| 瀬戸麻沙美 Asami Seto | |
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![]() 瀬戸が釘崎野薔薇役を演じる『呪術廻戦』のロゴ(出典:Wikimedia Commons「File:Jujutsu Kaisen logo in Japan.png」、アップロード者 Arfrak、Commons上のライセンス表記 Public domain) | |
| 誕生日 | 1993年4月2日 |
| 年齢 | 33歳 |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 国籍 | 日本 |
| ジャンル | 声優(アニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーション、ラジオ) |
| 身長 / 体重 | 167cm cm / ― kg |
| 事務所 |
StarCrew(2021年11月 - ) シグマ・セブン(2010年 - 2021年10月) |
| 代表作 |
『呪術廻戦』釘崎野薔薇 『ちはやふる』綾瀬千早 『青春ブタ野郎』シリーズ 桜島麻衣 『盾の勇者の成り上がり』ラフタリア 『怪獣8号』亜白ミナ 『テムパル~アイテムの力~』ユラ |
| 関連活動 | 『ちはやふる』エンディング主題歌、ラジオ『瀬戸麻沙美 Now Roading』 |
| あだ名 | せとちゃん、セットン、ジャパン瀬戸 |
| その他 | 第19回声優アワード 助演声優賞(2025年、『呪術廻戦』釘崎野薔薇役) |
| リンク | StarCrew 公式プロフィール |
概要[編集]
瀬戸麻沙美(せと あさみ)とは、埼玉県出身、StarCrew所属の日本の女性声優である。『呪術廻戦』の釘崎野薔薇、『ちはやふる』の綾瀬千早、『青春ブタ野郎』シリーズの桜島麻衣、『盾の勇者の成り上がり』のラフタリアなどで知られ、2026年10月からは『テムパル~アイテムの力~』のユラも演じている。
詳細[編集]
『D.Gray-man』で決めた声優の道[編集]
1993年4月2日生まれ。声優を志したのは中学2年生のとき。テレビアニメ『D.Gray-man』で主人公アレン・ウォーカーを演じる小林沙苗の芝居に強く惹かれ、声優という仕事に興味を持ったという。中学ではバレーボール部、高校では新体操部に所属していた体育会系で、新体操とピアノは今も特技として事務所プロフィールに載っている。のちに大学では歴史学を専攻しており、アニメと同じくらい歴史番組や大河ドラマを愛する「歴史好き声優」としての顔もここで形作られた。
高校在学中にオーディション合格[編集]
2009年、高校在学中に第3回シグマ・セブンオーディションに合格し、翌2010年から本格的に活動を始めた。ファンの間では、このオーディションの会場で道に迷って二次審査に遅刻したのに合格した、という微笑ましいエピソードも語られている。デビュー前から大手事務所で育てられる環境に恵まれ、2015年4月にはシグマ・セブンeからシグマ・セブン本体へ移った。長く在籍した同社を離れ、StarCrewへ移籍したのは2021年11月1日。同じタイミングで本人名義の公式Twitter(現X)アカウントも開設している。
初オーディションで準主人公、2作目で主演[編集]
2010年、人生で初めて受けたアニメのオーディションで『放浪息子』の準主人公・高槻よしの役をつかみ取る(放送は2011年)。さらに同じ2011年、『ちはやふる』の主人公・綾瀬千早役で初主演。実はこの役、もともとは『HUNTER×HUNTER』のクラピカ役のオーディションで見せた芝居が関係者の目に留まったことがきっかけだった。中谷敏夫プロデューサーは起用理由として、わざとらしさのない無垢な芝居を挙げている。デビュー直後にいきなり主演とエンディング主題歌を任されるという、かなり珍しいスタートダッシュだった。
代表作でたどるキャリア[編集]
綾瀬千早と『ちはやふる』時代[編集]
