華山転生
화산전생

日本版表紙
作家 tomassi, JUN
ジャンル アクション
出版社 kakaopage
配信 ピッコマ
連載期間 2017年9月15日 - 2025年1月17日(韓国・完結)
連載周期 韓国:毎週土曜
リンク (日本)ピッコマ
(韓国)カカオページ
コミュニティ n/アニメ・漫画


『華山転生』(かざんてんせい、原題:화산전생、英題:Volcanic Age)とは、정준(JUN)の韓国ウェブ小説を原作に、tomassi(토마씨)が作画を手がけた武侠ウェブトゥーン(縦読み漫画)である。戦乱の時代を生き延びて華山派の長老となった主人公・奏が、死の間際に8歳の自分へ転生し、未来の知識を武器に人生をやり直す「回帰(転生)武侠」の代表作の一つ。韓国ではカカオページ/カカオウェブトゥーンで2017年9月15日から2025年1月17日まで連載されて完結しており、日本ではピッコマで配信されている。日本版は休載をはさみながら更新が続き、2024年7月15日にピッコマで連載が再開されたのち[1]、本編は第300話で最終回を迎え、2025年春に日本版も完結した。結末の概要は結末を参照。

なお、タイトルが似ている『華山帰還』(화산귀환、ビガ原作・ネイバーシリーズ発)とは作者・配信媒体とも異なる別作品である(余談参照)。

概要[編集]

華山転生(かざんてんせい、原題:화산전생、英題:Volcanic Age)とは、tomassi(作画)と정준(JUN、原作)による韓国発の武侠(ウーシャー)×転生ファンタジー漫画(ウェブトゥーン)である。韓国での連載媒体はカカオページ(のちにカカオウェブトゥーンでも配信)。同じピッコマ配信の韓国武侠作品には飛雷刀・北剣伝記・従者は大魔皇などがあり、本作はその先駆けとして知られる(一覧はピッコマアクションウェブトゥーン一覧を参照)。日本ではピッコマでSMARTOON形式(縦スクロール漫画)として配信されている。

武侠漫画は日本では馴染みが薄いジャンルとされてきたが、本作はピッコマで「2020年に最も読まれた作品」の20位に入るなど(余談参照)、日本でヒットした数少ない韓国武侠ウェブトゥーンの一つである。

原作は韓国のウェブ小説で、2016年からカカオページ(kakaopage)で連載が始まり、tomassiによるコミカライズ版が2017年に開始した。

韓国でのコミカライズ版の連載は2017年9月15日に始まり、毎週土曜日に更新された。2018年10月6日、「七剣戦争」編の直前で第1部(全73話)がいったん完結して長期休載に入った。これは作画担当のtomassiが体調を崩し、腫瘍の摘出手術を受けるほどであったためで、後に作者あとがきで明かされている。連載は2019年7月31日に再開され、以降は順調に続いた。2021年10月1日から再び無期限休載となったが、2022年2月11日に第4部として連載を再開し、2025年1月17日に完結した(詳細は連載状況・結末を参照)[2]。

あらすじ[編集]

戦乱の時代を生き延び、漁夫の利で華山派の長老となった奏は、一生栄光を味わうこともなく、後悔と未練に満ちた人生の幕を閉じたー、

と、思ったその瞬間、なんと8歳の時の自分に転生したのだった! これから何が起きるかを全て知っている奏にとってはまさにチートライフ!修行に励み、メキメキ頭角を現わしていく。 今度こそ人生をやり直して、戦乱の世に名を残すことができるのか?!

— ピッコマ

設定および世界観[編集]

時代設定は明朝初期。敵組織である暗天会の成立時期と当初の目的から1420〜40年代、年号にして永楽年間から正統年間頃と推定される。(※作中の描写から推定)

世界観は官すなわち朝廷と、武林すなわち武術家達の世界が共存する典型的な武侠小説のそれである。

強さ基準は 三流<二流<一流<絶頂<超絶頂<化境<炫境

となる。

勢力としては

・正派(武林盟) ・邪派(邪道川) ・魔道二勢(魔教と血教) ・黒道(下五門) ・賊林寨

が存在する。

彼らの中で上位100名の達人が「天下百大達人」である。主人公の奏の師匠である流正木や賊林総寨主などがこれに連なる。強さは最低でも超絶頂級が必要。

そして上位10名に連なる達人が「上天十座」である。 奏が20歳時点での内訳は

1剣聖:南宮威武(武林盟主 南宮世家主) 2血魔(血教主) 3天魔(魔教主) 4神僧:慧娩(少林寺方丈) 5剣仙:祐日聞(華山派掌門) 6拳童帝:浄白 7音神:韶柳錦(韶音門主) 8邪道川主 9北海宮主

