| 株式会社スターダストプロモーション Stardust Promotion Co., Ltd. | |
|---|---|
![]() 所属グループ・ももいろクローバーZの佐々木彩夏(出典:デイリースポーツ) | |
| 略称 | スターダスト、スタダ、SDP |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | 株式会社 |
| 市場情報 | 非上場 |
| 業種 | サービス業(芸能プロダクション) |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南1丁目15番1号 |
| 設立日 | 1979年2月24日 |
| 年齢 | 47周年 |
| 設立者 | 細野義朗 |
| 代表者 | 細野義朗(グループ持株会社STARDUST HD.代表取締役) |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 上場 | 非上場 |
| 年間売上 | 非公開 |
| 従業員数 | 570名(グループ全体、就職情報サイト掲載値) |
| 支店舗数 | 営業所:大阪・名古屋・福岡・沖縄・仙台 |
| 主要株主 | 株式会社STARDUST HD. |
| 主要部門 | 第一事業部、第二事業部、第三事業部、声優部、STAR PLANET(女性アイドル)、EBiDAN(男性アーティスト) |
| 主要子会社 | SDR、SDP、WONDER STYLE、SDM、SDI、スターダスト音楽出版 |
| 関係する人物 | 細野義朗、藤下リョウジ、川上アキラ |
| 別名 | スターダスト |
| リンク | 公式サイト |
概要[編集]
スターダストプロモーション(すたーだすとぷろもーしょん、英: Stardust Promotion)とは、東京都渋谷区恵比寿に本社を置く日本の大手芸能事務所である。1979年に細野義朗が創業し、俳優・モデル・ミュージシャン・アイドル・声優など1,000人を超えるタレントを抱える、国内最大級のマネジメント会社として知られる。
詳細[編集]
どんな会社か[編集]
スターダストプロモーション(以下スターダスト)は、俳優・女優のマネジメントを中核にしながら、音楽アーティスト、アイドルグループ、声優、文化人・専門家、さらにはeスポーツやバーチャルタレントにまで手を広げてきた総合芸能プロダクションである。所属タレント数は1,000人超とされ、本社の東京のほか、大阪・名古屋・福岡・沖縄・仙台に営業所を構えている点も特徴で、地方発のタレント発掘・育成にも力を入れている。
業界の中でも特に「女優に強い事務所」というイメージが強く、北川景子、常盤貴子、小松菜奈、新木優子、本田翼、葵わかな、永野芽郁など、ドラマや映画の主演級を数多く抱える。一方で山田孝之、山﨑賢人、安藤政信、市原隼人といった男性俳優陣も層が厚い。
グループ体制[編集]
現在のスターダストは、持株会社である株式会社STARDUST HD.(スターダストホールディングス)を頂点とするグループの一社という位置づけである。法人登記上、STARDUST HD.は1979年設立の法人として登録され、代表者は創業者の細野義朗とされている。就職情報サイトでは、関連会社として株式会社スターダストプロモーション、株式会社SDR、株式会社SDPが挙げられ、グループ全体の従業員数は570名と掲載されている。
グループ内には、レコード会社のSDR、映像・映画・出版などを手がけるSDP、グッズ・イベント・通販を担うWONDER STYLE、専門家タレントのマネジメントを行うSDM、化粧品ブランド「SOPHISTANCE」の発売元であるSDI、そして創業と同時に設立された音楽出版社スターダスト音楽出版などが並ぶ。マネジメントだけでなく、音源・映像・物販までをグループ内で完結させられるのが強みといえる。
「スター組」「ダスト組」の都市伝説[編集]
社名の「スター(星)」と「ダスト(塵)」にひっかけて、売れっ子は「スター組」、そうでない所属者は「ダスト組」と呼ばれる——という冗談が芸能ファンの間で古くから語られている。しかし、実際にそのような社内区分が存在するわけではないとされており、あくまでネット上のネタ的な言い回しにとどまる。
