| こんなに親密な裏切り者 이토록 친밀한 배신자 | |
|---|---|
| ジャンル | 心理スリラー、犯罪、ヒューマンドラマ |
| 放送シーズン | 2024年(韓国) |
| 放送時間 | 月・火曜 |
| 話数 | 全10話 |
| 放送国家 | 大韓民国 |
| 言語 | 韓国語 |
| 放送局 | MBC |
| 配信 | U-NEXT(日本/2026年8月1日 -) |
| 制作 | |
| 演出 | ソン・ヨンファ |
| 脚本 | ハン・アヨン |
| 出演者 | ハン・ソッキュ、チェ・ウォンビン ほか |
| その他 | |
こんなに親密な裏切り者(こんなにしんみつなうらぎりもの、原題:이토록 친밀한 배신자)とは、2024年に韓国のMBCで放送された心理スリラー系の韓国ドラマである。韓国最高のプロファイラーである父親が、自らが捜査する殺人事件の容疑者として実の娘を疑わざるを得なくなるという、緊迫した「信頼と疑い」の物語を描く。日本では2026年8月1日よりU-NEXTで配信されている。
概要[編集]
本作は、犯罪心理分析(プロファイリング)を題材にしたサスペンスでありながら、その中心にあるのは「父と娘」という極めて親密な関係の揺らぎである。名優ハン・ソッキュが韓国最高のプロファイラーを、新鋭チェ・ウォンビンがその娘を演じ、事件を通じて二人の関係が少しずつ剥き出しになっていく。
2024年にMBCの月火ドラマとして放送され、同年のMBC演技大賞ではハン・ソッキュが大賞、チェ・ウォンビンが新人賞を受賞するなど、演技面で高い評価を受けた。派手なアクションよりも、心理描写と静かな緊張感で見せるタイプの作品である。日本ではケーブル放送などを経て、2026年8月1日からU-NEXTで配信が始まった。同じ2026年夏に日本で配信・放送される韓国ドラマとしては、Netflixの「なりすましの鼠」や「フォーハンズ 〜2人のソナタ〜」「恋は飴模様」、Disney+の「殺し屋たちの店2」などと並ぶ骨太なサスペンスとして注目される。
あらすじ[編集]
韓国最高のプロファイラーと称されるチャン・テスは、警察の犯罪行動分析チームを率いるチーム長である。腕利きでありながら、一人娘ハビンにとって「良い父親」であろうと定時退勤を守り続けているが、長く離れて暮らしてきた父娘の間にできた溝は簡単には埋まらない。
そんなある日、テスが捜査を担当する「死体のない殺人事件」に、娘ハビンが関わっているのではないかという疑惑が浮かび上がる。娘を信じたい父親としての思いと、真実を追わなければならない警察としての職責。その二つの間で、テスは激しく葛藤していく。事件の核心に近づくほど、彼は「自分は本当に娘を理解していたのか」という問いに直面することになる。
主な登場人物[編集]
チャン・テス(演:ハン・ソッキュ) 韓国最高のプロファイラーと呼ばれる犯罪行動分析チームの長。冷静沈着に事件を読み解く一方で、娘との関係には不器用さを抱える。捜査対象に娘の影がちらつき始め、父と警察官の狭間で揺れる。
チャン・ハビン(演:チェ・ウォンビン) テスの一人娘。父と距離を置いて過ごしてきた。ある殺人事件との関わりを疑われ、物語の中心で「本当に何を知っているのか」が問われていく。
このほか、警察や事件関係者など複数の人物が絡み合い、「誰を信じられるのか」という主題を多層的に描いていく。
制作陣とキャスト[編集]
演出はソン・ヨンファ、脚本はハン・アヨンが担当した。主演のハン・ソッキュは韓国映画・ドラマ界を代表するベテラン俳優であり、本作でも重厚な存在感でプロファイラー役を体現している。娘役のチェ・ウォンビンは本作で大きく評価を高め、2024年のMBC演技大賞で新人賞を受賞した。
ベテランと新鋭が父娘として真正面からぶつかり合う構図は、私の夫と結婚してやサイコだけど大丈夫のように、人間関係の機微を丁寧に描く韓国ドラマの系譜に連なるものである。
見どころ[編集]
最大の見どころは、「愛する家族を、職業上は疑わなければならない」という残酷なジレンマである。プロファイラーという、他人の心を読むことを生業とする主人公が、最も近いはずの娘の心だけは読み切れない——その皮肉が物語全体に張り詰めた緊張を生む。
派手な演出に頼らず、視線や沈黙、わずかな表情の変化で人物の内面を積み上げていく演技合戦は、トッケビや賢い医師生活のような温かい群像劇とはまた異なる、韓国ドラマの「重厚派」の魅力を存分に味わえる。梨泰院クラスやヴィンチェンツォ、イカゲームで韓国ドラマに親しんだ視聴者が、次にじっくり腰を据えて観たくなる一本と言える。
日本での配信[編集]
日本では、ケーブルチャンネルでの放送などを経て、2026年8月1日よりU-NEXTで配信が開始された。1話ずつ丁寧に伏線を回収していく構成のため、一気見にも向いている。近年は応答せよ1988やその年、私たちは、椿の花咲く頃のようなヒューマンドラマから、更生島・鉄槌教師といった刺激の強い作品まで、日本でも幅広い韓国ドラマが配信されており、本作は「静かなサスペンス」を求める層に刺さる作品となっている。