| キム・ヨハン 김요한 / Kim Yo-han | |
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![]() 2019年10月、ソウル・ファッションウィークS/S 2020に来場したキム・ヨハン(出典:ウィキメディア・コモンズ、뉴스인스타(News In Star)撮影、CC BY 3.0) | |
![]() 2022年3月、WEiとして『マリ・クレール コリア』のインタビューに応じた際の姿(出典:ウィキメディア・コモンズ、Marie Claire Korea、CC BY 3.0) | |
| 基本情報 | |
| 本名 | キム・ヨハン(김요한) |
| 誕生日 | 1999年9月22日 |
| 年齢 | 27歳 |
| 出身地 | 韓国・ソウル特別市中浪区 |
| 国籍 | 韓国 |
| 学歴 | 祥明大学校 |
| ジャンル | K-POP |
| ポジション | センター、サブボーカル、リードラッパー(WEi) |
| 活動期間 | 2019年 - |
| デビューアルバム | 『飛翔:QUANTUM LEAP』(X1、2019年) |
| 家族 | 妹2人 |
| 身長 / 体重 | 181cm cm / ― kg |
| 血液型 | B型 |
| 事務所 | OUIエンターテインメント |
| 所属グループ | WEi(元X1) |
| 関連活動 | PRODUCE X 101、X1、WEi |
| その他 | 元テコンドー選手(国家代表常備軍出身)/2021 KBS演技大賞 新人賞 |
概要[編集]
キム・ヨハン(김요한、1999年9月22日 - )とは、韓国の歌手・俳優である。元テコンドー選手で、2019年の『PRODUCE X 101』で最終1位となりX1のセンターとしてデビュー。X1解散後はWEiのメンバーとして活動しつつ、ドラマ『学校2021』『トライ』などで俳優としても評価を固めた。
詳細[編集]
テコンドー少年から「国民センター」へ[編集]
ソウル特別市中浪区出身。幼いころからテコンドーを学び、父親の指導のもとで才能を伸ばしたとされる。全国少年体育大会で2度の優勝を経験し、テコンドーの国家代表常備軍にも名を連ねた本格派のアスリートだった。その実績を背景に祥明大学校へ進学している。
そんな「ガチの体育会系」が、練習生期間わずか3か月ほどでMnetのサバイバル番組『PRODUCE X 101』に参加し、最終回で1位を獲得してしまった。爽やかなルックスと目元の笑顔で初登場から注目を集め、「国民センター」の称号を手にしたシンデレラストーリーは、今でも番組の名場面として語られている。
同名の別人に注意[編集]
韓国では「キム・ヨハン(김요한)」はそこまで珍しい名前ではなく、検索するとまったく別の人物が出てくることがある。代表的なのが元バレーボール選手のキム・ヨハンで、仁荷大学校在学中に成人代表入りし、2006年ドーハ・アジア大会で金メダル、2007年にLIG損害保険グレイターズにドラフト全体1位で入団したスター選手である。2019年に現役を引退し、2020年からはバレーボール解説委員やバラエティ番組でも活躍している。
もう1人ややこしいのが1994年生まれの俳優キム・ヨハン。Netflixシリーズ『殺人者のパラドックス』でハッカーのノ・ビンを演じて話題になり、第60回百想芸術大賞の新人演技賞候補にも挙がった人物で、本項のキム・ヨハン(1999年生)とは別人である。出演作がまとめて紹介されて混同されるケースもあるので、プロフィールを見るときは生年を確認するのが確実だ。
歌手と俳優の二刀流[編集]
X1解散後の2020年、ソロシングル「No More」で再出発し、同年10月には所属事務所OUIエンターテインメントの6人組ボーイズグループWEiのメンバーとして再デビューした。並行して俳優業にも本格的に取り組み、KBSドラマ『学校2021』で主演を務めて新人賞を受賞している。
その後は「作品が台本読み合わせの段階で3本も白紙になった」と本人が振り返る空白期間を経て、2025年のSBSドラマ『トライ:私たちは奇跡になる』でブレイク。年末のSBS演技大賞で優秀演技賞を受賞し、「アイドル出身俳優」のレッテルを脱ぎつつある段階にある。
テコンドー時代[編集]
父の指導で鍛えた少年期[編集]
キム・ヨハンのルーツはなんといってもテコンドーである。幼少期から父親の指導を受けて道場に通い、全国少年体育大会では2度の優勝を経験した。のちにテコンドーの国家代表常備軍にも選ばれており、「ちょっと武道をかじっていた」レベルではなく、本気で代表を目指すトップ選手のひとりだった。
