| イ・スヒョク 이수혁 / Lee Soo-hyuk | |
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![]() イ・スヒョク(2015年7月撮影)(出典:ウィキメディア・コモンズ「Lee Soo-hyuk 2015.jpg」、撮影:dramax iHQ、CC BY 3.0) | |
| 本名 | イ・ヒョクス(이혁수) |
| 誕生日 | 1988年5月31日 |
| 年齢 | 38歳 |
| 出身地 | 韓国 ソウル特別市(幼少期に京畿道果川市へ転居) |
| 国籍 | 韓国 |
| 学歴 | 西京大学校 公演芸術学部 演技専攻 |
| ジャンル | テレビドラマ、映画、ファッションモデル、バラエティ |
| 活動期間 | 2006年 - |
| 身長 / 体重 | 184cm cm / 72kg kg |
| 血液型 | AB型 |
| 事務所 | サラムエンターテインメント(사람엔터테인먼트、2025年7月 - ) |
| 代表作 | 『夜を歩く士〈ソンビ〉』『ボーン・アゲイン』『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』『ウ氏王后』『Sライン』『シスター』 |
| 関連活動 | ファッションモデル、『PROJECT 7』MC |
| あだ名 | ロチッナム(로찢남、ロマンス小説を破って出てきた男) |
| その他 | MBTIはINTJとされる |
| リンク | Instagram:leesoohyuk |
概要[編集]
イ・スヒョク(이수혁、Lee Soo-hyuk)とは、韓国の俳優・モデルである。2006年にファッションモデルとしてデビューし、184cmの長身と彫刻のような顔立ちで「韓国モデル界のビジュアル担当」と呼ばれた後、俳優へ転身。吸血鬼や財閥御曹司など“人間離れした役”を得意とする。
詳細[編集]
プロフィール[編集]
1988年5月31日生まれ。本名はイ・ヒョクス(이혁수)で、芸名は本名の「ヒョク」と「ス」をひっくり返した形になっている。ソウルで生まれ、6歳ごろに京畿道果川市へ引っ越して育ったとされる。身長184cm、体重72kg、血液型AB型。MBTIはINTJとされ、低く響く中低音ボイスも大きな武器で、本人もこの声を気に入っている方だという。
学歴は檀国大学校師範大学附属高校を卒業後、西京大学校の公演芸術学部で演技を専攻。モデルとして一線を走りながら演技の勉強も続けてきた、いわば“二刀流の下積み”組である。
モデル出身の俳優[編集]
2006年、デザイナーのチョン・ウクジュン(정욱준)が手がけるブランド「LONE COSTUME(ロン・コスチューム)」のショーでモデルデビュー。驚くべきは、ウォーキングの正式な訓練も事務所もなく、自分でプロフィールを作ってデザイナーに直接持ち込み、ショーに立ったという点だ。デビュー当時は極端に細い体型と真っ白な肌で知られる“中性的”なトップモデルで、2007年には韓国ファッション写真家協会の男性モデル新人賞を受賞している。
2010年ごろから俳優業に軸足を移し、モデル時代の痩身から体重と筋肉量を意識的に増やして“俳優の体”へと作り変えた。モデル出身の俳優が次々とドラマに進出した2010年代の流れの中で、同じモデル出身のキム・ヨングァンやソンジュンらとともにその代表格として名前が挙がる存在になった。
俳優としての立ち位置[編集]
デビュー初期から「現実離れしたビジュアル」を生かしたファンタジー系・悪役系のキャラクターで存在感を発揮。2015年のMBC『夜を歩く士〈ソンビ〉』で演じた吸血鬼“鬼(クィ)”でMBC演技大賞の新人賞を手にし、以後は冷酷なカリスマから甘いロマンス担当、ブラックコメディまで役の幅を広げている。
近年はNetflix、TVING、WavveなどOTT作品への出演が中心で、2026年には主演級の新作が複数待機中。2017年から約8年在籍したYGエンターテインメントを離れ、2025年7月にサラムエンターテインメントへ移籍して“第2章”に入ったところだ。
モデル時代[編集]
モデルとしてのイ・スヒョクは、ただの「顔がいい新人」ではなく、海外コレクションまで経験した本格派である。General Idea、ソン・ジオ(SONGZIO)などのショーに立ち、『GQ』『Harper's BAZAAR』『ELLE』といった雑誌の表紙も飾った。
