| 週刊SPA! | |
|---|---|
![]() 誌名ロゴ 出典:編集部公式X(@weekly_SPA)のプロフィール画像 | |
| 誌名 | 週刊SPA! |
| 種類 | 総合情報誌 |
| 発行元 | 扶桑社 |
| 言語 | 日本語 |
| 国 | 日本 |
| 創刊 | 1988年6月 |
| 発売日 |
毎月第1・第3水曜日 (2026年8月以降) |
| ウェブ展開 | 日刊SPA!/MySPA!/マンガSPA! |
| リンク | 公式本誌案内 |
| 編集部 | 扶桑社 週刊SPA!編集部 |
概要[編集]
週刊SPA!(しゅうかんスパ)とは、扶桑社が発行する日本の総合情報誌である。1988年6月に『週刊サンケイ』を刷新して創刊した。仕事や暮らしの取材記事、漫画、グラビアなどを掲載し、ニュースサイト「日刊SPA!」や有料サービス「MySPA!」にも展開する。2026年8月から本誌は月2回発行となった。
詳細[編集]
創刊と誌名の変遷[編集]
1988年6月、『週刊サンケイ』のリニューアル誌として出発した。当時の宣伝文句は「週刊誌の突然変異」。出版社の媒体資料では、1989年4月に現在のロゴへ変更したことも紹介されている。2023年6月に創刊35周年、2026年6月には38周年を迎えた。誌名の「週刊」は、その長い刊行歴を背負った名称として使われ続けている。[1]
創刊時の編集に携わった杉田淳は、日本編集制作協会の講座紹介では元編集長として登場する。1988年の創刊から10年以上編集に携わったという経歴が示されており、雑誌の仕事から書籍編集へ活動を移した。協会が開いた2018年の編集教室では、読者を引きつける原稿整理をテーマに講師を務めた。誌面を作る仕事が、記者の取材だけでなく、文章の組み立てやタイトルを付ける工程も含むことを知る手がかりとなっている。[2]
何を扱う雑誌なのか[編集]
日刊SPA!の公式説明が挙げる領域は、エンタメ、生活、仕事、恋愛、お金、カーライフなどである。政治ニュースだけ、芸能ニュースだけといった単一分野の媒体ではなく、働く人の関心を横断する構成を取る。紙の本誌には特集やインタビューを載せ、ウェブ側は本誌と連動する記事に加えて独自の記事を毎日配信する。[3]
出版社は、媒体資料で実用性と読み物としての面白さを同居させる編集姿勢を説明している。誌面には漫画や写真の企画もあるため、生活情報を探す読者と、連載作品や出演者を目当てに読む読者が同じ雑誌に集まる。週刊プレイボーイのようにグラビアも掲載する総合誌を知っている人には、ニュース特集と娯楽ページが一冊に収まる形を想像しやすい。ただし、SPA!の発行元は扶桑社であり、他社の雑誌と編集部を共有しているわけではない。
2026年の発行体制変更[編集]
2026年5月15日、扶桑社は取引先向けに本誌の発行計画変更を告知した。同年8月から発売曜日を火曜日から水曜日へ移し、毎月第1・第3水曜日の月2回発行とする内容だった。告知では、新しいIPやコンテンツの制作を進めるために発行体制を見直すと説明されている。これは誌名そのものの変更とは別の話で、「週刊SPA!」という題名のまま発行間隔が変わった。[4]
編集部も7月28日に読者向けの告知を出し、8月19日号を8月5日水曜日に発売すると案内した。号に付いた日付と実際の発売日が一致しない点は、最新号を探す際に混同しやすい。たとえば出版社の2026年度進行表では、10月21日号の発売日は10月7日、11月4日号の発売日は10月21日とされている。[5][6]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本誌の創刊 | 1988年6月 |
| 発行元 | 扶桑社 |
| 2026年8月以降の本誌発売 | 毎月第1・第3水曜日 |
| ニュースサイト | 日刊SPA! |
| 有料サービス | MySPA! |
| 公式漫画サイト | マンガSPA! |
グラビアと出演者の企画[編集]
写真と対話を組み合わせる「グラビアン魂」[編集]
