私立恵比寿中学
Shiritsu Ebisu Chugaku
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私立恵比寿中学のロゴ(出典:ウィキメディア・コモンズ)
略称 えびちゅう(旧略称:エビ中)
国家 日本
ジャンル J-POP、アイドル
デビュー 2012年5月5日
年齢 14周年
デビューアルバム 中人
レーベル SME Records系
事務所 スターダストプロモーション
関連活動 STAR PLANET(スターダストのアイドル部門)
メンバー
真山りか
安本彩花
中山莉子
桜木心菜
小久保柚乃
風見和香
桜井えま
仲村悠菜
旧メンバー
瑞季
杏野なつ
鈴木裕乃
松野莉奈
廣田あいか
柏木ひなた
星名美怜
小林歌穂 ほか

概要[編集]

私立恵比寿中学(しりつえびすちゅうがく)とは、スターダストプロモーションに所属する日本の女性アイドルグループである。2009年結成、2012年メジャーデビュー。「永遠に中学生」をコンセプトに、メンバーを「生徒」、脱退を「転校」と呼ぶ独特の世界観で知られ、2024年に公式略称を「エビ中」から「えびちゅう」に改めた。

詳細[編集]

「永遠に中学生」というコンセプト[編集]

私立恵比寿中学は、架空の私立中学校という設定のアイドルグループである。グループ名は、所属事務所スターダストプロモーションのある東京都渋谷区恵比寿の地名に由来する。メンバーは「生徒」と呼ばれ、実際の年齢に関係なく“中学生”として活動する。

このコンセプトはメンバーが年齢を重ねても変わらない。全員が高校生以上になった2016年には「中学4年」、全員が高校を卒業した2019年には「中学7年」と自虐的に表現し、ツアー名などにも使われた。20代後半や30代のメンバーが“中学生”を名乗り続けること自体が、グループのユーモアとして愛されている。

出席番号と「転校」[編集]

メンバーには加入順に「出席番号」が振られる。脱退は「転校」と呼ばれ、近年は「卒業」と表現されることもある。転校で空いた番号が後から加入したメンバーに再び使われた例もある。ライブは「学芸会」、年末年始などの大型公演は「大学芸会」と呼ばれ、ファンは「ファミリー」と呼ばれている。

結成からメジャーデビューまで[編集]

2009年8月4日に結成。初期は商業施設などでの無料ライブが中心で、メンバーの加入・転校が頻繁に繰り返された。2010年からは前山田健一(ヒャダイン)が「音楽主任教員」として中心的な楽曲を手がけるようになり、グループの楽曲の方向性が固まっていく。2011年10月には渋谷O-EASTで初のワンマンライブを開催した。

2012年5月5日、シングル「仮契約のシンデレラ」でメジャーデビュー(オリコン7位)。デビュー時は9人体制だった。

歴史[編集]

2013〜2015年:アリーナと武道館へ[編集]

2013年1月の3rdシングル「梅」はオリコン3位を記録。7月には1stアルバム『中人』を発売し、初の夏の野外ライブ「ファミえん」(エビ中 夏のファミリー遠足)を河口湖で開催した。12月にはさいたまスーパーアリーナで公演を行った。

2014年1月、小林歌穂と中山莉子の加入が発表され、一時11人体制に。4月15日の日本武道館公演で瑞季・杏野なつ・鈴木裕乃の3人が転校し、8人体制となった。2015年2月には『ミュージックステーション』に出演し、6月の「夏だぜジョニー」はオリコン2位を記録した。

2017年:松野莉奈の逝去と初のオリコン1位[編集]

2017年2月8日、メンバーの松野莉奈が18歳で亡くなった。事務所の発表によれば、死因は致死性不整脈の疑いとされた。突然の訃報は音楽業界内外に大きな衝撃を与え、多くの追悼の声が寄せられた。グループは悲しみを抱えながら活動を続け、5月31日発売のアルバム『エビクラシー』で初のオリコン週間1位を獲得した。