本人は2013年の『VOGUE KOREA』のインタビューで、19歳のときにパリのエージェンシーと契約したものの、当時は韓国人モデルが海外のショーに立つのが難しかったことを「いつもその部分が心残りだった」と振り返っている。それでも2013年にはパリとロンドンのファッションウィークでバレンシアガ、J.W.アンダーソン、バルマンなどのショーを歩き、同年の2013 F/Wロンドン・コレクション参加やバレンシアガのハウス訪問を「いい経験だった」と語っている。同年には海外メディアの「注目の男性新人モデル13人」に唯一のアジア人として選ばれたとされる。
ファッションアイコンとしての評価は俳優転身後も衰えず、2008年にはコリア・ベストドレッサー・スワンアワードのモデル部門、2014年には同アワードのベストドレッサー賞を受賞。2024年にはエル・スタイル・アワードでベストスタイルアイコンに選ばれた。広告ではアディダス(2018〜2019年)、ブルガリ(2020年)、ニベアメン(2020年)、ディオールの香水「ファーレンハイト」(2021年)などのモデルを務めている。
また、YGエンターテインメントと縁ができる前から音楽業界とのつながりもあり、2NE1の「아파(It Hurts)」(2010年)や「Falling In Love」(2013年)、EXIDの「Whoz That Girl」(2012年)、ガビエンジェイ「恋愛小説」(2009年)などのミュージックビデオに出演している。
俳優としての経歴[編集]
2010年代前半:ファンタジーの住人[編集]
2006年の映画『투사부일체』での端役を経て、2010年の映画『イパネマの少年』で初主演。薄れていく初恋の記憶に苦しむ少年という繊細な役どころで評価された。2011年にはKBSドラマスペシャル連作『ホワイトクリスマス』で、外部と遮断された名門私立高校を舞台にしたスリラーの中、特別扱いゆえに孤立する生徒ユンスを演じ、同年のSBS時代劇『根の深い木』にも出演。
2011〜2012年のシットコム『ヴァンパイアアイドル』ではヴァンパイア星の王子ムカディル(劇中名イ・スヒョク)を演じ、“人外キャラが似合う男”のイメージがここで定着した。2012年の映画『チャ刑事』、2013年のオムニバスホラー映画『ホラーストーリーズ2』(「絶壁」編)、KBSドラマ『サメ 〜愛の黙示録〜』などに出演。『ホラーストーリーズ2』では遭難した主人公とその弟の1人2役に挑んだ。
2014〜2016年:吸血鬼で新人賞[編集]
2014年のtvN『高校処世王』では主人公の兄ユ・ジヌを演じ、2015年に出演したMBC『夜を歩く士〈ソンビ〉』(原作は同名ウェブトゥーン夜を歩く士)が出世作に。イ・ジュンギ演じる主人公キム・ソンヨルと対立する、宮殿に棲む吸血鬼“鬼(クィ)”を担当し、制作陣からは「比較不可能な絶対悪」と表現された。この役で2015年MBC演技大賞の新人賞(ミニシリーズ部門)を獲得し、アジアン・フィルム・アワードでもライジングスター賞を受けている。
その後もOCN『町の英雄』(2016年)、MBC『運勢ロマンス』(2016年)、KBS『私の家に住む男』(2016年)と立て続けに出演し、2017年3月にYGエンターテインメントと専属契約を結んだ。
2017〜2019年:兵役[編集]
2017年8月10日に入隊し、論山の陸軍訓練所で基礎軍事訓練を終えたあと、社会服務要員としてソウルの高齢者福祉施設で勤務。2019年7月17日に召集解除となった。
2020〜2022年:「ロチッナム」の誕生[編集]
復帰作となった2020年のKBS『ボーン・アゲイン』では、1980年代のチャ・ヒョンビンと、生まれ変わった2020年のキム・スヒョクという1人2役を担当。ロマンス場面の切り抜き動画が高い再生数を記録し、「ロマンス小説を破って出てきた男」の略「ロチッナム(로찢남)」というあだ名が付いた。本人は相手役との“サポカップル”という愛称についても「最初は刺々しいカップルという意味かと思ったが、愛情のこもったあだ名でうれしかった」と語っている。
2021年のtvN『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』では、ソ・イングク・パク・ボヨン主演のファンタジーロマンスで、ウェブ小説編集チームを率いるチーム長チャ・ジュイクを演じた。本人いわく「これまで演じた中で最も平凡で人間的な人物」で、後半の一途なロマンスが話題に。終了時には「ジュイクを演じられて幸せな時間だった」とコメントしている。同年の映画『パイプライン』(2021年)、MBC『明日』(2022年)でも存在感を見せた。
