| VARREL VARREL | |
|---|---|
| 国家 | 日本 |
| 種類 | プロeスポーツチーム |
| 業種 | Eスポーツ |
| 本社所在地 | 東京都千代田区外神田(運営会社・株式会社CELLORB) |
| 設立日 | 2015年10月 |
| 代表者 | 佐久間衡(運営会社CELLORB代表取締役CEO) |
| 所有者 | 株式会社CELLORB |
| 主要部門 | ストリートファイター、鉄拳、Overwatch、VALORANT、Rainbow Six Siege(CAG by VARREL)、スマブラ、ポケモンユナイト、カードゲーム、Shadowverse、ゲーマー、ストリーマー、VARREL YOUTH 他 |
| 関係する人物 | ときど、マゴ、宇野昌磨、鈴木文雄 |
| 別名 | Unsold Stuff Gaming(旧称)、DONUTS USG(旧称) |
| リンク | https://varrel.jp/ |
概要[編集]
VARREL(ヴァレル)とは、株式会社CELLORB(セルオーブ)が運営する日本のプロEスポーツチームである。2015年に「Unsold Stuff Gaming」として結成され、改称を重ねて現在の名に至った。格闘ゲーム、Overwatch、VALORANTなど多数の部門を抱え、2026年にはときどと元フィギュアスケーターの宇野昌磨が加入したことで話題を集めた。
詳細[編集]
VARRELの前身は、2015年10月に結成された「Unsold Stuff Gaming(USG)」である。初期はLeague of Legends部門から始まり、Overwatch、Shadowverse、PUBG、Rainbow Six Siegeなど、その時々の人気タイトルへ次々と部門を広げていった。2020年10月15日には「DONUTS USG」へ改称し、2022年12月に「VARREL」の名を掲げる新体制へと移行した。
大きな転機は2024年4月8日である。チーム運営会社の株式会社VARRELと、格闘ゲームコミュニティ「TOPANGA」を運営する株式会社TOPANGAが経営統合し、「株式会社CELLORB」が始動した。これにより、それまで別々だった鉄拳部門とストリートファイター部門は「格闘ゲーム部門」として統合され、格闘ゲームに強いチームという性格が一段と濃くなった。
2025年10月15日には、CELLORBが東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)をリード投資家とする総額10億円の資金調達を完了し、株式会社DONUTSの連結子会社から外れて独立した。同時に元ユーザベース共同代表の佐久間衡が取締役COOに就任し、2026年時点では代表取締役CEOを務めている。ときどもCELLORBの取締役として経営に参加している。
運営会社・体制[編集]
運営会社の株式会社CELLORBは、チーム「VARREL」のほか、格闘ゲームコミュニティ・配信事業「TOPANGA」、格闘ゲームアパレルブランド「+1F」を手がける。高校eスポーツ支援やユースチーム「VARREL YOUTH」の運営など、次世代の育成にも力を入れているのが特徴である。
代表者は時期によって変わってきた。USG時代は創設者側の高橋大輔が率い、2021年10月から假屋勝、2023年3月からは日本eスポーツ連合(JeSU)理事も務めた鈴木文雄が社長に就任した。2026年時点の会社概要では、佐久間衡が代表取締役CEO、鈴木文雄が取締役会長となっている。
所在地はかつて神奈川県横浜市西区にあり、PCデポ、京急電鉄と連携した地域活性化の取り組み「横浜GGプロジェクト」を展開していた。2026年時点の会社概要では本社は東京都千代田区外神田(秋葉原エリア)となっている。
部門[編集]
2026年時点の公式サイトでは、以下の部門が掲載されている。
- ストリートファイター部門 - ストリートファイター6を中心とする看板部門。ストリートファイターリーグ(SFL)に参戦している。
- 鉄拳部門 - 『鉄拳8』の部門。Esports World Cup 2026にも出場した。
- Overwatch部門 - 韓国人選手中心のロスターで、国内大会を席巻する強豪。
- VALORANT部門 - 2022年12月に国内トップ選手を集めて新生スタート。2026年シーズンからは『VCT Pacific』に参戦している。
- Rainbow Six Siege部門 - 2026年7月、大阪のチーム「CAG OSAKA」との統合により「CAG by VARREL」として活動。
- スーパースマッシュブラザーズ部門、ポケモンユナイト部門、カードゲーム部門、Shadowverse部門
- ゲーマー部門・ストリーマー部門・かわいい部門 - 競技ではなく配信やイベント中心の部門。宇野昌磨はゲーマー部門所属。
- VARREL YOUTH - League of Legends、ストリートファイター、Overwatch、VALORANT、カードゲームのユース部門。
過去にはPUBG、PUBG Mobile、Apex Legends、LoL:Wild Rift、Splatoon、Call of Duty、Fortnite、AVA、BLACK SQUADなどの部門も存在した。Splatoon部門は国内大会で3連覇を果たしたとされ、チーム名が広まるきっかけの一つになった。
所属選手(ストリートファイター部門)[編集]
2026年のSFLに登録されたストリートファイター部門のメンバーは以下の4名。