10人中9名までは判明している。他の候補は同じく炫境の域にいる武当派の太極剣:雲光や唐家の毒王、河北彭家の当主、諸葛世家主などであろうか。

なお、作中終盤(267話時点)では上天級の戦死が相次いだため、上天は六座となっており 1剣神(天魔を討伐) 2暗天会主(拳童帝を殺害) 3邪道川主 4北海宮主 5覇神君(音神を殺害) 6未判明の1名 である。

また武林盟の若手有望株は「五龍三鳳」と呼ばれる。 男5名、女3名で構成されており、女は30歳になったら外れるようである。

内訳は

・毒龍:唐明人(四川唐家) ・毒鳳:唐慧(四川唐家) ・謀士美鳳:諸葛秀卵(諸葛世家) ・智龍:諸葛想(諸葛世家) ・波剣鳳:段里花(青城派) ・印龍:虚徳槍(終南派) ・蒼龍:南宮旋柳(南宮世家)

までは判明している。奏のやり直し前の世界線では本作のヒロイン候補である落小月が梅花剣鳳として仲間入りしたが、おそらく既に30間近の波剣鳳の後釜になった可能性が高い。

なお、物語後半では印龍が血魔に殺害されたため、代わりに血魔戦で活躍した【ネタバレ防止】が剣龍として代わりに名を連ねることとなった。その剣龍の席が正魔戦争の結果空席となると、暗天会との緒戦で活躍した【ネタバレ防止2】が機龍として名を連ねることとなった。

連載状況[編集]

原作小説は2018年5月18日、全17巻29話で本編が完結。10日後の同年5月28-29日には外伝2話、6月5日には特別編2話が追加連載され、後の単行本(全17巻)にも収録されている[3]。 漫画版(ウェブトゥーン)の韓国での連載経過は以下のとおり[4]。

時期 出来事
2017年9月15日 カカオページで連載開始(毎週土曜更新)
2018年10月6日 第73話で第1部終了・長期休載(作画担当の体調不良)
2019年7月31日 連載再開
2021年10月1日 無期限休載
2022年2月11日 第4部として連載再開
2025年1月17日 韓国で完結

結末[編集]

※以下、物語の結末(最終回)の核心に触れる。

韓国では2025年1月17日に完結した。やり直しの人生で力と知識を蓄えた奏は、未来を知る強みを活かして強大な敵に立ち向かい、自らの原点である想いを武器にこれを打ち倒す。そして最後には、それまで身につけてきた力をすべて手放すことを選ぶ。力は失われても、本当に大切なものは手元に残る——という締めくくりであり、後悔と未練に満ちた前世をやり直した男の物語は「回帰もの(転生もの)の傑作」として読者から高い評価を受けた。

評価[編集]

  • ストーリーの始まりが斬新という評価が多い。他の武侠ジャンルの転生物は初回の人生で主人公が敗死するケースが多いのに対して、今作では初回の人生においても主人公陣営が勝利していることが明らかになっている。また主人公も生き残っているため前世の復讐要素が薄めである。ただしその過程で発生した被害が大きすぎたため、それを最小限に抑え、かつ自身の人生をより充実したものとするために人生をやり直すという独特な目的のもとに行動している。登場人物たちも白黒がはっきりしているより、味方であっても性格が悪かったり、敵であっても性格は良い人物である場合がところどころで見られる。
  • 絵柄についてはターゲット読者層(野郎しかみない武侠漫画)相手にしては、かわいくてさわやかすぎるという意見もあったが、割とジャンルと相性がいい絵柄だったようだ。今は好評がほとんどである。

余談[編集]

  • 2020年ピッコマで最も読まれた作品20位となった。[1]
  • 二次創作が活発に行われることで有名。
  • タイトルの似た武侠ウェブトゥーン『華山帰還』(화산귀환、ビガ原作・ネイバーシリーズ発)とは、作者も掲載媒体も異なるまったくの別作品である。
  • 同じく剣術修行を通じた成長を描く韓国ウェブトゥーンとして、LINEマンガ配信の怠惰公子、努力の天才になるがある。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

💬 みんなの声

この記事を読んだ人が、ひとことつぶやく場所です。