キング・ザ・ランド

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キング・ザ・ランド
킹더랜드 / King the Land

ク・ウォン役のイ・ジュノ(2PMジュノ/2023年7月。出典:Wikimedia Commons・CC BY 3.0)

チョン・サラン役のイム・ユナ(少女時代ユナ/2023年7月。出典:Wikimedia Commons・CC BY 3.0)
略称 キンザラ
ジャンル ラブコメディ
放送期間 2023年6月17日 - 8月6日
放送時間 土・日曜 22:30(KST)
話数 全16話(各約70分)
放送国家 韓国
言語 韓国語
放送局 JTBC
配信 Netflix(日本ほか)、TVING(韓国)
平均視聴率 10.205%(全国・ニールセンコリア)
制作
企画 チョン・ソンイル
演出 イム・ヒョヌク
制作 Npio Entertainment、BY4M STUDIO、SLL
脚本 チェ・ロム
撮影 韓国、タイ
音楽 ムン・ソンナム
出演者 イ・ジュノ(2PM)、イム・ユナ(少女時代)、コ・ウォニ、キム・ガウン、キム・ジェウォン、キム・ソニョン、ソン・ビョンホ
その他
オープニング曲 「Yellow Light」ガホ
エンディング曲 「Confess To You」イム・キム

概要[編集]

『キング・ザ・ランド』(原題:킹더랜드、英題:King the Land)とは、2023年6月17日から8月6日まで韓国のJTBCで放送された全16話の韓国ドラマ(ラブコメディ)である。高級ホテルチェーンを舞台に、後継者争いに巻き込まれた御曹司ク・ウォンと、いつも笑顔のホテリアー、チョン・サランの恋を描く。主演は2PMのイ・ジュノと少女時代のイム・ユナで、第2世代K-POPアイドル出身俳優同士の初共演として放送前から注目を集めた。韓国での視聴率は初回5.075%から最終回13.789%まで右肩上がりで伸び、Netflixでは2023年7月に非英語ドラマ部門で週間グローバル1位を獲得した。

詳細[編集]

作品の成り立ち[編集]

企画はチョン・ソンイル、脚本はチェ・ロム、演出はイム・ヒョヌク。制作はNpio Entertainment、BY4M STUDIO、SLL(JTBC系列のスタジオ)の3社。韓国国内のほか、タイでも撮影が行われた。放送枠はJTBCの土日ドラマ(22時30分)で、韓国ではTVING、日本を含む海外ではNetflixで配信された。

タイトルの「キング・ザ・ランド」は、劇中のキングホテルにあるVVIP専用ラウンジの名前。ホテル従業員にとっての「憧れの職場」として描かれ、サランがこのラウンジに配属されることで物語が動き出す。

あらすじ[編集]

短大卒のチョン・サラン(イム・ユナ)は、持ち前の笑顔を武器に難関のキングホテルの採用試験に合格する。一方、英国留学帰りの御曹司ク・ウォン(イ・ジュノ)は、母の秘密を探るため韓国に帰国し、ホテルのジムでサランと最悪の出会いを果たす。「作られた笑顔」が何より嫌いなウォンと、笑顔が仕事のサラン。正反対の二人は事あるごとにぶつかり合いながら、ホテル最上層のVIPラウンジ「キング・ザ・ランド」をめぐる人間模様と、熾烈な遺産争いの中で距離を縮めていく。

物語の流れ(ネタバレ注意)[編集]

  • 序盤(第1〜4話):キングホテルの本部長として戻ったウォンは、ラウンジ「キング・ザ・ランド」に配属されたサランと何度も衝突する。ウォンは笑顔を強いる職場文化を嫌い、サランは笑顔こそがプロの証だと考えており、価値観の違いが二人の口論の種になる。
  • 中盤(第5〜10話):出張や海外での仕事をきっかけに二人は互いを意識するようになり、交際を始める。一方で、グループ会長の座を狙う異母姉ク・ファランは、弟ウォンの弱みとしてサランの存在に目をつける。第7〜8話では中東の王子サミールがホテルを訪れるエピソードが描かれた(後述の論争の舞台になった回)。
  • 終盤(第11〜16話):身分差を理由にした周囲の反対や、ウォンの母をめぐる過去の秘密が明らかになり、二人の関係は試される。ウォンは家族の確執と後継者問題に向き合い、最終話では二人が結ばれる大団円を迎える。

主な登場人物[編集]

ク・ウォン(演:イ・ジュノ)はキンググループの御曹司。ツンデレに見えて一途で、サランの前でだけ表情が緩む。演じるイ・ジュノは『赤い袖先』に続くヒットで「演技ドル」の評価を不動のものにした。チョン・サラン(演:イム・ユナ)はホテルマンを夢見てきた努力家で、接客の天才。二人の周囲を、サランの親友コンビやウォンの秘書などのコミカルな脇役たちが固める。

