ハン・スンウ
한승우(Han Seung-woo)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/ac/Han_Seung-woo_at_Seoul_Fashion_Week_SS_2020_01.png?utm_source=commons.wikimedia.org&utm_campaign=imageinfo&utm_content=original
ソウルファッションウィーク2020 S/Sでのハン・スンウ(2019年)(出典:ウィキメディア・コモンズ、CC BY 3.0)
本名 한승우(ハン・スンウ)
誕生日 1994年12月24日
年齢 31歳
出身地 韓国 釜山広域市
国籍 韓国
ジャンル K-POP、R&B、ダンスポップ、バラード
活動期間 2016年 -
家族 両親、姉(長姉は歌手・女優のハン・ソナ)
身長 / 体重 184cm cm / ― kg
血液型 B型
事務所 AURAエンターテインメント(2024年12月 - )
代表作 「Sacrifice」「다시 만나(Meet Again)」「Dive Into」「Blooming」「STOP IT」
ファンクラブ HAN_A(ハナ)
関連活動 VICTON(2016年 - )、X1(2019年 - 2020年)
あだ名 スヌ、ウヤ
その他 PRODUCE X 101 最終3位、陸軍で兵役(2021年7月 - 2023年1月)


概要[編集]

ハン・スンウ(한승우、Han Seung-woo、1994年12月24日 - )とは、韓国のK-POP歌手である。2016年にボーイズグループVICTONのリーダーとしてデビューし、2019年のMnet『PRODUCE X 101』で最終3位に入ってX1のリーダーを務めた。X1解散後はソロ歌手としても活動し、兵役を経た現在はAURAエンターテインメント所属。

詳細[編集]

釜山出身の元スポーツ少年[編集]

ハン・スンウは1994年12月24日、釜山で3人きょうだいの末っ子として生まれた。いちばん上の姉は、ガールズグループSecret出身で現在は女優としても活躍するハン・ソナ。姉がアイドルとして売れっ子だった2010年には、姉の出演していたバラエティ『青春不敗』に弟として顔を出したことがあり、デビュー前から「ソナの弟」として一部で知られていた。

小学校から中学校にかけては運動部の選手として育ったが、ケガをきっかけにスポーツの道をあきらめた。そこから歌手志望へと方向転換し、父親の反対を押し切ってA Cube Entertainment(のちのIST Entertainment)のオーディションに合格。高校卒業後の2014年にソウルへ上京し、のちのVICTONメンバーとなるカン・スンシク、チェ・ビョンチャンらと練習生生活を送った。この「元運動部」という経歴は、のちにサッカーバラエティでの活躍によって再び注目されることになる。

VICTONのリーダーとしてデビュー[編集]

2016年11月9日、Plan Aエンターテインメント(A Cube系列)から7人組ボーイズグループVICTONのリーダーとしてデビューした。デビューミニアルバム『Voice to New World』では、タイトル曲を含む3曲の作詞に参加しており、デビュー時から「書けるリーダー」としての顔を持っていた。

ただしVICTONは、デビューからしばらくヒットに恵まれない「中小事務所のアイドル」の典型でもあった。音楽番組1位を取ったのはデビューから3年後の2019年11月、「Nostalgic Night」でのことで、しかもこのときスンウ本人はX1として活動中だった。グループの知名度を一気に押し上げたのは、皮肉にもリーダーが単身で挑んだオーディション番組だったと言える。

PRODUCE X 101で最終3位[編集]

2019年、スンウはグループ活動を一時休止してMnetのサバイバル番組『PRODUCE X 101』に出演した。すでにデビューしているグループのリーダー、しかも参加者の中では年長組という立場だったが、ボーカル・ラップ・パフォーマンスをすべてこなせる万能型として評価を伸ばし、最終回では1,079,200票を獲得して3位でデビュー組に選ばれた。1位は後にWEiで活動するキム・ヨハン、2位はUP10TIONのキム・ウソクだった。

同じ「既存アイドルがPRODUCEシリーズで再ブレイク」という流れには、シーズン2でWanna One入りしたNU'ESTのファン・ミンヒョンがいる。中小事務所のグループがメンバーを番組に送り出し、知名度を逆輸入するという構図は、カン・ダニエルを生んだシーズン2以降、PRODUCEシリーズの定番ルートになっていた。

X1のリーダー、そして5か月での解散[編集]

2019年8月27日、スンウはX1のリーダーとしてデビュー。デビューアルバム『飛翔:QUANTUM LEAP』とタイトル曲「FLASH」で華々しくスタートを切り、ファンクラブ名は「ONE IT」、マネジメントはSwing Entertainmentが担当した。当初は5年契約という長期プロジェクトだった。

ところが、番組の最終投票に操作があった疑惑が浮上し、警察・検察の捜査に発展。番組の制作陣が『PRODUCE 48』『PRODUCE X 101』などで順位を操作していたことが明らかになり、担当プロデューサーには2020年に懲役2年の実刑判決が出た。X1はこの余波で2020年1月6日に解散を発表し、活動期間はわずか約5か月で幕を閉じた。

