| テムパル~アイテムの力~ (Overgeared, 템빨) | |
|---|---|
![]() 日本版ポスター | |
| 作家 | Saenal(朴セナル) |
| 脚本 | Monohumbug(REDICE STUDIO) |
| 作画 |
Monohumbug(REDICE STUDIO)、 Team Argo |
| ジャンル | ファンタジー、ゲームファンタジー |
| 出版社 | SBクリエイティブ(GAコミック、日本語単行本) |
| 配信 | ピッコマ(日本)、カカオページ(韓国) |
| 連載期間 |
(韓国)2020年4月1日~ (日本)2020年9月1日~ |
| 連載周期 | 週刊(シーズン制・休載期間あり) |
| 話数 | 日本版300話前後(2026年10月時点) |
| 略称 | テムパル |
| 原作 | 朴セナル『템빨』(韓国のWeb小説・全96巻で完結) |
| メディアミックス | テレビアニメ(2026年10月〜、J.C.STAFF制作) |
| リンク |
ピッコマリンクへ 韓国カカオページへ TVアニメ公式サイト |
| コミュニティ | n/アニメ・漫画 |
概要[編集]

TVアニメ版のキービジュアル(第2弾)。出典:電撃オンライン
『テムパル~アイテムの力~』(韓国語原題:템빨、英題:Overgeared)とは、韓国の作家・朴セナル(Saenal)のWeb小説を原作とする韓国発のファンタジーウェブトゥーンである。全世界20億人が遊ぶVRゲーム<SATISFY>を舞台に、借金まみれの青年がレジェンダリークラス<ファグマの末裔>を得て、自作のアイテムで頂点へ成り上がっていく物語。日本ではピッコマで独占配信されており、2026年10月2日からJ.C.STAFF制作のテレビアニメがTOKYO MX・BS11ほかで放送されている。
タイトルの「テムパル」とは韓国語で「アイテムのおかげ」「アイテム頼み」を意味するネットスラングで、実力ではなく装備アイテムの力で強くなることを指す。
「テム」はアイテムの略語で、 パルは「빨」という、「~がいいだけ」という韓国語読みをそのまま使っている。
パルはネガティブな韓国語表現によく使われる。例えば「運パル」といえば、十分な能力がないのに運よく成功したという意味を持つ。つまり、本作品で言えば、アイテムだけよくて成功するものの話という意味だ。
最近、韓国語のヨミのままだと日本で通じるはずがないのに、韓国語読みそのままにする傾向にあるは、やはり六本木クラスのタイトルで炎上した、タイトル意訳問題があったからだと推測される。
原作は朴セナル(Park Saenal)による同名のWeb小説で、これをREDICE STUDIOが作画を手掛けてウェブトゥーン化した。REDICE STUDIOは『俺だけレベルアップな件』『盗掘王』などのヒット作を世に送り出した制作スタジオとして知られる。日本では『ピッコマ』で配信され、累計ハート数(いいね)は8000万を超え(2026年8月時点で約8,189万)、「ピッコマAWARD 2023」を受賞するなど高い人気を集めている。
世界観[編集]
仮想現実ゲーム<SATISFY>[編集]
物語の主舞台は、SAグループ(韓国版:S.A 그룹)が開発・運営する没入型のVRMMORPG<SATISFY>(サティスファイ)。カプセル型の機器で接続し、五感まで再現される仮想世界で、世界中に約20億人のユーザーを抱えるとされる。原作小説の設定では、現実とゲーム内の時間の流れは1:3。ゲーム内の金銭は現金に換金でき、ゲームでの富と名声がそのまま現実の生活に跳ね返る。
NPCは高度なAIで動いており、それぞれが独自の人格・記憶・人間関係を持つ。プレイヤーの言動によってNPCの好感度や態度が変わり、領地の統治や国家間の政治にまで影響が及ぶ。主人公グリードがNPCを「ゲームのデータ」ではなく一人の人間として扱うことは、のちの物語で重要な意味を持つ(作中では、SAグループの幹部たちがグリードのNPCへの接し方を評価する場面もある)。
クラスとレア度[編集]
キャラクターの職業(クラス)とアイテムには等級があり、おおむね以下の順に希少性・性能が高くなる。
