概要[編集]
FANZA――AV、アダルトコミック、エロゲーなど、成人向けコンテンツを総合的に取り扱うブランド。 運営元は、DMMグループ傘下の「株式会社デジタルコマース」。一般向けのDMM.comとは別ドメインで展開される専用サイト。
旧名称は「DMM.R18」。2018年8月、ブランドイメージ刷新によるリブランディングで「FANZA」へと改称。
「FANZA」の名称は、「FANtasy」(ファンタジー)の「FAN」と、日本語の「座」という意味と「ZからAまで」という二つの意味を込めた「ZA」の造語になっている。社名ではなくブランド名のため、後述のように他業態で横断的に使用。
詳細[編集]
主なサービス
- AVやアダルトアニメといった映像作品の配信・販売
- PC・モバイル・Webゲームなど、マルチプラットフォームでのアダルトゲームの提供
- 成人向けコミックや小説の電子書籍・紙媒体販売
- 各種アダルトコンテンツのサブスクリプション型配信サービス
- DVDや書籍の宅配レンタルサービス
- アダルトグッズやおもちゃの通信販売
- ライブチャットやマッチングサービスといった出会い系機能
多角的に事業を展開するDMMグループ。その中でも成人向け事業だけはFANZAブランドに集約。よって、FANZAのすべてをデジタルコマース社が一括して運営しているとは限らない構造。
たとえば「FANZA GAMES」。成人向けゲームを一般向けと区別して展開するためのブランド名義。実際の運営は、DMM GAMESを手がけるグループ会社「EXNOA」。
そのため、FANZA GAMESに関する詳しい内容は「DMM GAMES」の記事内にある該当セクションを参照。
国内での存在感[編集]
FANZAで決済をするかどうかを負いとして、AVの検索やライブラリーとして使う人が多い。 違法サイトだとサイト自体がなくなったり、会員登録による個人情報流出の恐れがあるため、 FANZAで自分の好み(?)のAV情報をまとめて情報保存用として使う人が増えている。
AV業界での認知度。国内のアダルト系または準アダルト系サイトに設置されたアフィリエイトバナーでもFANZAリンクの増加傾向。
定期的なAVセール。Steam顔負けの割引頻度。
海外IPのブロック[編集]
かつては、海外ユーザーでも日本のコンテンツを容易に楽しめるグローバル対応プラットフォーム。しかし、ある時期から突然のアクセス制限。
現在では、DMM GAMESを含むDMM.com全体が海外IPに対して全面ブロック状態。VPNを利用しても遮断される厳重なアクセス制御。
2024年5月20日以降、DMM GAMESも完全封鎖。日本国内専用サイトとしての完全移行。
さらに、同年5月31日時点でVPNを通じたアクセスも次々と遮断。海外ユーザーによるVPN探しとDMM側のブロック対応とのいたちごっこ。
歴史[編集]
炎上&バズ[編集]
石川澪事件[編集]
2025年1月に起きた違法アダルトサイトとFANZA、人気AV女優の石川澪の間の論争。
FANZAは日本AV産業を代表する立場でもあるため、海外の違法サイトの取り締まりも行うことで起きた事件。
事件の経緯としては
海賊版サイトであるMissAVが、FANZA(DMM)によって規制され、ドメインを没収された。
そして、ドメインを没収したFANZAはMissAVにアクセスした人間に対して石川を広告にしたページを表示させて勝利宣言をしていた。
MissAVは別ドメインでサービスを継続し、FANZAに報復するようにドメイン没収時に表示された石川澪の動画を非広告で見れるようにした。
石川澪も自分のTwitterで不愉快な気持を表現し、事務所側も法的装置を宣言した。
しかし、ドメイン没収時に石川澪の写真を全面的に使い、ターゲットになるきっかけを作ったFANZA側にも批判の声が高まった。
その後、MissAVの旧ドメイン(FANZAが没収したドメイン)に石川澪の写真が表示されなくなった。
余談[編集]
- 日本AV産業を代表する立場でもあるため、海外の違法サイトの取り締まりも行う。
- 2021年度は約1050億の売り上げを計上するなど、アダルトプラットフォームとしては業界の7割といわれる圧倒的なシェアを誇る。