明日はきっと
경도를 기다리며(原題:ギョンドを待ちながら)/Surely Tomorrow(英題)
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『明日はきっと』キービジュアル(出典:シネマカフェ 2025年11月20日付記事掲載画像、©Prime Video)
ジャンル ロマンス、ロマンティックコメディ、メロドラマ
放送期間 2025年12月6日 - 2026年1月11日
放送時間 毎週土・日曜 22:40(韓国時間)
話数 全12話
放送国家 大韓民国
言語 韓国語
放送局 JTBC
配信 Prime Video(日本含む240以上の国・地域で独占配信)、Coupang Play・TVING(韓国国内)
平均視聴率 全国3.517%(ニールセンコリア、有料放送世帯基準)
制作
企画 SLL
演出 イム・ヒョヌク、チェ・ソンミン(共同演出)
制作 SLL、スタジオイン、ストーリーフォレスト
脚本 ユ・ヨンア
撮影 ビン・テファン、キム・ウソン、チェ・ソンホ
音楽 チョン・セリン
出演者 パク・ソジュン、ウォン・ジアン、イ・ジュヨン、カン・ギドゥン、チョ・ミングク、イ・エル、ナム・ギエ、カン・マルグム、キム・ウヒョン、オ・ドンミン ほか
その他
原作 なし(オリジナル脚本)
関連番組 前番組:ソウル自家に大企業に通うキム部長の話/後番組:未婚男女の効率的な出会い
外部リンク JTBC公式サイト

概要[編集]

明日はきっととは、2025年12月から2026年1月にかけてJTBCで放送された韓国ドラマである。原題は『경도를 기다리며(ギョンドを待ちながら)』、英題は『Surely Tomorrow』。パク・ソジュンとウォン・ジアンがダブル主演し、20歳で出会って二度別れた男女が、30代後半に「不倫スキャンダルを書いた芸能記者」と「その当事者の妻」として三度目の再会を果たす、約18年越しの純愛ロマンスだ。日本ではPrime Videoが独占配信した。

詳細[編集]

企画・制作背景[編集]

企画はJTBC系スタジオのSLL、制作はSLL、スタジオイン、ストーリーフォレストの共同。演出は『リフレクション 〜鏡の中の私〜』(原題:너를 닮은 사람)や『キング・ザ・ランド』を手がけたイム・ヒョヌク監督で、チェ・ソンミンが共同演出を務めた。脚本は『ボーイフレンド』『39歳』『神聖な、離婚』などで知られるユ・ヨンアが担当した。

キャスティング報道は早く、2024年7月8日にパク・ソジュンへの出演オファーが報じられ、2025年1月3日にはウォン・ジアンの合流が伝えられた。2025年5月27日にはJTBCが下半期ドラマのラインナップとして本作を発表している。撮影は2025年3月24日から10月8日まで行われ、放送前に撮り終える事前制作方式だったとされる。

イム監督は制作発表会で「これまで手がけた作品の中で一番気に入った台本」と言い切り、ギョンドを「揺るがない木」、ジウを「揺れ動くけれど本当に魅力的な人」と表現した。笑えるのに、どこか切なく悲しい――というのが監督自身の作品評である。

タイトルの意味[編集]

原題『경도를 기다리며』は、サミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』のもじりだ。劇中ではギョンドとジウが大学時代に所属した演劇サークルの演目として登場し、2人の間の「約束」を象徴するモチーフになっていると評されている。

「ゴドー」は最後まで来ない存在として有名だが、本作の「ギョンド」はちゃんと(何度でも)来る、というのがミソ。日本向けの邦題『明日はきっと』は英題『Surely Tomorrow』の訳に近く、原題のダジャレ要素は日本版ではまるごと消えている。

放送と配信[編集]

韓国では2025年12月6日にJTBCの土日ドラマ枠で初放送され、毎週土・日曜22時40分(一部22時30分)から全12話を放送、2026年1月11日に完結した。視聴等級は15歳以上。JTBC2・JTBC4でも編成され、国内配信はCoupang Play、TVINGのリアルタイム配信で行われた。前枠は『ソウル自家に大企業に通うキム部長の話』、後番組は2026年2月28日スタートの『未婚男女の効率的な出会い』(ハン・ジミン、パク・ソンフン出演)である。

日本を含む海外ではPrime Videoが独占配信。日本では2025年12月7日(日)に配信が始まり、以降は毎週土日に1話ずつ更新された。発表資料では240以上の国・地域での世界同時独占配信とうたわれた。

原作[編集]

