Kim Hee-ae
김희애(金喜愛)
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パリ・ファッションウィークのLOEWE 2027年春夏コレクションに出席したキム・ヒエ(2026年10月。出典:テンアジア、写真提供:キーイースト)
本名 김희애(キム・ヒエ)
誕生日 1967年4月23日
年齢 59歳
出身地 韓国・ソウル
国籍 韓国
家族 夫:イ・チャンジン(「ハングルとコンピュータ」創業者、1996年結婚)、息子2人
宗教 カトリック(洗礼名:マリア)
学歴 恵化女子高等学校 卒業、中央大学校 演劇映画学科 卒業、同大学院 新聞放送学科 卒業
職業 女優
活動期間 1982年 -
代表的な実績 『息子と娘』(1992年、最高視聴率61.1%)、『密会』(2014年)、『夫婦の世界』(2020年、当時の韓国ケーブル歴代最高視聴率28.4%)
受賞 百想芸術大賞 テレビ部門大賞(1993年・2004年)、同 テレビ部門女性最優秀演技賞(2003年・2013年・2020年ほか)、SBS演技大賞 大賞(2007年)、ソウル国際ドラマアワード 女性演技者賞(2014年)、大統領表彰(2014年・2020年)ほか
事務所 キーイースト(2025年3月 - )
あだ名 「ブラウン管のトロイカ」の一人(1990年代)
その他 1986年にKBS 2FM『キム・ヒエのFM人気歌謡』でDJも担当
リンク Instagram(@heeae_official)


概要[編集]

キム・ヒエ(김희애、1967年4月23日 - )とは、韓国・ソウル出身の女優である。高校1年生でCMモデルとしてデビューし、1990年代には『息子と娘』などで国民的スターに。2010年代以降は『密会』『夫婦の世界』で「不倫ドラマの女王」と呼ばれるほどの存在感を示し、40年以上にわたって第一線で主演を張り続けている。

詳細[編集]

高校1年生でスカウト[編集]

芸能活動のスタートは1982年。恵化女子高等学校の1年生だったときに、第一毛織の学生服・衣料のCFモデルに起用されたのが始まりである。翌1983年には映画『スムハエ・チョッチェナル(二十歳の最初の日)』で端役ながらスクリーンデビューを果たした。

1985年には韓国化粧品の専属モデルとなり、同年KBSの特別採用で入社する。当時の韓国では俳優が放送局に「入社」する公採・特採制度が主流で、キム・ヒエもKBS所属タレントとしてキャリアを積んでいった。のちに1990年の放送局ストライキをきっかけにMBCへ活動の場を移している。

『女心』で一気にブレイク[編集]

1986年、KBS1の日日ドラマ『ヨシム(女心)』で初主演。200人以上の候補者を押しのけて射止めた役だった。この作品でKBS演技大賞の新人賞、翌1987年には百想芸術大賞のテレビ部門新人演技賞を受賞し、10代にして一躍人気女優の仲間入りを果たした。

同じ1986年にはKBS 2FMのラジオ番組『キム・ヒエのFM人気歌謡』でDJも担当している。若くしてドラマ・ラジオ・CMをこなす「オールラウンダー」だったわけだ。

「ブラウン管のトロイカ」[編集]

1990年代に入ると、チェ・ジンシル、チェ・シラとともに「ブラウン管のトロイカ(三頭立て馬車)」と呼ばれ、テレビドラマ界の看板女優となる。1990年には『朝鮮王朝五百年-大院君』で明成皇后を演じ、時代劇でも存在感を示した。

その頂点が1992年のMBC週末ドラマ『息子と娘(アドゥルグァ・タル)』である。詳しくは後述するが、最高視聴率61.1%という、今では考えられない数字を叩き出した。翌1993年には百想芸術大賞のテレビ部門大賞と人気賞をダブル受賞している。

中央大学校で学び続けた[編集]

芸能活動と並行して、中央大学校の演劇映画学科(85学番)に進学し卒業。さらに同大学院の新聞放送学科も卒業している。トップスターとして多忙を極める中での進学で、「勉強する女優」というイメージの原点にもなった。

経歴[編集]

1990年代:国民ドラマの主役[編集]

1991年の『山の向こう南の村には』、1992年の『息子と娘』と立て続けに大ヒットを飛ばし、MBCの演技大賞でも大賞を受賞した。1994年からはMBCの大作『カレイスキー』で、旧ソ連の高麗人(朝鮮系住民)を描く物語のヒロイン、ソン・ナミョンを演じた。1995年には『恋愛の基礎』『愛と結婚』などに出演し、恋愛ドラマでも主演を務めている。