| 等級 | 概要 |
|---|---|
| ノーマル | 戦士・魔法使い・弓使い・司祭など、誰でも就ける基本職 |
| レア/エピック | 条件を満たすことで就ける上位の隠しクラス |
| ユニーク | 習得者が限られる強力な隠しクラス |
| レジェンダリー | 過去の「伝説」の継承者となるクラス。物語開始時点では就いた者がいない |
| 神話(ミシック) | レジェンダリーのさらに上。作中後半で登場する |
原作小説によればレジェンダリークラスには、状態異常への耐性やNPCからの高い好感度といった特典がある。ただし、転職の際にレベルが大きく下がることがあり、グリードは転職でマイナスレベル(ほぼ裸の状態)から再出発する羽目になった。レジェンダリークラスの多くは過去の伝説的人物の「末裔」や「後継者」という形をとり、その人物にまつわる連続クエストを経て成長していく。
伝説の職人ファグマ[編集]
ファグマ(韓国版:파그마 パグマ)は、<SATISFY>の世界で史上最高とされる伝説の鍛冶職人。彼の技術と遺志を記した<ファグマの奇書>を手にした者は、レジェンダリークラス<ファグマの末裔>に転職できる。<ファグマの末裔>は、作ったアイテムに通常より高い性能を与えられる、レジェンダリー等級のアイテムを生み出せる可能性がある、専用の剣技(ピッコマ版では《ファグマの剣舞》など)を使える、といった特徴を持つ。一方で鍛冶には良質な材料と長い時間、膨大な体力が必要で、序盤のグリードは「伝説の職人なのに伝説級がなかなかできない」という壁に苦しむ。
ギルド・国家・ランキング[編集]
プレイヤーはギルドを結成して集団で活動する。序盤には大手のツェダカギルドや、グリードと因縁を持つジャイアントギルドなどが登場する。ゲーム世界には王国・帝国・宗教勢力が存在し、プレイヤーは爵位や領地を得て統治に関わることもできる。日本語版では、原作の「永遠の王国」に当たる国がエトナル王国、その王都がラインハルトと表記される。宗教勢力としては女神レベッカを奉じるレベッカ教、魔神を崇めるヤタン教などがある。
プレイヤーは総合ランキングや職業別ランキングで格付けされ、上位者は「ランカー」と呼ばれて現実世界でも有名人となる。
国家対抗戦[編集]
年に一度、国の代表プレイヤーが競い合う国際大会。PvP、ボスレイド、攻城戦、ペットマラソンなど複数の種目があり、メダル獲得者にはSAグループから報酬が出る。原作では韓国代表だが、ピッコマ版では舞台がローカライズされているため日本代表として描かれている(第1回大会の前に、総合ランキング100位以内に日本人が2人しかいないことが問題になる場面がある)。
奇跡の5人と「格」[編集]
原作小説では、ゲーム史上でも突出した5人のプレイヤー、グリード・クラウゼル・アグナス・ハスター・ヒューレントが「奇跡の5人」(韓国版:기적의 5인)と呼ばれる。また後半(75巻以降)には、業績の積み重ねで上昇する「格」(격)という概念が戦闘力の体系を大きく左右するようになり、レベルだけでは強さを測れなくなる。
あらすじ[編集]
世界最高のバーチャルリアリティゲーム<SATISFY>。 全世界ユーザー数20億人、もう一つの地球と呼ばれるほどの壮大な ファンタジーゲーム。 しがない無職のゲーム中毒者である「長嶺巧」はゲーム課金の借金を返すために日雇い労働をする以 外のほとんどの時間はゲームに費やしていた。 ある日、クエスト中にレジェンダリー転職書<ファグマの奇書>を手に入れ た「巧」。 <ファグマの奇書>売って大儲けできると思ったその瞬間…!新たなクエストが発動され殺される寸前になる が… このままだと殺され、レジェンダリー転職書<ファグマの奇書>もなくしてしまうと思った「巧」は<ファグマの奇書 >を開き、伝説の職人<ファグマの末裔>へとジョブチェンジするが… 借金まみれの底辺人生から20億プレイヤーの頂点 に立つレジェンダリープレイヤーになれるのか!?
— ピッコマ
以下は主にウェブトゥーン版(ピッコマ版)の展開に沿う。原作小説で描かれる展開は「原作小説では」と区別して記す。
序盤(〜ファグマの末裔へ)[編集]