本作は小説やウェブトゥーンの映像化ではなく、ユ・ヨンアによるオリジナル脚本である。近年の韓国ドラマはウェブトゥーン原作が多いが、本作は「脚本家のオリジナルで勝負する正統派メロ」という立ち位置になる。

あらすじ[編集]

平凡だが誠実な家庭で育ったイ・ギョンドと、アパレル財閥「ジャリム・アパレル」の次女として何不自由なく育った自由奔放なソ・ジウ。2人は20歳のとき大学の演劇サークルで出会い、恋に落ちる。しかし若さゆえのすれ違いから別れ、28歳で再び付き合うものの、またしても別れてしまう。

それから約10年。30代後半になったギョンドは東雲日報(동운일보)芸能部の次長として、ある人気芸能人の麻薬・不倫スキャンダルをスクープする。ところが渦中の男チョ・ジノンは、ギョンドが忘れられずにいた初恋の人ジウの夫だった。こうして2人は「記事を書いた記者」と「スキャンダル当事者の妻」という、考えうる限り最も気まずい立場で三度目の再会を果たす。

ほどなくジウは離婚し、イギリスへ行くと言い出す。会社の立て直しにジウの力を必要とする姉ソ・ジヨンは、ギョンドに妹を引き留めてほしいと頼む。ギョンドは悪態をつきながらも、ジウのかつての運転手キム・チュンウォンを呼び戻したり、気の進まない広報写真を撮ってやったりと、世話を焼き始める。

ジャリム・アパレルの常務として初出勤したジウは、役員たちの牽制にさらされながらも少しずつ仕事をこなしていく。2人はデザイナーのベラ・ジンを口説くためスペイン・マラガへ出張する。一方ギョンドは、ジヨンの飲むコーヒーに健康を害しうる薬物が混ぜられていることに気づき、さらにジノンのスキャンダルを流した張本人がジヨンの夫カン・ミヌであることも突き止める。会社乗っ取りを狙うミヌの陰謀が、物語後半の軸となっていく。

最終盤、ギョンドはアン・ダヘから得た情報をもとに同僚と証拠を集め、ミヌの犯罪とジャリム・アパレル売却未遂を暴く記事を公開。ミヌは収監され、ジウとジヨンの姉妹は会社を守り抜く。しかし世間の目を気にしたギョンドはジウを避け、両親の勧めもあって海外での長期休暇に出てしまう。

1年後、ジウは会社で地位を固め、ギョンドはマラガで一人暮らしをしていた。ジウはバルセロナ出張の折にマラガを訪れるが、2人が顔を合わせることはない。2人を再び引き合わせたのは、サークルの先輩チャ・ウシクの突然の訃報だった。再び出国しようとするギョンドを、ジウは空港で引き留める――。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

イ・ギョンド(演:パク・ソジュン)
東雲日報芸能部の次長(デスク)。20歳、28歳、30代後半と3つの時代を生きる。表現は不器用だが情が深く、ジウへの想いを18年間引きずり続けている。パク・ソジュン本人は「不器用でも思いやり深い人物に共感した」と語っている。
ソ・ジウ(演:ウォン・ジアン)
アパレル財閥ジャリム・アパレルの次女。恵まれた環境に育ち予測不能な魅力を持つが、本人いわく「自分ではどうにもできない傷を負った人物」。大胆な外面の下に孤独を抱えている。

「支離滅裂」な友人たち[編集]

劇中でギョンドとジウの大学時代からの仲間は「支離滅裂(지리멸렬)な友人たち」とくくられている。

パク・セヨン(演:イ・ジュヨン)
ナム美術学院の院長。ギョンドとジウの関係を長年見守ってきた友人。
チャ・ウシク(演:カン・ギドゥン)
演劇俳優。セヨンの夫で、サークルの先輩。俳優の夢を追い続ける、ギョンドの一番の理解者。
イ・ジョンミン(演:チョ・ミングク)
中古車販売業を営む仲間。
チャ・ドンウォン(演:ヤン・ウヒョク)
セヨンとウシクの息子。

ジウの家族・ジャリム・アパレル[編集]

ソ・ジヨン(演:イ・エル)
ジウの姉で、ジャリム・アパレル代表。妹を会社に呼び戻そうとする。
チャン・ヒョンギョン(演:ナム・ギエ)
ジウとジヨンの母。
カン・ミヌ(演:キム・ウヒョン)
ジャリム・アパレル常務理事でジヨンの夫。物語後半のヴィラン。
キム・チュンウォン(演:チェ・ドンムン)
長年ジウを支えてきた運転手。

東雲日報の人々[編集]

