| 卒業 (韓国ドラマ) 졸업(チョロプ)/The Midnight Romance in Hagwon | |
|---|---|
![]() 第14話の場面。イ・ジュノ役のウィ・ハジュンとソ・ヘジン役のチョン・リョウォン(出典:テンアジア、tvN「卒業」映像キャプチャ) | |
| ジャンル | ロマンス、メロドラマ、塾ドラマ(学院物) |
| 放送期間 | 2024年5月11日 - 2024年6月30日 |
| 放送時間 | 毎週土・日曜 21:20(韓国時間) |
| 話数 | 全16話 |
| 放送国家 | 韓国 |
| 言語 | 韓国語 |
| 放送局 | tvN |
| 配信 | TVING、Netflix(韓国)、U-NEXT(日本)、Viki、Viu ほか |
| 平均視聴率 | 4.409%(ニールセン・コリア全国有料世帯基準) |
| 制作 | |
| 企画 | スタジオドラゴン |
| プロデューサー | キム・リュンヒ(CP)、チョ・ユニ |
| 演出 | アン・パンソク |
| 制作 | スタジオドラゴン、JSピクチャーズ |
| 脚本 | パク・ギョンファ |
| 撮影 | ユン・ソクチョ、チェ・ハンソル |
| 音楽 | イ・ナミョン |
| 出演者 | チョン・リョウォン、ウィ・ハジュン、ソ・ジュヨン、キム・ジョンテ、キム・ジョンヨン、キル・ヘヨン、ソ・ジョンヨン、キム・ソンイル ほか |
| その他 | |
| 原作 | なし(オリジナル脚本) |
概要[編集]
卒業(そつぎょう、原題:졸업〈チョロプ〉、英題:The Midnight Romance in Hagwon)とは、2024年5月11日から6月30日まで韓国のtvNで放送された全16話の韓国ドラマである。ソウル・大峙洞(テチドン)の塾街を舞台に、勤続14年のスター国語講師と、10年ぶりに新人講師として戻ってきた元教え子の恋を描く。主演はチョン・リョウォンとウィ・ハジュン、演出はアン・パンソク。日本ではU-NEXTが独占配信している。
詳細[編集]
どんな作品?[編集]
一言でいえば「10年前の教え子が“男”になって帰ってきた」師弟ロマンス。ただし中身はそれだけではなく、韓国の私教育(塾)産業の中心地・大峙洞を舞台に、講師たちの出世争い、塾同士の引き抜き合戦、学校教師と塾講師のプライドのぶつかり合いまでを丁寧に描く“お仕事群像劇”の顔も持っている。
制作側は企画意図として、私教育市場とその中心である大峙洞を背景に、これまでスポットが当たってこなかった塾講師たちの物語を描きたいと説明している。ジャンル表記も「ロマンス、学院物、日常物、ヒューマン」と幅広い。
『涙の女王』の後を継いだ土日ドラマ[編集]
放送枠はtvNの土日ドラマ(土・日曜21時20分)。tvN歴代最高視聴率24.9%を記録した大ヒット作『涙の女王』の後番組という、なかなかプレッシャーのかかるポジションでのスタートだった。韓国の視聴率記事でも「『涙の女王』の数字を誰が引き継ぐか」という文脈で語られていた。
結果的に数字自体は4〜6%台で推移し、爆発的なヒットとはならなかったものの、ほぼ毎回ケーブル・総合編成チャンネルを含む同時間帯1位をキープ。最終回では自己最高の全国6.6%で有終の美を飾っている。
アン・パンソク×年上女性メロの系譜[編集]
演出のアン・パンソクは『白い巨塔』『密会』『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』『ある春の夜に』などで知られる韓国メロドラマの名匠。特に年上女性と年下男性の恋をリアルに描く作風で定評があり、本作もその系譜に連なる一本として放送前から注目を集めた。
ちなみにウィ・ハジュンは『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』でソン・イェジン演じるヒロインの弟役を演じており、アン・パンソク作品への出演はそれ以来の再会となった。本作は、ウィ・ハジュンにとって初のロマンス主演作でもある。
オリジナル脚本と事前制作[編集]