役名 演者 役柄
ク・ウォン イ・ジュノ キンググループの後継者。キングホテルの本部長
チョン・サラン イム・ユナ キングホテルのホテリアー。「スマイルクイーン」と呼ばれる
ク・イルフン ソン・ビョンホ ウォンの父。キンググループ会長
ク・ファラン キム・ソニョン ウォンの異母姉。後継者の座を狙う
ユン・ジフ キム・ドンハ ファランの息子。ウォンの友人で秘書
オ・ピョンファ コ・ウォニ サランの親友。キングエアの客室乗務員
カン・ダウル キム・ガウン サランの親友。免税店アランガのトップ販売員
チャ・スニ キム・ヨンオク サランの祖母
イ・ロウン キム・ジェウォン キングエアの客室乗務員
キム・スミ コン・イェジ サランを快く思わないホテルのマネージャー
チョン・ミンソ キム・ジョンミン VVIPラウンジ「キング・ザ・ランド」の支配人
サミール王子 アヌパム・トリパーティ 第7〜8話に登場する中東の王子

サミール王子を演じたアヌパム・トリパーティは、Netflix『イカゲーム』のアリ役で知られるインド出身の俳優である。

視聴率[編集]

韓国での視聴率(ニールセンコリア)は、初回が全国5.075%(ソウル首都圏5.344%)と控えめなスタートだったが、回を追うごとに上昇した。第6話で全国12.017%と2桁に乗り、最終回の第16話で全国13.789%(ソウル首都圏14.534%)の最高記録を出した。全16話の平均は全国10.205%(ソウル首都圏11.008%)で、全話が同時間帯1位だった。JTBCは地上波より視聴者層の小さいケーブル局であり、そのなかでの2桁視聴率はヒットの目安とされる。

世界での反響[編集]

Netflixでは、2023年7月10日〜16日の週に460万時間視聴され、非英語ドラマ部門の週間グローバル1位を獲得した。調査会社PlumResearchの集計(メディア・プレイ・ニュース報道)によれば、6月26日〜7月2日の1週間で370万人のユニーク視聴者を集めたとされる。2024年2月14日には、トルコでのリメイクが報じられた。

音楽(OST)[編集]

曲名 歌手 配信日
Yellow Light(オープニング) ガホ 2023年6月18日
Confess To You(エンディング) イム・キム 2023年6月25日
너에게 닿을게(Get To You) チョン・スンファン 2023年7月2日
Dive キム・ウジン 2023年7月8日
Keep Me Busy Punch 2023年7月9日
그대는 나의(You Are My) HYNN 2023年7月15日
Fall in Love チョン・セウン 2023年7月16日
사랑인걸까(Perhaps Love) ミンソ 2023年7月23日
Everyday With You キョンソ 2023年7月30日

音楽監督はムン・ソンナム。

受賞[編集]

年 賞 部門 対象
2023 アジア・アーティスト・アワード 大賞(俳優部門)・人気賞 イ・ジュノ
2023 APANスターアワード 大賞・ベストカップル賞・グローバルスター賞・人気賞 イ・ジュノ、イ・ジュノ&イム・ユナほか
2023 APANスターアワード 人気賞(女優) イム・ユナ
2023 ファンデックスアワード 大賞 / 最優秀女優賞(ドラマ) イ・ジュノ / イム・ユナ
2023 消費者の日 KCA文化エンターテインメント大賞 今年のドラマ・今年の俳優(視聴者選定) 作品 / イ・ジュノ
2024 放送通信委員会 放送大賞 大賞 作品

炎上とバズ[編集]

放送中の2023年7月、第7〜8話に登場するアラブの王子キャラクターの描写が「アラブ文化へのステレオタイプだ」として中東圏の視聴者から批判を受けた。インド出身の俳優を中東の王子役に起用したことにも疑問の声が上がった。制作3社は7月12日に韓国語・英語で、13日にアラビア語で謝罪文を出し、「特定の国や文化をあざけったり、歪めたりする意図はまったくなかった」「他文化への理解と配慮が足りなかった」として、問題の場面を修正する方針を示した。グローバル配信時代の韓国ドラマが直面する文化的配慮の難しさを示した事例として、たびたび引用される。

余談[編集]

  • タイトルの「キング・ザ・ランド」は主人公たちが働くホテルのVIP専用ラウンジの名前で、ホテルマンにとっての憧れの職場という設定。
  • イ・ジュノとイム・ユナはともに2008年前後から活動する第2世代K-POP出身で、同世代スター同士の共演ということもあって撮影現場のビハインド映像まで話題になった。
  • 甘いシーンの多さから、韓国の視聴者の間では「糖度過多」という愛あるツッコミが定番化した。
  • JTBCの土日ドラマでは、同局の『梨泰院クラス』と並んで2桁視聴率を記録した作品として語られることが多い。
  • 同じくホテルを舞台にした韓国ドラマには『ホテルデルーナ』があり、ホテル物の系譜として比べられる。
  • 授賞式ではイ・ジュノが本作で多くの大賞を受け、2023年を代表する俳優の一人として扱われた。

関連項目[編集]

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