剣を手に戦うグリード(アニメ第1弾PVより)。出典:はてなブログ「アニメすきすき」
長嶺巧(韓国版:신영우 シン・ヨンウ)は、借金を抱え、建設現場の日雇いで食いつなぐ青年。人生逆転を賭けて<SATISFY>に打ち込むが、プレイヤー「グリード」としてのセンスはなく、1年かけても成長はどん底。ゲーム内でも人に騙され、搾取されてばかりの毎日だった。
ある日グリードは、アシュルー伯爵から北方の洞窟を調べる高難度のSランククエストを受ける。そこで偶然、レジェンダリーアイテム<ファグマの奇書>を手に入れる。依頼の契約違反を理由に伯爵の追手に追い詰められたグリードは、とっさに奇書を使ってレジェンダリークラス<ファグマの末裔>に転職。しかしその代償として、レベルはマイナス、装備もほぼ失った状態で再出発することになる。
鍛冶の町ウィンストーンで鍛冶屋カンに弟子入りしたグリードは、1か月がむしゃらに働いて鍛冶職人生活を始める。作った装備は標準より2割ほど性能が高いことで評判となり、正体不明の「名もなき匠」として名が知られるようになる。やがて初のレジェンダリーアイテム<無我境地の剣>を完成させ、ウィンストーンの行政官に22万ゴールドで売却。借金を返して余りある大金を手にするが、帰宅すると今度は父親が借金の保証人となって8000万円の負債を背負っていたことが判明するなど、現実ではなお試練が続く。
中盤[編集]
グリードの装備の腕は大手ギルドの目に留まる。ウィンストーンの領主アイリーンをヤタン教の手から救い出し、ヤタン教の第6使徒マラクサスを撃破したことで、名高いツェダカギルドから「専属鍛冶職人」としての加入を誘われる。ジャイアントギルドとの抗争、ドミニオン大神殿での祝福、ヤタン教との戦いなどを経て、グリードはツェダカのメンバーと次第に信頼関係を築いていく。
その頃、現実では同窓会で再会した初恋の相手に手ひどく裏切られる一方、ランカーのユラが巧のもとを訪ね、第1回国家対抗戦への参加を求める。大会に出場したグリードは、自作の装備と《ファグマの剣舞》などの専用スキルを武器に上位ランカーを次々と撃破。PvPではヒューレントをわずか5秒でログアウトさせて観客を驚かせ、日本代表の躍進に大きく貢献する。この大会をきっかけに、名軍師ラウエルがグリードの配下に加わる。
大会後、グリードは領主になることを決意。ラウエルの提案でツェダカギルドを発展的に解散し、グリードを頂点とする新ギルド「テムパル団」(韓国版:템빨 길드)が誕生する。グリードはアイリーンと結ばれ、領地レイダンの統治を進めながら、伝説級の職業を持つ仲間を増やしていく。剣の達人でありながら伝説の農夫となったフィアロ、ヤタン教と決別して黒魔法使いからデビルスレイヤーへ転職したユラなども、テムパル団の主力として活躍するようになる。アイリーンの懐妊を知ったグリードは、父親になることに戸惑いながらも、守るべきものの重さを自覚していく。
後半(ネタバレ注意)[編集]
第2回国家対抗戦では、総合ランキング1位の剣聖クラウゼルとグリードが個人戦決勝で激突する。グリードは自身の中に宿る伝説の魔法使いブラハムの力まで引き出して戦うが、両者同時ログアウトという結末の末、わずかな差でクラウゼルの勝利と判定された。母を救うために勝利を求めていたクラウゼルに対し、グリードは配下ではなく友人になることを提案する。
その後、セイレーン王国での冒険を経て、ユーフェミアが成長型レジェンダリークラスへの転職クエストを得るなど、仲間たちもそれぞれの「伝説」を継いでいく。やがてグリードはエトナル王国と対立し、ラウエルの指揮のもとで王都ラインハルトをめぐる総力戦が始まる。追い詰められた国王が悪魔の力にすがるなど戦いは混迷を極めるが、最終的にグリードはテムパル王国(ピッコマ版では「テムパル国」とも)を建国。建国式典では周辺諸国の圧力をはねのけ、クリスが臣下として忠誠を誓って公爵位を授かる。2026年10月時点で、ピッコマ版は300話前後まで配信されている。
原作小説では、この後テムパル王国は大陸の覇権を握るサハラン帝国との戦争を経てテムパル帝国へと発展し、グリードは初代皇帝となる。物語はさらに魔界や神々の領域へと広がり、グリードはレジェンダリークラスを統合した神話等級のクラスに到達する。小説は2024年4月26日に全96巻・2060話で完結した。
主な登場人物[編集]
声優はTVアニメ版。ピッコマ版とアニメ版で表記が異なる可能性がある人物は併記した。
主人公[編集]
- グリード/長嶺巧(ながみね たくみ)
- 声 - 橘龍丸
- 韓国版の本名は신영우(シン・ヨンウ)。借金を抱え、日雇い労働で生計を立てる青年。プレイヤー名「グリード」(強欲)の通り、序盤は欲深く卑屈で、他人のせいにしがちな性格として描かれる。<ファグマの奇書>によって<SATISFY>初のレジェンダリークラス<ファグマの末裔>に転職し、自作の装備で成り上がっていく。物語が進むにつれて、粘り強く情に厚いリーダーへと成長し、多くの仲間から慕われる存在になる。原作小説ではのちにテムパル帝国の皇帝となり、神話等級のクラスに至る。原作小説によると、序盤は外見も冴えなかったが、食生活の改善などで見違えるように変わったという。
- 聖羅(せいら)
- 巧の妹。韓国版名は신세희(シン・セヒ)。兄の身を案じる場面が多い。原作小説ではのちに自分も<SATISFY>をプレイする(プレイヤー名はルビー)。
ツェダカギルド/テムパル団[編集]
- ユラ
- 声 - 瀬戸麻沙美
- 屈指の実力を持つ女性ランカー。韓国の大財閥の令嬢という背景を持つ(原作小説)。当初は黒魔法使いでヤタン教の使徒という立場だったが、のちにデビルスレイヤーに転職し、テムパル団の一員としてグリードと肩を並べて戦う。巧に対して特別な好意を抱いている。