脚本のパク・ギョンファは広報業界に約20年身を置いたという異色の経歴の持ち主で、短編ドラマ『O'PENing 2022 ストック・オブ・ハイスクール』を手掛けた新鋭。原作のないオリジナル脚本である。
撮影は2023年9月から2024年1月にかけて行われた事前制作(全話撮了後の放送)方式。主演2人のキャスティングは2023年10月19日にtvNが公式発表している。
あらすじ[編集]
基本のあらすじ(ネタバレなし)[編集]
ソ・ヘジンは、大峙洞の塾「大峙チェイス」で働く勤続14年のベテラン国語講師。成績を上げることにかけては「等級を上げる幽霊」とまで呼ばれるスター講師だが、かつて叶わなかった夢への未練と、講壇を降りた後の人生への漠然とした不安を抱えて日々を過ごしている。
そんな彼女の前に現れたのが、10年前に自らが名門大学へ送り出した元教え子イ・ジュノ。高校1年生の最初の模試で8等級だった彼は、ヘジンの授業で1等級まで成績を伸ばし、ヘジンをスター講師にした「大峙洞の奇跡」の張本人だった。名門大を出て大企業に勤めていたはずのジュノは、安定した職を捨て、大峙チェイスの新人講師採用試験の会場に姿を現す。
ヘジンは「塾には来るな」と線を引こうとするが、ジュノは「先生って呼んでみてください。けっこう気分がいいと思いますよ」と軽口を叩きながら、ぐいぐい距離を詰めてくる。師弟から同僚へ、そしてその先へ。2人の関係の変化とともに、塾の中と外で渦巻く嫉妬と野心の物語が動き出す。
序盤(第1〜6話)※ネタバレ注意[編集]
第2話では、かつて師弟で勉強した南山図書館で2人が再会。ヘジンは再びジュノを説得しようとするが、彼の率直な返答に大きく揺さぶられる。
第3話でジュノは反対を押し切って大峙チェイスに入り、院長キム・ヒョンタクから広告モデルの話を持ちかけられる。ジュノはヘジンと「師弟出撃」と銘打った共同講義を企画し、仕事終わりにもメッセージをやり取りするようになる。
第6話では、ヘジンにライバル塾「チェソン国語」から引き抜きの話が来ていることを知ったジュノが動揺。さらにジュノは、ヘジンが自分のために広告の枠を譲っていたことを知り、強い罪悪感を抱く。会食の夜、酔った院長がヘジンにひざまずいて「塾を見捨てないでくれ」と懇願し、それを止めようとしたジュノが院長ごと小川に落ちるというコミカルな一幕も。その後、2人きりの職員室のストーブの前で、ジュノは「先生が初恋だった」と告白してキスをし、ヘジンもそれを拒まなかった。
中盤(第7〜11話)※ネタバレ注意[編集]
第8話、ヘジンはチェソン国語の破格の条件を断って大峙チェイスに残ることを決め、ジュノとは距離を置こうとする。しかし親友のチャ・ソヨンに「ずっと恋から目を背けてきた」と指摘され、ジュノへの想いを認める。その夜、ジュノはかつてヘジンが残したメモの数々を写した写真を送ってくる。休学して辛かった時期、ジュノこそが唯一の支えだったことが明かされ、2人はついに恋人同士に。初デートの場所は取り壊しを控えた旧大峙チェイスの建物だった。
第10話では、公立校の国語教師ピョ・サンソプが学校に辞表を出し、ライバル塾チェソン国語で教えることになったとヘジンに告げる。自分が彼の信念と選択まで揺るがせてしまったと混乱するヘジンに、チェソン国語の院長チェ・ヒョンソンも鋭い言葉を突き付ける。その翌朝、ジュノの家に泊まったヘジンのもとへジュノの母オ・ジョンファが突然やってきて、ヘジンはドレスルームに隠れる羽目に。
第11話、ジュノは一学期かけて作った講義資料を自らシュレッダーにかけ、「読み方を教える本質の授業」で教材を作り直すと宣言。ヘジンと激しく言い争う。一方、副院長ウ・スンヒはチェ・ヒョンソンに接近し、ヘジンの10年分の講義資料を餌に、ヘジンを潰す計画を持ちかけていた。
終盤・結末(第12〜16話)※ネタバレ注意[編集]
第14話、2人の関係が「師弟スキャンダル」として大峙洞の塾街に一気に広まる。保護者からの抗議と苦情が殺到し、大峙チェイスは大きく揺らぐ。講師のユン・ジソクが講師陣を招集して職員室は修羅場と化し、ソン・ハユルの母親を中心とした保護者たちは授業方針の変更を理由にヘジンを糾弾。院長からは塾を辞めるよう告げられたジュノは、四方から攻撃されるヘジンを置いていけず、こらえていた恐怖と悔しさから涙を流す。そんな中でも、ミン・ヒジュとナム・チョンミはヘジンの側に立つことを選ぶ。
