| 大久保瑠美 Rumi Okubo | |
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大久保が在籍した専門学校東京アナウンス学院(2012年撮影。本人の写真ではない)(出典:ウィキメディア・コモンズ、Asanagi撮影、CC0) | |
| 誕生日 | 1989年9月27日 |
| 年齢 | 37歳 |
| 出身地 | 愛媛県生まれ、埼玉県育ち |
| 国籍 | 日本 |
| 学歴 | 専門学校東京アナウンス学院 放送声優科 |
| ジャンル | 声優、ラジオパーソナリティ |
| 身長 / 体重 | 150.3 cm / ― kg |
| 血液型 | A型 |
| 事務所 | 81プロデュース(2011年5月〜) |
| 代表作 | 『ゆるゆり』吉川ちなつ、『スイートプリキュア♪』調辺アコ/キュアミューズ、『Fate/Apocrypha』アストルフォ、『【推しの子】』MEMちょ、『ブルーアーカイブ』浅黄ムツキ、『魔法騎士レイアース』(2026年版)龍咲海 |
| 関連活動 | 『大久保瑠美・原紗友里 思春期第二形態!!』(2020年〜)、『くらぶカルデア FGOラジオステーション』(2025年〜)ほか |
| あだ名 | るみるみ、ぼるみん |
| その他 | 第7回声優アワード新人女優賞(2013年) |
| リンク | X(@rumirumi_81pro)、Instagram(@rumirumi_81) |
概要[編集]
大久保瑠美(おおくぼ るみ)とは、81プロデュース所属の日本の声優である。愛称は「るみるみ」。『ゆるゆり』の吉川ちなつ、『【推しの子】』のMEMちょ、そして2026年10月放送開始の新作『魔法騎士レイアース』の龍咲海などで知られる。
詳細[編集]
9歳でオーフェンに撃ち抜かれたオタク少女[編集]
1989年9月27日、愛媛県で生まれ、埼玉県で育つ。子どもの頃は少女漫画雑誌を愛読し、『怪盗セイント・テール』や『デジモンアドベンチャー』に夢中だった。決定打になったのは9歳のとき、夕方の再放送で見た『魔術士オーフェン』。ここでオタクとして目覚め、お年玉でDVDを全巻そろえたという筋金入りである。中学では美術部、高校ではチアリーディング部に所属し、イラストを描くのも好きだった。90年代アニメや『ひぐらしのなく頃に』の話になるとトークが止まらない、というのはファンの間ではおなじみの話だ。
東京アナウンス学院から81プロデュースへ[編集]
高校卒業後は専門学校東京アナウンス学院の放送声優科へ進む。入学式の日に母親から「目標にしなさい」と言われたのが、同校の先輩で『ゆるゆり』でも共演することになる三上枝織だったというエピソードも残っている。2年生だった2009年、「第3回 81オーディション」で優秀賞を受賞し、ここで声優になる決心が固まったとされる。同年、在学中にテレビアニメ『ささめきこと』でデビュー。2010年に81アクターズスタジオへ22期生として入所し、2011年5月から81プロデュースに所属している。
2011年、一気にブレイク[編集]
2011年は大久保にとって激動の年だった。1月の『フリージング』で初レギュラー、4月の『はっぴ~カッピ』でテレビアニメ初主演。さらに7月には『ゆるゆり』で吉川ちなつ役、秋には『スイートプリキュア♪』で調辺アコ/キュアミューズ役を担当した。アコの正体がキュアミューズだと判明した回は大きな話題になり、大久保は「初の平成生まれのプリキュア声優」として注目を集めた。こうした活躍が評価され、2013年3月には第7回声優アワードで新人女優賞を受賞している。
代表作と演じてきたキャラクター[編集]
『ゆるゆり』吉川ちなつ[編集]
大久保の名前を一気に広めたのが『ゆるゆり』(2011年〜)の吉川ちなつだ。テレビアニメの第1期・第2期は動画工房が制作した。ちなつは見た目はかわいいピンク髪の後輩だが、ときどき腹黒さがのぞくキャラクター。そこからファンの間で「腹黒ピンク」と呼ばれるようになった。イベントでは「腹ぐ…腹白ピンク、略してはっP!」というあいさつがお約束になったが、本人いわく「はっP」は腹白ピンクの略であって、腹黒ピンクの略ではないとのこと。三上枝織、大坪由佳、津田美波との「七森中☆ごらく部」としての活動も長く続き、2011年からは番組『ゆるゆりTV』にもレギュラー出演していた。
プリキュアとプリティーリズム[編集]
『スイートプリキュア♪』(2011〜2012年)の調辺アコは、物語の途中まで正体を伏せた謎の戦士キュアミューズとして登場し、正体が明かされた回で大久保の名前も大きく知られることになった。放送当時は実年齢で歴代最年少のプリキュア声優だったが、この記録は後に寿美菜子に更新されたとされる。ほかに『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』(2012〜2013年)の上葉みあ、『プリパラ』の香川いろはなど、女児向けアニメにも縁が深い。