競技かるたに全力で打ち込む千早は、瀬戸の名前を一気に広めた最初の当たり役。まっすぐで、少しおバカで、かるたのことになると周りが見えなくなるヒロインを、新人とは思えない熱量で演じ切った。2012年には『堀さんと宮村くん』の堀京子、2013年には『革命機ヴァルヴレイヴ』の指南ショーコ、『ストライク・ザ・ブラッド』の藍羽浅葱と、ヒロイン級の役が次々に続いていく。
2015〜2018年、役の幅が一気に広がる[編集]
2015年以降は出演本数が急増。『オーバーロード』のシズ・デルタ、『東京喰種トーキョーグール』の真戸暁、『食戟のソーマ』の北条美代子、『文豪ストレイドッグス』の樋口一葉、『マクロスΔ』のミラージュ・ファリーナ・ジーナス、劇場版『ガールズ&パンツァー』の西絹代と、クール系・軍人系・お嬢様系まで役柄の振れ幅がどんどん広がった。海外ドラマ『THE 100』のクラーク・グリフィンなど吹き替えの主要役も担当している。
桜島麻衣とラフタリア[編集]
2018年の『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』で演じた桜島麻衣は、国民的女優でありながら思春期症候群に巻き込まれる先輩ヒロイン。落ち着いたトーンの中にからかい上手な一面をにじませる芝居で、瀬戸の「年上ヒロイン」像を決定づけた。翌2019年には『盾の勇者の成り上がり』でラフタリアを担当。奴隷の少女から主人公の剣となる女性へ成長していく役を、幼少期から大人びた姿まで通しで演じている。どちらもシリーズが長期化し、瀬戸にとって10年近く付き合う役になった。
2020年代の主役・準主役ラッシュ[編集]
2020年代に入ると、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の滝沢あすか/キュアフラミンゴでプリキュア入り。さらに『BIRDIE WING』の天鷲葵、『陰の実力者になりたくて!』のアルファ、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のサビーナ・ファルディン、『【推しの子】』の不知火フリル、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の栄逢凪乃、『怪獣8号』の亜白ミナ、『薬屋のひとりごと』第2期の子翠と、話題作に軒並み名前が並ぶ。シリアスなリーダーからポンコツ気味な美少女まで、どこにでもいる「信頼のキャスティング」枠になっている。
釘崎野薔薇という当たり役[編集]
田舎を飛び出した呪術師[編集]
2020年に始まったテレビアニメ『呪術廻戦』(制作:MAPPA)で、主人公・虎杖悠仁の同級生である釘崎野薔薇を担当。金槌と釘を武器に戦う、気が強くて口も悪いが仲間思いの女子高生という役どころだ。千早や麻衣先輩とは真逆の、ヤンキーっぽい荒っぽさを残した芝居は、それまでの瀬戸の役柄とは一線を画すものとして評価された。
渋谷事変と「悪くなかった」[編集]
2023年の第2期「渋谷事変」では、真人との戦いで野薔薇が衝撃的な展開を迎える。放送後のインタビューで瀬戸は、両者には圧倒的な力の差があったと振り返りつつ、それでも状況を打開しようと自分にできることを探して戦う野薔薇の姿に心を打たれたと語った。回想で描かれた故郷の思い出については、これまで「田舎には最悪なやつしかいない」と言っていた野薔薇が、振り返れば本当はそうではなかったと気づく場面だと解釈している。さらに最期の台詞については、自分が野薔薇なら口にしない言葉だと感じた部分があり、スタッフと話し合ったことも明かしている。
声優アワード助演声優賞[編集]
こうした積み重ねが評価され、2025年3月15日に発表された第19回声優アワードで、釘崎野薔薇役により助演声優賞を受賞した。同時受賞者には東地宏樹、日笠陽子らがいる。受賞コメントでは、アニメの仕事がしたくて声優の道に進んだという原点を改めて語り、今も仕事を続けられていることへの感謝と、これからも長く活動して重要な役を任される声優でありたいという思いを述べた。デビュー15年目での受賞は、まさにキャリアの集大成のひとつといえる。