みうらじゅんとリリー・フランキーによる「グラビアン魂」は、2005年に始まった連載である。掲載写真と、それに向けた二人の対話を組み合わせる企画として続いてきた。2025年7月には20周年を振り返る「グラビアン魂20周年クロニクル」が掲載され、800人以上を取り上げてきた歴史と特別対談が紹介された。写真を掲載するだけでなく、それを見た側の言葉も誌面の内容になっている。[7]
初回を飾ったのは熊田曜子である。2025年10月発売のデジタル写真集『周年の女』の書誌説明でも、その初回出演と節目の登場が紹介されている。雑誌の連載名を使ったデジタル写真集へ発展しているため、「グラビアン魂」という名前は本誌のページと電子書籍の両方で見かける。[8]
読者参加型の「推し撮」[編集]
「推し撮」は、撮影する写真のテーマや衣装、ロケ地を視聴者と一緒に決める企画である。YouTubeの番組「推し撮生会議」では、MCの岸明日香とゲストが、生配信の視聴者から寄せられた案を交えて撮影内容を話し合う。実際に撮った写真は本誌やMySPA!へつながる仕組みで、番組を見る段階と完成したグラビアを見る段階が分かれている。[9]
公式の過去回一覧には、永尾まりや、高崎かなみ、ちとせよしのなどが並ぶ。ゲストごとにアーカイブと完成写真のページが用意されており、一回の配信が後からも参照できる形になっている。2026年10月30日には長澤茉里奈を迎える第35回が予定されている。これは10月13日時点の告知であり、既に配信が終わった出来事としては扱わない。
新人発掘の「ミスSPA!」[編集]
「ミスSPA!」は、誌面や配信を通じて新人を選ぶオーディションである。2025年の開催概要では、書類選考、撮影会、ライブ配信、誌面投票などを段階的に組み合わせる計画が示された。事務所に所属しているかどうかは問わず、18歳以上で高校などに在学していないことを応募条件としていた。[10]
同年の告知は、グランプリの特典として、裏表紙への掲載、撮り下ろしグラビア、デジタル写真集、ラジオ番組へのゲスト出演などを挙げている。2024年の受賞者は吉瀬結、堀りま、三田のえと紹介されている。賞の発表だけで終える企画ではなく、受賞後の誌面やイベントで活動の機会を用意する構成である。
紙からウェブへの展開[編集]
日刊SPA!と本誌の違い[編集]
日刊SPA!は本誌が運営するニュースサイトである。2011年の媒体資料では、旧「WebSPA!」の改変と関連サイトの統合を経て、同年6月1日にリニューアルしたと説明されている。週刊の本誌に対し、ウェブでは毎日の更新を前提としていた。ネット独自の企画も扱うため、日刊SPA!に載った記事がすべて同じ号の紙面に収録されるわけではない。[11]
現在の公式説明には、無料会員と有料会員の制度がある。無料側にはニュースレターや会員限定記事があり、有料側には本誌、グラビア、オリジナル特集などがある。「日刊SPA!の記事を読む」「MySPA!のコンテンツを読む」「紙の本誌を買う」は、SPA!という共通の名前を持ちながらも、別の入口である。
MySPA!の開始と現在の内容[編集]
扶桑社は2023年8月、翌9月上旬にMySPA!を始める予定だと発表した。当初の案内には、本誌の先行閲覧、過去号のアーカイブ、追加のグラビア、有料限定の特集が含まれていた。発表時のプランは、ベーシック、プレミアム、紙の本誌配送を組み合わせた年間プレミアムの三種類である。[12]
2026年10月の案内ページでは月額・半年・年間のプランが示され、グラビア写真、メイキング動画、デジタル写真集、本誌のビューアー、オリジナル記事を提供している。紹介例には天羽希純らの撮影メイキングもある。サービス開始時の宣伝に書かれた金額を現在の価格と取り違えないよう、プランの内容と料金は案内の時点を区別して読む必要がある。[13]
漫画連載と「マンガSPA!」[編集]
