ももいろクローバーZ

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(ももいろクローバーから転送)
Momoiro Clover Z
Momoiro Clover Z
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「ももクロ夏のバカ騒ぎ2025 in 横浜スタジアム」でのももいろクローバーZ(出典:Real Sound)
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4人体制初のライブイベント前に取材に応じるメンバー(2018年2月、出典:モデルプレス)
略称 ももクロ、MCZ
国家 日本
ジャンル J-POP、アイドル
デビュー 2010年5月5日
年齢 16周年
デビューアルバム バトル アンド ロマンス
レーベル キングレコード(EVIL LINE RECORDS)
事務所 スターダストプロモーション
関連活動 私立恵比寿中学、TEAM SHACHI
ファンクラブ ANGEL EYES
リーダー 百田夏菜子
メンバー
百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れに
旧メンバー
早見あかり、有安杏果、伊倉愛美、高井つき奈、柏幸奈、藤白すみれ、和川未優、弓川留奈 ほか
リンク https://www.momoclo.net/

概要[編集]

ももいろクローバーZとは、スターダストプロモーションに所属する日本の4人組女性アイドルグループである。通称は「ももクロ」。2008年に代々木公園の路上ライブから活動を始め、2010年に「行くぜっ!怪盗少女」でメジャーデビュー。2014年には女性グループとして初めて国立競技場での単独公演を成功させ、「アイドル戦国時代」の象徴的存在となった。

詳細[編集]

結成と路上ライブ時代[編集]

グループの「誕生日」とされるのは2008年5月17日。この日、神奈川県の地下街・川崎アゼリアで行われた「スターダスト芸能3部」のオーディションイベントで初お披露目された。名前の由来は「ももいろ」=純真無垢、「クローバー」=幸せを運ぶ存在、というものである。

同年7月から10月にかけては、代々木公園のけやき並木で毎週末のように路上ライブを敢行。観客がほとんどいない日もあったとされ、のちに巨大スタジアムを埋めるグループの原点として語り継がれている。この時期に佐々木彩夏、早見あかりが加入し、さらにパフォーマンス強化のため有安杏果が加わって、インディーズ2ndシングル「未来へススメ!」の頃に6人体制が固まった。

インディーズからメジャーデビューへ[編集]

2009年、インディーズデビュー曲「ももいろパンチ」をリリース。メンバーはワゴン車で全国のヤマダ電機店舗を回り、店頭ライブで地道にファンを増やしていった。いわゆる「ヤマダ電機ツアー」である。

2010年5月5日、ユニバーサルミュージックから「行くぜっ!怪盗少女」でメジャーデビュー。作詞・作曲は前山田健一(ヒャダイン)で、百田夏菜子の「エビ反りジャンプ」が強烈なインパクトを残した。ただしテレビ露出は少なく、同作でユニバーサルとの契約を終えたのちキングレコードへ移籍する。この「売れたのに移籍」という流れも、ももクロらしい叩き上げストーリーの一部となった。

早見あかり脱退と「Z」への改名[編集]

2011年1月、サブリーダー格だった早見あかりが4月での脱退を発表。2011年4月10日の中野サンプラザ公演をもってグループを離れた。翌4月11日、残る5人は新たなスタートとしてグループ名を「ももいろクローバーZ」に改名する。「Z」には「これ以上後がない」「最後の文字」といった意味が込められたとされる。

改名後最初のシングル「Z伝説 〜終わりなき革命〜」では、メンバーが戦隊ヒーロー風の衣装で登場。同年7月には1stアルバム『バトル アンド ロマンス』を発売し、のちにCDショップ大賞を受賞するなど音楽面での評価も急上昇した。年末には「ももいろクリスマス2011」でさいたまスーパーアリーナ公演を成功させている。

紅白出場と国立競技場[編集]

2012年、第63回NHK紅白歌合戦に初出場。以後2014年まで3年連続で出場した。2013年8月には日産スタジアムで約6万人を動員し、勢いは止まらなかった。

そして2014年3月15日・16日、「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会」を開催。2日間で約11万人を集め、女性グループとして初めて国立競技場で単独公演を行った。改築前の旧国立競技場で行われたライブとしても歴史に残るものとなった。2015年以降は「紅白卒業」を掲げ、紅白には出場していない。

有安杏果卒業と4人体制[編集]