アニメ版のジシュカ(声:杉山里穂)。出典:電撃オンライン
- ジシュカ
- 声 - 杉山里穂
- ツェダカギルドの主要メンバーで、弓の名手。グリードの腕を早くから評価し、彼に好意を寄せる。原作小説では「弓聖」(궁성)として十功臣の一人に数えられる。

アニメ版のトヴァン(声:水中雅章)。出典:電撃オンライン
- トヴァン
- 声 - 水中雅章
- ツェダカギルドのメンバー。お調子者でグリードとの掛け合いが多く、ドミニオン大神殿ではグリードを「女神の代行者」と紹介して祝福を引き出させるなど機転を利かせる一方、モンスターのおとりにされるなど損な役回りも多い。
- レガス
- 声 - 盆子原康
- ツェダカギルドのメンバーで、拳を武器に戦う格闘家。第1回国家対抗戦では、グリードが作った<雷公のナックル>を装備して実力者クリスを破る番狂わせを演じた。
- ベントナー
- 声 - 福西勝也
- ツェダカギルドのメンバー。重装備の盾役(タンカー)としてパーティの前線を担う。
- フォン
- 声 - 天﨑滉平
- ツェダカギルドのメンバー。原作小説では白馬騎士として、テムパル王国の槍兵団を率いる。
- フェイカー
- 声 - 土岐隼一
- ツェダカギルドのメンバーで、暗殺者系の職業。原作小説では「伝説の暗殺者」となり、影の部隊を率いる。
- ユーフェミア
- 声 - 福積沙耶
- ツェダカギルドの女性魔法職。他人のスキルを複製するエピック職<デュプリケーター>だったが、のちに伝説の魔法使いの継承者である成長型レジェンダリークラス(原作小説では「ムムードの後継者」)へ転職する。グリードとは兄妹のような信頼関係で結ばれている。
- フロイ
- 声 - 高山俊太朗
- ツェダカギルドのメンバー。口が達者で、建国式典ではテムパル王国を擁護する演説をするなど弁舌で活躍する。原作小説では「雄弁家」として飛竜部隊を率いる。
- ラウエル
- 韓国版名は라우엘。卓越した頭脳を持つプレイヤーで、第1回国家対抗戦の後、強さに惹かれてグリードに忠誠を誓う。ツェダカギルドの解散とテムパル団の創設を提案し、以後は軍師として戦争や内政の作戦を立案する。
- フィアロ
- 韓国版名は피아로(ピアロ)。かつては伝説級の剣士でありながら、剣を捨てて農夫として生きるNPC。グリードの領地で開墾に励み、のちに「伝説の農夫」となる。農夫でありながら規格外の戦闘力を持つというギャップで人気が高い。
NPC[編集]

アニメ版のアイリーン(声:村田友希)。出典:はてなブログ「アニメすきすき」
- アイリーン
- 声 - 村田友希
- 韓国版名は아이린。ウィンストーンの領主。グリードに救われたことをきっかけに彼と心を通わせ、ゲーム内で結婚する。グリードの子を身ごもり、原作小説では皇后となる。
- カン
- ウィンストーンの鍛冶屋。転職直後のグリードを弟子として受け入れ、鍛冶の基本を教えた師匠。
- ファグマ
- 伝説の鍛冶職人。グリードが継いだ<ファグマの末裔>の源流であり、物語の中でもその過去や遺したものが重要な鍵となる。
- ブラハム
- 伝説の魔法使い。のちにグリードの内に宿り、窮地で力を貸すことになる。
ランカー・ライバル[編集]
- クラウゼル
- 韓国版名は크라우젤。総合ランキング1位の剣聖で、「奇跡の5人」の一人。病の母を救うために戦っていた。第2回国家対抗戦の個人戦決勝でグリードと死闘を繰り広げ、僅差で勝利。その後、グリードの好敵手であり友人となる。
- アグナス
- 韓国版名は아그너스。ネクロマンサーで、原作小説では悪魔バアルの契約者。「奇跡の5人」の一人で、グリードにとって最大の対立者の一人となる。
- ヒューレント
- 韓国版名は휴렌트。上位ランカーで、「奇跡の5人」の一人。第1回国家対抗戦でグリードにわずか5秒で敗れた。原作小説ではオーラマスターとなる。
- クリス
- 韓国版名は크리스。上位ランカーの一人。テムパル王国建国の際にグリードの臣下となり、公爵位を授かる。
用語[編集]
- ファグマの奇書
- 伝説の鍛冶職人ファグマの技を記した書物。使用するとレジェンダリークラス<ファグマの末裔>に転職できる。グリードがSランククエストの最中に入手した。
- ファグマの末裔
- グリードのレジェンダリークラス。韓国版は파그마의 후예。鍛冶でアイテムに高い性能を付与でき、レジェンダリー等級のアイテムを作る可能性を持つ。専用の剣術スキルも使える。
- レジェンダリー
- クラス・アイテムの等級の一つ。物語開始時点では到達者がいない最上位級で、グリードが初のレジェンダリークラス保持者、初のレジェンダリーアイテム製作者となる。
- ツェダカ(ギルド)
- ジシュカ、トヴァン、レガス、ベントナー、フォン、フェイカー、ユーフェミア、フロイらが所属する、少数精鋭の実力派ギルド。グリードを専属鍛冶職人として迎え入れ、のちに発展的に解散してテムパル団の母体となる。アニメ版ではこのギルドのメンバーがまとめて追加キャストとして発表された。
- テムパル団
- グリードを頂点とするギルド。韓国版は템빨 길드(英語版はOvergeared Guild)。原作小説ではのちにテムパル王国・テムパル帝国の中核となる。
- 国家対抗戦
- 各国の代表プレイヤーが競う年1回の国際大会。
原作小説[編集]
原作は韓国の作家朴セナル(박새날、ペンネーム表記はSaenal)によるWeb小説『템빨』(テムパル)。日本のアニメ公式クレジットでは「小説 Saenal(MAYA&MARU)」と表記されている。
作者[編集]
朴セナルは韓国のファンタジー小説作家で、正統派ファンタジー『공작아들』(公爵の息子)でデビューした。その後『9서클 마법사의 아들』(9サークル魔法使いの息子)、『마제 이계 강림기』などを発表し、『템빨』が代表作となった。2020年の韓国誌「シネ21」のインタビューでは、幼い頃から読書とゲームに没頭し、eスポーツが一般的でなかった時代にプロゲーマーを志したこともあると語っている。連載中の読者の反応を取り入れながら世界観を広げていったとされる。
連載経緯[編集]
- 2013年6月、韓国のWeb小説サイトムンピア(문피아)で連載を開始したが、同年7月にいったん中断。
- 2014年11月にムンピアで連載を再開し、同年12月からはカカオページで先行連載が始まった。以後、ネイバーシリーズ、リディブックスなど複数のプラットフォームでも配信された。
- 2024年4月26日、本編が完結。分量は電子書籍換算で全96巻、話数は約2,060話(ストアにより2,059話表記)におよぶ長編である。
実績[編集]
2020年4月時点の韓国報道では、累計閲覧数5億8,000万回、累計売上100億ウォン超、累計購読者216万人と紹介された。カカオページでは2026年時点で閲覧数12億回超とされ、韓国のゲームファンタジー(現代ファンタジー)系Web小説を代表する作品の一つに数えられる。
海外展開[編集]
- 英語版 - 2017年から翻訳サイトWuxiaworldで『Overgeared』のタイトルで公式英訳が連載され、英語圏でも高い人気を得た。
- 日本語版 - 2026年時点で原作小説の日本語翻訳版は刊行されていない。日本で読めるのはウェブトゥーン版(およびその単行本)のみである。
ウェブトゥーン[編集]