2018〜2020年:7人体制と『playlist』[編集]

2018年1月3日に廣田あいかが転校し、7人体制へ。2019年には全員が高校卒業以上となり「中学7年」を名乗った。同年12月のアルバム『playlist』には、ビッケブランカ、ポルカドットスティングレイの雫、マカロニえんぴつのはっとり、石崎ひゅーい、川谷絵音ら多彩なアーティストが楽曲を提供し、音楽ファンからも高く評価された。

2019年10月からは安本彩花が体調不良で休養し、2020年には悪性リンパ腫の治療のため活動を休止したが、2021年に復帰を果たしている。

2021〜2022年:新メンバーとTHE FIRST TAKE[編集]

2021年5月5日、桜木心菜・小久保柚乃・風見和香の3人(愛称「ココユノノカ」)が加入し、9人体制に。7月16日にはYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に出演し、「なないろ」を一発撮りで披露した。2022年3月にはセルフタイトルのアルバム『私立恵比寿中学』を発売し、Saucy Dogの石原慎也、キタニタツヤらが楽曲を提供。同年12月16日には柏木ひなたが卒業し、10月には全国オーディションを経て桜井えま・仲村悠菜の加入が発表された。

2024〜2025年:略称変更と相次ぐ卒業[編集]

2024年2月にアルバム『indigo hour』を発売し、4月1日に公式略称を「えびちゅう」に変更した。11月25日には星名美怜が事務所との契約終了に伴い転校した。

2025年3月には15thシングル「SCHOOL DAYS」(オリコン5位)を発売し、3月20日にさいたまスーパーアリーナで15周年記念の「大学芸会2025〜LOVE&BRAVE〜」を開催。3月30日には小林歌穂がグループ卒業と芸能活動の終了を発表し、6月28日に幕張メッセで卒業公演を行った。翌29日から新8人体制となり、夏の野外ライブは英字表記の「FAMIEN」へとリニューアルされた。

2026年:GOLDEN YEAR[編集]

2026年1月12日(成人の日)、Kアリーナ横浜で「新春大学芸会2026 −SEIJIN CHUGAKUSEI GT−」を開催し、20歳を迎えた桜木心菜の成人を祝った。4月には16thシングル「えび♡バディLOVE」を発売(オリコン6位)。メジャーデビュー15周年となる2027年に向けた1年を「GOLDEN YEAR」と位置づけ、春の全国ツアー、メンバーのソロ生誕ライブ、夏の「FAMIEN 2026」などを開催した。7月にはヒャダインが約6年ぶりに書き下ろした「えびチリ、はじめました」、8月には仲村悠菜主演の映画『つりこまち』主題歌「スーパーブルー」を配信。秋にはバンド編成の新シリーズ「SOUND OF EBICHU 2026 -Band Edition-」も始まった。2027年2月には東京ガーデンシアターでの「大学芸会2027」開催が発表されている。

メンバー[編集]

現メンバー(2026年10月時点)[編集]

出席番号 名前 加入
3 真山りか 2009年(結成時)
5 安本彩花 2009年
12 中山莉子 2014年
13 桜木心菜 2021年
14 小久保柚乃 2021年
15 風見和香 2021年
16 桜井えま 2022年
17 仲村悠菜 2022年

真山りかは唯一の結成時メンバーで、グループの顔として紹介されることが多い。

主な元メンバー[編集]

  • 瑞季・杏野なつ・鈴木裕乃:2014年4月、日本武道館公演で転校
  • 松野莉奈:2017年2月逝去
  • 廣田あいか:2018年1月転校
  • 柏木ひなた:2022年12月卒業
  • 星名美怜:2024年11月転校
  • 小林歌穂:2025年6月卒業、芸能活動を終了

ディスコグラフィ[編集]

主なシングル[編集]

