| 名称 | FANZAアダルトアワード (旧称:DMMアダルトアワード → DMM.R18アダルトアワード) |
|---|---|
| 画像 | ![]() FANZAアダルトアワード2019で最優秀女優賞に選ばれた相沢みなみと、前年受賞者・橋本ありな(出典:ザテレビジョン) |
| 主催 | DMM.com(FANZA、旧DMM.R18)/2018年以降は株式会社デジタルコマース |
| 初回開催 | 2014年4月24日(SHIBUYA-AX) |
| 部門 | 最優秀女優賞、優秀女優賞、最優秀新人女優賞、優秀新人女優賞、特別賞、話題賞、メディア賞(週刊プレイボーイ賞)、スペシャルプレゼンター賞(2019年廃止)、作品賞(通販・動画・レンタル) |
| 前身 | AVグランプリ(2008年・2009年、DMM.comが中心メンバーの一つ) |
| 中継 | 2015年からライブ配信を実施(2019年は配信なし) |
| 公式 | http://www.dmm.co.jp/adultaward/ (開催当時) |
概要[編集]
FANZAアダルトアワードとは、DMMグループのアダルト配信・通販サイト「FANZA」(旧DMM.R18)が主催していた、AV女優と作品の年間No.1を決める表彰イベントである。2014年に「DMMアダルトアワード」として始まり、売上データとファンのWeb投票を組み合わせて受賞者を選んだ。2019年を最後に開催が途絶えている。
詳細[編集]
「真のNo.1セクシー女優」を決める祭典[編集]
掲げられたテーマは「真のNo.1セクシー女優は誰なのか?」。業界最大手のアダルトECサイトが持つ売上データと、ユーザーの投票を合体させて“その年のNo.1”を決めるという、プラットフォーマーならではの賞である。ノミネート対象は、開催前年にDMM.R18(FANZA)で扱われたすべての女優と作品。メーカーの垣根を越えて同じ土俵で戦わせるため、エスワン、プレステージ、MOODYZなど専属メーカーの異なる人気女優が一堂に会するのが見どころだった。
授賞式は毎年4月下旬〜5月中旬に東京のライブハウスで開かれ、ノミネート女優がドレス姿でレッドカーペットさながらに登場。受賞発表の瞬間に涙する女優の姿は、スポーツ紙や芸能ニュースサイトの定番ネタになった。
音楽フェス並みのゲスト陣[編集]
単なる表彰式ではなく、毎年アイドルやミュージシャンがライブで会場を盛り上げるのも名物だった。初回の2014年にはBiSが“盛り上げ役”として出演し、その後も仮面女子、清 竜人25、大森靖子、恵比寿★マスカッツ、AK-69、あっこゴリラなど、アイドルからヒップホップまで振れ幅の大きいラインナップが並んだ。音楽ナタリーがライブレポートを掲載するなど、音楽メディアからも取り上げられる珍しいアダルト業界イベントだった。
名称の変遷[編集]
ブランド名の変更に合わせて、賞の名前も3回変わっている。
- 2014年:DMMアダルトアワード
- 2015年〜2018年:DMM.R18アダルトアワード
- 2019年:FANZAアダルトアワード
2018年3月にDMM.comの成人向け事業は子会社の株式会社デジタルコマースへ承継され、同年8月1日にサービス名が「DMM.R18」から「FANZA」へ変わった。これを受けて2019年度から現名称になったが、結果的にFANZA名義で開催されたのは2019年の1回だけである。
歴史[編集]
前史:AVグランプリとAV OPENの時代[編集]
DMMとアダルト業界の賞の関係は、2008年に始まった「AVグランプリ」までさかのぼる。AVグランプリは、ソフト・オン・デマンド(SOD)と東京スポーツが2006年から開いていた売上競争型の賞「AV OPEN」に対抗する形で、SODとライバル関係にあった北都(アウトビジョン)やDMM.comなどが中心となって立ち上げたもの。2008年に77メーカー、2009年に97メーカーが参加したが、2010年以降は開催されずに事実上終了した。
そこから約5年のブランクを経て、2014年2月4日、DMMは自社主催の新しい賞として「DMMアダルトアワード2014」の開催を発表した。
2014年:第1回(SHIBUYA-AX)[編集]
