| 嵐山みちる Michiru Arashiyama | |
|---|---|
![]() 嵐山みちる本人のXアカウントのプロフィール画像(出典:X @arashiyama_m) | |
| 誕生日 | 1983年7月20日 |
| 年齢 | 43歳 |
| 出身地 | 京都府(とされる) |
| 国籍 | 日本 |
| 職業 | AV監督、映画監督 |
| 活動期間 | 2008年 - |
| 代表的な実績 | 『テレクラキャノンボール 2013』出演、『GOSSIP BOYS 2014 THE MOVIE』『劇場版 東京女子プロレス 爆音セレナーデ』監督 |
| 受賞 | ビデオ・ザ・ワールド 新人監督賞(2012年、とされる) |
| 事務所 | h.m.p(2007年 - 2015年)→ BONO(2021年 -) |
| 関連活動 | キャノンボールシリーズ(ハマジム) |
| リンク | X(@arashiyama_m) |
概要[編集]
嵐山みちる(あらしやま みちる)とは、日本のAV監督・映画監督である。1983年生まれ。h.m.p出身で、カンパニー松尾率いる「テレクラキャノンボール」シリーズの常連キャノンボーラーとして、AVファン以外にも名前を知られるようになった。BiSやWACKを巻き込んだ「キャノンボール」系ドキュメンタリー映画にも立て続けに出演している。
詳細[編集]
テレビ業界からAVの世界へ[編集]
嵐山みちるは1983年生まれで、京都府出身とされる(京都府には同名の観光地「嵐山」があるが、芸名との関係は公表されていない)。もともとはテレビ業界の出身で、野球中継などの制作に携わっていたとされる。
2007年に老舗AVメーカーのh.m.pへ入社。翌2008年にAV監督としてデビューした。h.m.pは1981年創業(前身は「サム・ビデオ・センター」)という業界でも古参の部類に入るメーカーで、嵐山はここで約8年間、社員監督として腕を磨くことになる。
「アイドル系監督」としての立ち位置[編集]
AV監督といえば裏方のイメージが強いが、嵐山は女性人気の高い「アイドル系監督」として紹介されることがある。実際、のちに女性向けレーベルを立ち上げたり、AV男優たちを主役にした女性向けドキュメンタリーを撮ったりと、「見せる側」だけでなく「見られる側」にもなれるキャラクターで存在感を示してきた。
一方で、熟女を題材にしたドキュメンタリー作品も手がけており、作風の幅は意外と広い。テレビ出身らしく、ドキュメンタリー的な構成力や編集のセンスを評価する声もある。
キャノンボーラーとしてのブレイク[編集]
嵐山の名を一気に広めたのが、2013年の『テレクラキャノンボール 2013』への参戦である。カンパニー松尾、バクシーシ山下、ビーバップみのる、タートル今田、梁井一と並ぶ6人のAV監督の一人として東京から札幌までのレースに挑み、愛車としてクライスラー・300Cを駆った。同作は劇場版として2014年に公開され、AVの枠を超えたドキュメンタリーとして注目された。
その後も『BiSキャノンボール 2014』『アイドルキャノンボール2017』『おうちでキャノンボール2020』とシリーズ皆勤に近い出演を続けており、「キャノンボールといえばこの顔ぶれ」の一角を担う存在となっている。
h.m.p退社とその後[編集]
2014年にはh.m.p内で女性向けAVレーベル「eS(エス)」を始動。翌2015年には監督作が2本劇場公開されるなど活躍の場を広げたが、同年10月にh.m.pを退社した。退社理由は公表されていない。
退社後はフリーとしてエスワン(S1)、マドンナ、kawaii、アイデアポケット、ケイ・エム・プロデュースなど複数のメーカーで作品を手がけた。2021年には、AV監督の紋℃が経営するAV製作会社「BONO」に所属したとされる。
経歴[編集]
年表[編集]
- 1983年 - 誕生。京都府出身とされる。
- 2007年 - h.m.pに入社。
- 2008年 - AV監督としてデビュー。
- 2009年 - h.m.pで『職場にナイショでAVに出たオンナたち』『私がAVに出た理由 デビュー前に撮影されたテスト撮り』などを手がける。