ウェブトゥーン版のメインビジュアル(©Team Argo, Monohumbug, Saenal 2020 / REDICE STUDIO)。出典:電子コミックオンライン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原作 | Saenal(朴セナル) |
| 脚色 | Monohumbug(REDICE STUDIO) |
| 作画 | Team Argo |
| 制作 | REDICE STUDIO |
| 韓国での配信 | カカオページ(後にカカオウェブトゥーンでも配信) |
| 韓国での連載開始 | 2020年4月1日 |
| 日本での配信 | ピッコマ(独占配信、2020年9月1日開始) |
| 日本語単行本 | SBクリエイティブ「GAコミック」(フルカラー、既刊3巻) |
韓国での連載[編集]
『템빨』のウェブトゥーン化は過去にも一度行われたが、原作設定とのずれや販売不振もあり24話で打ち切られている(ナムウィキによる)。現在の版はこれとは別に一から作り直されたリメイクで、俺だけレベルアップな件を手掛けたREDICE STUDIOが制作し、2020年4月1日にカカオページで第1話が公開された。公開当時の報道では毎週土曜更新と案内されている。脚色は韓国表記で이동욱(イ・ドンウク)とされ、日本版クレジットでは「Monohumbug(REDICE STUDIO)」名義となっている。
連載はシーズン制で、間に休載期間を挟みながら続いている。2026年時点で韓国では300話を超えて連載中。
日本(ピッコマ)[編集]

ピッコマでの連載開始告知(2020年)。出典:電子コミックオンライン

「ピッコマAWARD 2023」受賞時のビジュアル。出典:ウォーカープラス
日本では2020年9月1日(火)にピッコマで独占配信が始まった。告知では「『俺だけレベルアップな件』のREDICE STUDIO最新作」として売り出された。
- 2021年、ピッコマ年間ランキング(2021年に最も読まれた作品)のSMARTOON部門で7位。
- 2023年5月発表の「ピッコマAWARD 2023」でSMARTOON部門の受賞3作品の一つに選ばれた(同部門の他の受賞作は『悪女は砂時計をひっくり返す』『今世は当主になります』)。選定コメントでは「借金まみれの底辺人生から20億プレイヤーの頂点を目指す、男性読者から人気のアクション系SMARTOON」と紹介された。
- 累計ハート数は2026年8月時点で約8,189万。
- 休載を経て、2025年6月10日にピッコマで連載が再開された。
- 2024年8月にはゲーム『HIT : The World』とのコラボレーションが行われた。
単行本[編集]
日本ではアニメ化に合わせ、SBクリエイティブの「GAコミック」レーベルから縦スクロール原稿を横読みに再構成したフルカラー単行本が刊行されている(B6判、各192ページ、税込1,089円)。紙と電子の両方で発売。
| 巻 | 発売日 | ISBN |
|---|---|---|
| 1 | 2026年7月15日 | 978-4-8156-4455-0 |
| 2 | 2026年9月15日 | 978-4-8156-4456-7 |
| 3 | 2026年10月15日(予定) | 978-4-8156-4457-4 |
英語版[編集]
英語圏ではTapasなどで『Overgeared』として配信されているほか、Yen Press傘下のIze Pressから2023年10月より紙の単行本が刊行されている。
テレビアニメ[編集]