第1回は2014年4月24日、東京・渋谷のSHIBUYA-AXで開催。司会は元AV女優でタレントの麻美ゆまが務めた。前年のDVD販売実績と一般投票でNo.1女優を決める仕組みで、チケットは一般販売ではなく、投票者やDMM.R18での購入者を招待する方式だった。ノミネートには元恵比寿マスカッツのRio、吉沢明歩らが名を連ねた。
最優秀女優賞は僅差だったため異例の2名受賞となり、上原亜衣が「最優秀女優賞プラチナ」、あやみ旬果が「最優秀女優賞ゴールド」を獲得した。最優秀新人賞は白石茉莉奈。キャッチコピーは「AV女優に、なってよかった—。」で、キービジュアルはイラストレーターのRockin'Jelly Beanが手がけた。ゲストライブにはBiS、DJ KAORI、yurisa、DJ QPが出演した。
2015年:豊洲PITへ移転、ライブ配信開始[編集]
2015年から名称が「DMM.R18アダルトアワード」になり、会場は豊洲PIT(東京都江東区)へ移った。開催日は5月4日。司会は井手大介と麻美ゆま。プレゼンターとして前年の受賞者・上原亜衣とあやみ旬果のほか、リリー・フランキー、水道橋博士が登壇した。
この年から最優秀女優賞・最優秀新人賞のノミネートがそれぞれ10名に拡大され、2014年の売上データと検索ランキングを基にノミネートを選び、最優秀賞はファンのWeb投票で決める方式が明確になった。「優秀女優賞」と「メディア賞」が新設され、会場投票とライブ配信も始まっている。
結果は、最優秀女優賞が湊莉久、優秀女優賞が前年の新人賞・白石茉莉奈、最優秀新人賞が天使もえ。キャッチコピーは「本当の女神は、僕らで決める」、キービジュアルは漫画家の金子ナンペイ。ゲストライブはcolor-code、仮面女子/スチームガールズ、Charisma.com、清 竜人25だった。
2016年:三上悠亜が新人で3冠[編集]
2016年5月4日、2年連続で豊洲PITにて開催。司会は徳光正行と、前年に引退した元AV女優の希志あいの。前年王者の湊莉久はこの年の宣伝部長を務め、最優秀女優賞のスペシャルプレゼンターとしても登場した。キャッチコピー「あなたの答えが、未来を変える」はTwitterでの一般公募で決まり、受賞者を祝う「後夜祭」も初めて開かれた。
最優秀女優賞は大槻ひびき。そしてこの年の主役は、元SKE48から転身した三上悠亜だった。最優秀新人賞に加え、作品賞の通販・動画・レンタル3部門すべてを制して“3冠”を達成した。その他、優秀女優賞はAIKA、特別賞はJULIA、話題賞は市川まさみ、メディア賞は紗倉まな。漫画家の江川達也が独断で選ぶスペシャルプレゼンター賞は葵つかさに贈られた。ゲストライブはCTS、夏の魔物、大森靖子、24人編成の恵比寿★マスカッツで、マスカッツ登場時にはこの夜最大の歓声が上がったと報じられている。
2017年:三上悠亜が頂点へ[編集]
2017年4月23日、豊洲PITで開催。「優秀新人女優賞」がこの年から新設された。キャッチコピーは前年に続き一般公募の「ありがとうの気持ち、最高の舞台で伝えたい」。
最優秀女優賞は前年の新人王・三上悠亜。前年王者の大槻ひびきから赤い花束を受け取り、涙ながらに「人生で最高の日」と語った。最優秀新人女優賞は元グラビアアイドルの高橋しょう子で、彼女も作品賞3部門を制し、三上に続く2年連続の新人3冠となった。受賞のご褒美を聞かれて「ギターが好きなのでもう1本買いたい」と答えたのも話題に。
そのほか優秀女優賞は明日花キララ、優秀新人女優賞は羽咲みはる、特別賞はあべみかこ、メディア賞は桃乃木かな、話題賞は凰かなめ、スペシャルプレゼンター賞は椎名そら。スペシャルプレゼンターとして元プロボクサーの亀田興毅がサプライズ登場し、会場を沸かせた。ゲストライブは恵比寿★マスカッツ、Pa's Lam System、ミオヤマザキ、ラッパ我リヤ。
2018年:ディファ有明で週プレとコラボ[編集]
2018年5月19日、会場を江東区のディファ有明に移して開催。司会はラジオDJのやまだひさしと、初代恵比寿マスカッツのRio。この年は週刊プレイボーイが運営する「週プレ酒場」とコラボし、メディア賞を「週刊プレイボーイ賞」として実施。受賞者には同誌への掲載と週プレ酒場での受賞記念イベントが用意された。グッズのTシャツは漫画家の漫☆画太郎が手がけ、協賛にはTENGAなどが名を連ねた。