Fateシリーズとアストルフォ[編集]
ゲーム『Fate/Grand Order』でアストルフォとエリザベート・バートリーを担当し、テレビアニメ『Fate/Apocrypha』(2017年)でも黒のライダー/アストルフォを演じた。アストルフォは中性的な外見と天真らんまんな性格で国内外に熱心なファンを持つキャラクターで、大久保の代表作のひとつに数えられる。2025年からは文化放送ほかで配信される『くらぶカルデア FGOラジオステーション』にも出演している。
MEMちょ、ムツキ、そして悲願のクリーオウ[編集]
2023年からは『【推しの子】』で人気配信者MEMちょを担当(原作は赤坂アカ・横槍メンゴ)。ゲーム『ブルーアーカイブ』では浅黄ムツキを演じ、2024年のアニメ版でも同役を担当した。さらに2020年の『魔術士オーフェンはぐれ旅』では、子どもの頃にハマった作品のヒロイン、クリーオウ・エバーラスティン役をオーディションで勝ち取っている。9歳の自分が見たら腰を抜かしそうな展開である。
「推し作品」に呼ばれる声優[編集]
【推しの子】MEMちょへの思い[編集]
2026年1月14日から放送された『【推しの子】』第3期(全11話)でもMEMちょ役を続投した。アニメイトタイムズの連載インタビュー(2026年1月15日公開)では、MEMちょに選ばれたことを「私の声優人生の中でとても大きな出来事だった」と振り返っている。同インタビューでは、MEMちょを周りを優先して動く大人びた子だと分析し、かなを助けようとアクアに相談しに行く姿を「本当に良い子」と評価。その一方で「周りを大事にしすぎて自分の光を曇らせている」とも語り、「もっと自分本位になっていいのでは」と思うことがあると明かした。2026年8月16日には声優陣が出演するイベント「苺プロダクション☆ファン感謝祭2026」にも出演している。
30年来の夢、『魔法騎士レイアース』龍咲海[編集]
2026年3月28日、AnimeJapan 2026のステージで、CLAMP原作の『魔法騎士レイアース』新作テレビアニメのメインキャストが発表された。獅堂光役に佐倉綾音、鳳凰寺風役に高橋李依、そして龍咲海役に大久保瑠美という布陣である。大久保は幼稚園の頃から『なかよし』を読んでいたCLAMP作品の大ファンで、海は女性キャラクターのなかで「最推し」。オーディションには「信じる心が、想いの強さが力になる」という言葉を唱えてから臨み、合格を知らされたときはうれしくて泣いたと公式コメントで明かしている。
アフレコ舞台裏と最終回後の涙[編集]
放送直前のアニメハックのインタビュー(2026年10月6日公開)では、ファンだからこそ海に対して「こうでしょう」という思い込みがあり、役が安定したのは2〜3話あたりだったと告白。家には青い服をたくさん用意していたが、やる気を見せすぎて空回りしないか不安だったところ、第1話の現場に佐倉が真っ赤な服で現れ、緊張している様子を見て「光に引っ張ってもらう現場」だと実感したという。2話は青い服で臨んだそうだ。収録終盤はマネージャーに毎週「さみしい」とこぼし、最終回の収録を終えた夜から2日ほど家で泣いていたとも語っている。佐倉が光役だと知ったときの感想は「解釈一致!」だった。
2025年〜2026年の最新出演[編集]
2025年[編集]
2025年は『忍者と殺し屋のふたりぐらし』(4〜6月)の百合子、『ある魔女が死ぬまで』のフィーネ・キャベンディッシュ、『千歳くんはラムネ瓶のなか』の青海陽、『青のオーケストラ Season2』の飯田早苗、『炎炎ノ消防隊 参ノ章』のリツなど、出演作がずらりと並んだ。劇場作品では『映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン』にも出演している。『忍者と殺し屋のふたりぐらし』のインタビューでは、方向性の指示がほとんどなかったため「本当にこれでよろしいですか?」と自分から確認したという裏話や、第3話で百合子のほか赤ちゃん、犬、コンビニ店員まで兼ね役で演じたことを明かしている。共演は花澤香菜ら。
2026年[編集]
2026年は『【推しの子】』第3期のMEMちょ、『千歳くんはラムネ瓶のなか』第2クールの青海陽、『炎炎ノ消防隊 参ノ章』第2クールのリツ、『信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略』のマリー、『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中II』のイビン、『真夜中ハートチューン』の日芽川寧々、『勇者パーティを追い出された器用貧乏』のフィリー・カーペンターなど、各クールに出演作がある。劇場作品『GROTESQQQUE グロテスク』ではぱぴこ役を担当。