『テムパル~アイテムの力~』のユラ[編集]
韓国発ウェブトゥーンのヒロイン格[編集]
2026年6月3日、韓国のウェブトゥーンを原作とする『テムパル~アイテムの力~』のテレビアニメ化が発表され、主人公グリード役の橘龍丸と並ぶメインキャストとして瀬戸のユラ役が告知された。ユラは屈指の実力を持つ女性ランカーで、主人公を国家対抗戦へ誘う重要人物。原作では黒魔法使いからデビルスレイヤーへ転職し、グリード率いる「テムパル団」の主力になっていく。日本ではピッコマで配信されている作品で、アニメはJ.C.STAFFが制作する。
発表時のコメント[編集]
キャスト発表時のコメントで瀬戸は、ゲームの世界観には魅力を感じつつも、人がのめり込みすぎたら怖いかもしれない、という率直な感想を述べている。グリードについては、やる気になったときの推進力がある一方で調子に乗りやすいところが心配だと語りつつ、家族思いな一面にも触れ、その成長を楽しみにしていると話した。そのうえで、ユラとグリードの関係性を見どころに挙げている。
放送と先行上映会[編集]
2026年9月13日には池袋HUMAXシネマズで第1〜3話の先行上映会が行われ、橘龍丸、杉山里穂とともに登壇。テレビ放送は同年10月2日から毎週金曜23時30分にTOKYO MX・BS11で始まった。地上波に先立って9月27日からPrime Videoで先行配信されている。韓国のメディアでは、本作の紹介に「『呪術廻戦』の瀬戸麻沙美が出演」という一文が添えられており、釘崎役の知名度が海外でも看板になっていることがわかる。
2026年の出演作と最新動向[編集]
春〜夏クール[編集]
2026年は例年以上の出演ラッシュ。4月スタートの『日本三國』では、主人公・三角青輝の才能をいち早く見抜いて背中を押す東町小紀を担当し、芯の強さと感情豊かな面を意識したとコメントしている。同じく『本好きの下剋上 領主の養女』ではブリギッテ役を務め、3月の「AnimeJapan 2026」のステージにも登壇した。7月からは『きみが死ぬまで恋をしたい』のリジィ・セイランを演じている。
秋クール[編集]
10月からは『テムパル』に加え、10月1日に始まった『FX戦士くるみちゃん』にも出演。こちらでは主人公くるみと同じ大学に通う投資仲間で、株やFXに詳しいクールな小金萌智子を演じる。瀬戸は原作の描写が想像以上にスリリングで「攻めている」と感じたといい、萌智子を曲者としながらも、自分なりのルールを持つところが愛おしいと語った。ほかにも『ぐらんぶる Season 3』のチーフ、『帰還者の魔法は特別です』第2期のアゼスト・キングスクラウン、『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』第3期の栄逢凪乃、『ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』第2期の塚内真など続編ものも多い。2026年7月には『てつりょー!meet with 鉄道むすめ』の鉄道むすめ役キャストの一人としても発表された。
青ブタ完結作と劇場作品[編集]
劇場では、桜島麻衣役を続けてきた『青春ブタ野郎』シリーズの原作完結編となる劇場アニメ『青春ブタ野郎はディアフレンドの夢を見ない』が2026年10月16日に公開される。ネットシンガー霧島透子の正体が麻衣だと明かされるところから始まる物語で、麻衣にとっても大きな見せ場になる。また『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』の劇場上映シリーズでは引き続き西絹代を担当。9月には「MAPPA EXPO」の無料音声ガイドに津田健次郎らとともに参加した。さらに『盾の勇者の成り上がり』Season5の2027年放送も決まっており、ラフタリアとしての旅はまだ続く。
人物・素顔[編集]
歴史と大河と特撮とハロプロ[編集]