チン・ハンギョン(演:カン・マルグム)
芸能部長。ギョンドの上司。
キム・ドゥジン(演:ハン・ウンソン)
芸能部記者で、ギョンドの後輩。
マ・ソンチョル(演:イ・ジュンヒョン)
経済部記者。
ナム・ボラ(演:チョン・ハジン)
芸能部のインターン記者。

ギョンドの家族・その他[編集]

イ・ハンス(演:キム・ヨンジュン)
ギョンドの父。
チョ・ナムスク(演:キム・ミギョン)
ギョンドの母。「国民のお母さん」役でおなじみのキム・ミギョンが演じる。
チョ・ジノン(演:オ・ドンミン)
ジウの元夫。麻薬・不倫スキャンダルの当事者。

特別出演[編集]

  • アン・ダヘ(演:コ・ボギョル)…第1・3〜5・10〜12話。終盤の鍵を握る情報提供者。
  • オ君(演:キム・ジウン〈ZEROBASEONE〉)…第3・9・10話。情報収集能力に長けた大学生。
  • 遊園地の社長(演:キム・ソンギュン)…第5話。
  • キム・ガウル(演:オム・ジョンファ)…第8話。
  • ベラ・ジン(演:イム・サンア)…第8・9話。スペインで出会うデザイナー。
  • ほか、リュ・テホ(局長役)、パク・スミン(チャ秘書室長役)らが第6話に出演。

視聴率・各話[編集]

視聴率はニールセンコリア調べ(有料放送世帯基準)。JTBCは有料放送チャンネルのため、地上波ドラマに比べると数字は控えめに出やすい。

話数 放送日 全国 ソウル首都圏
第1話 2025年12月6日 2.721% 2.946%
第2話 2025年12月7日 3.295% 3.609%
第3話 2025年12月13日 3.063% 3.091%
第4話 2025年12月14日 3.888% 3.696%
第5話 2025年12月20日 3.270% 2.999%
第6話 2025年12月21日 3.425% 3.027%
第7話 2025年12月27日 3.259% 3.515%
第8話 2025年12月28日 4.150% 4.351%
第9話 2026年1月3日 3.266% 2.965%
第10話 2026年1月4日 3.793% 3.956%
第11話 2026年1月10日 3.350% 3.572%
第12話(最終話) 2026年1月11日 4.728% 4.741%
平均 3.517% 3.539%

初回2.7%でスタートし、3%台で推移。第8話でスペイン・マラガ出張編が描かれると4.2%(四捨五入値)と自己最高を更新し、最終話で4.7%まで伸ばしてフィニッシュした。英語版ウィキペディアの集計では、全12話中9話で同時間帯1位(全国基準)とされる。

評価・反響[編集]

好意的な評価[編集]

ファッション誌『VOGUE KOREA』は2025年12月17日付のコラムで本作を「ウェルメイド・ロマンス」と評した。格差恋愛、財閥の相続争い、不治の病、芸能記者……と設定だけ並べるとベタの見本市だが、「状況はドラマチックでも人物の反応はリアル」で、陳腐さを打ち消す真実味があると分析している。

同コラムはまた、大学の演劇サークル、部室や下宿での雑魚寝、酒と旅行、キャンパスの芝生ではしゃぐ――といった学生時代の回想をノスタルジックな見どころに挙げ、「トッポッキとトンカツのことでケンカした」ような些細な場面が青春の手触りを伝えると評価。ヒロイン像からは映画『猟奇的な彼女』、初恋との再会という構図からは『建築学概論』を連想させるとし、「ウェルメイドなロマンスに飢えていた視聴者は見逃せない」と締めくくった。

最終回について韓国メディアは、パク・ソジュンが「深い愛」を濃密な演技で表現し、ウォン・ジアンがジウの大胆な外面の裏にある孤独を説得力をもって描いたと評価している。派手などんでん返しではなく、互いの大切さを確かめ合う穏やかな結末だった点も特徴とされる。

辛口の評価[編集]

一方、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストでは、批評家ピアース・コンランが序盤時点のレビューで、パク・ソジュンの「控えめな」ロマコメ復帰作と表現し、主演2人の相性(ケミストリー)不足を指摘するなど、厳しい見方を示した。

視聴率面でも、韓国メディアは「トップ俳優の7年ぶりロマンス復帰作なのに、5%の壁を越えられなかった」と報じた。ただし最終回で自己最高を記録し、右肩上がりで終えた点は前向きに受け止められている。日本の視聴者レビューでは「ハッピーエンドでよかった」という声の一方、終盤の展開が駆け足だったという感想も見られる。

年齢差をめぐる話題[編集]