そして秋の本命が『魔法騎士レイアース』。2026年10月7日からテレビ朝日系全国ネット「IMAnimation W」枠(毎週水曜23時45分)で連続2クール放送され、ABEMAなどでも配信されている。アスコット役には村瀬歩、エメロード役には早見沙織が起用された。放送前のジャパンプレミアでは、魔神のデザインが旧作から一新されたことについて、線画に近い段階の映像で気づいてスタッフに確認したと明かし、令和版ならではの表現に「すごくうれしかった」と語った。
ラジオパーソナリティとして[編集]
レギュラーが途切れない「しゃべりの人」[編集]
大久保はデビュー以来、ラジオやWeb番組のレギュラーがほとんど途切れていないことで知られる。『ゆりゆららららゆるゆり放送室』(2011〜2016年)、『A&G NEXT GENERATION Lady Go!!』、『大久保瑠美・福原香織のあっちこっちステーション』(2012年)、『戦コレラジオ「小悪魔王・大久保瑠美の天下布武」』、『大久保瑠美のラノベが書きたくなるラジオ』(2014〜2015年)など、作品番組から冠番組まで幅広い。安定したトーク力に定評があり、オタクトークになると止まらないのも持ち味だ。
原紗友里との名コンビ[編集]
特に長く続いているのが、同じく声優の原紗友里とのコンビ番組。『大久保瑠美・原紗友里 青春学園 Girls High↑↑』(2014〜2017年)ではテーマソングCDやファンディスクまで発売され、発売記念イベントも開かれた。その後継ともいえる『大久保瑠美・原紗友里 思春期第二形態!!』は2020年からニコニコ生放送で続いており、Xのプロフィールでも「#思春期第二」としてハッシュタグが紹介されている。ほかに冠番組『大久保瑠美 321ヘルツのじかん』(2024〜2026年、AuDee)も担当した。
人物[編集]
好きなもの・苦手なもの[編集]
好きな食べ物は桃、蟹、あんみつ、唐揚げ、紅茶。飲み物ではコーラが好き。酸っぱいもの全般が苦手で、以前は水も苦手だったが後に克服したとされる。身長は150.3cmと小柄。座右の銘は「いきなりできるわけじゃない」。尊敬する声優には、かつて同じ事務所の先輩だった加藤英美里の名前を挙げている。
愛称いろいろ[編集]
基本の愛称は「るみるみ」。名前の途中を取った「ぼるみん」、番組収録中に付けられた「るみロン」などもある。同期の西山宏太朗からは「るみてぃん」と呼ばれているが、本人はあまり気に入っていない様子だという。また、ピンク髪のキャラクターを数多く演じていることから「ピンク髪キャラ請負人」と呼ばれることもある。
役の幅を広げる挑戦[編集]
2014年の時点で「悪役や少年役にも挑戦したい」と語っていたが、その後はアストルフォのような中性的なキャラクターや、『忍者と殺し屋のふたりぐらし』の百合子のような大人の女性、『【推しの子】』のMEMちょのような年齢を気にする配信者まで、役柄の幅を着実に広げている。2015年には海外ドラマ『ガール・ミーツ・ワールド』のライリー・マシューズ役で吹き替え初主演、2019年には舞台『シロツメクサ有り余り、そして咲き誇る』で声優として初舞台を踏んだ。2015年4月にはファースト写真集『イるみネーションクローゼット』も出している。
SNSと発信[編集]
Xのアカウントは「@rumirumi_81pro」で、2022年6月に開設された。プロフィールでは「81プロデュース所属の声優」と名乗り、事務所との共同管理であること、仕事情報のほか日常やオタク話も発信することが書かれている。画像などの無断転載はNGとの注意書きもある。出演中の番組として「#FGOラジオ」「#思春期第二」「#瑠美まる」「#MEMちょらいぶ」のハッシュタグが並び、2026年10月時点のフォロワーは約14.7万人。Instagramは「@rumirumi_81」、以前からアメーバブログでも発信している。
炎上とバズ[編集]
大きな炎上は確認されていないが、バズったネタはいくつかある。『スイートプリキュア♪』でキュアミューズの正体が明かされた回は、平成生まれ初のプリキュア声優の誕生として話題になった。2026年3月のAnimeJapanでの『魔法騎士レイアース』キャスト発表では、佐倉・大久保・高橋という並びに会場から温かい拍手が起き、大久保が「海が最推し」「合格を知って泣いた」と明かしたコメントもファンの間で拡散された。
余談[編集]
- 「大久保留美」ではなく「大久保瑠美」が正しい表記。過去には公式の生放送で「留美」と誤表記されたこともある。
- ニコニコ生放送の出演時にカチューシャを三分割してしまったことから、「クラッシャー」と呼ばれたことがある。
- 2022年秋アニメでは、同じクールの3作品でギルドの受付嬢役を演じていたとされる。
- 『魔法騎士レイアース』の収録では、海のイメージカラーに合わせて2話の現場に青い服で臨んだ。