経歴[編集]

VICTON復帰とソロデビュー(2020年)[編集]

X1解散後、スンウは2020年2月にソロファンミーティングを開き、同年3月にVICTONの活動へ復帰した。所属事務所はPlan Aエンターテインメントを前身とするPlay M Entertainment(カカオM系列)となっていた。

同年8月10日、1stミニアルバム『Fame』でソロデビュー。タイトル曲「Sacrifice」は本人が作詞に関わり、アルバム全体でも制作に深く参加した。発売当日の夕方6時に音源公開、夜8時にショーケースという流れで、アルバムは初日だけで3万枚超を売り、Gaonの週間アルバムチャートで最高2位を記録した。ショーケースでは収録曲「Forest」を推し曲に挙げ、「ファンからたくさん慰めをもらったぶん、自分がファンにとっての森になりたい」と語っている。

入隊直前の『Fade』(2021年)[編集]

2021年1月にはVICTON初の正規アルバム『VOICE : The future is now』に参加し、3月にはウェブドラマ『Love #Hashtag』でイ・シウ役を演じて演技にも初挑戦した。6月28日には2ndミニアルバム『Fade』を発表。タイトル曲「다시 만나(Meet Again)」はボーカルとピアノだけで構成されたバラードで、「長い時間を経て再び会いたい」という歌詞を、入隊を目前にした本人の状況と重ねて書いたと説明している。

『Fade』には「LL」「外面と内面」など全5曲が収められ、全曲の制作に本人が参加した。20代最後のアルバムとして「真心が届いてほしい」とコメントし、これが入隊前最後の活動になった。

兵役(2021年 - 2023年)[編集]

2021年6月に入隊を発表し、7月28日に論山の陸軍訓練所から現役で入隊した。訓練後は陸軍の軍楽隊に配属され、陸軍士官学校の勤務支援団で服務したとされる。服務中の2021年には、所属事務所がPlay M EntertainmentからIST Entertainmentへと社名を変更している。

2023年1月27日に満期除隊。除隊時の公式イベントは行わず、事務所が花束とケーキを手にした写真をSNSで公開した。本人は「待ってくれたファンのおかげで健康に服務を終えられた」とコメントし、翌28日には早速Weverseのライブ配信でファンの前に姿を見せている。

『Frame』で初のソロ1位(2023年)[編集]

除隊から約5か月後の2023年6月27日、3rdミニアルバム『Frame』で本格復帰。タイトル曲「Dive Into」は、7月4日放送のSBS M『THE SHOW』で1位を獲得し、ソロ歌手として初の音楽番組トロフィーとなった。アルバムは6か国のiTunesチャートでトップ5入りしている。

一方、VICTONは2023年に所属事務所との契約が満了を迎え、メンバーごとに再契約・離脱が分かれた。グループとしての新譜は2022年11月を最後に途切れ、スンウもしばらくはソロ中心の活動となった。

『Scene』とアジアツアー(2024年)[編集]

2024年6月5日、1stシングル『Scene』を発表。タイトル曲「Blooming」はバンドサウンドに繊細なボーカルとハーモニーを重ねた曲で、「小さな花一輪の中にも本当の幸せがある」というメッセージを込めた。収録曲は「Lost」「Stay」の3曲構成で、全曲の制作に参加。これまでの強めのコンセプトから一転、「自由でポジティブな自分」を見せる方向に舵を切った作品で、タイ・シンガポール・台湾など6か国のiTunesチャートにランクインした。

同年夏には7都市を回るアジアツアーを開催。11月27日にIST Entertainmentとの専属契約が満了し、12月13日にAURAエンターテインメントと専属契約を結んだ。同社にはCIXのペ・ジニョンやBrown Eyed GirlsのJeAらが所属している。

AURA移籍後(2025年 - )[編集]

2025年4月にAURA移籍後初のデジタルシングル「Positive Vibes」を発表。6月30日には4thミニアルバム『TOP NOTE』をリリースした。タイトル曲「STOP IT」はプロデューサーのカンバターと共作したポップロックで、「終わってしまった恋の苦しさを歌いながら、これ以上傷つかないと自分に言い聞かせる気持ち」を描いた曲。全6曲収録で、音楽評論の場でも「聴くほど魅力が増すタイトル曲」「感情表現の細やかさ、声の幅が際立つ」と評された。

2026年3月15日には東京・上野の飛行船シアターで単独ファンミーティング「幸せ回路」を2回公演で開催。そして同年9月18日、VICTONがデビュー10周年を記念して6人全員で単独コンサート「2026 VICTON CONCERT [10:NOW]」を開くことが発表された。公演は11月14日・15日、ソウルの誠信女子大学 雲井グリーンキャンパス大講堂で行われ、その後台北・バンコクを回るアジアツアーも予定されている。グループとしてのフル公演は2023年以降途絶えていたため、ファンの間では「事実上の再始動」として大きな話題になった。