ちなみに所属者の多くは俳優業を主軸にしており、バラエティ番組を主戦場にするタレントは比較的少数派とされる。その中で野々村真、山口もえ、SHELLY、梨花のように、バラエティや情報番組で長年活躍するタレントも在籍している。
歴史[編集]
創業と1980〜90年代[編集]
1979年2月24日、細野義朗によって設立された。設立と同時に音楽出版社スターダスト音楽出版も立ち上げており、当初から「タレント」と「音楽」の両輪を意識した事業展開をしていたことがうかがえる。1980年代には森尾由美などの女性タレントを世に送り出した。
1990年代には、細野とビーイング創業者・長戸大幸の親交から、所属アーティストの音楽制作をビーイングが手がける時期があった。ZARDのボーカル・坂井泉水もスターダストに所属していたことで知られ、女優の常盤貴子もビーイングのデビュー予備軍だったとされる。この時代のスターダストは、ビーイング系サウンドを支える「タレント供給元」的な役割も担っていた。
2000年代:音楽の内製化とアイドル育成[編集]
2000年代に入ると、ソニー・ミュージックレコーズやユニバーサルミュージックなどがサウンドプロデュースを担当するようになり、シンガーソングライターのYUIがブレイク。さらにORANGE RANGEといったバンドも所属アーティストに名を連ねた。やがてスターダストは自社で音楽制作を手がけるようになり、ビーイングとの関係は徐々に薄れていった。
アイドル育成の萌芽は1998年の若手女優レッスン生によるユニット「ANGEL EYES」にさかのぼる。2000年から2003年にかけてはBS朝日で番組『Harajukuロンチャーズ』が放送され、ここが後の女性アイドル部門の源流となった。そして2008年、事務所として初の常設アイドルグループ「ももいろクローバー」が結成される(2011年に「ももいろクローバーZ」へ改名)。
2010年代:EBiDAN、STAR PLANET、声優部門[編集]
2010年には男性アーティスト部門EBiDAN(エビダン)が始動し、超特急やDISH//が誕生した。2014年には芸能3部が女性俳優部門「SECTION3」と女性アイドル部門「SECTION 3 IDOL」に分割され、同年には10代タレントを中心とした「少女劇団いとをかし」も結成されている。
2015年には声優部門を新設。2016年には13歳から23歳の女性を対象とした「第1回女優オーディション」を実施した。2017年には女性アイドル部門が「STARDUST PLANET」(現・STAR PLANET)として再編され、ももクロ・エビ中を筆頭に多数のグループを擁する一大レーベル的な存在になった。
2019年:創立40周年と「スター☆オーディション」[編集]
2019年、創立40周年を記念して全社横断の大型オーディション「第1回スター☆オーディション」を開催。それまでのオーディションは部門ごとに行われていたため、全社規模の公募はこれが初めてだった。対象は10〜22歳の男女で、経験・国籍・居住地は不問。全国6か所の営業所で面接を行い、男女グランプリには賞金50万円と映画出演権が用意された。
当時の代表取締役社長・藤下リョウジは、求める人材について「強い個性」を挙げている。同オーディションはその後2021年、2023年、2025年にも開催され、隔年の恒例企画となった。
2020年代[編集]
2020年9月、看板女優の一人だった竹内結子が死去し、芸能界に大きな衝撃を与えた。竹内はNHK連続テレビ小説『あすか』のヒロインとして知られ、スターダストを代表する女優だった。
2021年7月には、VTuber部門STARDUST VIRTUAL STUDIO(SVS)がWONDER STYLEと共同で本格始動し、モデル・女優の所属者がVTuberとして活動するなど話題を呼んだ。しかし事業継続が困難になったとして、2025年9月末で運営を終了している。
部門と主な所属グループ[編集]
俳優・タレント部門[編集]
