海街チャチャチャ


海街チャチャチャ
갯마을 차차차 / Hometown Cha-Cha-Cha
ジャンル ロマンティックコメディ / ヒーリング
放送期間 2021年8月28日 - 2021年10月17日
放送時間 毎週土・日曜
話数 全16話
放送国家 韓国
言語 韓国語
放送局 tvN
配信 Netflix
制作
演出 ユ・ジェウォン
制作 スタジオドラゴン
脚本 シン・ハウン
出演者 シン・ミナ、キム・ソンホ、イ・サンイ
その他
原作 映画『おかしな彼女 ホン班長』(2004年)

概要[編集]

海街チャチャチャ』(原題:갯마을 차차차)は、2021年にtvNで放送されNetflixで全世界配信された韓国のヒーリング・ロマコメ。ソウル出身の完璧主義な歯科医ユン・ヘジンが、海辺の村コンジンで「肩書きは無職、でも村の何でも屋」のホン・ドゥシク(通称ホン班長)と出会い、村人たちに巻き込まれながら居場所を見つけていく物語である。

2004年の映画『おかしな彼女 ホン班長』のリメイクで、最高視聴率12.7%を記録。コロナ禍の時期に「何も起こらないのに幸せになれるドラマ」として世界中で愛され、Netflix非英語部門で長期間トップ10入りした。村の風景と人情、そしてシン・ミナ×キム・ソンホの「えくぼ対決」が最大の武器らしい。

あらすじ[編集]

歯科医のヘジンは、勤務先の院長の過剰診療に異を唱えてクビになり、亡き母との思い出の海辺の村コンジンを訪れる。ひょんなことからこの村で歯科医院を開業することになるが、都会の物差しが通用しない村の人間関係に戸惑うばかり。

そんな彼女の前に必ず現れるのが、サーフィンからコーヒー焙煎、不動産仲介、修理全般まで何でもこなす時給労働者ホン班長。村人全員の事情に通じ、誰よりも有能なのに定職に就かない彼の過去には、ソウル時代のある喪失が隠されていた。ヘジンとドゥシクは衝突しながら惹かれ合い、コンジンの四季の中で互いの傷を癒していく。

主な登場人物[編集]

  • ユン・ヘジン(演:シン・ミナ):プライドの高い都会派歯科医。ハイヒールで漁村を歩く女。村に染まっていく過程が本作の縦軸。
  • ホン・ドゥシク(ホン班長)(演:キム・ソンホ):コンジンの万能何でも屋。最低賃金しか受け取らない主義。笑顔の裏に深い傷を抱える。
  • チ・ソンヒョン(演:イ・サンイ):ヘジンの大学の先輩で人気バラエティPD。爽やかすぎる当て馬として視聴者の同情を独占した。
  • コンジンの村人たち:カムリばあさんたち、コーヒー店夫婦、警察官と歌手志望、町内会長一家など、全員に名前と人生がある群像劇仕様。「村ごと主役」と評された。

作品の魅力[編集]

本作は「ヒーリングドラマ」というジャンルを世界に広めた代表格で、事件らしい事件は起きないのに、毎話誰かの小さな人生が丁寧に救われていく。高齢の海女、認知症の老婦人、共働き夫婦の育児、夢を諦めた中年など、村人のエピソードはどれも普遍的で、「自分の町にもいる誰か」の物語として響く設計になっている。

ヘジンとドゥシクのロマンスも「正反対の価値観のすり合わせ」が丁寧で、「都会の効率」と「田舎の関係性」のどちらも否定しない着地が好評だった。ロケ地のポハン(浦項)周辺の海と空の画力も強く、エンドロールのたびに旅行欲を刺激されるらしい。

日本での反響[編集]

日本ではNetflix配信で「愛の不時着の次に見るべき癒やし枠」として口コミが広がり、長期間ランキング上位を維持した。キム・ソンホは本作で「国民の年下男」から「アジアの恋人」級へ人気が跳ね上がり、日本のファンミーティングのチケットは即完売が続いた。シン・ミナの劇中ファッション(リネンのワンピースとカゴバッグ)は「海街コーデ」として真似する人が続出したらしい。

炎上とバズ[編集]

  • 放送終盤の2021年10月、キム・ソンホに元恋人をめぐる私生活の暴露投稿が出て大炎上となり、広告契約の見直しが相次ぐ騒動になった。その後、報道の相当部分が事実と異なるとする検証報道が続き、本人は映画主演などで活動を再開している。
  • ドゥシクの「時給労働者」という生き方をめぐり、「無職の美化か、新しい労働観か」という論争がワイドショー的に消費された。
  • 最終話の「全員の伏線を回収しきる大団円」は、ご都合主義とする声と「ヒーリングドラマの正解」とする声に分かれたが、おおむね温かく受け入れられた。

余談[編集]

  • 原作映画『おかしな彼女 ホン班長』の主演はオム・ジョンファとキム・ジュヒョク。本作にはオム・ジョンファがカメオ出演し、世代を超えたバトンタッチが話題になった。
  • コンジンは架空の村で、ロケはポハンの青林(チョンニム)地区などで行われた。撮影地は現在も聖地巡礼スポットとして観光案内が出ている。
  • ヘジンの愛車やドゥシクのサーフボードなど小道具は完売が続出し、「コンジン経済効果」と呼ばれた。
  • 劇中歌のレトロ歌謡カバーが世代を超えてヒットし、OSTアルバムはロングセラーになった。
  • シン・ミナとキム・ソンホは2人ともえくぼが深いため、「えくぼがえくぼに恋する話」という公式級のキャッチコピーがファンの間で定着したらしい。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • tvN公式サイト「海街チャチャチャ」
  • Netflix公式作品ページ