| ときど Tokido | |
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Combo Breaker 2018でのときど(出典:Wikimedia Commons「Tokido at Combo Breaker 2018 (2).jpg」・CC BY 3.0) | |
| ID | ときど |
| 本名 | 谷口一 |
| 誕生日 | 1985年7月7日 |
| 年齢 | 41歳 |
| 出身地 | 沖縄県那覇市(神奈川県横浜市育ち) |
| 国籍 | 日本 |
| 学歴 | 東京大学工学部マテリアル工学科卒業、同大学院中退 |
| 職業 | プロゲーマー、株式会社CELLORB取締役 |
| プラットフォーム | YouTube、Twitch |
| 活動期間 | 2010年 - (プロとして) |
| ジャンル | 格闘ゲーム(ストリートファイターシリーズ) |
| 代表作品 | 『東大卒プロゲーマー』 |
| 事務所 | VARREL(2026年5月 - ) |
| 別名 | Tokido |
| あだ名 | マーダーフェイス、バレルマン |
| その他 | EVO 2017『ストリートファイターV』部門優勝 |
概要[編集]
ときど(Tokido)とは、日本のプロゲーマーである。本名は谷口一(たにぐち はじめ)。東京大学卒という異色の経歴を持つ格闘ゲームのトッププレイヤーで、EVO 2017の『ストリートファイターV』部門を制した世界王者でもある。
詳細[編集]
1985年、沖縄県那覇市生まれ、神奈川県横浜市育ち。麻布中学校・高等学校から1年の浪人を経て東京大学理科一類に進み、2009年に工学部マテリアル工学科を卒業した。大学院に進学したものの、梅原大吾のプロ契約に触発され、海外企業からのスポンサーの誘いを受けて2010年に中退。プロゲーマーの道を選んだ。
学生時代から格闘ゲームの世界では有名で、ウメハラ、大貫晋也(ヌキ)、ハイタニ、sakoと並んで「格ゲー五神」と呼ばれる日本のレジェンドの一人に数えられる。EVOでは3度優勝し、上位入賞の回数でも世界トップクラスを誇る。
プレイスタイルは理詰めの研究と反復練習が持ち味。試合中の険しい表情から海外では「マーダーフェイス(Murderface)」の異名で呼ばれる。一方で、奇抜な入場パフォーマンスや配信での親しみやすいキャラクターでも人気を集めている。
『ストリートファイター6』期にはREJECTの中心選手としてストリートファイターリーグを戦い、2026年5月にVARRELへ移籍。同年8月には40代にして海外大型大会CEO 2026で優勝し、「バレルマン」として話題を呼んだ。
経歴[編集]
東大生ゲーマーからプロへ[編集]
ときどは学業と並行して大会で結果を残してきた。EVOでは2002年に『CAPCOM VS. SNK 2』部門、2007年に『スーパーストリートファイターIIX』部門で優勝しており、プロになる前から世界的な実力者だった。
プロ転向後は2011年から米Mad Catzのスポンサードを受けたが、同社の業績悪化により2016年3月に契約が満了。その後2017年1月から北米のEcho Foxに所属し、2019年からはロート製薬の「ロートZ!」とのスポンサー契約でも知られるようになった。
EVO 2017優勝[編集]
キャリアの頂点とされるのが、2017年7月にラスベガスで行われたEVO 2017の『ストリートファイターV』部門だ。2000人を超える参加者の中、ときどは豪鬼で勝ち上がり、グランドファイナルでアメリカの強豪Punkを破って優勝した。
当時勢いに乗っていた若手の優勝候補を下した試合は、日本の格ゲーファンの間で「友情・努力・勝利」を体現した名勝負として語り継がれている。豪鬼で相手を起き攻めのループに閉じ込める連係は「ときどVortex」と呼ばれた。
REJECT時代[編集]
2023年7月、ときどはeスポーツチームREJECTに加入。SFL 2023にはTOPANGAマネジメントのもと「FAV gaming」として参戦し、2024年からはREJECTの一員としてSFLを戦った。2025年1月の「日本eスポーツアワード2024」では年間最優秀eスポーツプレーヤー賞を受賞している。
