリートファイターリーグ powered by RAGE」としてスタートした。当初はプロ選手、22歳以下のアマチュア、オーディションで選ばれた初心者(芸能人を含む)の3人で1チームを組む形式で、梅原大吾、ときど、ふ~ど、板橋ザンギエフ、ネモ、マゴの6人のプロがそれぞれチームを率いた。

2019年シーズンからは「ストリートファイターリーグ: Pro-JP」としてプロ中心のリーグに移行。2021年・2022年シーズンはドラフト会議で選手を指名してチームを組む方式が採られ、2022年は8チーム32人がドラフトで決まった。

2023年シーズンからは『ストリートファイター6』に移行し、ZETA DIVISIONやREJECTなど既存のEスポーツチームが参戦する形になった。チーム数は増え続け、2024年シーズンには12チームによる2ディビジョン制となっている。

SFLの特徴は、個人戦が中心の格闘ゲームにおいて「チーム戦」という形を持ち込んだ点にある。誰を誰にぶつけるかというオーダーの読み合いや、チームメイトの応援が見どころとなり、格闘ゲームの観戦文化を広げる役割を果たしてきた。

大会の仕組み[編集]

チーム構成[編集]

各チームは4人で構成され、うち最低3人は日本リージョンの選手、海外選手は最大1人までと定められている。2026年シーズンからはチーム間の移籍を活発化させるため、日本リージョン選手の参加年齢が18歳以上から15歳以上に引き下げられたほか、JP・米州・欧州のリーグ間で選手を貸し出す「ローン移籍」制度が新設された(ローン選手は1チーム1人まで)。選手登録に向けた移籍交渉・条件提示の期間は2026年2月1日に始まった。

シーズン形式[編集]

2024年シーズン以降は12チームを「Division S」と「Division F」に6チームずつ分ける2ディビジョン制。各ディビジョンで全10節・30試合のリーグ戦を行い、各ディビジョンの上位3チームがプレイオフに進む。プレイオフを勝ち抜いた各ディビジョンの代表がグランドファイナルで日本一を争い、優勝チームがワールドチャンピオンシップへの出場権を得る。

試合ルール[編集]

1試合は、4人のうち3人を選んで「先鋒戦」「中堅戦」「大将戦」の3戦を行う。

  • 先鋒戦・中堅戦:2本先取、勝者に10ポイント
  • 大将戦:3本先取、勝者に20ポイント
  • 延長戦:3戦終了時点で同点の場合、4人目の選手が出場して2本先取(10ポイント)

延長戦は以前は誰でも出場でき1本先取・5ポイントだったが、2025年シーズンから4人目の出場が必須となり、控え選手を含めた総合力が問われるようになった。

オーダーは事前提出制で、アウェイ側が先に選手・キャラクター・操作タイプ(クラシック/モダン)を提出し、ホーム側はそれを見てから自チームのオーダーを決められる。このため、ホームかアウェイかで戦略が大きく変わる。グランドファイナルは、どちらかのチームが所定のポイント(2024年シーズンは90ポイント)に到達するまで対戦を繰り返す形式で行われた。

歴代優勝チーム(日本リーグ)[編集]

シーズン 優勝チーム 決勝の相手 備考
2018 イタザンオーシャン(板橋ザンギエフ率いる) - 初代王者
2019 マゴスカーレット - 日米対抗戦でも勝利
2020 ネモオーロラ トキドフレイム 2021年1月30日決勝、賞金700万円
2021 v6プラス FAV Rohto Z! Good 8 Squad 2022年1月29日決勝、史上初の4巡目に突入
2022 Good 8 Squad Saishunkan Sol 熊本 『ストV』最後のシーズン
2023 FAV gaming DetonatioN FocusMe 2024年1月13日決勝、『スト6』最初のシーズン
2024 Good 8 Squad REJECT 2025年2月11日、パシフィコ横浜で決勝
2025 REJECT Crazy Raccoon 2026年1月31日、パシフィコ横浜で決勝、賞金900万円

Good 8 Squadは2022年と2024年の2度、FAV gaming系のチームは2021年と2023年の2度優勝しており、この2チームが『スト6』以前からの強豪として知られる。

近年のシーズン[編集]

2024年シーズン[編集]

チーム数が史上最多の12チームとなった。グランドファイナル(2025年2月11日・パシフィコ横浜)では、ガチくん、かわの、ぷげら、YHC-餅のGood 8 Squadが、ときど、LeSharらを擁するREJECTを破って優勝し、賞金500万円を獲得した。

2025年シーズン[編集]