2024年:『ウ氏王后』と司会業[編集]
2024年8月から配信されたTVINGオリジナル時代劇『ウ氏王后』では、チョン・ジョンソ、キム・ムヨル、チョン・ユミらと共演し、王位を狙う高句麗の第三王子コ・バルギを演じた。同年はtvN『ウェディング・インポッシブル』へのカメオ出演もあった。
バラエティでは、2023年に『結婚じゃなく同棲』の進行役を務め、2024年10月〜12月にはJTBCのグローバルボーイズグループ・サバイバル番組『PROJECT 7』のMCを担当。番組から生まれた7人組はCLOSE YOUR EYESとして2025年4月にデビューした。
2025〜2026年の最新作[編集]
2025年:カンヌとスクリーン復帰[編集]
2025年4月9日公開の映画『パラン』(파란)で、『パイプライン』以来4年ぶりにスクリーンへ。クレー射撃の国家代表選手テファを演じ、殺人者の息子と被害者の娘の奇妙な同行を描くミステリーで主演した。インタビューでは作品選びについて「一緒にやる人たちが演技と作品に本気かどうかを見るようになった」と語っている。
同年7月11日からはWavveオリジナル『Sライン』(全6話)が配信。原作は同名ウェブトゥーンで、肉体関係を持った人同士の頭上に“赤い線”が見えるようになった世界を描くファンタジー・スリラー。イ・スヒョクは、OH MY GIRLのアリン(チェ・イェウォン)演じる高校生ヒョンフプと手を組んで線の謎を追う刑事ハン・ジウクを演じた。本作は第8回カンヌ国際シリーズフェスティバルのコンペティション部門に正式招待され、本人もカンヌのレッドカーペットを歩いている。
2025年7月14日には、YGとの契約満了を受けてサラムエンターテインメントと専属契約を締結。同事務所は「体系的なアーティストブランディングでグローバルな活動を支援する」と発表した。
2026年:OTT作品が続々[編集]
2026年1月28日公開の映画『シスター』では、チョン・ジソ、チャ・ジュヨンと共演し、身代金目当ての誘拐を設計した冷酷な誘拐犯テスを演じた。2009年のイギリス映画『アリス・クリードの失踪』のリメイク作品で、本人は「どこまでも悪い役」をやりたかったと語っている。劇場の累計観客数は約7万人にとどまったが、同年5月15日にNetflixで配信されると、Netflix韓国の映画部門TOP10で1位に浮上する“配信で逆転”パターンを見せた。
同年3月6日に配信されたNetflixシリーズ『マンスリー彼氏』では、ジス(BLACKPINK)演じるヒロイン・ミレの仮想恋愛の相手のひとり、財閥3世チェ・シウ役で特別出演。冷たく完璧に見えて実はミレにだけ一途、という“いかにも”なキャラクターを演じた。同作にはイ・ジェウク、キム・ヨンデらも“彼氏”役で出演している。
さらにNetflixでは、『ホテルデルーナ』のホン姉妹脚本による『グランド・ギャラクシー・ホテル』で、悪霊の残滓を片付ける自由奔放な死神“ペッキ”役に決定(主演はイ・ドヒョン)。2026年1月には、『イカゲーム』のファン・ドンヒョク監督が企画・製作に参加するカジノ犯罪スリラー『ディーラー』への出演も発表され、卓越した実力と動じないポーカーフェイスでテーブルを支配するプレイヤー“チョ・ジュン”を演じる。
一方で、ペ・スジ主演のNetflix宮廷ロマンスファンタジー『後宮の男たち(Men of the Harem)』にも出演予定とされていたが、2026年8月、所属事務所が「スケジュールの都合」により撮影途中で降板することを認めた。それ以上の詳細は明かされていない。
人物・エピソード[編集]
G-DRAGONとの“同い年の悪友”関係[編集]
同じ1988年生まれのBIGBANGのG-DRAGONとは親しい友人として知られる。2025年4月、イ・スヒョクは自身のInstagramでG-DRAGONとのDMのやり取りを公開。G-DRAGONから自分の古いインタビュー映像(運動以外の趣味を聞かれ「OTTと好きな歌手のカムバック」と答えたもの)が送られてきたり、G-DRAGONが自身のInstagramで映画『パラン』を宣伝してくれたことに対し、「正気なのかな?」と毒づきつつ感謝を伝えるなど、遠慮のない関係性がファンを笑わせた。G-DRAGONのバラエティ番組『グッデイ』にもゲスト出演している。
モデル仲間との絆[編集]
