山田孝之
Takayuki Yamada
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第37回東京国際映画祭(2024年)(出典:Wikimedia Commons「Yamada Takayuki from "11 Rebels" at Red Carpet of the Tokyo International Film Festival 2024 (54577679751).jpg」・CC BY 2.0)
誕生日 1983年10月20日
年齢 43歳
出身地 鹿児島県(沖縄県那覇市生まれ)
国籍 日本
居住地 沖縄県(2023年末時点)
ジャンル テレビドラマ、映画、配信ドラマ、舞台、声優、音楽
ポジション 俳優、映画プロデューサー、映画監督、歌手
活動期間 1999年 -
家族 妻(一般女性、2012年結婚)、姉・SAYUKI(歌手)、姉・椿かおり(俳優)
血液型 A型
事務所 スターダストプロモーション
代表作 『WATER BOYS』『白夜行』『クローズZERO』『闇金ウシジマくん』『勇者ヨシヒコ』シリーズ『全裸監督』『正体』
関連活動 THE XXXXXX(バンド)、MIRRORLIAR FILMS(プロデュース)
その他 第48回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『正体』)
リンク スターダストプロモーション公式プロフィール


概要[編集]

山田孝之(やまだ たかゆき、1983年10月20日 - )とは、日本の俳優・映画プロデューサーである。『WATER BOYS』『白夜行』の正統派主演から、『闇金ウシジマくん』の無慈悲な金貸し、『勇者ヨシヒコ』のコメディ勇者、『全裸監督』の村西とおるまで振れ幅の極端な役を演じ分け、近年は作り手側でも活動する「何でもやる俳優」として知られる。

詳細[編集]

沖縄県那覇市で生まれ、鹿児島県で育った。中学卒業のころに家族と上京し、1999年に日本テレビのドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優デビュー。所属事務所はスターダストプロモーション。2003年の『WATER BOYS』(フジテレビ)で連続ドラマ初主演を果たし、翌2004年の『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS)で一気に若手トップ俳優の一人となった。

20代前半までは「繊細な美少年・好青年」路線だったが、2006年の『白夜行』、2007年の映画『クローズZERO』あたりから陰のある役・荒っぽい役へと舵を切る。その後はトレードマークのひげ面とともに、漫画原作の実写化、福田雄一作品のコメディ、Netflix作品などに次々と出演し、「山田孝之が出ていれば何か起きる」というポジションを確立した。

2010年代後半からは俳優業と並行して、ドキュメンタリー風番組の企画、映画の共同監督、短編映画プロジェクトの立ち上げ、オーディション番組の審査など「作る側」の仕事を増やしている。2025年にはNetflixシリーズ『イクサガミ』、映画『新解釈・幕末伝』などに出演し、2026年10月からはLeminoのオーディションドキュメンタリー『THE OPEN CALL』でメインパートナーを務めている。

経歴[編集]

デビューと「正統派」時代(1999年 - 2005年)[編集]

1999年10月、『サイコメトラーEIJI2』でデビュー。2002年にはシングル「真夏の天使 〜All I want for this Summer is you〜」でCDデビューもしている。2003年『WATER BOYS』で連続ドラマ初主演。

2004年の『世界の中心で、愛をさけぶ』で主人公・松本朔太郎を演じ、ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞。同年にはエランドール賞新人賞も受賞し、東京メトロ初の男性イメージキャラクターにも起用された。2005年の映画『電車男』で映画初主演を務めている。

転換期(2006年 - 2010年)[編集]

2006年、東野圭吾原作の『白夜行』(TBS)で、罪を背負って生きる主人公・桐原亮司を演じ、再びザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞した。2007年の『クローズZERO』(三池崇史監督)では主人公・滝谷源治(小栗旬)と対立する芹沢多摩雄を演じ、以降の「ワイルドな山田孝之」のイメージが定着した。

2010年には米ハリウッド・リポーター誌の「注目すべき俳優10人」に選ばれたとされ、2011年には第10回ニューヨーク・アジア映画祭で日本人初の「スター・アジア・ライジングスター賞」を受賞している。

