俺だけレベルアップな件 (나 혼자만 레벨업/Solo Leveling) | |
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日本版表紙 | |
作家 | チュゴン(ウェブ小説原作) |
脚本 | ヒョングン |
作画 | REDICE STUDIO |
ジャンル | 現代ファンタジー、アクション、ハンター |
出版社 | D&C MEDIA |
配信 | ピッコマ |
連載期間 | (韓国)2018年3月4日~2021.年12月29日 |
連載周期 | 毎週金曜日 |
略称 | 俺レベ |
原作 | 俺だけレベルアップな件(小説) |
ウェブサイト |
(韓国)カカオページ ピッコマ |
概要[編集]
韓国のウェブトゥーン。脚本はh-goon、作家はDUBU(REDICE STUDIO)が担当した。同名の現代ファンタジー小説<俺だけレベルアップな件>をウェブトゥーン化した作品である。
作家のDUBU(ジャン・ソンラク)さんは2022年7月23日に脳出血のため逝去された。
内容[編集]
十数年前、異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”というものが現れてからハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した。 ハンターはゲート内のダンジョンに潜むモン スターを倒し対価を得る人たちだ。しかし全てのハンターが強者とは限らない。 人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター「水篠 旬」 母親の病院代を稼ぐため嫌々 ながらハンターを続けている。 ある日、D級ダンジョンに隠された高難易度の二重ダンジョンに遭遇した「旬」は死の直前に特別な能力を授かる。 「旬」にだけ 見えるデイリークエストウィンドウ…!? 「旬」ひとりだけが知ってるレベルアップの秘密… 毎日届くクエストをクリアし、モンスターを倒せばレベルアップす る…!? 果たして「旬」ひとりのレベルアップはどこまで続くのかーー!! — ピッコマ
PV[編集]
連載状況[編集]
韓国にて2018年3月4日配信開始され、2021年12月29日に179話で完結した。 日本(ピッコマ)では2022年1月21日に完結した。
正式な日本語訳連載はカカオの日本子会社「カカオジャパン」が運営しているウェブトゥーン、ウェブ小説、日本マンガ電子ブックのプラットフォームピッコマで行われている。正式な日本語翻訳連載初期からピッコマ全体のランキング最上位圏に入り、2020年現在にも常に1位、2位を記録している。[1]
背景が韓国から日本に、登場人物の名前も韓国人の名前から日本人の名前にローカライズされて連載されている。ローカライズなしに韓国の人名、地名、ストーリーをそのまま連載することになれば、日本で議論と拒否感を感じる内容があるためと推測される。
日本でも俺だけレベルアップな件の単行本が出版されている。日本での出版社はKADOKAWA。日本の単行本は韓国の単行本より発行感覚が短く、ページ数が韓国の単行本の半分ほどに少ない。(韓国約300ページ、日本約160ページ)日本では2020年8月基準で4冊の単行本が発売され、韓国では3冊の単行本が発売された。
アメリカ[編集]
公式にアメリカのウェブサイトとライセンスを結び、「正式」英語翻訳版がサービスされ始めたのは2020年5月7日である。英米圏のウェブ小説連載プラットフォームWebnovel(ウェブノベル)からプロローグから110話まで一挙にアップロードされた。さらに2020年6月4日からは韓国の各種ウェブトゥーンプラットフォームで人気のウェブトゥーンを集め、正式に英語に翻訳·連載させる英米のウェブトゥーンプラットフォームTappytoon(タペトゥーン)にもサービスを開始した。作品のタイトルは、WebnovelではOnly I Level Up (Solo Leveling)と表記されており、TappytoonではSolo Levelingと表記されている。
2018年末から不法翻訳本が少しずつ人気を集め、次第に多くの英米読者が見るようになり、いつの間にか不法翻訳ウェブサイトの人気ランキングでワンピースをはじめとするジャンプ漫画と同じくらい見られるようになった。
中国[編集]
正式な中国語翻訳連載は中国のウェブトゥーンプラットフォーム「快看漫画(クァイカンマンガ」で行われ、連載開始当時は快看漫画でランキングトップを占めるほど高い人気を集めた。
2020年10月基準で快看漫画韓国漫画タブ内で2位になっている。
評価[編集]
韓国での評価[編集]
当時の韓国ウェブトゥーン界の作画レベルを考慮すると、本作品の作画レベルは驚きそのものだった。現在でもカカオページのウェブトゥーンの中で最上位圏の水準だ。多くの読者がアニメーション制作を望むほど高クオリティの作画とアクション·シーンが見る楽しさを倍増させる。美麗ながらも躍動的な作画と演出が韓国式ウェブトゥーンの魅力をよく生かして胸ぐらを掴んでサポートした評価が多い。
俺だけレベルアップな件の成功以降、似たような作品が相次ぐほどジャンル的影響力の大きい作品。
分量もまた、他のウェブトゥーンとは比較にならない水準だが、普通ウェブトゥーンは50~60ページ、多い場合は70~80ページ、たまには30ページである一方、俺だけレベルアップな件は基本が100ページで、アクションシーンが少ない場合は120~130ページ、アクションシーンが多い場合は160ページを超える。
日本での評価[編集]
- ピッコマは日本でこの作品だけで1日1億円ほどを稼いでいる状況。プラットフォーム自体の拡大をけん引している。
ピッコマだけではなく他のプラットフォームやアマゾンレビューなどでも高評価を付ける人がほとんどである。特にストーリーに対する評価が高い。 - 評価は意外と別れるほうだ。初期のファンたちからは好評される反面、出版漫画のコアのファンで有名になってからこの作品を見た人は、やはり出版漫画には全然及ばないとがっかりする人も多い。
- アニメジャパンで行った「アニメ化してほしいマンガランキング」で103個の漫画のうち2位を記録した。#
メディアミックス[編集]
アニメ[編集]
2024年1月公開された日韓共同制作アニメ。 監督はTo LOVEる -とらぶる-の演出に関わった経歴を持つ中重俊祐。
評価[編集]
国内外で酷評されている。 国内では既にあった反日問題、ハンター×ハンターキメラエントエピソード模倣問題に加え、ありきたりな演出が指摘されている。アニメーションに対する酷評も酷評だが、A-1 Pictures製作会社に対する批判が多い。ott順位も低い。 海外版で指摘されている一番の問題はアニメの言語は日本語なのに韓国人名で呼び合っているため、韓国人ですら違和感を感じるとのこと。 ただし、アニメの進行により評価を徐々に回復している。特に世界観の説明が終わり、主人公が覚醒する4話からは流石の原作の力で、結局アニメもどんどん面白くなったという声が多数。
余談[編集]
- 2020年ピッコマで最も読まれた作品1位となった。[1]
- 2021年ピッコマで最も読まれた作品(Smartoon部門)で1位となった。[2]
- 2021年4月13日韓国記事によると、ゲーム化とドラマ化の話が進んでいるようだ。ゲームはネットマーブル、ドラマ企画はワーナー・ブラザースと進行しているとのこと。
- 2022年1月12日完結を記念し、最終話の一部をアニメ化してNFTとして発売した。発売元のグラウンドXによると準備したアイテム100個が1分で完売されたとのこと。既に高額で売買されている。
- ↑ 2020年末までに日韓両国で500億の売り上げが見込まれるとされ、日本のピッグコマだけでも1日1億の売り上げを上げているという。