2025年にはウメハラ、LeShar、ふ〜どがチームメイトとなり、2026年3月15日に両国国技館で行われた「SFL: ワールドチャンピオンシップ 2025」で優勝。ときどは決勝の初戦で先鋒としてBanditsのCabaに勝利し、流れを作った。チームは賞金1500万円と「CAPCOM CUP 13」の出場権を獲得している。
VARREL移籍[編集]
2026年5月1日、ときどはVARRELのストリートファイター部門への加入を発表。同日にはフィギュアスケート世界王者の宇野昌磨もVARRELのゲーマー部門に加わり、大きな話題となった。ときどはVARRELを運営する株式会社CELLORBの取締役も務めており、加入にあたって「格ゲー人生の集大成」との思いを語った。
SFL 2026ではVARRELの一員としてマゴ、水派、わびいちとチームを組み、ディビジョンFに参戦している。
プレイスタイルと使用キャラクター[編集]
豪鬼からケン、JPへ[編集]
長年の代名詞は豪鬼で、EVO 2017優勝もこのキャラクターでつかんだ。『スト6』では2024年頃からケンを主に使用し、2024年6月のオーストラリア大会「Battle Arena Melbourne 14」では事前に「豪鬼の試合にご期待ください」と予告しながらケンで出場して優勝。豪鬼対策をしてきた準優勝の立川選手を煙に巻き、「マーダーフェイク」と呼ばれた。
その後はJPを主力とし、SFL: ワールドチャンピオンシップ 2025でもJP一本で戦い抜いた。
CEO 2026優勝[編集]
2026年8月14〜16日に米フロリダ州オーランドで行われたカプコンプロツアーのプレミア大会「CEO 2026」では、1113人が参加した『スト6』部門をJPで制覇。ウィナーズファイナルでBooce Leeに敗れたものの、ルーザーズファイナルでMickyを3対1で退け、グランドファイナルではリセットを含む2セットをいずれも3対2で制して優勝した。
大会中に着けていたVARRELのハチマキから、日本語配信では「バレルスロー」「バレル中段」といった実況が飛び出し、ときどは「バレルマン」と呼ばれるようになった。なお、CAPCOM CUP 13の出場権はすでにSFL経由で得ていたため、今大会の権利は準優勝のBooce Leeに回った。
人物[編集]
- 論理的な思考で知られる一方、著書では「論理は結局、情熱にかなわない」と、好きなことにのめり込む情熱の大切さを説いている。
- マゴとは長年の盟友で、2026年にはVARRELのチームメイトに。同年8月にはマゴ、ガチくんと共同で『スト6』シーズン4のキャラクターランクを作成している。
- ボンちゃんとは同世代のトッププレイヤー同士で、配信やイベントで共演することも多い。2026年のSFLではボンちゃんはCrazy Raccoon所属で、ライバルチームとなっている。
- 2020年には「ベストドレッサー賞」のスポーツ部門を受賞した。
- 日本eスポーツ連合(JeSU)のプロライセンスを保持している。
著書[編集]
- 『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない』(PHP新書、2014年)
- 『世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0』(ダイヤモンド社、2019年)
『東大卒プロゲーマー』は、東大から大学院を経てプロゲーマーになるまでの葛藤と、ウメハラとの出会いが自身の価値観を変えた経緯を綴った一冊。「東大卒なのになぜゲームを」という世間の疑問に正面から答えた内容として、Eスポーツという言葉が浸透する以前に大きな反響を呼んだ。
余談[編集]
- プロゲーマーを志したきっかけは、ウメハラが日本人初のプロ契約を結んだことだったとされる。そのウメハラとは2025年にREJECTでチームメイトとなり、世界一のタイトルを一緒につかんだ。
- 日本語のゲーム実況では「バレルマン」誕生を受けて技名に次々と「バレル」が付けられ、SNSでも盛り上がった。
- 2026年のSFLでは、かつての所属チームREJECTに残ったウメハラと同じディビジョンFで争う構図になっている。