最終話(第16話)では、ヘジンとジュノが手を組み、チェ・ヒョンソンとウ・スンヒの連携を崩しにかかる。スンヒはヘジンの助手ミンジを金で抱き込もうとするが、生徒ソン・ハユルの言葉に心を動かされたミンジはこれを拒否。チェ・ヒョンソンから「生徒ごとうちに来ればいい」と誘われたヘジンは、生徒たちと過ごした3年間はすでに彼らの人生の一部だとして断る。やがてチェソン国語に4人が顔を合わせた場で、スンヒとヒョンソンの同盟は崩壊し、2人はつかみ合いの喧嘩に発展する。
その後ジュノはヘジンにプロポーズするが、ヘジンは「愛しているけれど、一緒に人生を築くことは想像していなかった」と答え、塾を辞めて自分の勉強に打ち込むことを決意。ご褒美として「輝く卒業証書」をねだり、ジュノはそれを応援すると約束する。最後の授業の日、ジュノはひざまずいてヘジンにペアリングを差し出し「先生が売約済みだって見せたい」と告げ、ヘジンはそれを受け入れる。韓国メディアでも「ハッピーエンド」と報じられた結末である。タイトルの「卒業」は、ヘジンが塾講師の人生から“卒業”し、自分の夢へ向かう姿とも重なっている。
キャスト・登場人物[編集]
主人公[編集]
- ソ・ヘジン(演:チョン・リョウォン)
- 35歳。大峙チェイスのトップ国語講師で勤続14年。ジュノの元恩師。黙って勝負を決める静かな勝負師タイプだが、過去の夢への未練と将来への不安を抱える。助手を自分の駆け出し時代に重ねている。
- イ・ジュノ(演:ウィ・ハジュン)
- 29歳。ヘジンの元教え子で「大峙キッズ」。名門大卒業後に大企業を辞め、新人講師として大峙チェイスへ。初恋の相手はヘジン。
大峙チェイス[編集]
- ナム・チョンミ(演:ソ・ジュヨン)
- 32歳。ヘジンのチームに加わった新任国語講師。名門大出身ではないが大峙洞でトップを狙う野心家。当初はジュノを巡ってヘジンと対立するが、のちに味方となる。チェ・スンギュとの関係も描かれる。
- キム・ヒョンタク(演:キム・ジョンテ)
- 45歳。院長。アルバイトだったヘジンを看板講師に育てた人物。
- ウ・スンヒ(演:キム・ジョンヨン)
- 50歳。副院長。もとは塾のオーナーで、経営権をヒョンタクに売った過去を持つ。ヘジンの躍進を快く思っておらず、後半の対立の火種となる。
- キム・ヒョイム(演:キル・ヘヨン)
- 54歳。相談室長(のち副院長)。チェ・スンギュの母で、ジュノを息子のようにかわいがる。
- ユン・ジソク(演:チャン・インソプ)
- 40歳。英語チーム長。塾の初期メンバーで、ヘジンを名前で呼ぶ唯一の人物。密かにヘジンを想っている。
- イ・ミョンジュン(演:イ・シフン)
- 40歳。国語チーム長。かつてのトップ国語講師だが、合併後はヘジンに次ぐ2番手に。
- ミン・ヒジュ(演:ヤン・ジョア)
- 37歳。社会科チーム長。大手オンライン講義業者のオーディションに挑み続けている。
- キム・チェユン(演:アン・ヒョンホ)
- 28歳。ヘジンのチームの国語講師。ジュノに好意を寄せ、チョンミとはライバル関係。
- そのほか
- チャン・イルド(演:ユク・ヒョンソク)、シン・デベク(演:イム・ジニョ)、支援チーム長チェ・ジウン(演:チャン・ソヨン)、ヘジンの助手チェ・ミンジ(演:ハン・ヌリ)など。
チェソン国語[編集]
- チェ・ヒョンソン(演:ソ・ジョンヨン)
- 60歳。ライバル塾チェソン国語の院長。「白髪の魔女」の異名を持ち、ヘジンの引き抜きを狙う。
- パク・ギソン(演:イ・ギュソン)
- 42歳。ヒョンソンの補佐役。
ジュノとヘジンの周辺[編集]
- チェ・スンギュ(演:シン・ジュヒョプ)
- 29歳。ジュノの幼なじみでキム・ヒョイムの息子。大学院生。
- オ・ジョンファ(演:ユン・ボギン)/イ・テギョル(演:オ・マンソク)
- ジュノの両親。母は大峙洞住民であることを誇りにし、元役員の父は息子の転職に反対している。
- チャ・ソヨン(演:ファン・ウンフ)
- 35歳。ヘジンの親友の弁護士。
- クム・チュニル(演:チョン・ソクチャン)