ちなみに子どものころには、MBCの時代劇『善徳女王』(2009年)に子役として顔を出したこともある。芸能の世界とまったく無縁だったわけではないが、本人の軸足はあくまでスポーツにあった。
体育会仕込みの身体能力[編集]
アイドルになってからも、テコンドー出身の肩書きは彼の大きな武器になっている。2025年11月にKBSの『コ・ソヨンのパブストラン』にWEiで出演した際には、メンバーがそれぞれ特技を披露する中、華麗な回し蹴りと柔軟性を見せつけてスタジオを沸かせた。
また2020年には、新型コロナウイルスの影響を受けた人々のために1,000万ウォンを寄付したほか、テコンドーの道着を寄贈するといった活動も報じられている。自分を育ててくれた競技への恩返しを忘れないあたりは、元アスリートらしい律義さである。
PRODUCE X 101[編集]
練習生3か月での挑戦[編集]
2019年5月に放送が始まった『PRODUCE X 101』に、キム・ヨハンはOUIエンターテインメント(위엔터테인먼트)の練習生として参加した。練習生歴はわずか3か月ほどで、歌もダンスもほぼゼロからのスタートだった。番組はCJ ENM傘下のMnetが手がける『PRODUCE 101』シリーズの第4弾で、視聴者=「国民プロデューサー」の投票によってデビューメンバーが決まる仕組みである。
最初のレベル分け評価では、ローラーシューズを履いてSE7ENのステージをカバーするという一風変わったパフォーマンスで印象を残した。経験の浅さは隠せなかったものの、まっすぐな性格とビジュアルが視聴者に刺さり、序盤から上位に名を連ねていく。
1位独走と国民センター[編集]
グループバトル評価ではチーム「BOSS」のメインラッパーを務めて好評を得て、3回目の順位発表ではTOP MEDIAのキム・ウソクを抜いて1位に浮上した。その後も1位を独走し、2019年7月19日の生放送最終回で最多得票を獲得。2位のキム・ウソクらとともに11人組グループX1のメンバーに選ばれ、センターに立つことが決まった。
韓国メディアは当時、『PRODUCE 101 シーズン2』で1位となったカン・ダニエルになぞらえ、ビジュアルと実力を兼ね備えた「国民センター」と彼を持ち上げた。前シリーズで誕生したWanna OneやIZ*ONEの成功を受け、X1にも同等以上の活躍が期待されていた。
X1時代[編集]
高尺スカイドームでのデビュー[編集]
X1は2019年8月27日、ソウルの高尺スカイドームでのデビューショーコンとともに、1stミニアルバム『飛翔:QUANTUM LEAP』で正式デビューした。キム・ヨハンはグループの公式センターとして、デビュー曲のステージでも中心に立った。アルバムは新人グループとしては異例の初動売上を記録し、X1は一気に大型新人の座に上り詰めた。
リーダーはハン・スンウが務め、キム・ヨハンはグループの「顔」としてバラエティや雑誌の露出も多かった。
わずか4か月半での解散[編集]
しかし番組の投票操作疑惑が浮上し、制作陣が捜査の対象となったことで状況は一変する。X1は活動を続けることができなくなり、2020年1月6日に解散が発表された。デビューからわずか4か月半あまりでの終幕で、メンバー自身に落ち度がないまま活動の場を失った形だった。
センターとして注目を一身に集めていた分、キム・ヨハンにとってもこの解散は大きな転機となった。それでも彼は立ち止まらず、同年中にソロ歌手とグループの両方で再出発を果たすことになる。
ソロ活動とWEi[編集]
ソロデビュー「No More」[編集]
2020年8月25日、キム・ヨハンはZion.Tがプロデュースしたデジタルシングル「No More」でソロデビューを果たした。X1解散から約7か月、ファンにとっては待ちに待った再始動だった。
2022年1月10日には初のソロミニアルバム『Illusion』を発売。タイトル曲は「Dessert」で、韓国のアルバムチャートで最高3位、5万5,000枚を超える売上を記録している。グループ活動と並行してソロでもしっかり結果を出したことで、歌手としての存在感を改めて示した。
WEiとして再デビュー[編集]
2020年10月5日には、OUIエンターテインメント所属の6人組ボーイズグループWEi(ウィアイ)のメンバーとして、1stミニアルバム『IDENTITY : First Sight』(タイトル曲「TWILIGHT」)でデビューした。グループ名は「We」と「I」を組み合わせたもので、ファンダム名は「RUi(ルアイ)」。メンバーはチャン・デヒョン、キム・ドンハン、ユ・ヨンハ、キム・ヨハン、カン・ソクファ、キム・ジュンソの6人で、キム・ヨハンはセンター、サブボーカル、リードラッパーを担当している。