シットコム『ヴァンパイアアイドル』で共演したキム・ウビンとはモデル時代からの親友として知られる。同じモデル出身の俳優ソンジュンとは高校時代からの縁で、ソンジュンは学校の祭りで初めてイ・スヒョクを見たときのことを「ビジュアルショックだった」と回想している。2013年の『VOGUE KOREA』の対談では、2人そろってホラー映画『ホラーストーリーズ2』に出演した裏話を披露した。イ・スヒョク本人はこのとき、モデルのイメージを早く消したいと思っていたがいまはずいぶん柔軟になった、と語っている。
本人Instagram[編集]
本人のInstagramアカウントは「leesoohyuk」。2026年10月時点でフォロワーは約537万人、投稿数は600件超に対し、フォロー中のアカウントはわずか1件という“孤高”ぶり。前述のG-DRAGONとのDM公開のように、ときどき素の一面も見せる。2025年にはWeibo Galaで「最も人気のある韓国アーティスト」、マリ・クレール・アジアスターアワードで「ビヨンド・シネマ賞」を受賞するなど、中華圏を含む海外人気も高い。
主な出演作品[編集]
テレビドラマ・配信[編集]
- 2011年『ホワイトクリスマス』(KBS2) - ユンス
- 2011年『根の深い木』(SBS) - ユン・ピョン
- 2011年『ミュージカル・サバイバル ワッツアップ』(MBN) - イ・スビン
- 2011〜2012年『ヴァンパイアアイドル』(MBN) - ムカディル/イ・スヒョク
- 2013年『サメ 〜愛の黙示録〜』(KBS2) - キム・スヒョン
- 2014年『高校処世王』(tvN) - ユ・ジヌ
- 2015年『一理ある愛』(tvN) - キム・ジュン
- 2015年『夜を歩く士〈ソンビ〉』(MBC) - 鬼(クィ)
- 2016年『町の英雄』(OCN) - チェ・チャンギュ
- 2016年『運勢ロマンス』(MBC) - チェ・ゴヌク
- 2016年『私の家に住む男』(KBS2) - クォン・ドクボン
- 2020年『ボーン・アゲイン』(KBS2) - チャ・ヒョンビン/キム・スヒョク
- 2020年『ハンドメイドラブ』(tvN) - ウーブン
- 2021年『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』(tvN) - チャ・ジュイク
- 2022年『明日』(MBC) - パク・ジュンギル
- 2024年『ウ氏王后』(TVING) - コ・バルギ
- 2025年『Sライン』(Wavve) - ハン・ジウク
- 2026年『マンスリー彼氏』(Netflix) - チェ・シウ(特別出演)
- 公開予定『グランド・ギャラクシー・ホテル』(Netflix) - ペッキ
- 公開予定『ディーラー』(Netflix) - チョ・ジュン
映画[編集]
- 2010年『イパネマの少年』 - 少年
- 2012年『チャ刑事』 - キム・ソノ
- 2013年『ホラーストーリーズ2』 - ソンギュン
- 2021年『パイプライン』 - コヌ
- 2025年『パラン』 - テファ
- 2026年『シスター』 - テス
バラエティ[編集]
- 2020年『キリキリ』(MBC) - レギュラー
- 2021年『シゴル洋食』(tvN) - サーバー
- 2023年『結婚じゃなく同棲』 - 進行
- 2024年『PROJECT 7』(JTBC) - MC
炎上とバズ[編集]
- 『ボーン・アゲイン』(2020年)は視聴率面では苦戦したものの、イ・スヒョクのロマンス場面の切り抜きがネットでバズり、「ロチッナム」という新たな異名を生んだ。本人も当時「再生数が上がっているので、たくさん見てほしい」と率直にコメントしている。
- 出演作『ウ氏王后』(2024年)は、時代考証をめぐる“中国風”演出の指摘や、過激な露出シーンへの批判で配信当初から議論を呼んだ。ただし批判は作品の演出に向けられたもので、イ・スヒョク個人が炎上したわけではない。
- 2026年8月の『後宮の男たち』撮影途中降板は、制作進行中の降板という異例さから「理由がわからない」と困惑の声が上がった。事務所はスケジュールの都合と説明するにとどめている。
余談[編集]
- 芸名「スヒョク」は本名「ヒョクス」の前後を入れ替えたもの。
- 2013年当時の対談では「自信が足りない」と自己分析しており、クールなパブリックイメージとのギャップがファンに愛されている。
- 『夜を歩く士〈ソンビ〉』の宣伝スチールでは、金の龍で飾られた玉座にもたれて見下ろす姿が公開され、その不敵な表情で“絶対悪”のカリスマを印象づけた。
- モデル時代は「中性的な痩せ型」の代名詞だったが、俳優転身にあたって増量したため、初期の写真と現在の体格はかなり違う。