パク・ソジュン(1988年生まれ)とウォン・ジアン(1999年生まれ)は実年齢で11歳差だが、劇中では同い年の設定。制作発表会でウォン・ジアンは負担はなかったとしたうえで、「まだ30代を経験していないので、30代の演技はパク・ソジュン先輩の姿を見て真似しながら取り組んだ」と明かしている。パク・ソジュンは逆に「20代の場面が負担だった」と笑いを誘った。

日本での来日イベント[編集]

配信開始を前に、主演2人が2025年11月27日に来日し、東京・お台場のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で配信記念イベントに登壇した。客席側から登場した2人に大歓声が上がったという。

イベントでパク・ソジュンは、7年ぶりのラブロマンス主演であること、20代・20代後半・現在という3つの時代の物語に惹かれたこと、これまで演じたことのない役だったことを出演の決め手に挙げた。ウォン・ジアンは年代ごとの見た目の変化やギョンドとの関係による心情の変化を意識したと語り、「大阪にも行ってみたい」と話した。

OST[編集]

音楽監督はチョン・セリン。韓国のバラード界の大御所から日本のアーティストまで、豪華な顔ぶれが参加した。

区分 発売日 曲名 歌手
先行公開 2025年12月4日 어떤 날 어떤 마음으로 ソン・シギョン
Part.1 2025年12月7日 마지막 봄(最後の春) イ・スンヒョプ(J.DON)
Part.1 2025年12月7日 By My Side Navy Quokka
Part.2 2025年12月14日 사랑은 제시간에 도착하지 않아(愛は時間通りに到着しない) キム・ダニエル(wave to earth)
Part.3 2025年12月21日 툴툴(ぶつぶつ) Heize
Part.3 2025年12月21日 매일 이렇게(毎日こうして) EJel
Special 2025年12月28日 Cafe Latte (English Version) Lilas(幾田りら)
Part.4 2026年1月4日 나의 우주(私の宇宙) クォン・ジナ
Part.4 2026年1月4日 Don't Step on my Heart イム・ユンソン
Part.5 2026年1月11日 Rachel Jehwi、Minseo
Full Track 2026年1月18日 경도를 기다리며 OST Various Artists
  • 日本の発表資料ではソン・シギョンが主題歌「Anytime Anyhow」を担当とされている。来日イベントでのビデオメッセージによれば、ソン・シギョンはパク・ソジュンから直接依頼を受けて参加を決めたという。
  • YOASOBIのボーカル・ikuraとしても知られる幾田りらは、ソロ名義Lilasで本作の挿入歌「Cafe Latte (English Version)」を担当。これが韓国ドラマOSTへの初参加で、日本語詞を自ら書き、Konnie Aokiが英語詞に翻訳した。パク・ソジュンは「楽しく軽快な感情」を表した曲だと評し、ウォン・ジアンは「アニメのOSTで知っていた歌手が参加してくれるなんて」と驚いていた。
  • 『VOGUE KOREA』のコラムでは、イヤホンを分け合って聴く場面で流れるソン・シギョンの楽曲「두 사람(二人)」が、恋のぬくもりと漠然とした不安を繊細に重ねる名場面として取り上げられている。

余談[編集]

  • パク・ソジュンにとっては『キム秘書はいったいなぜ』(2018年)以来、約7年ぶりのラブロマンス主演作。JTBCドラマへの出演は『梨泰院クラス』(2020年)以来約5年ぶりとなった。
  • ウォン・ジアンは『D.P. -脱走兵追跡官-』や『イカゲーム』シーズン2などで注目を集めた若手で、本作が本格的なロマンス主演作として話題になった。
  • 来日イベントで明かされた撮影裏話によると、第1話の桜のシーンでは花びらを舞わせる巨大扇風機の音で台詞が聞き取りづらかったという。また雨で撮影が押した日には、ウォン・ジアンがひたすら紙のバラを作っていたそうだ。
  • 海辺を裸足で歩くシーンは、パク・ソジュンいわく「実際は足が痛かった」が、画面ではとても幸せそうに映っているとのこと。
  • 特別出演陣が妙に豪華で、ZEROBASEONEのキム・ジウン、キム・ソンギュン、オム・ジョンファ、そして歌手出身のイム・サンアまで顔を出している。
  • 物語後半の舞台となるスペイン・マラガは、パブロ・ピカソの生誕地としても知られる南部アンダルシアの港町である。
  • 演出のイム・ヒョヌク監督は前作『キング・ザ・ランド』でNetflixのグローバルヒットを経験しており、本作では一転してPrime Videoと組んだ形になる。

外部リンク[編集]

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