ディスコグラフィ[編集]

ソロ作品[編集]

発売日 タイトル 形態 タイトル曲 レーベル
2020年8月10日 Fame 1stミニアルバム Sacrifice Play M Entertainment
2021年6月28日 Fade 2ndミニアルバム 다시 만나(Meet Again) Play M Entertainment
2023年6月27日 Frame 3rdミニアルバム Dive Into IST Entertainment
2024年6月5日 Scene 1stシングル Blooming IST Entertainment
2025年4月 Positive Vibes デジタルシングル Positive Vibes AURAエンターテインメント
2025年6月30日 TOP NOTE 4thミニアルバム STOP IT AURAエンターテインメント

アルバム名は『Fame』『Fade』『Frame』と、Fで始まる単語で揃えたシリーズになっている点も特徴。韓国音楽著作権協会(KOMCA)には作詞・作曲者として49曲が登録されており、アイドル出身ソロ歌手の中でも自作曲の比率が高い部類に入る。

OST[編集]

  • 「If We Can't See From Tomorrow」(韓国ドラマ『ハイエナ』OST Part.10、2020年)
  • 「Please」(『魔女食堂にいらっしゃい』OST Part.4、2021年)
  • 「A Song For You」(『サウンドトラック#2』OST Part.2、2023年)
  • 「Start」(『ウェディング・インポッシブル』OST Part.1、2024年)

出演作品[編集]

ドラマ[編集]

  • 『Love #Hashtag』(2021年、ウェブドラマ)- イ・シウ役

バラエティ[編集]

  • 『PRODUCE X 101』(2019年、Mnet)- 練習生として出演、最終3位
  • 『覆面歌王』(2020年9月、MBC)- 「青い旗」として出演し、2ラウンドに進出
  • 『不朽の名曲』(KBS)、『週刊アイドル』など
  • 『一緒に蹴ろう(뭉쳐야 찬다)3』(2024年5月 - 2025年2月、JTBC)- レギュラー
  • 『一緒に蹴ろう(뭉쳐야 찬다)4』(2025年4月 - 、JTBC)- レギュラー

サッカー番組での「蹴るアイドル」化[編集]

近年のスンウの知名度を一般層まで広げたのが、JTBCのサッカーバラエティ番組『뭉쳐야 찬다(一緒に蹴ろう)』シリーズである。シーズン3には2024年5月から参加し、主にミッドフィルダーとしてプレー。2024年9月22日放送回では龍仁大学との試合に先発出場し、前半28分に味方のパスから豪快なシュートを決めて初ゴールを記録した。チームは2-0で勝利し、実況から「試合を開いた一発」と絶賛された。

運動量と守備でのプレッシャーを武器にする「働き者タイプ」の選手として定着し、シーズン4(2025年4月 - )にもINFINITEのナム・ウヒョン、BTOBのソ・ウングァン、ハ・ソンウンらとともに続投。歌番組より先にサッカー番組で彼を知った、という視聴者も少なくない。

人物[編集]

  • 身長184cmの長身。PRODUCE X 101ではボーカル・ラップ・パフォーマンスをすべてこなす万能型として紹介された。
  • VICTON、X1と2つのグループでリーダーを務めた「リーダー経験者」。X1では1994年生まれのメンバー最年長として、年少メンバーの多いグループをまとめた。
  • 作詞・作曲を積極的に手がけるシンガーソングライター寄りのアイドル。ソロ作品はほぼ全曲の制作に関わっている。
  • 姉ハン・ソナとは仲が良く、サッカー番組出演時には姉から「日焼け止めくらい塗りなさい」という応援が届いたことが話題になった。
  • ソロのファンダム名は「HAN_A(ハナ)」。VICTONのファンダム名は「ALICE(アリス)」。

余談[編集]

  • PRODUCE X 101出演時、すでにデビュー3年目のグループリーダーだったため、「事務所の命運を背負った出演」として注目された。結果として本人の3位入りがVICTONの知名度回復にもつながった。
  • ソロのミニアルバムは『Fame』『Fade』『Frame』と3作続けて「F」で始まるタイトルが並んだが、2024年の『Scene』以降はこの並びから離れ、作風もバンドサウンドやポップロック寄りへと変化している。
  • 2026年の東京ファンミーティング「幸せ回路」は、ソロファンダム「HAN_A」結成1000日の時期と重なり、本人がSNSで「ハナ1000日にファンミをしたハナバカ」とおどけてみせた。
  • 少年時代にスポーツをあきらめた経験があるが、約20年後にサッカー番組で初ゴールを決め、「元運動部」の顔が再評価される形になった。
  • 中国語圏では「韩胜宇」と表記される。2024年の『Scene』はタイ・シンガポール・台湾など6か国のiTunesチャートにランクインし、同年夏のアジアツアーは7都市を回った。

外部リンク[編集]

💬 みんなの声

この記事を読んだ人が、ひとことつぶやく場所です。