スターダストの屋台骨。現在は第一〜第三事業部といった体制で俳優・モデル・タレントを抱える。NHK連続テレビ小説(朝ドラ)のヒロインを数多く輩出してきたことでも知られ、『ふたりっ子』の岩崎ひろみ、『あすか』の竹内結子、『わろてんか』の葵わかな、『半分、青い。』の永野芽郁などが該当する。
| 区分 | 主な名前 |
|---|---|
| 女優 | 北川景子、常盤貴子、小松菜奈、新木優子、本田翼、葵わかな、永野芽郁、松雪泰子、坂井真紀、桜井ユキ |
| 男優 | 山田孝之、山﨑賢人、安藤政信、市原隼人 |
| タレント | 野々村真、山口もえ、SHELLY、梨花 |
| 元所属 | 竹内結子(故人)、柴咲コウ、杉咲花、速水もこみち、沢尻エリカ など |
STAR PLANET(女性アイドル部門)[編集]
旧STARDUST PLANET。ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学(エビ中)を中心に、名古屋発のTEAM SHACHI、仙台発のいぎなり東北産、AMEFURASSHI、ukka、CROWN POP、BATTEN GIRLS、超ときめき♡宣伝部などのグループを擁してきた。研究生グループ「スタプラ研究生」も存在する。
地方営業所を拠点とした「ご当地アイドル」戦略が特徴で、名古屋のTEAM SHACHI(旧チームしゃちほこ)や大阪のたこやきレインボーなどは、その土地の色を前面に出したグループとして人気を集めた。
EBiDAN(男性アーティスト部門)[編集]
2010年始動。「恵比寿学園男子部」に由来するとされる名称で、俳優・タレントでもある男性たちのアーティスト集団。超特急、DISH//、M!LK、SUPER★DRAGON、ONE N' ONLY、BUDDiiS、さくらしめじ、ICEx、Lienelなどが所属し、2026年8月時点で全10グループ・68名の大所帯となっている。
その他の部門[編集]
2015年設立の声優部、専門家・文化人部門、音楽アーティスト部門などがある。音楽面ではVaundyや作曲家・タレントの前山田健一(ヒャダイン)らが所属者として挙げられ、前山田はももクロの代表曲を多数手がけたことでも知られる。
主要所属者のトピック[編集]
ももいろクローバーZ[編集]
2008年5月17日、神奈川県・川崎アゼリアでお披露目ライブを行ったのが始まり。そもそもは事務所が女性タレントに人前での経験を積ませる目的で立ち上げたプロジェクトだった。デビュー直後は代々木公園での路上ライブや飯田橋の商業施設でのライブを繰り返し、メンバーの高城れには後年「本当に見ている人は5人くらい」と振り返っている(マネジャーの川上アキラは「もっといましたよ」と苦笑い)。
2008年11月に佐々木彩夏と早見あかり、2009年7月に有安杏果が加入して初期6人体制が完成。2011年の早見脱退を機に「ももいろクローバーZ」へ改名し、2012年にはNHK紅白歌合戦に初出場、2014年3月には女性グループとして初めて国立競技場での単独公演を成功させた。現在は百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにの4人で活動している。
私立恵比寿中学[編集]
「エビ中」の愛称で知られる、スターダストのお膝元・恵比寿の名を冠したグループ。ももクロの妹分としてスタートし、2012年5月5日にメジャーデビューした。2026年7月時点のメンバーは真山りか、安本彩花、中山莉子、桜木心菜、小久保柚乃、風見和香、桜井えま、仲村悠菜の8人。2027年のメジャーデビュー15周年に向けた1年を「GOLDEN YEAR」と掲げ、2026年1月にはKアリーナ横浜でワンマン公演『新春大学芸会 2026』を開催した。
北川景子[編集]
1986年生まれ、兵庫県神戸市出身。2003年に雑誌『Seventeen』の「ミスSEVENTEEN」でモデルデビューし、同年の実写ドラマ『美少女戦士セーラームーン』で火野レイ(セーラーマーズ)役として女優デビューした。『家売るオンナ』『リコカツ』、大河ドラマ『西郷どん』『どうする家康』など代表作多数。2016年にDAIGOとの結婚を発表している。スターダスト所属女優を対象にしたネットのアンケート企画では「どんな役でもこなす女性俳優」1位に選ばれたこともある。