- 2010年 - カマタ映像で『熟女専科』を監督。h.m.pで『都合のいいカラダ』シリーズを開始(2014年まで)。
- 2011年 - 『処女宮』シリーズ開始(2014年まで)。
- 2012年 - 『性交覚醒』シリーズ開始(2015年まで)。同年、『ビデオ・ザ・ワールド』の新人監督賞を受賞したとされる。
- 2013年 - 『テレクラキャノンボール 2013』『裏テレクラキャノンボール 2013』に出演。
- 2014年 - 2月、『劇場版 テレクラキャノンボール2013』公開。女性向けレーベル「eS」を始動し、『GOSSIP BOYS』を監督。7月、BiS解散ライブに密着した『BiSキャノンボール2014』の撮影に参加。12月、『SSTV版 BiSキャノンボール2014』がスペースシャワーTVで放送。同年、AV作品の再編集版『チェーン・ラブ』が劇場公開。
- 2015年 - 2月、『劇場版 BiSキャノンボール 2014』公開。6月、初の劇場監督作『GOSSIP BOYS 2014 THE MOVIE』公開。10月、h.m.pを退社。12月、監督作『劇場版 東京女子プロレス 爆音セレナーデ』公開。
- 2016年 - フリーとしてS1、マドンナ、kawaii、アイデアポケット、えむっ娘ラボ、ケイ・エム・プロデュースなどで監督。
- 2017年 - 『劇場版 BiS誕生の詩』『WHO KiLLED IDOL? -SiS消滅の詩-』に出演。映画『身体を売ったらサヨウナラ』にインタビュー出演。同年3月、WACK合同オーディションの裏で『アイドルキャノンボール2017』の撮影に参加。
- 2018年 - 2月、『劇場版 アイドルキャノンボール2017』公開。
- 2020年 - 5月、コロナ禍の緊急事態宣言下で『おうちでキャノンボール2020』の撮影に参加。
- 2021年 - 紋℃が経営する製作会社BONOに所属したとされる。
- 2022年 - 3月、『劇場版 おうちでキャノンボール2020』公開。
- 2025年 - 7月20日、自身のXで42歳の誕生日を迎えたことを報告。
キャノンボールシリーズでの活躍[編集]
テレクラキャノンボール 2013[編集]
「テレクラキャノンボール」は、ハマジムのカンパニー松尾が、自身の好きなバイクとテレクラを同時に楽しむために考案した企画である。1980年代のテレクラブームと、アメリカのカーレース映画『キャノンボール』を掛け合わせ、AV監督たちが車やバイクで目的地を目指しつつ、道中で出会った素人女性の数などをポイントで競う。
2013年版は東京から札幌までを車3台・バイク2台で走破するルートで、嵐山は6人の参加者の一人としてクライスラー300Cで参戦した。本編のほか、未公開部分を収めた『裏テレクラキャノンボール 2013』にも出演している。2014年2月15日には132分の『劇場版 テレクラキャノンボール2013』(R18+)が公開され、AVを原点とする作品ながら映画ファンの間でも話題となった。
BiSキャノンボール 2014[編集]
2014年7月8日、アイドルグループBiSは横浜アリーナで解散ライブ「BiSなりの武道館」を開催した。その前日から翌日までの3日間、メンバー1人にAV監督1人が「普通のドキュメンタリーを撮る」という名目で張り付き、どこまで迫れるかを競ったのが『BiSキャノンボール2014』である。
参加監督はカンパニー松尾、バクシーシ山下、ビーバップみのる、タートル今田、梁井一、そして嵐山みちるの6人。対するBiSはプー・ルイ、コショージメグミ、ヒラノノゾミ、テンテンコ、ファーストサマーウイカ、カミヤサキの6人で、マネージャーの渡辺淳之介も出演している。2014年12月20日にスペースシャワーTV版が放送され、劇場版は2015年2月7日に公開された(配給:スペースシャワーネットワーク)。
BiS誕生の詩とWHO KiLLED IDOL?[編集]