結婚と3年半の休業[編集]

1996年、「ハングルとコンピュータ」の創業者として知られるIT起業家イ・チャンジン(のちにポータルサイト「ドリームウィズ」代表)と結婚した。当時の新聞は、ソウル・汝矣島の63ビルで開かれた結婚式に芸能人や政治家、さらにハングルワープロの愛用者である中高生・大学生まで集まったと伝え、イ・チャンジンを「韓国のビル・ゲイツ」になぞらえている。主礼(媒酌人)は元文化部長官のイ・オリョンが務めた。

結婚後は約3年半にわたり芸能活動を休止。1999年のMBC『たった一人のあなた』で復帰した。

2000年代:大人の女優へ[編集]

復帰後は「大人の女性」を演じる女優として再評価が進む。2003年のKBS2『妻〜愛の果てに〜』で百想芸術大賞のテレビ部門女性最優秀演技賞を受賞し、同年のSBS『完全なる愛』では2004年の百想芸術大賞でテレビ部門大賞を獲得した。2004年にはKBS『拝啓、ご両親様』、2006年にはSBS『雪花』に出演している。

そして2007年、SBS『私の男の女』で親友の夫と関係を持つ女性イ・ファヨンを演じ、それまでの清純なイメージを覆した。作品は大きな話題となり、SBS演技大賞と韓国ドラマアワードの大賞をそろって受賞。のちに「不倫ドラマの女王」と呼ばれる系譜は、ここから始まったともいえる。

2010年代:アン・パンソク作品で再ブレイク[編集]

2011年のSBS『マイダス』を経て、2012年にはJTBC『妻の資格』(全16話)に主演。夫と息子の受験に縛られた主婦ユン・ソレが、歯科医の男性と出会って心を動かされていく物語で、教育熱の高いソウル・大峙洞(テチドン)の私教育事情を背景にしている。演出はアン・パンソク、脚本はチョン・ソンジュ。この作品で2013年の百想芸術大賞テレビ部門女性最優秀演技賞を受賞した。

2013年にはケーブル局tvNの旅バラエティ『花よりお姉さん』にユン・ヨジョンらとともにレギュラー出演し、ドラマとは違う素顔を見せた。2014年には約20年ぶりの映画出演となる『優しい嘘』(原題:우아한 거짓말)で、娘を亡くした母親を演じている。

2014年、同じアン・パンソク&チョン・ソンジュのコンビと再び組んだJTBC『密会』が社会現象に。2015年にはSBS『ミセス・コップ』で刑事役に挑み、地上波では珍しいシーズン制ドラマの起点となった。2016年にはYGエンターテインメントと専属契約を結んでいる。

2020年代:『夫婦の世界』とNetflix時代[編集]

2020年の『夫婦の世界』で、キャリアの新たなピークを迎える。2023年にはNetflixシリーズ『クイーンメーカー』、2024年には同じくNetflixの『旋風』で政治ドラマにも進出。映画では『ユンヒへ』『満ち足りた家族』など、作家性の強い作品への出演が続いている。

2025年3月、YGエンターテインメントが俳優マネジメント事業から撤退したことを受け、キーイーストと専属契約を結んだ。

代表作の解説[編集]

息子と娘(1992年)[編集]

1960年代後半から70年代を舞台に、男児を重んじる家庭に双子として生まれた兄妹を描いたMBCの週末ドラマ。キム・ヒエが演じたのは、息子を望んでいた母親から冷遇されながらも独学で大学を目指し、やがて作家として成功する娘イ・フナム。兄イ・グィナム役はチェ・スジョンが務めた。

フナムを支えるエリート検事ハン・ソッコ役には、当時新人だったハン・ソッキュが起用された。もともとは別の俳優に打診された役だったが辞退され、新人に回ってきたという裏話がある。父親役ペク・イルソプの口癖も流行語になった。当初50話の予定が人気を受けて64話に延長され、最高視聴率は61.1%に達した。

密会(2014年)[編集]

JTBCで2014年3月から5月まで放送された全16話のメロドラマ。キム・ヒエが演じたのは、ソハン芸術財団の企画室長として上流社会で働く40歳のオ・ヘウォン。20歳の天才ピアニストの青年イ・ソンジェ(ユ・アイン)と出会い、20歳差の秘密の恋に落ちていく。