- 42歳。司法試験浪人を経て、弁護士の妻の支えでバー「夜間飛行」を営む。
チャニョン高校・ヒウォン高校[編集]
- ピョ・サンソプ(演:キム・ソンイル)
- 47歳。チャニョン高校の国語教師。公教育のプライドからヘジンと衝突し、のちにチェソン国語へ移る。
- ソン・ハユル(演:キム・ナヨン)
- 高校1年生。内気で涙もろい優等生で、物語の鍵を握る生徒。
- イ・シウ(演:チャ・ガンユン)
- ヒウォン高校1年。成績上位だが国語が苦手で、のちに大峙チェイスへ移ってくる。ジュノにとっての最初の教え子。
- そのほか
- イ・イェウン(演:チン・ガウン)、イ・ジョンス(演:パク・ミンス)ほか。
制作[編集]
制作陣[編集]
- 演出:アン・パンソク
- 脚本:パク・ギョンファ
- 企画:スタジオドラゴン(CJ ENM系列)
- 制作:スタジオドラゴン、JSピクチャーズ
- CP:キム・リュンヒ/PD:チョ・ユニ
- 撮影:ユン・ソクチョ、チェ・ハンソル/美術:イ・チョルホ
- 音楽:イ・ナミョン
- 視聴等級:15歳以上視聴可
キャスティングと撮影[編集]
チョン・リョウォンには2023年7月、ウィ・ハジュンには同年10月に出演オファーが届き、10月19日に2人の主演がtvNから公式発表された。チョン・リョウォンは発表時に「久しぶりにロマンスドラマで戻ってこられてとても嬉しく、ワクワクしている」とコメント。ウィ・ハジュンはキャラクターに惹かれたことに加え、『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』で出会ったアン・パンソク監督と再びタッグを組めることが嬉しいと語っている。
放送日は2024年3月27日に「5月11日21時20分スタート」と確定し、同日に主演2人の写真が公開された。4月27日にはハイライト映像も公開され、ヘジンとチェ・ヒョンソンのライバル関係、教師ピョ・サンソプとの神経戦などが予告された。
音楽[編集]
OSTはニューヨーク出身の3人組バンドThe Restless Ageが全面的に担当。韓国ドラマとしては珍しく、英語詞の楽曲で作品の空気を作っている。
- Part 1「Don't Forget About Me」「Catch Me」(2024年5月12日)
- Part 2「Now and Then」(5月19日)
- Part 3「Together With You」(6月2日)
- Part 4「Simple Melody」(6月9日)
アルバム全体は最終回当日の6月30日にリリースされた。
視聴率[編集]
ニールセン・コリア(有料プラットフォーム)基準の各話平均視聴率は以下のとおり。
| 話数 | 放送日 | 全国 | 首都圏(ソウル) |
|---|---|---|---|
| 1 | 2024年5月11日 | 5.169% | 6.329% |
| 2 | 5月12日 | 5.150% | 5.492% |
| 3 | 5月18日 | 3.010%(最低) | 4.005% |
| 4 | 5月19日 | 4.805% | 6.052% |
| 5 | 5月25日 | 4.231% | 5.262% |
| 6 | 5月26日 | 4.897% | 5.749% |
| 7 | 6月1日 | 4.117% | 5.248% |
| 8 | 6月2日 | 4.322% | 5.434% |
| 9 | 6月8日 | 3.175% | 3.676%(最低) |
| 10 | 6月9日 | 4.173% | 4.957% |
| 11 | 6月15日 | 3.369% | 4.309% |
| 12 | 6月16日 | 4.790% | 5.950% |
| 13 | 6月22日 | 3.614% | 4.553% |
| 14 | 6月23日 | 5.192% | 6.306% |
| 15 | 6月29日 | 3.940% | 4.476% |
| 16 | 6月30日 | 6.596%(最高) | 7.442%(最高) |
| 平均 | 4.409% | 5.328% |
