| サバンナゲーム | |
|---|---|
| 作画 | 春乃えり(The Comic 1〜3巻)/塩塚誠(新章・4巻以降) |
| ジャンル | デスゲーム、サバイバル、バトルアクション |
| 出版社 | 小学館、小学館クリエイティブ |
| 配信 | モバゲータウン、E★エブリスタ |
| 連載期間 | 小説:2011年〜/漫画:2012年〜 |
| 略称 | サバゲー |
| 原作 | 黒井嵐輔 |
| メディアミックス | 小説、漫画 |
サバンナゲームとは、小説家・漫画原作者の黒井嵐輔が手がけた、日本全土を舞台にした殺人サバイバルを描くデスゲーム作品である。ケータイ小説投稿サイト発の人気作で、のちに小説・漫画としてメディア展開された。同じ主人公・渋谷和也が登場する『ブラックアウト』や、同じ作者による『地上100階<脱出確率0.0001%>』とともに、黒井嵐輔の"デスゲーム世界"を形づくる一作でもある。
概要[編集]
『サバンナゲーム』は、黒井嵐輔が大学在学中にモバイル投稿サイト「モバゲータウン」で執筆を始めた処女作である。その後、投稿の場をE★エブリスタへ移して連載を続け、わずか1年で約1500万ビューを記録する人気作へと成長した。ケータイ小説ブーム期に生まれた"ネット発デスゲーム"の代表格のひとつであり、書籍化・漫画化を通じて広く読まれた。
小説版は2011年に小学館から刊行され、本編4冊に完結編1冊を加えた全5冊で長い物語が紡がれている。漫画版『サバンナゲーム The Comic』は2012年に小学館クリエイティブ(クリエイティブコミックス)から刊行が始まり、作画は当初春乃えりが担当。のちにWEBで新章がスタートするタイミングで作画が塩塚誠に交代し、シリーズが引き継がれた。
物語の核にあるのは「政府公認の殺人ゲーム」という過激な設定と、歴史上の人物や伝説上の存在が入り乱れる荒唐無稽なスケールの大きさである。現代の若者が新撰組や卑弥呼と肩を並べて戦うという奇想天外な展開が、ネット読者の心をつかんだ。
あらすじ[編集]
物語は、24歳の派遣社員・渋谷和也のもとに届いた1通の携帯メールから始まる。それは、日本全土を戦場とする政府公認の殺人ゲーム「サバンナゲーム」への招待状だった。
半信半疑のまま参加させられた和也は、同級生の古手川仁、幼なじみの工藤真文とチームを組み、命がけの1回戦を勝ち抜く。すると次に和也たちの前に現れたのは、なんと江戸時代からタイムスリップしてきた新撰組の面々だった。土方歳三や沖田総司から剣と戦いの"修行"を受けた和也たちは、さらに過酷な2回戦へと挑んでいく。
2回戦は、日本列島を南北に二分したチーム戦。新撰組の指揮下に入った北側の和也たちに対し、南側には敵対勢力「黒の盗賊」が立ちはだかる。そして最終巻『驚天動地』では、戦国や幕末といった激動の時代を巻き込んで続いてきた殺人ゲームがついに最終決戦を迎え、ゲームを運営する"黒幕"との死闘の果てに、すべての謎が一挙に明かされることになる。
主な登場人物[編集]
※出典の範囲で判明している人物のみを記載。
- 渋谷和也(しぶや かずや)
- 本作の主人公。24歳の派遣社員として鬱屈した日々を送っていたが、突然サバンナゲームに巻き込まれる。仲間思いで、絶体絶命の局面でも知恵と度胸で活路を開いていく。
- 古手川仁(こてがわ じん)
- 和也の同級生で、ともにゲームへ参戦する仲間。
- 工藤真文(くどう まふみ)
- 和也の幼なじみ。チームの一員として行動をともにする。
- 五十嵐健介(いがらし けんすけ)
- 和也たちと関わる中年の男。
- 新撰組(土方歳三・沖田総司ほか)
- 江戸時代からタイムスリップしてきた剣客集団。和也たちに戦いの術を授け、2回戦では北側チームを率いる頼もしい味方となる。
- 卑弥呼(ひみこ)
- 伝説上の存在としてゲームに登場する。
- セス・リンダ
- 敵対勢力「黒の盗賊」の幹部。南側チームを率いて和也たちの前に立ちはだかる。
ゲームの設定[編集]
「サバンナゲーム」は、日本全土を舞台に繰り広げられる"政府公認"の殺人サバイバルという設定を持つ。参加者は携帯電話に届く招待状によってゲームへ引き込まれ、チームを組んで勝ち抜き戦を戦う。回を追うごとにルールとスケールが拡大していき、単なる個人戦から日本列島を二分する大規模なチーム戦へと発展するのが特徴。歴史上の人物や伝説の存在まで巻き込む荒唐無稽さと、ネット小説らしいスピード感あふれる展開が持ち味である。
書籍・コミック情報[編集]
小説版は2011年に小学館から刊行が始まった。『サバンナ・ゲーム ~始動~』に始まり、『動乱』『驚天動地』などのサブタイトルを冠しながら、本編4冊+完結編1冊の全5冊で完結している。
漫画版『サバンナゲーム The Comic』は2012年12月に小学館クリエイティブ(クリエイティブコミックス)から刊行開始。作画は1〜3巻を春乃えりが担当し、その後WEBで新章が始まる際に塩塚誠へと作画が引き継がれ、以降の巻を手がけた。
黒井嵐輔作品としての位置づけ[編集]
『サバンナゲーム』は黒井嵐輔の処女作であり、以後の作風の原点にあたる。黒井はその後も『ブラックアウト』『地上100階<脱出確率0.0001%>』など、極限状況で命を賭けるデスゲーム/サバイバル作品を数多く手がけていく。特に『ブラックアウト』は本作と同じ渋谷和也を主人公に据えており、沖田総司ら新撰組が登場する点も共通するなど、作品世界のつながりを感じさせる。ネット小説発のデスゲームというジャンルを早くから開拓した点で、黒井作品を語るうえで欠かせない一作である。
余談[編集]
- タイトルの「サバンナ」は、弱肉強食の草原(サバンナ)で繰り広げられる生存競争のイメージに由来するとみられる。
- モバイル小説投稿サイト発でありながら、新撰組や卑弥呼といった歴史・伝説の存在を大胆に取り込むスケールの大きさが、本作の大きな個性となっている。
関連項目[編集]
- 地上100階<脱出確率0.0001%> - 同じ黒井嵐輔原作のデスゲーム漫画。
- ブラックアウト - 同じ主人公・渋谷和也が登場する黒井嵐輔のデスゲーム漫画。
- イカゲーム
- 鉄槌教師
- 更生島
- 華山転生
- 異世界転生
- 闇堕ち吸血鬼と花嫁のソアレ
- 闇落ち聖武士の吸血鬼ライフ
- 桃太郎くんは言うコトをきかない
- 御守リツヒロ
- ムービング
- ヴィンチェンツォ
- 殺し屋たちの店
- エージェント・キム
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