WEiは2025年までに韓国で8枚のミニアルバムを発表し、2022年8月には日本デビューも果たした。韓国での最高売上は『Love Pt.2 : Passion』の約14万枚である。キム・ヨハンは俳優業などの個人活動に重心を置いた時期を経て、2025年8月にグループ活動へ合流している。
グループの転換期[編集]
2025年以降、WEiは大きな転換期を迎えている。末っ子のキム・ジュンソは2025年5月からサバイバル番組『BOYS II PLANET』に挑戦して最終8位となり、新グループでのデビューが決まった。2026年3月以降は、メンバーがWEiの名前を維持しながら個人活動に集中する方針が示されている。
さらにキム・ドンハンとユ・ヨンハは2026年8月で事務所との契約を終え、それぞれ2026年9月7日と9月28日に陸軍に入隊した。キム・ヨハン自身の今後の動きについても、ファンの注目が集まっている。
俳優活動[編集]
『美しかった私たちへ』で初主演[編集]
俳優としての本格デビューは、2020年12月28日に公開が始まったドラマ『美しかった私たちへ』(Kakao TV)である。中国の人気青春ドラマを韓国でリメイクした作品で、キム・ヨハンは主人公のチャ・ホンを演じた。同じ時期には『ゾンビ探偵』(2020年)や『マウス』(2021年)にも特別出演している。
『エル』のインタビューでは「マネージャーと台詞の練習をしたり、一人で様々なトーンや姿勢で台本を読んだりしている。演技レッスンも受けている」と語っており、アイドル活動の合間を縫って地道に演技を磨いていた。
『学校2021』で新人賞[編集]
大きな飛躍となったのが、KBS第2テレビの水木ドラマ『学校2021』(2021年11月24日 - 2022年1月13日、全16話)である。名門青春ドラマ「学校」シリーズの最新作で、キム・ヨハンは11年間打ち込んだテコンドーの夢をケガで諦め、祖父と暮らしながら木工の道を模索する高校生コン・ギジュンを演じた。自身の経歴とも重なる役どころだった。
同作は当初『学校2020』として企画されていたが延期され、主演キャストの変更、制作中断を求める仮処分訴訟、出演者のコロナ感染による初回放送の1週間延期など、トラブル続きの船出となった。平均視聴率は1.7%と数字には恵まれなかったものの、キム・ヨハンの演技は「テコンドーへの未練と新たな挑戦の分かれ道に立つ青春を繊細に描いた」と評価され、2021年のKBS演技大賞で新人演技賞と、チョ・イヒョンとのベストカップル賞を受賞した。
『トライ』でブレイク[編集]
『学校2021』の後は、本人いわく「作品が台本読み合わせの段階で3本も白紙になった」という苦しい時期が4年ほど続いた。その流れを変えたのが、2025年夏にSBSの金土ドラマ枠で放送された『トライ:私たちは奇跡になる』である。キム・ヨハンは体育高校ラグビー部の主将ユン・ソンジュンを演じた。
ユン・ゲサン演じる型破りな監督チュ・ガラムとの師弟ケミ、部員たちとのブロマンス、射撃部の主将ソ・ウジンとの恋愛と、多彩な関係性を担うキーパーソンで、夜遅くまで後輩を指導し、仲間のケガを防げなかった罪悪感に苦しむ「誠実すぎる主将」ぶりが視聴者の心をつかんだ。視聴率は第8話で6.8%を記録するなど好調で、2025年のSBS演技大賞ではミニシリーズ・ヒューマン/ファンタジー部門の優秀演技賞(男性)を受賞した。
『第4次恋愛革命』[編集]
2025年11月13日からは、Wavve独占配信のラブコメディ『第4次恋愛革命』に主演。学科統廃合をきっかけに、筋金入りの非モテ工学部生と、フォロワー100万人のインフルエンサーモデルが出会うキャンパスロマンスで、キム・ヨハンはモデル兼学生のカン・ミンハクを演じた。日本を含む海外96か国で同時配信されている。
本人は撮影について「先輩たちが導いてくれて、現場は本当に心地よく楽しかった」とコメントしている。
バラエティ・MC・コラボ[編集]
音楽番組MCと恋愛リアリティ[編集]
2021年3月2日から12月14日までは、SBS MTVの音楽番組『THE SHOW』でATEEZのヨサン、Weeeklyのジハンとともに3MCを務めた。同年にはMBNのバラエティ『ヒヨコハイキック』にも出演している。