ウシジマとヨシヒコ(2010年 - 2016年)[編集]

2010年、深夜ドラマ『闇金ウシジマくん』で、10日で5割の利息を取る闇金業者・丑嶋馨を演じる。原作漫画の雰囲気を再現した坊主頭・無表情の丑嶋はシリーズ化され、映画版は2012年、2014年(Part2)、2016年(Part3、ザ・ファイナル)と続いた。

2011年にはテレビ東京のドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』で主演。福田雄一監督による低予算RPGパロディという異色の作品で、『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』(2012年)、『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(2016年)と3作が作られた。シリアスな丑嶋と、真顔でボケるヨシヒコを同時期に演じたことで、振れ幅の大きさが話題になった。

2012年には『のぼうの城』『悪の教典』などの演技で第34回ヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞。2015年にはテレビ東京で、本人役で赤羽に住み込むドキュメンタリー風ドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』が放送され、虚実入り混じった作りがカルト的な人気を集めた。

全裸監督と世界進出(2017年 - 2022年)[編集]

2017年に芸能事務所とは別の会社「me&stars」の設立に関わり、プロデュース活動を本格化。2018年には映画『ハード・コア』で主演と企画・プロデュースを兼ねた。同年のドラマ『dele』(テレビ朝日、菅田将暉とダブル主演)でコンフィデンスアワード・ドラマ賞主演男優賞を受賞している。

2019年8月、Netflixオリジナルシリーズ『全裸監督』で、1980年代のアダルトビデオ業界で名を上げた実在の監督・村西とおるを演じる。原作は本橋信宏のノンフィクション、総監督は武正晴。190以上の国と地域に配信され、2021年6月にシーズン2が配信された。

2021年には竹中直人、齊藤工と共同監督した映画『ゾッキ』が公開。同年には短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』を立ち上げ、プロデューサーとして関わっている。

近年(2023年 - 2026年)[編集]

2024年の映画『正体』(藤井道人監督、横浜流星主演)で刑事・又貫征吾を演じ、第48回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。同年はNetflix『忍びの家 House of Ninjas』、映画『十一人の賊軍』、プロデューサーも兼ねた『聖☆おにいさん THE MOVIE』にも出演した。

2025年はNetflix作品への出演が続き、『グラスハート』(7月)、『グッドニュース』(10月)に出演。11月13日配信の岡田准一主演Netflixシリーズ『イクサガミ』では、蠱毒(こどく)と呼ばれる殺し合いを止めるため参加者として潜入する京都府警の警察官・安藤神兵衛(通称「疾風の安神」)を演じた。12月19日公開の福田雄一監督作『新解釈・幕末伝』では桂小五郎を演じ、「福田作品で多くを失い、そろそろ何か少しだけ得られそうな兆しが見えるかもしれない」とコメントして話題になった。

2026年10月1日からは、経験・経歴不問で新人俳優を探すLeminoのオーディションドキュメンタリー『THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之-』が配信開始。約1万4000人の応募者の中からオリジナル映画の主要キャストを選ぶ企画で、山田は審査に加わるほか映画の企画プロデュースも務める。

人物[編集]

  • 母親は沖縄出身、父親は鹿児島出身とされる。姉に歌手のSAYUKI、俳優の椿かおりがいる。
  • 2012年1月1日に一般女性と結婚したことを公表。2013年に第1子が誕生している。
  • 数年前から沖縄に拠点を移しており、2023年末の時点で沖縄在住。山崎育三郎のYouTubeチャンネルでは、東京に家を建てる選択肢は「今まで一度も1%もなかった」と語り、2019年に亡くなった母親を祖父母と同じ沖縄の墓に納めたことが移住のきっかけだったと明かした。
  • 音楽活動にも積極的で、2016年に綾野剛らとバンド「THE XXXXXX」を結成。赤西仁とのユニット「JINTAKA」、フジファブリックの楽曲への参加なども行った。ミュージカル『フル・モンティ』『シティ・オブ・エンジェルズ』『モンティ・パイソンのSPAMALOT』などの舞台にも立っている。