- ときど - 東大卒のプロゲーマー。EVO 2017優勝、日本eスポーツアワード2024年間最優秀eスポーツプレイヤー賞などの実績を持つ。2024年のSFLではYogibo REJECTの一員として準優勝。2026年5月1日、EVO Japan 2026会場のVARRELブースで加入が発表された。主な使用キャラはJP、ケン。
- マゴ - 2011年からプロとして活動するベテランで、海外では「Mago-san」「2DGOD」の愛称で知られる。解説者としても評価が高い。SF6では舞を使用。
- 水派 - 物静かな語り口の中堅プレイヤー。RAGEマスターリーグ朱雀杯(2016)優勝の経歴を持つ。キャミィ、サガットを使用。
- わびいち - ストリートファイター6から格闘ゲームを始め、短期間でSFL出場まで駆け上がった若手。テリー、リュウを使用。大阪から上京して挑むシーズンとなる。
過去には、2024年シーズンにもけ、だいこく、2025年シーズンにYHC-餅、tsらがSFLメンバーとしてプレーした。YHC-餅は「島根の仙人」の異名を持ち、SFLワールドチャンピオンシップ2024を制した実績を引っ提げて2025年5月に加入した。
なお、ももち、ひかるは2025年4月からZETA DIVISIONのストリートファイター部門に所属しており、VARRELの選手ではない。
ストリートファイターリーグでの成績[編集]
VARRELはTOPANGAとの経営統合後、ストリートファイターリーグ(SFL)に本格参戦している。
| シーズン | メンバー | 成績 |
|---|---|---|
| Pro-JP 2024 | マゴ / 水派 / もけ / だいこく | Division F 5位(総合9位タイ) |
| Pro-JP 2025 | マゴ / 水派 / YHC-餅 / ts | Division F 5位(140ポイント) |
| JAPAN 2026 | ときど / マゴ / 水派 / わびいち | Division F所属(2026年8月25日開幕、シーズン進行中) |
2025年シーズンは9月23日のDivision F第3節で、マゴが延長戦の末にウメハラを破る場面もあったが、プレーオフ進出には届かなかった。2026年はときどとマゴが同じチームで戦う「ときマゴ」体制となった。2人は2018年の「RAGE STREET FIGHTER V All-Star League」でチーム「トキド フレイム」の同僚だった間柄で、ファンの間では長年再結成が待望されていた。
主な実績[編集]
- 2021年10月 - RAINBOW SIX JAPAN CHAMPIONSHIP 2021 優勝
- 2022年5月 - PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON2 優勝
- 2025年 - OWCS JAPAN 2025 Stage 1・Stage 2・Stage 3 優勝(国内3連覇、2025年の日本タイトルを独占)
- 2025年8月1日 - Esports World Cup 2025「OWCS Midseason Championship」で中国のROC Esportsをフルセットで破り、OWCS時代の日本チームとして世界大会初勝利。最終成績は9〜12位。
- 2025年12月 - 韓国「SLT Seongnam」の選手・スタッフを迎え、『VCT Pacific 2026』への参戦を発表
- 2026年 - Esports World Cup 2026(フランス・パリ)に4部門で本戦出場。ストリートファイター6(ときど)13〜16位、鉄拳8 17〜24位、Overwatch 9〜12位、Rainbow Six Siege(CAG by VARREL)9〜12位。
リブランディング「VARREL REBORN」[編集]
2026年5月1日、VARRELはロゴとユニフォームを刷新するリブランディングを発表した。新エンブレムは「チーム、ファン、歴史・文化がつながり循環していく構造」を表し、右上には叡智の象徴としてフクロウが配されている。「瞬間的な強さだけではなく、積み重ねられた知見と判断の質」を重視するという思想を込めたものと説明されている。
同時に、2024年5月に現役を引退したフィギュアスケーターの宇野昌磨がゲーマー部門に、ときどがストリートファイター部門に加入した。五輪2大会連続メダリストのアスリートがeスポーツチームに所属するという異色の組み合わせは、経済メディアでも取り上げられた。宇野は「ここが一番ゲームを楽しめる場所だから」と加入理由を語っている。あわせてASUSのゲーミングブランド「ROG(Republic of Gamers)」とのスポンサー契約も発表された。
余談[編集]
- 2025年のSFLチームインタビューでマゴは、ファンへのアピールを問われて「餅さん、俺の4つ上です(笑)」と答えた。
- 2026年8月にはAITuber「LUMA」がデビューし、マゴとのコラボ配信を行った。
- 2024年の経営統合に伴い、TOPANGA系列の格闘ゲームチーム「魚群」は解散し、所属選手がVARRELへ合流した。
- VALORANT部門の2026年ロスターは、韓国のアセンション大会を制した「SLT Seongnam」のメンバーがそのまま移籍したもので、Overwatch部門の韓国ロスターを通じた人脈がきっかけだったとされる。
- 2026年7月、アメリカン・エキスプレスが「VARREL世界挑戦応援」キャンペーンを実施し、限定観戦会が開かれた。