上品で張り詰めた演技が話題になり、2014年のソウル国際ドラマアワードで女性演技者賞、APANスターアワードでミニシリーズ部門女性最優秀演技賞を受賞した。百想芸術大賞では、演出のアン・パンソクが演出賞、脚本のチョン・ソンジュが脚本賞を獲っている。

夫婦の世界(2020年)[編集]

英国BBCのドラマ『ドクター・フォスター』を原作にしたJTBCの金土ドラマ(全16話)。キム・ヒエは家庭医学科の医師で病院の副院長でもあるチ・ソヌを演じた。夫イ・テオ(パク・ヘジュン)の不倫を知ったソヌが、復讐と再生へ向かっていく物語で、不倫相手ヨ・ダギョン役のハン・ソヒもこの作品で大ブレイクした。

最終回の全国視聴率は28.371%に達し、『SKYキャッスル』を抜いて当時の韓国ケーブルドラマ史上最高を記録。第56回百想芸術大賞では演出のモ・ワニルが演出賞、キム・ヒエがテレビ部門女性最優秀演技賞を受賞した。同年には韓国ギャラップの「今年のテレビ俳優」にも選ばれ、2020年の大統領表彰も受けている。

クイーンメーカー(2023年)[編集]

2023年4月14日にNetflixで全11話が一挙配信された政治ドラマ。キム・ヒエは財閥ウンソン・グループで汚れ仕事を引き受けてきたフィクサー、ファン・ドヒを演じた。部下の死をきっかけに会社と決別した彼女は、人権弁護士オ・ギョンスク(ムン・ソリ)をソウル市長選に担ぎ出し、選挙参謀としてかつての雇い主と戦う。

演出はオ・ジンソク、脚本はムン・ジヨン。米国の映画批評サイトでも好意的なレビューが並び、米タイム誌の「2023年のNetflixの韓国ドラマのベスト」にも選ばれている。

旋風(2024年)[編集]

2024年6月28日にNetflixで全12話が配信された政治スリラー。『追跡者 THE CHASER』『パンチ』などで知られる脚本家パク・キョンスの5年ぶりのドラマ復帰作で、演出はキム・ヨンワン。

腐敗した大統領の暗殺を決意する国務総理パク・ドンホ(ソル・ギョング)に対し、キム・ヒエは経済副総理チョン・スジンを演じ、権力を握ろうとする宿敵として真っ向から対峙した。ソル・ギョングとは2023年の映画『THE MOON』(日本公開2024年)に続く共演である。

ユンヒへ(2019年)[編集]

イム・デヒョン監督の長編2作目で、シングルマザーのユンヒ(キム・ヒエ)のもとに、北海道・小樽で暮らす友人ジュン(中村優子)から20年以上ぶりの手紙が届くところから始まる。互いに家族にも明かしていない秘密を抱えた2人の再会を、雪の小樽を舞台に静かに描いた作品だ。

2019年の釜山国際映画祭でクィアカメリア賞、2020年の青龍映画賞で監督賞と脚本賞を受賞。日本では2022年1月7日に劇場公開され、木野花、瀧内公美ら日本の俳優も出演している。キム・ヒエ自身は韓国映画製作家協会賞の主演女優賞を受賞した。

その他の映画[編集]

2018年の『ハーストーリー』では、1990年代に日本で行われた元慰安婦らによる賠償請求裁判を題材に、原告団を支える釜山の旅行会社社長ムン・ジョンスクを演じた。法廷で証言を日本語に通訳する役で、本人は「寝ている間もセリフを流し、日本語で話しかけられて答えられない悪夢を見た」と語るほど日本語を猛練習したという。この作品で百想芸術大賞の映画部門にノミネートされ、釜日映画賞の主演女優賞を受賞した。

2024年日本公開の『DEADMAN 消された男』ではシム女史役、2025年1月17日に日本公開された『満ち足りた家族』では、ホ・ジノ監督のもと、チャン・ドンゴン演じる小児科医ジェギュの年上の妻ヨンギョンを演じた。同作は第48回トロント国際映画祭のガラ・プレゼンテーション部門に招待されている。

最新動向[編集]

事務所移籍[編集]

2025年3月10日、キーイーストが専属契約を発表した。キーイーストは「大韓民国を代表する女優と一緒に活動できてうれしい」とコメント。同社にはチャ・スンウォンらが所属しており、YGエンターテインメント出身者の移籍が相次いだ形になった。

『ボンジュール・ベーカリー』(2026年)[編集]