2018年1月15日、緑担当の有安杏果がグループからの卒業と芸能界引退を発表。わずか6日後の1月21日に最後のライブが行われ、その模様はAbemaTVで生中継された。ファンにとってはあまりに急な別れだった。

グループは新メンバーを補充せず、4人で続ける道を選んだ。約120曲とされる持ち歌の歌割り・振付・立ち位置をすべて作り直し、4月には4人体制初のシングル「笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜」を発売。5月には結成10周年記念のベストアルバム『桃も十、番茶も出花』をリリースし、東京ドーム2days公演を行った。

歴史[編集]

2019年〜コロナ禍[編集]

2019年5月17日、4人体制初のオリジナルアルバム『MOMOIRO CLOVER Z』を発売。同年には『ちびまる子ちゃん』アニメ化30周年のアンバサダーに就任し、オープニング曲「おどるポンポコリン」を担当した。国民的アニメの顔になったことで、子ども世代への知名度も一気に広がった。

2020年は新型コロナウイルスの影響でライブがオンライン中心となり、YouTube配信などを通じた募金活動も実施。結成以来初めてCDリリースがない年となった。同年には劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』の主題歌「月色Chainon」を担当している。

15周年と『祝典』『イドラ』[編集]

2022年5月17日に6thアルバム『祝典』を発売。2023年には結成15周年を迎え、全国ツアー「QUEEN OF STAGE」を開催した。10月の東京公演では、ゆずの北川悠仁が提供した新曲「誓い未来」を披露し、7thアルバムの制作を発表している。

2024年5月8日には7thアルバム『イドラ』を発売。タイトルはラテン語で「偶像」を意味し、「アイドル」の語源の一つとされる言葉だ。同年4月には京都・亀岡運動公園で「ももクロ春の一大事2024」を開催した。2025年はメジャーデビュー15周年にあたる。

2025年:ハマスタでのバカ騒ぎ[編集]

2025年8月2日、「ハマの夜祭り番長襲名記念 ももクロ夏のバカ騒ぎ2025 in 横浜スタジアム」を開催。3年ぶりの「夏のバカ騒ぎ」で、横浜スタジアムでの単独公演は初だった。高さ約7メートルの巨大モアイ像やピラミッド、鳥居を配した無国籍なステージで、新曲「Event Horizon」「Acceleration」「Re:Story」などを披露した。

「Event Horizon」は機動戦士ガンダムのアーケードカードゲームのテーマソングに起用された楽曲である。年末には「Momoiro Christmas 2025 ODYSSEY」をさいたまスーパーアリーナで開催し、大晦日にはABEMAで恒例の「第9回 ももいろ歌合戦」を届けた。

2026年現在の活動[編集]

2026年5月3日、結成18周年を祝うテーマパーク型イベント「東京ももクロランド」を東京体育館で開催し、ライブ「MCZ THE LIVE 2026春 -18th Anniversary Roadmap-」を行った。5月にはフマキラー「スキンベープ」CMソングの新曲「ムネモシュネ」を配信。作詞作曲はグループと縁の深いinvisible mannersが手がけた。

6月には田中将大投手(読売ジャイアンツ)の2026年シーズン登場曲「SECOND ROUTE」を配信。7月3日には『ドッジ弾平』の正統続編となるTVアニメ『炎の闘球女 ドッジ弾子』のOP主題歌「会心の一劇」を配信し、ジャケットは原作者こしたてつひろの描き下ろしとなった。夏以降は布袋寅泰主催の「HOTEI FES」や「FEST. INAZUMA 2026」などフェスにも出演。10月から12月にかけてはSGC HALL ARIAKEをはじめ全国各地のホールを回る公演が組まれている。

主要楽曲[編集]

ヒャダイン楽曲とアイドル戦国時代[編集]

初期のももクロを語るうえで欠かせないのが前山田健一(ヒャダイン)である。「行くぜっ!怪盗少女」「ココ☆ナツ」「Z伝説 〜終わりなき革命〜」「Chai Maxx」など、転調と展開を詰め込んだ“ジェットコースター型”の楽曲で、全力すぎるパフォーマンスと合わせてグループの代名詞になった。

2012年のアニメ『モーレツ宇宙海賊』OP曲「猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」」は、宇宙規模の壮大な世界観で話題を呼んだ。同年の「サラバ、愛しき悲しみたちよ」はドラマ『悪夢ちゃん』の主題歌で、作曲は布袋寅泰。ロックの大物を巻き込む作家陣の豪華さもももクロの特徴だ。