2025年9月24日正午、公式漫画サイト「マンガSPA!」が正式に開いた。名作のアーカイブ、本誌で続く連載、新作を配信するサイトで、一部は有料である。出版社の発表には、孤独のグルメ、『アラサーちゃん 無修正』、『ロマンス暴風域』などの作品が挙げられている。紙の総合誌の中にあった漫画の蓄積を、作品ごとに探して読む形へ広げた展開である。[14]
同じ発表では、本誌連載の『今日も嫁が見つからない。』『少年イン・ザ・フッド』などの最新話を配信すると案内した。新サイトの運営には漫画配信の仕組み「コミチ+」を使っている。出版社が持つ作品を、雑誌の号単位とウェブの話単位で届ける構成が見える。
編集部の漫画家募集は、社会や時事の批評、エッセイ、グルメ、人間関係など、複数のジャンルを対象としている。応募資格では年齢・性別・経験を問わず、掲載先はマンガSPA!を中心に、本誌やMySPA!、外部の電子書店も作品に応じて検討すると説明している。専門漫画誌とは異なる総合誌の編集から、連載や単行本、映像化へ展開する方針である。[15]
フェスと読者イベント[編集]
2023年の創刊35周年には、「SPA!フェス35」を東京・渋谷で開催した。11月16日から18日にはトークの前夜祭があり、戸田真琴と峰なゆかの人生相談、サウナの企画、アイドルを振り返る対談などが組まれた。11月19日の本編には音楽ライブと、誌面掲載の権利を競う企画があった。雑誌の連載や取材対象が、紙面の外で来場者と接点を持つ催しだった。[16]
2025年の「SPA!FES 2025」は、11月29日に渋谷の三会場で開催する都市型サーキットフェスとして告知された。出演者は68組で、SKE48などが発表された。会場ごとのライブの時間割に加え、特典会にも別の時間割を設けていた。初期の周年イベントから、複数会場で多くのグループを扱う催しへ発展したことがわかる。[17]
余談[編集]
- 創刊号だけでなく、1989年のロゴ変更も公式媒体資料に掲載されている。誌名が決まった時と現在の見た目が整った時は同じではない。
- 本誌の号日付は発売日より後になる。2026年8月の新発行体制の最初は「8月19日号」で、発売日は8月5日だった。
- 2025年に20周年を迎えた「グラビアン魂」は、熊田曜子が初回を飾った。連載の節目と出演者のキャリアを重ねた電子写真集も発売された。
- 「推し撮」は写真の完成前に視聴者が企画へ参加する。本誌、動画、会員サービスという別の媒体を、一回の撮影で結び付けている。
脚注[編集]
- ↑ 扶桑社「SPA! Media Information」(2025年3月更新として案内されている媒体資料)。
- ↑ 日本編集制作協会「第2回編集教室 原稿整理の仕方」。
- ↑ 日刊SPA!「日刊SPA!について」。
- ↑ 扶桑社「週刊SPA!発行計画変更に関するお知らせ」、2026年5月15日。
- ↑ 日刊SPA!「週刊SPA! 発売日変更のお知らせ」、2026年7月28日。
- ↑ 扶桑社「週刊SPA! 2026年度発行計画&進行表」、2026年7月更新。
- ↑ ORICON NEWS「『グラビアン魂』20年を総括」、2025年7月24日。
- ↑ 紀伊國屋書店『熊田曜子「周年の女」SPA!グラビアン魂デジタル写真集』書誌情報。
- ↑ 日刊SPA!「長澤茉里奈のグラビア設定を視聴者が決める! 推し撮生会議」、2026年9月30日。
- ↑ 日刊SPA!「ミスSPA!2025、新人発掘オーディション開催決定!」、2025年4月3日。
- ↑ 扶桑社「日刊SPA!媒体説明資料 2011年6–9月度」。
- ↑ 扶桑社「週刊SPA!読み放題のサブスク『MySPA!』が9月にスタート」、2023年8月8日。
- ↑ MySPA!「MySPA!とは」、2026年10月13日確認。
- ↑ 扶桑社「遂にオープン! 公式マンガサイト『マンガSPA!』」、2025年9月24日。
- ↑ 日刊SPA!「『SPA!』『マンガSPA!』マンガ家を募集!」、2026年7月8日更新。
- ↑ 日刊SPA!「SPA!フェス35 特設ページ」、2023年11月19日更新。
- ↑ 日刊SPA!「SPA!FES2025 出演アイドル史上最多の68組」、2025年11月26日。