2016年、BiSの再結成に向けたオーディションの場にも「テレキャノチーム」として嵐山らAV監督6人が呼ばれた。この模様は2017年1月28日公開の『劇場版 BiS誕生の詩』(監督:カンパニー松尾)と、2017年2月4日公開の『WHO KiLLED IDOL? -SiS消滅の詩-』(監督:エリザベス宮地)にまとめられ、嵐山はいずれにも出演者としてクレジットされている。
アイドルキャノンボール2017[編集]
2017年3月下旬、WACKが開催したBiS・BiSH・GANG PARADEの新メンバー合同オーディション(5泊6日の合宿形式)の裏で撮影されたのが『アイドルキャノンボール2017』である。AV監督とMV監督陣が、所属メンバーやオーディション参加者、街やSNSで見つけた素人女性にどこまで迫れるかを競った。
嵐山はバクシーシ山下、梁井一、岩淵弘樹、エリザベス宮地らとともに参加。特報は2017年7月6日にスペースシャワーTVで放送された番組の最後に流れ、劇場版は2018年2月3日に公開された(135分、R15+、配給:日活)。
おうちでキャノンボール2020[編集]
2020年5月、新型コロナウイルスの感染拡大で初の緊急事態宣言が出され、東京ではAV撮影がすべて中止となった。カンパニー松尾は「この状況だからこそ描ける世界がある」として、前作から7年ぶりにシリーズ新作の撮影に踏み切った。
ルールは「会議はリモート、ナンパはすべてオンライン、対面時は1.8メートルの距離を保つ」という、まさにコロナ禍仕様。参加者はカンパニー松尾、バクシーシ山下、梁井一、嵐山みちる、AV男優の黒田悠斗の5人で、SNSを使った非接触型のナンパレースが展開された。劇場版は2022年3月26日に新宿K's cinemaで1週間限定公開された(109分、R15+、配給:ハマジム)。Filmarksではシリーズ中でも高めの評価を得ている。
監督作品(映画)[編集]
GOSSIP BOYS 2014 THE MOVIE[編集]
嵐山が2014年に始動した女性向けレーベル「eS」で手がけたAVシリーズ『GOSSIP BOYS』の3エピソードを再編集し、劇場用の追加撮影を加えた長編ドキュメンタリー。2015年6月20日に劇場公開された(104分、配給:h.m.p)。
出演はしみけん、黒田悠斗、森林原人、ぽこっしー、藍井優太の5人のAV男優に、初美沙希、水原さな、高木愛美ら。高層ホテルに集まった男優たちが、料理・プレゼント・ゲーム・トークなどで女性を「おもてなし」しようと奮闘するが、なかなか思いどおりにいかず話が脱線していく……という、「AV男優ってどんな人?」を掘り下げる内容である。キャッチコピーは「最低な男達による最高な物語」。嵐山自身も出演している。
ヒューマントラストシネマ渋谷やアップリンク渋谷での上映後、2015年8月1日から14日まで下北沢トリウッドでも上映された。主題歌はLUKINAが担当。上映時にはカンパニー松尾がゲストとしてトークに登壇したこともあり、鑑賞者のブログでは「テレキャノ」風の編集が随所に見られると評された。
劇場版 東京女子プロレス 爆音セレナーデ[編集]
DDTプロレスリングの女子部門「東京女子プロレス」の選手たちを追ったDVD版ドキュメンタリーに収録しきれなかった映像を新たに編集した劇場版。2015年12月19日公開(101分、配給:ロボ、協力:東京女子プロレス、DDT)。
出演は山下実優、坂崎ユカ、ハイパーミサヲ、MIZUHO、清水愛、のの子、辰巳リカ、木場千景、KANNA、ミウラアカネ、あずさ(仮)、えーりんら。リングで闘う選手たちの素顔や、プライベートの自撮り映像、オリジナルソングを交えながら、後楽園ホール大会を目指す少女たちの青春を描いた。終盤には試合映像をMV風に編集したパートもある。
レビューサイトでは「監督を調べたらAV監督で、どうりでと思うショットがあった」「キラキラと青春をかける少女たちに元気づけられた」といった感想が寄せられている。
その他[編集]
- 『チェーン・ラブ』(2014年) - AV作品の再編集版として劇場公開。
AV監督作品[編集]
代表的なシリーズ・作品を、タイトルと年・メーカーのみ記す。
h.m.p時代[編集]
- 『職場にナイショでAVに出たオンナたち』(h.m.p、2009年)