2026年5月8日から、クーパンプレイのバラエティ『ボンジュール・ベーカリー(ボンジュールパン屋)』が配信された。静かな田舎町に開店した「国内初のシニア向けデザートカフェ」を舞台にした全8話のヒーリング番組で、キム・ヒエは店の運営全般を任される総括マネージャー役を担当。チャ・スンウォンとイ・ギテクが厨房、キム・ヒエとキム・ソンホがホールを受け持った。

制作陣によると、キム・ヒエは「町の店はこうやって商売するものだ」と常連客にどんどんサービスを出し、序盤の収支は赤字だったという。番組内ではキム・ソンホが演技の悩みをキム・ヒエに打ち明ける場面も放送された。同年8月5日からはKBS2でも放送されている。

JTBC『ゴールドディガー』[編集]

2026年3月にJTBCが発表した新作ラインナップで、主演作『ゴールドディガー』が公表された。原作はマーニー・ディケンズ脚本の英国BBCドラマ『Gold Digger』で、制作はメインストリート・ピクチャーズ。キム・ヒエが演じるのは、仕事では成功したものの心に空虚さを抱える出版社代表ミン・ヨンジュ。彼女の前に現れる謎めいたフリーランスデザイナー、チョン・ジェヒ役にはノ・サンヒョンが起用され、「23歳差のロマンス」として話題になった。

娘で出版社の編集課長ソ・ヒョンソ役にキム・ジウン、映画制作会社PDの長男役にチャ・ハギョン、末っ子役にパク・スオが出演。当初は2026年下半期の放送を目標にしていたが、2026年10月の報道では「来年(2027年)放送予定」とされている。『夫婦の世界』以来6年ぶりのJTBC復帰作で、2026年10月現在、撮影が続いている。

日本での配信先[編集]

2026年秋時点で、日本では主に以下のサービスで出演作が配信されている(配信状況は変動する)。

  • 『夫婦の世界』:Prime Video、U-NEXT
  • 『密会』『妻の資格』『私の男の女』:U-NEXT
  • 『クイーンメーカー』『旋風』:Netflix
  • 『マイダス』:U-NEXT、DMM TV
  • 『ミセス・コップ』:U-NEXT、FOD
  • 『拝啓、ご両親様』『妻〜愛の果てに〜』『完全なる愛』:TSUTAYA DISCAS(宅配レンタル)

『ボンジュール・ベーカリー』と『ゴールドディガー』については、2026年10月時点で日本での配信は発表されていない。

主な出演作[編集]

テレビドラマ[編集]

  • 『ヨシム(女心)』(1986年、KBS1)- ソン・ダヨン 役
  • 『愛情の条件』(1987年、KBS2)- キム・ウォンミ 役
  • 『明日を忘れる』(1988年、MBC)- ソ・インエ 役
  • 『朝鮮王朝五百年-大院君』(1990年、MBC)- 明成皇后 役
  • 『山の向こう南の村には』(1991年、MBC)- カン・ミョンエ 役
  • 『裸木(ナモク)』(1992年、MBC)
  • 『息子と娘』(1992年、MBC)- イ・フナム 役
  • 『カレイスキー』(1994年 - 1995年、MBC)- ソン・ナミョン 役
  • 『恋愛の基礎』(1995年、MBC)- チェ・ジョンヒ 役
  • 『たった一人のあなた』(1999年、MBC)- チャン・ソヨン 役
  • 『妻〜愛の果てに〜』(2003年、KBS2)- キム・ナヨン 役
  • 『完全なる愛』(2003年、SBS)- ハ・ヨンエ 役
  • 『拝啓、ご両親様』(2004年、KBS)- アン・ソンシル 役
  • 『雪花』(2006年、SBS)- イ・ガンエ 役
  • 『私の男の女』(2007年、SBS)- イ・ファヨン 役
  • 『マイダス』(2011年、SBS)- ユ・インヘ 役
  • 『妻の資格』(2012年、JTBC)- ユン・ソレ 役
  • 『密会』(2014年、JTBC)- オ・ヘウォン 役
  • 『ミセス・コップ』(2015年、SBS)- チェ・ヨンジン 役
  • 『最後から二番目の恋』(2016年、SBS)- カン・ミンジュ 役
  • 『夫婦の世界』(2020年、JTBC)- チ・ソヌ 役
  • 『クイーンメーカー』(2023年、Netflix)- ファン・ドヒ 役
  • 『旋風』(2024年、Netflix)- チョン・スジン 役
  • 『ゴールドディガー』(2027年予定、JTBC)- ミン・ヨンジュ 役