2025年8月末に開幕。グランドファイナル(2026年1月31日・パシフィコ横浜)はDivision F代表のREJECT(LeShar、ふ~ど、ときど、ウメハラ)とDivision S代表のCrazy Raccoon(Shuto、かずのこ、ボンちゃん、どぐら)の対戦となり、REJECTが勝利して前年の決勝で敗れた雪辱を果たした。優勝賞金は900万円で、グランドファイナルMVPにはLeSharが選ばれた。

2026年シーズン(SFL JAPAN)[編集]

地域の再編に伴い、日本リーグは「SFL JAPAN」に改称され、北米・中南米は「SFL AMERICAS」、欧州などは「SFL EMEAA」となった。2026年8月10〜11日にプレシーズンイベント「Division Showdown」を行い、勝者にはグランドファイナル初戦のホームスタート権が与えられる。レギュラーシーズンは2026年8月25日に開幕し、Division Sは12月8日までの火曜・金曜に全10節を行う予定。

賞金総額は1500万円(優勝900万円、準優勝400万円、3位タイ各100万円)。太陽ホールディングスが6シーズン連続でトップパートナーを務める。また、2027年に「アジアリーグ」を始める予定や、女性リーグ創設の構想も発表されている。

ワールドチャンピオンシップ[編集]

各地域リーグの優勝チームが世界一を争う大会。近年は個人の世界大会CAPCOM CUPと同じ期間・会場で開催されている。

  • 2019年:日本代表のマゴスカーレットが日米対抗戦を制した。
  • 2022年:Good 8 Squadが優勝。
  • 2023年:2024年2月に開催。アメリカ代表のBANDITSが決勝で日本代表FAV gamingを破って優勝した。
  • 2024年:2025年3月に開催。Good 8 Squadが決勝でアメリカ代表FlyQuestを破り、2022年以来2度目の優勝。賞金8万ドル。
  • 2025年:2026年3月11〜15日に両国国技館でCAPCOM CUP 12と同時開催(来場者数は過去最多の2万人)。REJECTが優勝し、賞金10万ドルと、メンバー全員のCAPCOM CUP 13出場権を獲得した。

2026年シーズンはSFL全体の賞金総額が70万ドルに、ワールドチャンピオンシップの賞金が倍増の40万ドルに引き上げられ、CAPCOM CUP 13とともに引き続き日本で開催される予定。

主なチーム[編集]

2026年シーズン(SFL JAPAN)の参戦チームは以下の12チーム。

  • Division S:KADOKAWA FAV gaming、Crazy Raccoon、Saishunkan Sol 熊本、ZETA DIVISION Geekly、広島 TEAM iXA、FUKUSHIMA IBUSHIGIN
  • Division F:VARREL、Good 8 Squad、DetonatioN FocusMe、名古屋NTPOJA、REJECT、RIDDLE ORDER
REJECT
梅原大吾、ときどらを擁する。2024年シーズン準優勝、2025年シーズンは日本一と世界一を達成した。
Good 8 Squad
2022年・2024年の日本王者で、ワールドチャンピオンシップも2度制している。
FAV gaming
2021年(v6プラス FAV Rohto Z!名義)と2023年の日本王者。2026年はKADOKAWA FAV gamingとして参戦。
ZETA DIVISION
ひぐちやEVO Japan 2026スト6部門王者のヤマグチが所属するチーム。
広島 TEAM iXA、名古屋NTPOJA、Saishunkan Sol 熊本、FUKUSHIMA IBUSHIGIN
チーム名に地域名を冠し、地元との結びつきを打ち出すチーム群。

配信・視聴[編集]

レギュラーシーズンやグランドファイナルは、CAPCOM eSportsの公式YouTubeチャンネルとTwitchチャンネルで生配信される。2026年のプレシーズンイベントは配信プラットフォーム「SPWN」での有料配信となった。グランドファイナルやワールドチャンピオンシップは会場観戦チケットが販売され、プレイオフ・グランドファイナルの有料LIVE視聴チケットが販売されたシーズンもある。

余談[編集]

  • 2018年シーズンには、お笑い芸人やミュージシャンなどの芸能人がオーディション枠の選手として参加していた。
  • 2019年シーズンには、相手のキャラクターを使用禁止にする「BANシステム」が採用されていた。
  • 2021年シーズンのグランドファイナルは、SFL史上初めて4巡目までもつれ込んだ。
  • 2025年シーズンのワールドチャンピオンシップ会場は大相撲の聖地・両国国技館で、CAPCOM CUP 12と合わせて5日間で2万人が来場した。

外部リンク[編集]

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