- 『私がAVに出た理由 デビュー前に撮影されたテスト撮り』(h.m.p、2009年)
- 『素人(裏)ワーク』(h.m.p、2009年 - 2010年)
- 『熟女専科』(カマタ映像、2010年)
- 『都合のいいカラダ』(h.m.p、2010年 - 2014年)
- 『イケナイ情事』(h.m.p、2011年)
- 『処女宮』(h.m.p、2011年 - 2014年)
- 『Hello♪』(h.m.p、2012年)
- 『性交覚醒』(h.m.p、2012年 - 2015年)
- 『GOSSIP BOYS』(eS、2014年)
h.m.pでは2009年から2016年にかけて、ほぼ毎月のようにリリースを重ねていた。
フリー以降[編集]
2016年にはケイ・エム・プロデュース、h.m.p、エスワン(S1)、アイデアポケット、えむっ娘ラボ、kawaii、マドンナ、ハイカラ/妄想族など、大手から企画系まで多数のメーカーで監督作がリリースされた。2021年以降はBONO所属とされる。
出演作品[編集]
映画[編集]
- 劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年2月15日公開)
- SSTV版 BiSキャノンボール2014(2014年12月20日)
- 劇場版 BiSキャノンボール 2014(2015年2月7日公開)
- GOSSIP BOYS 2014 THE MOVIE(2015年、監督兼出演)
- 劇場版 BiS誕生の詩(2017年1月28日公開)
- WHO KiLLED IDOL? -SiS消滅の詩-(2017年2月4日公開)
- 身体を売ったらサヨウナラ(2017年7月1日公開、インタビュー出演)
- 劇場版 アイドルキャノンボール2017(2018年2月3日公開)
- 劇場版 おうちでキャノンボール2020(2022年3月26日公開)
映像作品[編集]
- テレクラキャノンボール 2013(ハマジム、2013年)
- 裏テレクラキャノンボール 2013(ハマジム、2013年)
『身体を売ったらサヨウナラ』は、元AV女優で社会学者の鈴木涼美の著書を原作に、内田英治監督が映画化した作品。嵐山はインタビューパートに登場している。
SNSでの発信[編集]
X(旧Twitter)アカウント「@arashiyama_m」と、Instagramアカウント「@arashiyama_michiru」を持つ。
2025年7月20日にはXで「本日42歳なりました。希望を持ってまた1年前進したいと思います(^_−)」と投稿しており、この投稿から誕生日は7月20日とみられる。顔文字を使うなど、ややお茶目な文体が特徴である。
近況[編集]
2022年の『劇場版 おうちでキャノンボール2020』公開以降も、キャノンボール関連のイベントやSNSでの発信を続けている。2021年以降は紋℃が経営する製作会社BONOに所属してAV監督を続けているとされる。
キャノンボールシリーズは2013年版の公開から10年以上たつが、配信サービスで今も視聴できるため、新たなファンがシリーズを経由して嵐山の名前を知るケースも多い。
余談[編集]
- テレクラキャノンボール2013での愛車はクライスラー300C。アメリカ製の大型セダンで、東京から札幌までを走り抜いた。
- 監督作『GOSSIP BOYS 2014 THE MOVIE』では、普段は裏方のAV男優たちを主役に据え、「女性を楽しませる」ことを本気で競わせるという、ある意味キャノンボールの逆を行く企画を実現させた。
- 監督作で唯一AVと無関係なのが『劇場版 東京女子プロレス 爆音セレナーデ』。プロレスファンのレビューでは「何ということのない普通のドキュメンタリー」と率直に書かれつつも、「観終わって良い気分になれた」と好意的に締めくくられている。
- 42歳の誕生日には「希望を持ってまた1年前進したい」とXで抱負を語った。
- 『BiSキャノンボール2014』『BiS誕生の詩』『アイドルキャノンボール2017』と、BiS関連のドキュメンタリーには3作続けて出演している。
