キム・ヨンデ
김영대(金永大)/ Kim Young-dae
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キム・ヨンデ(2021年6月、マリ・クレール コリアのインタビューにて。撮影:Marie Claire Korea、出典:ウィキメディア・コモンズ、CC BY 3.0)
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『偶然見つけたハル』制作発表会でのキム・ヨンデ(2019年10月2日。撮影:Dispatch(디스패치)、出典:ウィキメディア・コモンズ、CC BY 3.0)
本名 김영대(キム・ヨンデ)
誕生日 1996年3月2日
年齢 30歳
出身地 大韓民国 ソウル特別市
国籍 大韓民国
学歴 復旦大学(中退)、ソウル文化芸術大学
宗教 キリスト教
ジャンル テレビドラマ、配信ドラマ、ウェブドラマ、モデル
活動期間 2017年 -
身長 / 体重 185 cm / ― kg
血液型 O型
事務所 アウターユニバース
代表作 『偶然見つけたハル』(オ・ナムジュ役)、『ペントハウス』(チュ・ソッコン役)、『流れ星』(コン・テソン役)、『禁婚令 -朝鮮婚姻禁止令-』(イ・ホン役)、『昼に昇る月』(ハン・ジュノ/ドハ役)、『損するのは嫌だから』、『親愛なるX』
ファンクラブ 영대입구(ヨンデイック)
関連活動 NHK Eテレ『ハングルッ!ナビ』出演(2022年度)
あだ名 따따(タタ)、オ・ナムジュ、チュ・ソッコン
その他 2026年4月20日に大韓民国陸軍へ現役入隊。第12歩兵師団軍楽隊で服務中(2027年10月除隊予定)
リンク 日本公式サイト


概要[編集]

キム・ヨンデ(김영대、Kim Young-dae、1996年3月2日 - )とは、韓国の俳優である。『偶然見つけたハル』のオ・ナムジュ役と『ペントハウス』のチュ・ソッコン役でブレイクした185cmの長身俳優で、2026年4月から陸軍で兵役中。

詳細[編集]

中国の名門大学から俳優へ[編集]

ソウル特別市の生まれ。10代から中国に留学しており、上海の名門・復旦大学で商業貿易を専攻していた。本人いわく「外資系企業に就職するんだろうな」と思っていたものの、ありきたりの人生は退屈に感じて新しいことをやりたくなったという。大学在学中に叔父の紹介で事務所の代表と会い、なんと面談の翌日に契約。そのまま韓国に戻って俳優の道に入った。両親は最初、俳優業に強く反対していたと『全知的おせっかい視点』で明かしている。大学は最終的に中退し、のちにソウル文化芸術大学のモデル学科で学んだ。

ウェブドラマ出身の「遅咲き新人」[編集]

2017年12月公開のウェブドラマ『全知的片思い視点 特別編』(日本題『片思いの合図 特別編』)で、役名も本名そのままの「キム・ヨンデ」としてデビューした。2018年は『オフィス・ウォッチ』の宅配員役、『ちょっと敏感でも大丈夫』のキム・ドファン役など、ウェブドラマや舞台『殺してくれる話』で経験を積み、KBSの単発ドラマ『KBSドラマスペシャル ― 君と僕の有効期限』でテレビデビュー。2019年には韓国・ベトナム合作のウェブドラマ『アバウトユース~君との距離~』で主演を務めた。演技の専門教育を受けずに業界入りしたため、本人は「始めたのは3年前」と地道な成長を強調していた。

2019〜2021年の連続ブレイク[編集]

転機は2019年のMBC『偶然見つけたハル』。漫画の中の世界を舞台にしたこの学園ファンタジーで、作中漫画の「男主人公」に設定されたオ・ナムジュを演じ、名前からして「ナムジュ(男主人公)」というメタなキャラクターがウケた。翌2020年から2021年にかけてはSBS『ペントハウス』全3シーズンに主人公シム・スリョンの息子チュ・ソッコン役で出演し、母と妹を守ろうとする姿で一気に知名度を上げた。同時期にKBS2『浮気したら死ぬ』(チャ・スホ役)にも出演し、2020年KBS演技大賞でネチズン賞を受賞している。

主な出演作[編集]

『偶然見つけたハル』(2019年)[編集]

キム・ヘユン、ロウン、イ・ジェウクらと共演したMBCの水木ドラマ。原作はウェブトゥーン『偶然見つけた7月』で、ヨンデが演じたオ・ナムジュは作中漫画の「主役カップル」の片割れという、まさに“設定上の主人公”。王子様然としたビジュアルと、自分が漫画のキャラだと気づいていく物語の仕掛けがハマり、ファンからは役名の「オ・ナムジュ」がそのままあだ名になった。2021年にはtvN『女神降臨』第15話に同じオ・ナムジュ役で特別出演するという、作品の垣根を越えたファンサービスも話題になった。

『ペントハウス』シリーズ(2020〜2021年)[編集]