土曜放送回がやや低く、日曜放送回で持ち直す波が続いたのが特徴。第14話では「師弟スキャンダル」の展開で首都圏の瞬間最高7.1%を記録して話題を呼び、最終回で全国・首都圏ともに自己最高を更新した。
評価[編集]
ロマンスの皮をかぶった『白い巨塔』?[編集]
ドラマ評論家の尹錫鎮(ユン・ソクジン)忠南大学教授は、ロマンスドラマに見えて最終回はむしろアン・パンソク監督の旧作『白い巨塔』(2007)に近いと評した。講師たちの欲望と競争、裏切り、そして教育者としての葛藤が描かれた点を挙げている。
韓国メディアでは、難しいテーマを深く掘り下げた点、ウィ・ハジュンの複雑で立体的な演技が好評を得たと総括された。後半のウ・スンヒ副院長、チェ・ヒョンソン院長との対立構図が緊張感と没入感を高めたとも評され、数字以上に熱心な“マニア視聴者”を生んだ作品といえる。
「リアルすぎる」塾描写[編集]
第1話の飲み会シーンでは、大峙洞育ちの友人たちが「江南の外の新居なんてあり得ない」「親の家を担保に借金してでも大峙洞に残るべき」と語り合い、大峙洞の教育熱を鮮やかに示した。
特にピョ・サンソプの無料講義シーンは「現実の考証が見事」と評判になり、実際の人気講師たちがSNSで言及。tvN公式YouTubeでは2週間で約10万回再生を記録した。一方で、教育評論家からは「人気講師が良い影響を与える姿が描かれるのは良いが、現実以上に私教育を美化すれば負の側面が見えなくなる」という指摘や、講師たちの熱い教授法論争が「私教育が公教育を代替する」という主張と結びつく危険を指摘する声もあった。同じ大峙洞の塾を舞台にしたイルタ・スキャンダルやSKYキャッスルと並べて語られることも多い。
年末ランキングと話題性[編集]
韓国の映画誌『シネ21』が選ぶ「2024年のシリーズTOP10」で3位にランクイン。英国の音楽誌NMEの「2024年これまでのベストK-ドラマ10選」にも選ばれている。また、チョン・リョウォンはグッドデータコーポレーションの話題性ランキングで、2024年6月に3週連続で出演者部門1位を獲得した。
日本の視聴者の口コミでも、人物描写の繊細さや、恋愛だけでなく塾内の嫉妬や野心を描いた人間模様が評価されている。一方、暗めのトーンとスローな展開はアン・パンソク作品らしく、好みが分かれるポイントとされる。
配信・視聴方法[編集]
日本[編集]
日本ではU-NEXTが2024年5月11日から韓国本国と同時に独占見放題配信を開始した。2025年7月時点の情報では、NetflixやAmazon Prime Videoでは配信されていないとされる。DVDも発売されている。
韓国・海外[編集]
韓国ではtvNでの放送のほか、TVINGとNetflixで配信。台湾ではHami Video、そのほかの地域ではRakuten Viki、Viuなどで配信された。英題はThe Midnight Romance in Hagwon(「学院〈塾〉の真夜中のロマンス」の意)で、直訳のGraduationとは異なる。
余談[編集]
- 英題の「Hagwon(학원)」は韓国語で「塾・学院」の意味。海外向けにもあえて韓国語のまま使われている。
- ウィ・ハジュンは最も愛着のある場面として第6話ラストの職員室での告白シーンを挙げ、第14話のラストをジュノが変わる転換点だと語っている。
- ウィ・ハジュンは終了後のコメントで、ファンが「この作品を全世界に無料公開したい」と書き込んだことが一番記憶に残り、大きな慰めになったと明かした。本作を「未熟でいつも自分は足りないと感じていた自分から卒業させてくれた作品」とも表現している。
- 放送当時、ウィ・ハジュンはイカゲームシーズン2の公開を控えており、ドラマ終了後の8〜9月にはソウル・日本などアジア5都市でファンミーティングツアーを予定していた。
- チョン・リョウォンは2005年の大ヒット作『私の名前はキム・サムスン』にも出演したベテラン。
- 劇中に登場するバー「夜間飛行」は、ヘジンたちが集う憩いの場として描かれている。
- 劇中車両は現代自動車の協賛とされる。
- 演出のアン・パンソク監督は本作の後、チュ・ヨンウ主演『恋愛の博士課程』を手掛けている。