2022年にはTVINGオリジナルの恋愛心理リアリティ『ラブキャッチャー in バリ』に、参加者の正体を推理する「ウォッチャー」として出演。2023年1月の最終回では「とても衝撃的」と結末に驚き、「自分の恋愛細胞が目覚めた気がする」と語った。この出演で2023年の青龍シリーズアワードでは新人男性芸能人賞にノミネートされている。2022年には『アイドルラジオ』シーズン2の臨時DJも務めた。
コラボと雑誌[編集]
2023年2月23日には、元LOONAのChuuとのデュエット曲「Let's Love」を「Project Restless」の一環として発表した。爽やかな声同士の組み合わせで、ファンの間でも話題になった。
2022年2月には雑誌『Vanity Teen』のデジタルカバーを飾り、同誌で初めてデジタルカバーを担当したK-POPアーティストとなった。2022年3月には『マリ・クレール コリア』でWEiとしてインタビューを受けている(infobox2枚目の画像はこの時のもの)。
人物[編集]
「妹バカ」なお兄ちゃん[編集]
2人の妹がいる3きょうだいの長男。MBCの『全知的おせっかい視点』に出演した際には、多忙なスケジュールの合間を縫って光州まで妹たちの試合の応援に駆けつける姿が紹介され、マネージャーからもファンの間で「妹バカ」として知られていると明かされた。
妹たちが「レスリング部やボクシング部の男子」の話をし始めると急に真顔になり、「彼氏いるの?」と問い詰める過保護ぶりも披露。「2人?2人もいるわけないだろ…」と動揺する姿に、スタジオは笑いに包まれた。
演技と歌への野心[編集]
『学校』シリーズの主演が決まった際には「有名なシリーズで主演を務めることになり心配が多い」「素晴らしい先輩たちに迷惑をかけないようにしたい」と率直にプレッシャーを口にしていた。一方で「たくさんのことに挑戦したい。歌手としての野心も大きい。最も若く輝く20代に、アイドルとしての人生を十分に楽しみたい」とも語っており、俳優と歌手のどちらも手放さないスタンスを貫いている。
『トライ』で共演したユン・ゲサンについては尊敬の念を示し、自分もいつか後輩を導ける先輩俳優になりたいという目標を明かしている。
炎上とバズ[編集]
投票操作事件の余波[編集]
キム・ヨハンのキャリアに最も大きな影を落としたのは、本人とは無関係の『PRODUCE X 101』投票操作事件である。最終回直後から順位の得票数に不自然な規則性があると視聴者が指摘し、制作陣の捜査へと発展。結果としてX1は2020年1月に解散し、1位でデビューしたセンターでありながら、グループとしての活動はわずか4か月半で終わってしまった。
番組やX1の詳しい経緯についてはPRODUCE X 101およびX1 (音楽グループ)の項目を参照。
『学校2021』の難産[編集]
主演ドラマ『学校2021』も、放送前から主演キャストの変更や制作差し止めを求める仮処分訴訟、出演者のコロナ感染による延期と、ネガティブなニュースが続いた作品だった。演出のキム・ミンテPDは制作発表会で「引き受けた時点では企画を一から立て直す必要がある状態だった」と明かしている。それでもキム・ヨハンは新人賞という形で結果を残した。
演技大賞の「8人同時受賞」[編集]
2025年のSBS演技大賞では、登録作品が10本ほどしかない中で主要部門が4ジャンルに細分化され、最優秀演技賞だけで8人が誕生するという大盤振る舞いが「賞の意味を薄めている」と批判を浴びた。キム・ヨハンの優秀演技賞もこの細分化された部門でのものだが、『トライ』自体の評判は上々で、本人の演技への評価とは別の話として受け止められている。
余談[編集]
- 同じ「キム・ヨハン」でも、元バレーボール代表のキム・ヨハンはアジア大会の金メダリストでもあるスター選手で、バラエティ番組にもたびたび登場するため、韓国のネット上でも検索結果が混ざりがち。
- 『PRODUCE X 101』の初回評価で見せたローラーシューズのステージは、まだ荒削りだったころの「原点」としてファンの間で語り草になっている。
- KBSの『コ・ソヨンのパブストラン』では、WEiのメンバーがそれぞれ特技を競う中、テコンドー仕込みの回し蹴りを披露。同じ回ではリーダーのチャン・デヒョンが「アイドル初の土木技能士資格保持者」として紹介されていた。
- 『学校2021』で演じたコン・ギジュンは「11年間続けたテコンドーをケガで諦めた高校生」という設定で、実際のテコンドー経験者である本人の経歴とかなり重なる役だった。
- 『トライ』では一転してラグビー部の主将役。テコンドーからラグビーへ、劇中でも体育会系のキャラクターが続いている。
外部リンク[編集]
- Kim Yo-han(英語版ウィキペディア)
- WEi(英語版ウィキペディア)