ソウルの超高級マンション「ヘラパレス」を舞台にした復讐劇の大ヒット作で、チュ・ダンテとシム・スリョンの息子であり、双子の妹チュ・ソッキョンを持つチュ・ソッコンを演じた。強烈なキャラクターが入り乱れる「マクチャン(ドロドロ)」ドラマの中で、比較的まっとうで繊細な青年像を担当し、母と妹を守ろうとする姿が好評を博した。この役で2021年の第57回百想芸術大賞テレビ部門新人演技賞にノミネートされ、海外のファンも一気に増えた。ファンの間では今でも役名の「チュ・ソッコン」で呼ばれることがある。

『流れ星』(2022年)[編集]

tvNの芸能界ロマンス『流れ星』(原題:별똥별)で、芸能事務所スターフォース所属のトップスター、コン・テソンを演じ、初めて主演の座についた。相手役は広報チーム長オ・ハンビョルを演じたイ・ソンギョン。ただし視聴率は第1話から最終回まで1%前後で推移し、本人もインタビューで「初回は1.8%くらいを期待していたので衝撃を受けた」と率直に告白。一方でタイでのグラビア撮影時には空港に多数のファンが横断幕を持って集まり、数字に表れない海外人気を実感したという。自分の演技は「100点満点で70点」と自己採点している。

『禁婚令 -朝鮮婚姻禁止令-』(2022〜2023年)[編集]

MBCの時代劇ロマンス『禁婚令 -朝鮮婚姻禁止令-』(原題:금혼령, 조선 혼인 금지령)で王イ・ホンを演じ、初の時代劇主演を果たした。世子嬪を亡くした王が国中に婚姻禁止令を出すという設定のラブコメで、相手役はパク・ジュヒョン。この作品で2022年MBC演技大賞ミニシリーズ部門の優秀演技賞を受賞し、「現代劇だけでなく時代劇もいける」ことを証明した。

『昼に昇る月』(2023年)[編集]

人気ウェブトゥーンを原作にした転生ファンタジーロマンスで、交通事故をきっかけに1500年前の新羅の貴族ドハの魂に体を乗っ取られたトップスター、ハン・ジュノの一人二役に挑戦した。ジュノを救った消防士カン・ヨンファとの関係が、過去と現在を行き来しながら描かれる。相手役はピョ・イェジン。日本では2023年11月1日からU-NEXTで独占配信された。

『損するのは嫌だから』『完璧な家族』(2024年)[編集]

2024年は2作が同時期に放送された。tvN『損するのは嫌だから』では、シン・ミナ演じる「損をしたくない」女性ソン・ヘヨンと偽装結婚の新郎役を引き受けるコンビニ夜勤バイトのキム・ジウクを演じた。シン・ミナは中学時代からの憧れの女優だったと明かしている。日本ではAmazonプライム・ビデオで独占配信。もう一方のKBS2『完璧な家族』は、日本の映画監督・行定勲が初めて演出した韓国ドラマで、ヨンデは裕福な模範生パク・ギョンホを演じた。当初はスケジュールの都合で断ったが、監督自らが事務所を訪ねて出演を依頼したことで参加を決めたとされる。日本ではLeminoで独占配信された。

『月まで行こう』『親愛なるX』(2025年)[編集]

2025年9月放送開始のMBC『月まで行こう』(原題:달까지 가자)では、イ・ソンビン、ラ・ミラン、チョ・アラムが演じる製菓会社の非正規社員3人組の上司で、歌手の夢を諦めた過去を持つエリート、ハム・ジウを演じた。劇中キャラクターとして音楽番組『ショー!K-POPの中心』に出演し歌を披露するという異例の企画もあった。日本では2026年4月29日からU-NEXTで独占配信。続くTVINGオリジナル『親愛なるX』(2025年11月6日 - 12月4日、全12話)では、キム・ユジョン演じる「美しい怪物」ペク・アジンを献身的に支えるユン・ジュンソを演じた。キム・ユジョンについては「年下だが先輩のように感じた」と語り、入隊前最後の作品としてこの役に挑んだ。

兵役[編集]

30歳での現役入隊[編集]

2026年3月25日、所属事務所アウターユニバースが「キム・ヨンデが4月に現役で入隊する」と発表。満30歳での入隊となった。入隊日は4月20日で、別途のイベントは行わずに陸軍訓練所へ入所した。入隊を前に、事務所のスタッフに食事をごちそうする「サプライズ」で感謝を伝えたことも報じられている。ヨンデは同事務所の「第1号俳優」でもある。服務期間は18か月で、除隊は2027年10月19日の予定。

軍楽隊に合格、NCTドヨンと同じ部隊[編集]

基礎軍事訓練を終えたあとの2026年6月下旬、陸軍の軍楽隊選抜に合格。2026年7月9日に事務所が認め、陸軍第12歩兵師団軍楽隊で服務していることが明らかになった。同師団には2025年12月に入隊したNCT 127のドヨンが助教として服務しており、「ドヨンと同じ部隊」として韓国メディアで大きく報じられた。もともと特技にギター・ピアノ・歌を挙げており、『月まで行こう』で劇中歌まで披露していたことから、ファンからは「軍楽隊は納得」という反応も多かった。

