| その年、私たちは 그 해 우리는 / Our Beloved Summer | |
|---|---|
| ジャンル | 青春ロマンス / ヒューマン |
| 放送期間 | 2021年12月6日 - 2022年1月25日 |
| 放送時間 | 月・火曜 22:00 |
| 話数 | 全16話 |
| 放送国家 | 韓国 |
| 言語 | 韓国語 |
| 放送局 | SBS |
| 配信 | Netflix |
| 制作 | |
| 演出 | キム・ユンジン |
| 制作 | スタジオN、スーパームーンピクチャーズ |
| 脚本 | イ・ナウン |
| 出演者 | チェ・ウシク、キム・ダミ、キム・ソンチョル、ノ・ジョンウィ |
| その他 | |
概要[編集]
『その年、私たちは』(原題:그 해 우리는)は、2021年12月6日から2022年1月25日まで韓国SBSで放送された全16話の青春ロマンス。高校時代に「全校1位と全校最下位の共同生活」というドキュメンタリー番組で共演し、付き合って、最悪の形で別れた元カップルが、10年後にそのドキュメンタリーの続編撮影で強制的に再会させられる物語である。
映画『パラサイト 半地下の家族』のチェ・ウシクと『魔女』のキム・ダミという映画界の若手実力派二人がドラマで初共演したことで放送前から話題になり、国内視聴率は4〜5%台ながらNetflix配信で世界的にロングヒット。BTSのVが歌うOST「Christmas Tree」が米ビルボードHot100にチャートインし、韓国ドラマOSTとして初の快挙を達成したことでも知られているらしい。
あらすじ[編集]
建物だけを描くイラスト作家チェ・ウン(チェ・ウシク)は、飄々として何事にも執着しないように見えて、実は別れた恋人クク・ヨンス(キム・ダミ)のことだけを10年引きずっている男。一方、広告会社で働く現実主義者のヨンスは、過去を振り返る余裕もなく日々を戦っている。
二人が高校生の頃に出演したドキュメンタリーが、時を経てネットで再生数が爆発。続編制作が決まり、プロデューサーとなった幼馴染キム・ジウン(キム・ソンチョル)のカメラの前で、別れの理由を言えなかった二人の「終わっていない夏」が再び動き出す。現在と過去、そしてドキュメンタリーのインタビュー映像を行き来する構成で、若さゆえの傷と和解を丁寧に積み上げていく。
登場人物[編集]
- チェ・ウン(チェ・ウシク):人気イラスト作家。捨てられることへの恐怖を抱えた捨て子という背景が、軽やかな表面の下に沈んでいる。
- クク・ヨンス(キム・ダミ):祖母と二人暮らしで育った元・全校1位。「貧しさは恋愛の余裕を奪う」という現実を背負ったヒロイン。
- キム・ジウン(キム・ソンチョル):ドキュメンタリーPDでウンの親友。ヨンスへの長い片思いを抱える、静かな三角関係の頂点。
- NJ(ノ・ジョンウィ):ウンのファンであるトップアイドル。芸能界の孤独を背負ったもう一人の若者として描かれる。
OSTと反響[編集]
BTSのVが歌った「Christmas Tree」は、放送期間中の2022年1月に米ビルボードHot100へ79位でチャートインし、韓国ドラマOST史上初のHot100入りを記録した。劇伴全体も「冬に聴く青春の音」としてプレイリスト需要が高く、ドラマ終了後もOST人気が作品の再生を引っ張る好循環を生んだ。ドラマ自体もNetflixの非英語圏チャートで長期間トップ10に残り、「視聴率より配信で愛された代表例」とされる。
構成と演出[編集]
本作は各話のタイトルが既存の映画・小説のタイトルのオマージュになっており(「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」式の引用群)、章立てそのものが「記録と記憶」というテーマを反復する。劇中ドキュメンタリーのインタビュー映像が登場人物の本音を漏らす装置として機能し、現在パート・過去パート・カメラ目線の三層構造で恋愛の解像度を上げていく。派手な事件が一つも起きないまま16話を走り切る構成は、放送当時「事件がないのに止められない」と評され、疲れた社会人の回復ドラマ枠として定着した。
余談[編集]
- チェ・ウシクとキム・ダミは映画『魔女』(2018)で共演しており、「殺し合った二人が恋人役で再会」とネタにされた。
- 劇中ドキュメンタリーの設定は、実在のEBSドキュメンタリー番組から着想を得たもの。
- ウンのイラスト作家としての作品は実在の作家の絵が使われており、放送後に原画展が開かれるほど人気が出た。
- 「恋人と別れた理由を最後まで言語化するドラマ」として、放送後も恋愛談義の文脈で引用され続けている。
- 監督のキム・ユンジンと脚本のイ・ナウンはともに本作が出世作となった若手コンビ。
- 二人の母校として登場する高校や、ウンの自宅兼アトリエのロケ地はソウル近郊に実在し、配信ヒット後は海外ファンの巡礼地になった。
- キム・ソンチョルはミュージカル界出身の実力派で、本作のジウン役で「片思い演技の教科書」と呼ばれた。