常盤貴子[編集]
1972年生まれ、神奈川県出身。1991年から活動を続けるベテランで、1990年代後半から2000年代初頭にかけて数々の連続ドラマで主演を務めた「連ドラの女王」世代の代表格。近年も映画『あつい胸さわぎ』『乱歩の幻影』、ドラマ『御上先生』などに出演し、長くスターダストの顔であり続けている。
近年の動向(2025〜2026年)[編集]
EBiDANの大躍進[編集]
2025年はEBiDAN勢の当たり年だった。M!LKは楽曲「イイじゃん」のミュージックビデオがYouTubeで2,400万回再生を超えるヒットとなり、第76回NHK紅白歌合戦に初出場。超特急は結成15年目にして『ミュージックステーション』初出演を果たし、さいたまスーパーアリーナ2日間で約6万人を動員した。ONE N' ONLYはユニバーサルミュージックからメジャーデビューし初の日本武道館公演を開催、BUDDiiSは2026年からのソニー・ミュージックレーベルズ移籍を発表している。
2026年8月には国立代々木競技場第一体育館で『EBiDAN THE LIVE 2026 15th Anniversary』を4日間開催。15周年記念シングル「Yes! 東京」はオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得したと報じられている。オーディション番組から誕生した新グループ「iiONDO」もこのステージで初披露された。
STAR PLANETの節目[編集]
2026年3月、ももクロの佐々木彩夏が公式サイトで結婚を発表し、メンバーからも祝福のコメントが寄せられた。同年7月1日には超ときめき♡宣伝部が2027年春頃をもって活動を終了すると発表し、ファンに衝撃を与えた。エビ中は前述の通り15周年イヤーへ向けて新曲・ツアーを精力的に展開している。
炎上とバズ[編集]
- 永野芽郁の大河ドラマ出演辞退(2025年) — 2025年4月、『週刊文春』が所属女優・永野芽郁と俳優田中圭の不倫疑惑を報道。両者は否定したものの騒動は収まらず、5月には所属事務所のスターダストが、2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』への出演辞退を発表した。発表文では「関係各所への多大なるご迷惑およびご心配をおかけしていることを鑑み」と説明している。ラジオ番組も降板となり、CM契約にも大きな影響が出たと報じられた。
- ももクロ便乗の虚偽営業(2025年) — 2025年12月、ももクロのさいたまスーパーアリーナ公演の周辺で、ウォーターサーバーの営業会社が「ももクロとコラボしている」と虚偽の説明で勧誘していたことが発覚。気づいたファン(モノノフ)の通報がきっかけで、親会社が事務所とグループに謝罪した。マネジャーの川上アキラはX(旧Twitter)でファンに感謝を述べている。
余談[編集]
- 2017年に超特急の5周年イベントにエビ中がゲスト出演した際は、スターダストの男性グループと女性グループが初めてライブで共演した「“超”スタダフェス」として話題になった。罰ゲームで超特急メンバーの顔に落書きされるというオチ付きだった。
- 北川景子は2026年8月、久々にセーラーマーズの決めぜりふ「“火星”にかわっておしおきよ!」を披露し、SNSで大きな反響を呼んだ。デビュー作の役柄は今でもファンにとって特別な存在のようだ。
- 1990年代のビーイングとの関係から、ZARDの坂井泉水がスターダスト所属だったという事実は、意外と知られていないトリビアの一つ。
- 柴咲コウは2016年に自ら代表を務める会社レトロワグラースを設立し、スターダストから独立した。スターダスト出身者には、このように独立・移籍後も第一線で活躍する人物が多い。
- ももクロのデビュー当時、ライブ会場で配ったチラシを受け取ってもらえないこともあったという。今やスタジアム級のグループになったことを考えると、隔世の感がある。
- 1,000人を超える大所帯であるため、ネットメディアでは「スターダスト所属の○○な俳優ランキング」といった事務所縛りのランキング企画がたびたび組まれている。