本人の受け止め方[編集]

『親愛なるX』の公開時のインタビューでは、入隊前最後の作品を終えて「一つの章が締めくくられて気が楽になった」と語り、世間から忘れられることへの不安はないと明言。むしろ兵役を「新しい出発のきっかけ」と捉え、服務中に準備をしてより成熟した俳優として戻りたいという趣旨の考えを示した。2本連続で主演作を務めた直後の入隊ということもあり、ファンの間では「除隊後の主演復帰作」への期待が早くも高まっている。

人物・エピソード[編集]

中国語ペラペラの「多才系」[編集]

長い中国留学経験から中国語が堪能で、『全知的おせっかい視点』では中国語で自己紹介を披露した。特技はほかにギター、ピアノ、サッカー、歌。中国留学時代には名前の中国語読みから「タタ(따따)」と呼ばれていたという。日本では2022年度のNHK Eテレ『ハングルッ!ナビ』にレギュラー出演し、韓国語学習者の間でも顔が知られるようになった。2023年8月にはフジテレビ『めざましテレビ』にも登場している。

本人いわく「学生時代はモテなかった」[編集]

185cmの長身とモデル級のビジュアルで「カン・ドンウォンに似ている」と言われることも多いが、本人は学生時代は人気がなかったと語る。部活のアンケートでは「第一印象と違う人」1位に選ばれ、冬のバスケ中に鼻水を垂らしていた“鼻たれ少年”だったという自虐エピソードも。カン・ドンウォンとの比較については「褒め言葉として受け取っている」と話している。

モデル・歌手活動[編集]

2019年のソウル・ファッションウィークではデザイナー、ソン・ジオのブランドのショーにモデルとして登場し、2022年には同ブランドのF/W 2022パリコレクション(デジタルショー)のミューズを務めた。音楽面では2024年に『完璧な家族』のOST「独り愛(혼자 사랑)」を歌い、2025年には『月まで行こう』のOSTに参加、同年10月にはシングル「Alright」も発表している。

社会貢献[編集]

2021年には仁川広域市西区の広報大使に任命され、同年の「2021平和コンサート」でナレーションを担当した。2022年には共同生活施設の子どもたちの支援や、ホームレスの自立を支援する雑誌『ビッグイシュー・コリア』への寄付を行ったことが報じられている。

受賞歴[編集]

  • 2020年:KBS演技大賞 ネチズン賞(『浮気したら死ぬ』)
  • 2021年:第57回百想芸術大賞 テレビ部門 新人演技賞 ノミネート(『ペントハウス』)
  • 2021年:SBS演技大賞 受賞(『ペントハウス2』『ペントハウス3』)
  • 2022年:MBC演技大賞 ミニシリーズ部門 優秀演技賞(『禁婚令 -朝鮮婚姻禁止令-』)
  • 2022年:アジア・アーティスト・アワード ベストアクティングパフォーマンス賞
  • 2022年:アジア・モデル・アワード 人気賞(俳優部門)
  • 2023年:アジア・アーティスト・アワード ベストアクティングパフォーマンス賞

炎上とバズ[編集]

『学校2021』降板騒動[編集]

キャリア最大の騒動は、KBS『学校2021』(当初は『学校2020』として企画)からの降板。2020年5月に撮影が始まったものの制作が止まり、KBS側は所属事務所から「一方的な降板通知」を受けたと主張。一方、当時の事務所アウターコリアは、制作会社側の内部事情で制作が頓挫し、約束が何度も覆されたうえ出演料や契約金も支払われなかったと反論した。結果的にヨンデは降板し、作品はキャストを入れ替えて2021年11月に放送された。のちに本人側は日程・契約・出演料未払いの問題が背景にあったと説明している。

入隊中のInstagram更新でトレンド入り[編集]

2026年8月5日、ヨンデは自身のInstagramにキャプションなしで約20枚の写真を投稿。食事やカフェ、森の散歩道などで過ごす日常の姿で、シャープになったフェイスラインが「軍楽隊合格の理由が分かる」と韓国メディアに取り上げられ、世界中のファンが反応した。

余談[編集]

  • ファンダム名は「영대입구(ヨンデイック=ヨンデ入口)」。「有名俳優への入口」という意味と、「入口はあるが出口はない(一度ハマったら抜け出せない)」という二重の意味が込められている。
  • 2020年KBS演技大賞の受賞スピーチでは神への感謝を述べており、クリスチャンとして知られる。
  • 2021年にはユン・ジョンシンの「卒業の涙」のミュージックビデオにも出演している。
  • 2024年のKBS歌謡祭(2024 KBS歌謡大祝祭 グローバルフェスティバル)ではMCを務めた。
  • 『損するのは嫌だから』では役柄上シン・ミナより年上という設定だったが、実年齢ではシン・ミナのほうが12歳年上。
  • 2026年3月配信の『マンスリー彼氏』では、ソ・ガンジュンらとともに仮想空間の「彼氏」役の一人として登場した。

外部リンク[編集]

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