アニメ化発表時のティザービジュアル(2026年6月)。出典:アニメハック(映画.com)
2026年6月3日にJ.C.STAFF制作でのテレビアニメ化が発表され、同年10月2日よりTOKYO MX・BS11ほかで放送。地上波に先立ち、9月27日からPrime Videoで先行・最速配信されている。海外ではCrunchyrollが配信する。韓国の報道では全12話構成と伝えられている。
放送・配信[編集]
| 放送局・サービス | 開始日 | 放送日時・備考 |
|---|---|---|
| Prime Video | 2026年9月27日 | 毎週日曜23:30〜(地上波先行・最速配信) |
| TOKYO MX | 2026年10月2日 | 毎週金曜23:30〜 |
| BS11 | 2026年10月2日 | 毎週金曜23:30〜 |
| AT-X | 2026年10月5日 | 毎週月曜22:30〜(リピート:毎週水曜10:30〜、毎週金曜16:30〜) |
- 見放題配信(10月4日〜) - ABEMA、Disney+、DMM TV、dアニメストア、FOD、Hulu、J:COM STREAM、Lemino、milplus、Netflix、TELASA、U-NEXT、アニメタイムズ、アニメ放題、バンダイチャンネル
- レンタル配信(10月4日〜) - Prime Video、J:COM STREAM、milplus、TELASA、Video Market、ニコニコチャンネル、バンダイチャンネル
- 最新話無料配信(10月4日〜) - ABEMA、Lemino、TVer、U-NEXT、アニメ放題、ニコニコ生放送
PV[編集]
アニメ化発表から放送までに、ティザーPVと第1弾〜第3弾のPVが公開された。以下はPVからの場面カット。

第1弾PVより

第1弾PVより

第1弾PVより

第1弾PVより

第2弾PVより

第2弾PVより

第3弾PVより
出典:電撃オンライン、はてなブログ「アニメすきすき」
スタッフ[編集]
| 役職 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 作画 Team Argo / 脚色 Monohumbug(REDICE STUDIO) / 小説 Saenal(MAYA&MARU) |
| 監督 | 河野亜矢子 |
| シリーズ構成 | 猪原健太 |
| キャラクターデザイン | 谷川亮介 |
| 美術監督 | 小林悠喜 |
| 色彩設計 | 伊藤由紀子 |
| 撮影監督 | 酒本悠資 |
| 編集 | 廣瀬清志(editz inc.) |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| 音楽 | 藤澤慶昌 |
| 音楽制作 | ポニーキャニオン |
| プロデュース | EGG FIRM |
| アニメーション制作 | J.C.STAFF |
著作権表記は「©TEMPAL Animation Partners」。
キャスト[編集]
| キャラクター | 声優 | 発表 |
|---|---|---|
| グリード(長嶺巧) | 橘龍丸 | 2026年6月3日 |
| ユラ | 瀬戸麻沙美 | 2026年6月3日 |
| ユーフェミア | 福積沙耶 | 2026年7月4日 |
| フロイ | 高山俊太朗 | 2026年7月4日 |
| ジシュカ | 杉山里穂 | 2026年8月19日 |
| トヴァン | 水中雅章 | 2026年8月19日 |
| レガス | 盆子原康 | 2026年8月19日 |
| ベントナー | 福西勝也 | 2026年8月19日 |
| フォン | 天﨑滉平 | 2026年8月19日 |
| フェイカー | 土岐隼一 | 2026年8月19日 |
| アイリーン | 村田友希 | 2026年9月13日 |
| イザベル | 平山ゆりか | 2026年9月13日 |
ジシュカからフェイカーまでの6人は、グリードが率いることになるギルド「ツェダカ」のメンバーとして一挙に発表された。
主題歌[編集]
- オープニングテーマ「SATISFY」 - 歌:Re:name
- タイトルは作中のVRゲーム〈SATISFY〉と同名。
- エンディングテーマ「Ray of Emotion」 - 歌:導凰
- 第3弾PVで音源が初公開された。
第1話[編集]