最優秀女優賞は橋本ありなで、高橋しょう子らを抑えての戴冠。橋本は週刊プレイボーイ賞とのダブル受賞となった。優秀女優賞は高橋しょう子、最優秀新人女優賞は桜空もも、優秀新人女優賞は水卜さくら、特別賞は松本菜奈実、話題賞は戸田真琴、スペシャルプレゼンター賞は明里つむぎ。ゲストライブはAK-69、バンドじゃないもん!、恵比寿マスカッツ1.5、あっこゴリラだった。
2019年:FANZA名義で唯一の開催(STUDIO COAST)[編集]
2019年5月12日、新木場のSTUDIO COASTで「FANZAアダルトアワード2019」として開催。キャッチコピーは「今年のNo.1AV女優はこの中から決まる!」。スペシャルプレゼンター賞は廃止され、メディア賞が復活。週刊プレイボーイ賞の受賞者には誌面掲載に加えて電子写真集の制作が贈られた。グッズはアパレルブランドの#FR2とコラボしている。一方で、2015年から続いていたライブ配信はこの年初めて行われなかった。
最優秀女優賞のノミネートは、相沢みなみ、葵つかさ、天使もえ、市川まさみ、椎名そら、七沢みあ、星奈あい、水卜さくら、美谷朱里、吉高寧々の10名。栄冠は相沢みなみに輝き、発表の瞬間に涙を流した相沢は、プレゼンターの橋本ありなと抱き合って喜んだ。優秀女優賞は2015年の新人王・天使もえ。最優秀新人女優賞はプレステージ専属の河合あすなで、優秀新人女優賞に回ったエスワン専属の坂道みるは、約1000人の観客の前で悔し涙を流した。なお、高橋しょう子は体調不良により当日欠席している。
2020年以降:事実上の休止[編集]
2020年度は「諸事情により」開催されず、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって2021年度も開催されなかった。その後も公式からの再開発表は確認されておらず、2019年が現時点で最後の開催となっている。ちなみに2019年の会場だったSTUDIO COASTも2022年に閉館しており、同じ形での復活はもう不可能である。
休止中の2021年には、週刊プレイボーイ編集部が独自に誌上企画「週プレアダルトアワード(WPB ADULT AWARD)」を開催し、2021年12月27日号に掲載した。プレゼンター・解説はライターのくろがね阿礼とヘルス侍が務め、FANZAアワードの“穴埋め”的な存在として注目された。
歴代受賞者[編集]
| 年 | 名称 | 最優秀女優賞 | 優秀女優賞 | 最優秀新人女優賞 | 優秀新人女優賞 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2014 | DMMアダルトアワード | 上原亜衣(プラチナ) あやみ旬果(ゴールド) |
(部門なし) | 白石茉莉奈 | (部門なし) |
| 2015 | DMM.R18アダルトアワード | 湊莉久 | 白石茉莉奈 | 天使もえ | (部門なし) |
| 2016 | DMM.R18アダルトアワード | 大槻ひびき | AIKA | 三上悠亜 | (部門なし) |
| 2017 | DMM.R18アダルトアワード | 三上悠亜 | 明日花キララ | 高橋しょう子 | 羽咲みはる |
| 2018 | DMM.R18アダルトアワード | 橋本ありな | 高橋しょう子 | 桜空もも | 水卜さくら |
| 2019 | FANZAアダルトアワード | 相沢みなみ | 天使もえ | 河合あすな | 坂道みる |
| 年 | 特別賞 | 話題賞 | メディア賞/週プレ賞 | スペシャルプレゼンター賞 | 作品賞の主なトピック |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016 | JULIA | 市川まさみ | 紗倉まな | 葵つかさ(選者:江川達也) | 三上悠亜が3部門制覇 |
| 2017 | あべみかこ | 凰かなめ | 桃乃木かな | 椎名そら | 高橋しょう子が3部門制覇 |
| 2018 | 松本菜奈実 | 戸田真琴 | 橋本ありな(週刊プレイボーイ賞) | 明里つむぎ | 仲村みうが2部門 |
| 2019 | — | — | — | (廃止) | 河北彩花が2部門 |
※2014年・2015年の特別賞・話題賞などの詳細は報道が少なく、2014年は特別賞が麻美ゆま、話題賞が明日花キララだったとされる。2019年の各賞の一部は未確認。
受賞者の傾向[編集]