  • 仮契約のシンデレラ(2012年):7位
  • 梅(2013年):3位
  • バタフライエフェクト(2014年):3位
  • 夏だぜジョニー(2015年):2位
  • スーパーヒーロー(2015年):3位
  • シンガロン・シンガソン(2017年):2位
  • kyo-do?(2023年):3位
  • SCHOOL DAYS(2025年):5位
  • えび♡バディLOVE(2026年):6位

オリジナルアルバム[編集]

  • 中人(2013年)
  • 金八(2015年)
  • 穴空(2016年)
  • エビクラシー(2017年):初のオリコン1位
  • MUSiC(2019年)
  • playlist(2019年)
  • 私立恵比寿中学(2022年)
  • indigo hour(2024年)

恒例イベント[編集]

大学芸会[編集]

年末年始などに行われる大型ワンマンライブ。「学芸会」と呼ばれる通常ライブの拡大版で、2013年12月のさいたまスーパーアリーナ、2014年4月の日本武道館、2025年3月のさいたまスーパーアリーナ、2026年1月のKアリーナ横浜など、グループの節目となる大会場で開催されてきた。2027年2月には東京ガーデンシアターでの「大学芸会2027 "This is GR8"」が予定されている。

ファミえん(FAMIEN)[編集]

「エビ中 夏のファミリー遠足」の略で、毎年夏に開催される野外ワンマン。2013年の河口湖ステラシアターに始まり、山梨県の山中湖交流プラザきららを中心に、富士急ハイランドや長岡などでも開かれた。2020・2021年はコロナ禍で中止となり、2025年から英字表記の「FAMIEN」にリニューアル。2025年はフジテレビTWOで生中継され、2026年も山中湖で2日間開催された。

ちゅうおん・生誕ライブ[編集]

秋には音楽性を前面に出したイベント・ツアー「ちゅうおん」が2017年以降ほぼ毎年行われている。また各メンバーのソロ公演である生誕ライブも恒例で、2026年は8人全員の生誕ライブが順次開催された。

楽曲制作陣[編集]

初期の楽曲を支えたのは、「音楽主任教員」と呼ばれた前山田健一(ヒャダイン)で、「仮契約のシンデレラ」などを手がけた。たむらぱん(田村歩美)も初期から楽曲を提供している。

2019年のアルバム『playlist』以降は、ロック・ポップス界の人気アーティストを積極的に起用するようになった。ビッケブランカ、ポルカドットスティングレイの雫、マカロニえんぴつのはっとり、石崎ひゅーい、iri、川谷絵音、児玉雨子などが参加し、2022年のアルバム『私立恵比寿中学』ではSaucy Dogの石原慎也、キタニタツヤ、大橋ちっぽけらが曲を書いた。近年は酒井雄太、カネヨリマサルの千歳美那なども楽曲を提供している。

メディア出演[編集]

  • ドラマ『甲殻不動戦記 ロボサン』(2014年、テレビ東京):初の主演ドラマ
  • ドラマ『神ちゅーんず 〜鳴らせ!DTM女子〜』(2019年):主演
  • 『岩井 狩野 えびちゅうの推しかるちゃー』(2024年〜、MBS)
  • ラジオ『えびちゅう☆なんやねん』(MBSラジオ)
  • YouTube「THE FIRST TAKE」:「なないろ」(2021年)
  • 映画『つりこまち』(2026年):仲村悠菜が主演

余談[編集]

  • 2026年の新春公演タイトル「SEIJIN CHUGAKUSEI」は、成人の日の開催と最年少メンバーの成人をかけたもの。
  • 夏の野外ライブ「ファミえん」は山梨県の山中湖で開催されることが多く、2025年からは英字の「FAMIEN」表記になった。
  • アルバム『playlist』『私立恵比寿中学』はアイドルファン以外のロック・ポップスファンからも注目され、豪華な楽曲提供陣が話題になった。
  • 2026年12月には舞台『けものフレンズ』の新作への出演が予定されている。
  • 「THE FIRST TAKE」での「なないろ」の歌唱は、アイドルグループの出演として大きな反響を呼んだ。

外部リンク[編集]

  • 私立恵比寿中学 公式サイト

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