大学で歴史学を学んだだけあって、歴史番組や大河ドラマが大好き。特撮作品のファンでもあり、さらにハロー!プロジェクトのファンとしても知られる。アニメ以外の「好き」がはっきりしているタイプで、ラジオやイベントではこうした趣味の話題になると一気に饒舌になる。
車・バイクと日本酒[編集]
所属事務所のプロフィールに書かれた趣味は「車・バイクの運転」「ダイビング」「旅行」「歌うこと」。特技は「色紙デザイン」「新体操」「ピアノ」と、意外とアクティブ。2020〜2023年に放送されたラジオ番組のタイトルは『瀬戸麻沙美 Now Roading』で、オンラインイベントも開催された。バイクに興味を持ったのは、藤沢市で一日警察署長を務めたことがきっかけだったとされる。また日本酒好きとしても有名で、日笠陽子らからは「ジャパン瀬戸」と呼ばれている。
愛称「セットン」[編集]
愛称は「せとちゃん」が定番だが、杉田智和が名付けた「セットン」も有名。ウルトラマンシリーズの怪獣ゼットンから濁点を取ると「セットン」になり、名字の「瀬戸」に近いから、という杉田らしいネーミングである。ほかにも番組で見せた率直すぎるリアクションが話題になるなど、天然気味なキャラクターでいじられることも多い。緊張するとお腹が痛くなるタイプだという。
SNS・ラジオ・音楽活動[編集]
公式XとInstagram[編集]
2021年11月の移籍に合わせて開設した公式Xアカウント(@seto_a_official)は「瀬戸麻沙美オフィシャル」名義で、スタッフが投稿する場合は「(Staff)」と明記するルールになっている。プロフィールには所属事務所StarCrewのほか、Instagram(seto_asami)や個人のYouTubeへの案内も載っている。2026年10月には『青春ブタ野郎はディアフレンドの夢を見ない』の完成披露上映会に登壇したことを報告し、10月16日の公開を楽しみにする投稿をしていた。
YouTubeでの歌ってみた[編集]
本人のYouTubeでは歌のカバー動画も公開しており、XではSound Horizonの楽曲「恋人を射ち堕とした日」をカバーしたことを告知している。デビュー作『ちはやふる』でエンディング主題歌を担当した経験もあり、趣味に「歌うこと」を挙げるだけあって、歌の活動は今もファンの楽しみのひとつになっている。
歴代のラジオ番組[編集]
ラジオは『ラグラジ!』(2011〜2012年)を皮切りに、田村睦心との『田村睦心×瀬戸麻沙美の獅子奮迅!体育会系ラジオ!』(2016〜2017年)、日高里菜との『瀬戸麻沙美と日高里菜のお(を)したい!』(2020〜2021年)、『RADIO海賊王女』(2021年)、そして冠番組『瀬戸麻沙美 Now Roading』(2020〜2023年)などを担当してきた。体育会系出身らしいノリの良さと、時々飛び出す天然発言がラジオでの持ち味だ。
炎上とバズ[編集]
大きな炎上騒動は確認されていない。いちばん注目を集めたのは『呪術廻戦』渋谷事変の放送時で、釘崎野薔薇の衝撃的な展開が描かれた第43話の後には、野薔薇の今後や瀬戸の再登場を気にする記事も出たほど。瀬戸自身もインタビューで野薔薇の最期の台詞について語っている。2026年には『テムパル』のアニメ化発表を伝える韓国の報道で、瀬戸が「呪術廻戦の声優」として紹介された。
余談[編集]
- デビュー直後の『ちはやふる』千早役は、本来クラピカ役のオーディションでの芝居がきっかけ。少年役のオーディションから少女主人公が生まれたことになる。
- 「セットン」の名付け親は杉田智和。ゼットンから濁点を取った、というシンプルすぎる由来。
- 日本酒好きが高じて「ジャパン瀬戸」というあだ名も持つ。
- 『ガールズ&パンツァー』の西絹代は2015年の劇場版から10年以上演じ続けている役で、2025〜2026年の『もっとらぶらぶ作戦です!』でも続投している。
- 『テムパル』『FX戦士くるみちゃん』のテレビアニメ2本と劇場版『青ブタ』完結編が同時期に重なり、2026年秋は瀬戸の声を聞く機会がかなり多いシーズンになっている。