主な出演作[編集]

テレビドラマ・配信[編集]

  • 『WATER BOYS』(2003年、フジテレビ) - 主演
  • 『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年、TBS) - 松本朔太郎
  • 『白夜行』(2006年、TBS) - 桐原亮司
  • 『闇金ウシジマくん』シリーズ(2010年 - ) - 丑嶋馨
  • 『勇者ヨシヒコ』シリーズ(2011年、2012年、2016年、テレビ東京) - ヨシヒコ
  • 『山田孝之の東京都北区赤羽』(2015年、テレビ東京) - 本人
  • 『dele』(2018年、テレビ朝日) - 坂上圭司
  • 『全裸監督』(2019年・2021年、Netflix) - 村西とおる
  • 『忍びの家 House of Ninjas』(2024年、Netflix)
  • 『グラスハート』(2025年、Netflix)
  • 『イクサガミ』(2025年、Netflix) - 安藤神兵衛

映画[編集]

  • 『電車男』(2005年) - 主演
  • 『クローズZERO』(2007年)『クローズZERO II』(2009年) - 芹沢多摩雄
  • 『GANTZ』(2011年)
  • 『のぼうの城』(2012年)
  • 『悪の教典』(2012年)
  • 『新宿スワン』(2015年)
  • 『バクマン。』(2015年)
  • 『銀魂』(2017年)
  • 『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年)
  • 『50回目のファーストキス』(2018年) - 長澤まさみと共演
  • 『ハード・コア』(2018年) - 主演・プロデュース
  • 『新解釈・三國志』(2020年)
  • 『正体』(2024年) - 又貫征吾
  • 『十一人の賊軍』(2024年)
  • 『聖☆おにいさん THE MOVIE』(2024年) - 兼プロデューサー
  • 『新解釈・幕末伝』(2025年) - 桂小五郎

プロデュース・監督業[編集]

俳優以外の顔として、山田は2010年代後半から企画・制作に深く関わるようになった。『山田孝之の東京都北区赤羽』に続き、2017年には自らカンヌ国際映画祭の最高賞を狙うという設定のドキュメンタリー風ドラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(テレビ東京)が放送され、ここでも虚実の境目を曖昧にする作りが注目された。

映画では『ハード・コア』(2018年)で企画・プロデュースを担当し、2021年の『ゾッキ』では竹中直人・齊藤工とともに監督の一人としてクレジットされた。同年に始まった『MIRRORLIAR FILMS』は、俳優・監督・一般クリエイターが短編映画を作るプロジェクトで、2025年のSeason7、2026年のSeason8と継続している。

2024年の『聖☆おにいさん THE MOVIE』ではプロデューサーも兼任。2026年の『THE OPEN CALL』では新人俳優の発掘から映画づくりまでを担う立場になっており、「出る側」と「選ぶ・作る側」の両方をこなす活動が続いている。

炎上とバズ[編集]

  • 『全裸監督』は海外で高評価を得た一方、実在の人物をモデルにした性的描写の多い作品であることから、モデルとなった女性の実名使用や「忘れられる権利」への配慮をめぐって批判的な論評も出た。
  • 『新解釈・幕末伝』出演時の「福田作品で多くを失い」というコメントは、ヨシヒコ以来の福田雄一作品との付き合いを自虐的に表したものとしてネットで話題になった。

余談[編集]

  • 『水曜どうでしょう』のファンとして知られる。
  • 『ミロクローゼ』では実姉の椿かおりと、事前に姉弟であることを公表しないまま共演していた。
  • 日本コカ・コーラ「ジョージア」のCMに2014年から長く出演し、2016年のACC CMフェスティバルで演技賞を受賞している。
  • 『50回目のファーストキス』で共演した長澤まさみとは、同じ福田雄一監督作品での共演でもある。

外部リンク[編集]

  • 山田孝之 - スターダストプロモーション 公式プロフィール
  • THE OPEN CALL -MAIN PARTNER 山田孝之- 特設サイト(Lemino)

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