映画[編集]

  • 『スムハエ・チョッチェナル』(1983年)- デビュー作
  • 『私の愛 チャング』(1985年)- ミヘ 役
  • 『101番目のプロポーズ』(1993年)- チョンウォン 役
  • 『優しい嘘』(2014年)- ユ・ヒョンスク 役
  • 『セシボン』(2015年)- ミン・ジャヨン(40代)役
  • 『死体が消えた夜』(2018年)- ユン・ソルヒ 役
  • 『ハーストーリー』(2018年)- ムン・ジョンスク 役
  • 『ユンヒへ』(2019年、日本公開2022年)- ユンヒ 役
  • 『THE MOON』(2023年、日本公開2024年)- ユン・ムニョン 役
  • 『DEADMAN 消された男』(2024年)- シム女史 役
  • 『満ち足りた家族』(2024年、日本公開2025年)- ヨンギョン 役

バラエティ・ラジオ[編集]

  • 『キム・ヒエのFM人気歌謡』(1986年、KBS 2FM)- DJ
  • 『花よりお姉さん』(2013年、tvN)
  • 『ボンジュール・ベーカリー』(2026年、クーパンプレイ)

人物・エピソード[編集]

「勉強する女優」[編集]

トップスターでありながら大学・大学院で学び続けた経歴に加え、役作りの徹底ぶりでも知られる。『ハーストーリー』では釜山方言と日本語の両方を身につける必要があり、日本語は「音楽のようにリズムとアクセントを覚えた」と語っている。撮影から時間がたっても日本語のセリフを覚えていると話すほどだった。

一方で、『ハーストーリー』への出演について「元慰安婦の方々の物語を自分が台無しにしてしまうのではないか、怖かった」とも明かしている。それでも登場人物たちの尊厳に心を動かされ、「断る理由がなかった」と出演を決めたという。

信仰[編集]

カトリック信者で、洗礼名はマリア。2014年の教皇フランシスコ訪韓の際には、記念曲「コイノニア」のミュージックビデオに参加した。

ストイックな自己管理[編集]

50代後半になっても体型と姿勢の美しさで知られ、2026年10月にはパリから帰国後に「8時間眠って7km走った」とSNSで報告している。ジュエリーブランド「GRAFF」(2026年2月)、「フェラガモ」(同8月)などのイベントにも頻繁に招かれ、ファッション誌からは「タイムレス・アイコン」として表彰されたこともある(2018年エル・スタイル・アワード)。

炎上とバズ[編集]

パリでの「しわ」論争[編集]

2026年10月、パリ・ファッションウィークでLOEWEの2027年春夏コレクションを観覧した際のインタビュー動画がSNSで拡散した。発言内容よりも顔のしわや表情の変化に注目が集まり、「急に老けたように見える」といった声が出た。一方で「年齢を考えれば自然」「しわを隠さない姿に好感が持てる」という反応も多く、韓国メディアでは外見評価のあり方も含めて報じられた。

その直後、キム・ヒエは撮影現場でストーブの前に座り、ブランケットにくるまって微笑む素朴な写真をInstagramに投稿。86歳の母親と撮り合った「親子リンクコーデ」の写真も公開し、変わらずマイペースな近況を発信している。

「不倫ドラマの女王」[編集]

『私の男の女』『妻の資格』『密会』『夫婦の世界』と、不倫を軸にした作品で次々に高評価を得たことから、韓国では半ば冗談めかしてこう呼ばれることがある。いずれの作品も単なる愛憎劇ではなく、上流社会や教育熱、家族制度への視線を含んだ作品として評価されている。

余談[編集]

  • 1996年の結婚式には、キム・ヘスやチェ・スジョンら芸能人に加え、夫が作ったハングルワープロの愛用者である学生たちも多く集まったと当時の新聞が伝えている。
  • 『息子と娘』で共演したハン・ソッキュは当時新人。その後韓国映画界を代表するスターになった。
  • 『夫婦の世界』の最終回視聴率28.371%は、JTBCドラマの歴代1位として長く語られている。
  • 『ユンヒへ』は北海道・小樽が主要な舞台で、木野花、瀧内公美ら日本人俳優も出演している。
  • 『ゴールドディガー』の相手役ノ・サンヒョンとは23歳差。『密会』のユ・アインとの20歳差を更新する「年の差ロマンス」とも言われている。

外部リンク[編集]

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