コーヒープリンス1号店

コーヒープリンス1号店
커피프린스 1호점
ファイル:コーヒープリンス1号店.jpg
ジャンル 恋愛・ロマンスコメディ
放送期間 2007年7月2日 - 8月28日
話数 全17話+スペシャル
放送国家 大韓民国
言語 韓国語
放送局 MBC
制作
出演者 コン・ユ、ユン・ウネ、イ・ソンギュン、キム・ジェウク
その他
原作 イ・ソンミ(小説)


概要[編集]

『コーヒープリンス1号店』(原題:커피프린스 1호점)は、2007年に韓国MBCで放送された全17話+スペシャルのロマンスコメディである。男に間違われるほどボーイッシュなヒロインが、男性店員ばかりのカフェに性別を隠して就職し、御曹司の店長と恋に落ちていく——という、いわゆる「男装ヒロインもの」韓ドラの代表格として今なお語り継がれる名作らしい。

最大の功績は、なんといっても主演コン・ユを一気にトップスターへ押し上げたこと。のちに『トッケビ』『イカゲーム』で世界的アイコンになる彼の、若き日のラブコメ全開な姿が見られる貴重な一本でもある。

あらすじ[編集]

財閥ドンイン食品の御曹司チェ・ハンギョル(コン・ユ)は、仕事もせず責任感もない自由人。お見合い攻めから逃れるため、男だと思い込んでいるコ・ウンチャン(ユン・ウネ)に「ゲイの恋人のふり」を頼む。一方、16歳で父を亡くし一家を支えるために働きづめのウンチャンは、男に間違われることを逆手に取り、つぶれかけの喫茶店を建て直すべくイケメン店員だけを集めた「コーヒープリンス」に、性別を隠して就職する。

やがて二人の間に芽生える感情。ウンチャンを男だと信じて疑わないハンギョルは「俺はおかしくなったのか」と己のセクシュアリティに本気で悩み始める。この「相手が女だと知らないまま惹かれてしまう」葛藤こそが本作最大の見どころで、ハンギョルの名台詞「お前が男でも構わない、行くところまで行ってみよう」は韓ドラ史に残る告白として有名らしい。

登場人物[編集]

チェ・ハンギョルコン・ユ):コーヒープリンスのオーナーにして財閥御曹司。ツンデレでわがままだが根は純情。

コ・ウンチャン(ユン・ウネ):テコンドー師範の腕も持つおてんば娘。生活力の塊。

チェ・ハンソンイ・ソンギュン):ハンギョルの従兄で放送音楽家。落ち着いた大人の魅力。のちに『パラサイト 半地下の家族』で世界的に知られる名優の若手時代。

ノ・ソンギ(キム・ジェウク):コーヒープリンスの店員。甘いマスクで人気を集めた。

ヒットの理由と影響[編集]

それまでの「シンデレラ系」純愛ドラマとは一線を画し、ジェンダーや偏見をコミカルかつ繊細に扱った脚本が高く評価された。瑞々しい映像と実力派キャストの自然な演技で「韓ドラのラブコメはここから変わった」とまで言われたとか。最高視聴率は約30%を記録し、コン・ユとユン・ウネはこの作品で2007年MBC演技大賞のベストカップル賞を受賞した。

OST(劇中歌)も大ヒットし、カフェブームと相まって「コーヒープリンス」というワードは流行語のように広まった。実際に撮影に使われたソウル・弘大(ホンデ)近くのカフェは聖地化し、長年ファンが訪れる名所になっているらしい。

余談[編集]

  • 主演コン・ユは本作の直後に入隊。除隊後はしばらく低迷したが、『トッケビ』で完全復活し「不死の鬼」としてアジア中を虜にした。本作の甘いハンギョルと、トッケビの哀愁ある不死者を見比べると振れ幅に驚かされる。
  • 従兄役のイ・ソンギュンは本作で「声がいい二枚目」として注目され、映画『パラサイト』へと続いていく。
  • 男装ヒロインという設定は、のちの雲が描いた月明りや『美男〈イケメン〉ですね』(→美男ですね)など多くの韓ドラに受け継がれた、韓国ラブコメの定番フォーマットの源流のひとつとされる。

関連項目[編集]