鈴木涼美

鈴木涼美
Suzumi Suzuki
誕生日 1983年7月13日
年齢 42歳
出身地 東京都中央区
国籍 日本
職業 作家、エッセイスト、コメンテーター
肩書 元日本経済新聞記者、元AV女優
活動期間 2003年 -
代表的な実績 『AV女優の社会学』『ギフテッド』『グレイスレス』


概要[編集]

AVの世界から芥川賞候補作家にまで上りつめた、日本でも例を見ない経歴の持ち主。1983年7月13日生まれ、東京都中央区出身。元AV女優にして元日本経済新聞記者、現在は作家・エッセイスト・コメンテーターとして活躍する、いわば「語られる側」から「語る側」へと回ったAV女優らしい。

華麗すぎる出自[編集]

父はフロイト研究などで知られる法政大学名誉教授の鈴木晶、母は翻訳家の灰島かりという、れっきとした知的エリート一家の生まれ。小学校5年からは父のサバティカルに同行してロンドンの私立女子校へ2年ほど通い、清泉女学院から明治学院高校を経て慶應義塾大学環境情報学部(SFC)を卒業、さらに東京大学大学院学際情報学府の修士課程を修了している。絵に描いたようなお嬢様コースである。

ブルセラ少女からAVへ[編集]

1999年から2001年にかけては放課後の渋谷109にたむろする「ブルセラ少女」「ギャル」として高校生活を送る一方、宮台真司や大塚英志を愛読する読書家でもあったという。慶應在学中から横浜や新宿のキャバクラで働き、20歳のときにアダルトビデオへデビュー。学業・夜の街・AVを並走させる日々は、のちの評論活動の原体験になっていく。

日経記者、そして『AV女優の社会学』[編集]

2009年に日本経済新聞社へ入社し、都庁記者クラブや総務省記者クラブで地方行政などを取材する硬派な記者として勤務した(2014年退社)。在学中に東大院で執筆した修士論文は、2013年に『AV女優の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』として書籍化され大きな話題を呼んだ。自身がAV女優であった経験を学問のことばで分析するという離れ業で、各界の論者から高く評価された一冊である。

芥川賞候補の純文学作家へ[編集]

その後は小説家として本格始動。2022年の『ギフテッド』、2023年の『グレイスレス』と立て続けに芥川龍之介賞の候補となり、純文学の旗手として一躍注目を集めた。『浮き身』『トラディション』『YUKARI』『不倫論』『ノー・アニマルズ』など作品を次々に発表し、社会学者・上野千鶴子との往復書簡『限界から始まる』(2021年)もベストセラーに。『サンデージャポン』などにコメンテーターとしても登場し、夜の世界を生きてきた言葉で社会を切る論客として独自の地位を築いている。

余談[編集]

  • エッセイ連載のタイトルが『8cmヒールで踏みつけたい』(週刊SPA!)というあたりに、彼女らしい毒とユーモアがにじむ。
  • AV出演歴は2014年に週刊誌で報じられたが、本人はそれ以前から自らの経験を著作の核に据えており、いわば「隠していなかった」スタンスを貫いている。

関連項目[編集]