第1話「レジェンダリー転職」先行カット

第1話「レジェンダリー転職」先行カット

『俺だけレベルアップな件』との原作コラボイラスト
出典:アニメイトタイムズ
- 第1話「レジェンダリー転職」 - 脚本:猪原健太、絵コンテ・演出:河野亜矢子
- 9月25日にあらすじと先行カットが公開され、同時に同じREDICE STUDIO作品である『俺だけレベルアップな件』との原作コラボイラスト(グリードと水篠旬が向かい合う構図)も発表された。
情報公開の経緯[編集]
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年6月3日 | テレビアニメ化発表。ティザーPV、ティザービジュアル公開。メインスタッフ、グリード役・橘龍丸、ユラ役・瀬戸麻沙美を発表。 |
| 2026年7月4日 | 第1弾PV・第1弾キービジュアル(グリード、ユーフェミア、フロイ)公開。ユーフェミア役・フロイ役を発表。 |
| 2026年7月15日 | 日本語単行本第1巻発売。 |
| 2026年8月19日 | 放送日・放送局決定。第2弾PV・第2弾キービジュアル公開。ツェダカギルドの追加キャスト6名、主題歌、先行上映会の開催を発表。 |
| 2026年9月13日 | 池袋HUMAXシネマズで第1〜3話の先行上映会(登壇:橘龍丸、瀬戸麻沙美、杉山里穂)。同日、第3弾PV・第3弾キービジュアル(大剣を構えたグリードがアイリーンを抱き寄せる構図)を公開し、アイリーン役・イザベル役、Prime Videoでの先行配信、ED音源を発表。 |
| 2026年9月25日 | 第1話あらすじ・先行カット、『俺だけレベルアップな件』とのコラボイラスト公開。 |
| 2026年9月27日 | Prime Videoで先行配信開始。 |
| 2026年10月2日 | TOKYO MX・BS11で放送開始。 |
反響[編集]
韓国では、REDICE STUDIOのウェブトゥーンIPが『俺だけレベルアップな件』に続いて海外の映像市場へ進出する事例として報じられた。報道では『ワンパンマン』などで知られるJ.C.STAFFの制作であることや、『呪術廻戦』の瀬戸麻沙美の出演が紹介されている。英語圏ではCrunchyrollが配信を告知し、英語版タイトル『Overgeared』で紹介された。
年表[編集]
| 年月日 | 出来事 |
|---|---|
| 2013年6月 | 朴セナル、ムンピアで『템빨』連載開始(7月に一時中断) |
| 2014年11月 | ムンピアで連載再開 |
| 2014年12月 | カカオページで先行連載開始 |
| 2017年 | Wuxiaworldで英訳『Overgeared』の連載開始。旧ウェブトゥーン版が24話で打ち切り |
| 2020年4月1日 | REDICE STUDIO制作のリメイク版ウェブトゥーンがカカオページで連載開始 |
| 2020年9月1日 | 日本のピッコマで『テムパル~アイテムの力~』独占配信開始 |
| 2021年 | 「2021年ピッコマで最も読まれた作品」SMARTOON部門7位 |
| 2023年5月 | ピッコマAWARD 2023 SMARTOON部門受賞 |
| 2023年10月 | 英語版単行本(Ize Press)刊行開始 |
| 2024年4月26日 | 原作小説の本編が完結(全96巻・約2,060話) |
| 2024年8月 | 『HIT : The World』とコラボ |
| 2025年6月10日 | ピッコマで連載再開 |
| 2026年6月3日 | テレビアニメ化発表 |
| 2026年7月15日 | 日本語単行本(GAコミック)第1巻発売 |
| 2026年9月13日 | アニメ先行上映会(池袋HUMAXシネマズ) |
| 2026年9月27日 | Prime Videoでアニメ先行配信開始 |
| 2026年10月2日 | TOKYO MX・BS11でアニメ放送開始 |
反響・評価[編集]
原作小説[編集]
原作小説『템빨』は2014年11月14日にムンピアで、同年12月10日にカカオページで連載を開始した(2013年にも一度ムンピアで連載されたが短期間で中断している)。2024年4月26日に全96巻・2060話で完結し、作者の朴セナルは同年6月から次回作の連載を始めている。カカオページでは累計閲覧数が12億回を超え(2026年4月時点、namuwikiによる)、俺だけレベルアップな件と並ぶカカオページの看板作品とされる。英語圏ではWuxiaworldで『Overgeared』として翻訳配信され、海外でも人気を得た。
韓国では、一時は衰退していたとされるゲームファンタジー(VRゲームを題材にしたジャンル)を再び盛り上げた代表作という評価がある。序盤は同ジャンルの先行作『月光彫刻師』(달빛조각사)の影響が色濃いと指摘されることが多いが、話が進むにつれて独自の設定を確立していったとされる。長期連載でありながら中盤まではダレにくい安定した展開を評価する声がある。
最もよく語られるのは主人公の人物像である。序盤のグリードは無知で強欲、卑屈で自己中心的に描かれ、「読んでいて胸糞が悪い」「イライラする」という感想が多い。一方で、そうした「どうしようもない人間」が苦労と出会いを経て、仲間を大切にする指導者へと大きく変わっていく点こそが本作の魅力であり、ゲームのレベルアップだけでなくプレイヤー本人の精神的成長を描いた点が新鮮だという評価も根強い。韓国でも「序盤を乗り越えれば面白くなる」という読者の声は多い。
一方、後半は強者が次々と味方になって緊張感が薄れた、「格」の導入でパワーバランスが分かりにくくなった、との指摘がある。特に92巻で東洋的な仙侠(선협)風の要素が持ち込まれた展開は読者の反発が強く、多くの伏線が未回収のまま完結したことへの不満も多い。
ウェブトゥーン版[編集]