- 新人王→女王ルート:2016年新人王の三上悠亜が翌2017年に最優秀女優賞を獲得。2014年新人王の白石茉莉奈、2015年新人王の天使もえも、それぞれ翌年以降に優秀女優賞を受けている。
- 前年王者がプレゼンター:前年の最優秀女優が翌年の最優秀女優賞を手渡すのが恒例で、2019年は橋本ありなが相沢みなみに、2017年は大槻ひびきが三上悠亜に花束を渡した。
- アイドル・グラドル出身者の強さ:元SKE48の三上悠亜、元グラビアアイドルの高橋しょう子など、芸能界からの転身組が新人部門で結果を残した。
選考方法[編集]
ノミネートの仕組み[編集]
対象は開催前年にDMM.R18(FANZA)で扱われたすべての女優・作品。売上や検索などのサイト内データを基にノミネートを選抜する。ただし引退した女優や、パブリシティNG(顔出しや宣伝露出を控えている)などの事情がある女優は対象外になることがある。ノミネートされた女優全員には記念の盾が贈られた。
部門ごとの条件[編集]
- 最優秀・優秀女優賞:開催前年より前にデビューしていること。単体作品1作以上を含む計6作品以上(予約作品を含む)が対象。売上上位5作品のデータで選考。
- 最優秀・優秀新人女優賞:開催前年にデビューしていること。単体作品1作以上を含む計3作品以上が対象。売上上位3作品のデータで選考。
- 特別賞:その年に特別な活躍を見せた人物に。
- 話題賞:話題を生んだ人物に。
- メディア賞:主に新聞・出版媒体で活躍した人物に(2018年は週刊プレイボーイ賞として実施)。
- スペシャルプレゼンター賞:プレゼンターの独断で決まる賞。2019年に廃止。
- 作品賞:DMM.R18の通販・動画・レンタル各部門の年間ランキングに基づく。3部門すべてで出演作が受賞すると「3冠」と呼ばれた。
投票[編集]
最終的な受賞者は、売上データとWeb投票(MyDMM会員IDひとつにつき1票)などを総合して決定された。2015年以降は授賞式当日の会場投票も行われ、2019年には相沢みなみのファンが「受賞式の会場投票で清き一票を」とSNSで呼びかけるなど、ファンの“選挙活動”も盛り上がりを見せた。
開催スケジュール[編集]
例年の流れはおおむね次のとおり。
- 前年10月下旬〜2月上旬:開催概要の発表
- 1月下旬〜3月上旬:ノミネート決定
- 2月下旬〜5月上旬:投票期間
- 4月下旬〜5月中旬:授賞イベント
開催データ[編集]
| 年 | 開催日 | 会場 | 司会 | キャッチコピー |
|---|---|---|---|---|
| 2014 | 4月24日 | SHIBUYA-AX | 麻美ゆま ほか | AV女優に、なってよかった—。 |
| 2015 | 5月4日 | 豊洲PIT | 井手大介、麻美ゆま | 本当の女神は、僕らで決める |
| 2016 | 5月4日 | 豊洲PIT | 徳光正行、希志あいの | あなたの答えが、未来を変える |
| 2017 | 4月23日 | 豊洲PIT | — | ありがとうの気持ち、最高の舞台で伝えたい |
| 2018 | 5月19日 | ディファ有明 | やまだひさし、Rio | 俺たちが熱くする、彼女のステージ |
| 2019 | 5月12日 | STUDIO COAST | — | 今年のNo.1AV女優はこの中から決まる! |
ゲスト出演アーティスト[編集]
- 2014年:DJ KAORI、yurisa、BiS、DJ QP
- 2015年:color-code、仮面女子/スチームガールズ、Charisma.com、清 竜人25
- 2016年:恵比寿★マスカッツ、大森靖子、CTS、夏の魔物
- 2017年:恵比寿★マスカッツ、Pa's Lam System、ミオヤマザキ、ラッパ我リヤ
- 2018年:AK-69、バンドじゃないもん!、恵比寿マスカッツ1.5、あっこゴリラ
- 2019年:Make it!、Lovery Pops、マシュマロ3d+、恵比寿マスカッツ
中継・映像[編集]
2015年から授賞式のライブ配信が行われ、DMM.R18の公式YouTubeチャンネルにも「DMM.R18アダルトアワード」の再生リストが作られるなど、会場に来られないファンも楽しめる形が整えられた。ただし2019年はライブ配信が行われなかった。テレビ中継は行われていない。
他の賞との比較[編集]