ウェブトゥーン版は細かい作画と原作設定への忠実さが高く評価されている。誤字や設定ミスの修正が早いことも好意的に受け止められている。一方で、序盤は原作同様に主人公の言動にストレスを感じる読者が多く、評価が伸び悩んだ。また100話過ぎからキャラクターの作画が崩れることがあるとの指摘や、期待の大きかった第2回国家対抗戦のエピソードではアクションシーンの迫力が物足りないという声もあった。
「テムパル」という言葉[編集]
「템빨」はもともと韓国のゲームコミュニティで「装備のおかげで強いだけ」と実力を揶揄する意味で使われることが多かった。本作はこの言葉を逆手に取り、主人公がアイテムの力で成り上がる物語にしている。ただし原作小説の10巻台以降、グリードはアイテムだけでは限界があると知り、操作技術やスキルの研究にも力を入れるようになる。
日本の読者の声[編集]
- 連載スピードがとても速く、さすがのREDICE STUDIO作品で作画レベルも高い。
- 原作の細かい設定もちゃんと生かしているという反応。
- しかし、頭のところは胸糞悪いところが多く、評価が悪かったりする。ファンたちはなんとか頭の部分を乗り越えれば、人生作品に出合えるから頭を我慢してとよくいう。
- 頭の情けない主人公が成長していくように、ウェブトゥーンと原作作家の能力も成長したと言われる。
作品の疑問[編集]
テムパルはどこで読める?[編集]
日本語ではウェブトゥーン版をピッコマで読むことができる(独占配信)。ほかにSBクリエイティブのGAコミックから横読みのフルカラー単行本が紙・電子で刊行されており、各電子書籍ストアでも購入できる。原作小説の日本語版はなく、原作を読むには韓国語版(カカオページ、ネイバーシリーズ、リディブックスなど)か英語版『Overgeared』を読む必要がある。
アニメはいつから?どこで見れる?[編集]
テレビ放送は2026年10月2日(金)23:30からTOKYO MX・BS11で始まり、AT-Xでも10月5日から放送される。配信はPrime Videoが9月27日からの地上波先行・最速配信で、10月4日からはABEMA、Netflix、U-NEXT、dアニメストア、DMM TV、Disney+など多くのサービスに広がる。最新話はABEMA、TVer、Lemino、U-NEXTなどで無料視聴できる。海外ではCrunchyrollが配信する。
原作小説は完結している?[編集]
完結している。2013年に連載が始まり、2024年4月26日に本編が完結した。分量は電子書籍で全96巻、約2,060話。一方ウェブトゥーン版は2026年時点で連載中である。
「テムパル」の意味は?[編集]
韓国語のネットスラング「템빨」をそのまま読んだもの。「템」はアイテム(아이템)の略、「빨」は「〜のおかげ」「〜頼み」を意味する接尾語で、「運빨(ウンパル)=運がいいだけ」などと同じ使い方をする。つまり「アイテムのおかげで強いだけ」という意味で、主人公が自ら作る強力な装備で戦う作風を表している。日本語の副題「アイテムの力」はこの意味を補ったもの。
何話まで無料?[編集]
ピッコマでは「待てば¥0」の仕組みで、一定時間待つごとに1話ずつ無料で読める(最新話付近など対象外の話もある)。それとは別に、受賞記念やアニメ化記念などのキャンペーン時に一定話数が期間限定で無料公開されることがある。無料で読める話数は時期によって変わるため、固定の「〇話まで無料」は決まっていない。
アニメは原作のどこまで?[編集]
公式からは、アニメがウェブトゥーンや原作小説のどこまでを描くかは発表されていない。韓国の報道では全12話と伝えられている。第1話「レジェンダリー転職」は、グリードが〈ファグマの奇書〉を手に入れて転職を決断するまでの導入部分にあたる。
日本語版と韓国版で名前が違う?[編集]
違う。主人公の本名は韓国版ではシン・ヨンウ(신영우)だが、日本版(ピッコマ・アニメ)では長嶺巧。ゲーム内のキャラクター名「グリード(그리드、Grid)」は共通で、日本版ではカタカナ表記となっている。
『俺だけレベルアップな件』と関係ある?[編集]
ストーリー上のつながりはないが、どちらも韓国のREDICE STUDIOが制作したウェブトゥーンで、日本ではピッコマで配信されている。アニメ放送前には両作品の主人公が向かい合う原作コラボイラストが公開された。
何巻まで出ている?[編集]
日本語単行本(GAコミック)は2026年7月15日に第1巻、9月15日に第2巻が発売され、第3巻は10月15日発売予定。英語版(Ize Press)はそれより先行して刊行が進んでいる。
余談[編集]
- ウェブトゥーン化は今回が初めてではなく、2017年にも別の制作会社によるウェブトゥーン版が連載された。しかし評価が振るわず、24話で打ち切られている。現在の版は2020年にカカオで新たに作り直されたもの。
- ウェブトゥーン版では、第70話のタイミングでプロローグのイラストが描き直されている。
- 日本語版(ピッコマ版)では舞台が日本にローカライズされ、主人公の名前も長嶺巧、妹は聖羅に変更されている。原作の韓国代表は日本代表になっているが、韓国独特の表現が一部残っていると指摘する読者もいる。
- 原作小説のゲーム内では「永遠の王国」と呼ばれる国が、ピッコマ版では「エトナル王国」と表記されている。
- 原作小説は8〜9年の長期連載の間に表紙イラストが何度も変更されており、namuwikiでは「ウェブ小説史上で最も表紙が変わった作品」とも紹介されている。
- 日本では2026年7月15日から、SBクリエイティブのGAコミックレーベルでフルカラーの単行本が刊行されている。
- アニメ放送直前には『俺だけレベルアップな件』とのコラボイラストも公開された。どちらもカカオページを代表する作品で、REDICE STUDIOが制作に関わったウェブトゥーンという共通点がある。
- 主人公がアイテムに頼りすぎる面もあるが、後半からはアイテムの力では限界あると、コントロールやスキルを鍛える姿を見せる。
しかし、すぐ自分には才能不足とアイテムに頼るようになる後半になっていくほどコントロールとスキルが大事になっていく。 - 2021年ピッコマで最も読まれた作品(Smartoon部門)で7位となった。[1]