日本のアダルト業界には、主催者も選考方法も異なる複数の賞が存在した(している)。主なものを比べると次のとおり。
| 賞 | 主催 | 開催期間 | 選考の軸 |
|---|---|---|---|
| FANZAアダルトアワード | DMM(FANZA) | 2014〜2019年 | 自社サイトの売上データ+Web投票 |
| AV OPEN | 東京スポーツ・SOD → 知的財産振興協会(IPPA) | 2006〜2007年、2014〜2018年 | 実売本数・売上金額、のちWeb投票も |
| AVグランプリ | AVグランプリ事務局(北都、DMM.comなど) | 2008〜2009年 | 多部門制のメーカー対抗戦 |
| スカパー!アダルト放送大賞 | 成人番組普及推進委員会 | 2005年〜 | CS成人チャンネルの推薦+視聴者投票 |
AV OPENとの違い[編集]
AV OPENはメーカーがエントリーした作品の売上を競う“メーカー対抗戦”の色が強く、2007年にはSODクリエイトが自社社員らを使って約16,000本(約6,000万円分)を買い占め、実売数を水増ししていたことが発覚して失格になる不祥事も起きた。FANZAアダルトアワードは、プラットフォームであるDMM自身のデータを使うため、こうした買い占めによる操作が起きにくい構造だったといえる。AV OPENも2014年に知的財産振興協会(IPPA)主催で復活し、2015年以降はWeb投票やDMMの配信売上に基づく特別表彰を取り入れたが、2019年以降は開催が確認されていない。
AVグランプリとの関係[編集]
AVグランプリはAV OPENに対抗して北都やDMM.comらが立ち上げた賞で、2回で終了した。DMMにとってはFANZAアダルトアワードが「約5年ぶりの賞の復活」と位置づけられており、実質的な後継と見なされることが多い。AVグランプリが多数のメーカーの作品を対象にしたコンテスト形式だったのに対し、FANZAアダルトアワードは「女優個人」に焦点を当てた人気投票色の強いイベントだった。
スカパー!アダルト放送大賞との違い[編集]
スカパー!アダルト放送大賞は、CS放送の成人チャンネルで放送された番組や女優を表彰するもので、2014年に波多野結衣、2015年に紗倉まな、2018年に天使もえ、2019年に戸田真琴らが女優賞を受けている。2020年度はコロナ禍で無観客収録となり、2021年度は中止。その後は賞レース形式から宣伝大使「EXガール」を選ぶ企画へと移行した。2019〜2021年にかけて、業界の主要な賞がほぼ同時期に姿を消したことになる。
炎上とバズ[編集]
- 新人賞で号泣:2019年、最優秀新人女優賞を逃した坂道みるが「投票してくれたファンに1位になれなくて申し訳ない」と壇上で泣き崩れ、スポーツ紙が「“2番手”坂道みるは悔しさで号泣」と報じた。会場からは温かい拍手が送られた。
- 三上悠亜の連続戴冠:元SKE48の三上悠亜が新人賞3冠→翌年の最優秀女優賞と駆け上がったことは、アイドル出身女優の成功例として多くのメディアに取り上げられた。受賞スピーチで「アイドル時代は何事も中途半端だった」と振り返った発言も週刊SPA!系の日刊SPA!などで報じられている。
- 亀田興毅のサプライズ:2017年、元プロボクサーの亀田興毅がプレゼンターとして登場し、ボクシングファンの間でも話題になった。
余談[編集]
- 2014年の最優秀女優賞は僅差のため「プラチナ」「ゴールド」と2人に分けて授与された。こういう分け方は後にも先にもこの年だけ。
- 2016年・2017年のキャッチコピーはTwitterでの一般公募で決まった。
- 2018年のグッズTシャツのデザインは『珍遊記』で知られる漫☆画太郎。2014年のRockin'Jelly Bean、2019年の#FR2など、毎年サブカル系のクリエイターやブランドを起用していた。
- 2017年の最優秀新人女優賞・高橋しょう子は、受賞インタビューで「何か重大な責任があるのではないか」と心境を語っている。
- 河合あすなは受賞の前月まで東京スポーツの男性向け面でコラムを連載していた。
- 歴代会場のうちSHIBUYA-AX(2014年閉館)、ディファ有明(2018年閉館)、STUDIO COAST(2022年閉館)はいずれも現存しない。ライブハウス文化の歴史とも重なる賞である。