大物との化学反応[編集]

2014年の「泣いてもいいんだよ」は中島みゆきが楽曲提供。同年にはKISSとのコラボ曲「夢の浮世に咲いてみな」を発表し、ハードロック界の伝説と共演した。同じく2014年には『美少女戦士セーラームーンCrystal』の主題歌「MOON PRIDE」を担当し、海外のアニメファンにもその名が知られることとなる。

2015年には本広克行監督、平田オリザ原作の映画『幕が上がる』で5人そろって主演し、主題歌「青春賦」も担当した。アイドル映画の枠を超えた青春映画として評価されている。2019年以降の「おどるポンポコリン」、2020年の「月色Chainon」など、アニメタイアップでの存在感は今も大きい。

主なアルバム[編集]

  • 『バトル アンド ロマンス』(2011年)
  • 『5TH DIMENSION』(2013年)
  • 『AMARANTHUS』『白金の夜明け』(2016年、2作同時発売)
  • 『桃も十、番茶も出花』(2018年、ベスト)
  • 『MOMOIRO CLOVER Z』(2019年)
  • 『祝典』(2022年)
  • 『イドラ』(2024年)

ライブ[編集]

四大ライブ[編集]

ももクロのライブは季節ごとの恒例公演が柱になっている。冬の「ももいろクリスマス」(ももクリ)、春の「春の一大事」、夏の「夏のバカ騒ぎ」が代表格で、ここに夏の祭り型ライブ「桃神祭」などが加わる。

ももクリは2010年の日本青年館が初のホール公演で、以降さいたまスーパーアリーナ、日本武道館、西武ドームなど会場を拡大していった。春の一大事は2017年以降、地方自治体と組んで地方都市で開催するスタイルが定着し、地元を巻き込んだ“町おこしライブ”として知られる。

桃神祭[編集]

2014年7月26日・27日には日産スタジアムで「ももクロ夏のバカ騒ぎ2014 日産スタジアム大会 〜桃神祭〜」を開催。巨大な神社を模したセットに祭り囃子や和太鼓を取り入れ、初日だけで約6万2,000人を動員した。「和」を前面に出したこの演出は、以後のももクロの夏ライブの一つの型となった。

桃神祭はその後もエコパスタジアムなどで開催され、ライブの枠を超えた“お祭り”としてファンに親しまれた。

男祭り・女祭り[編集]

ももクロは2011年頃から、男性限定の「男祭り」と女性限定の「女祭り」を開催してきた。2015年10月31日の「男祭り2015 in 太宰府」は第3回にあたり、福岡県の大宰府政庁跡に約9,000人の男性ファンが集結。太宰府天満宮による奉納から始まり、本殿での歌唱奉納で締めくくる異色の構成だった。

このほか2014年には「155cm以下限定」や「女性限定」の公演が告知されるなど、観客の属性を絞った企画ライブもももクロの名物になっている。

ももいろ歌合戦[編集]

2017年から毎年大晦日に開催しているのが「ももいろ歌合戦」である。紅白卒業後の年末の主戦場として、ABEMAで生配信される。他アーティストや芸人が多数出演する、ももクロ流の“年越し歌番組”として定着しており、2025年に第9回を迎えた。

メンバー[編集]

百田夏菜子[編集]

百田夏菜子(ももた かなこ)は1994年7月12日生まれ、静岡県出身。メンバーカラーは赤で、グループのリーダー。代名詞はエビ反りジャンプと笑顔のえくぼである。

女優としても活動し、NHKの連続テレビ小説『べっぴんさん』などに出演。ソロ活動も行っており、2026年5月には15名のゲストと対談した書籍『この道をゆけば』を刊行した。7月には32歳のバースデーイベントを開催している。

玉井詩織[編集]

玉井詩織(たまい しおり)は1995年6月4日生まれ、神奈川県出身。メンバーカラーは黄。愛称は「しおりん」。結成時からのオリジナルメンバーで、楽器やダンスなど何でもこなす器用さで知られる。

2025年5月6日には日本武道館でソロコンサートを開催。舞台出演も多く、ソロアーティストとしての存在感を強めている。

佐々木彩夏[編集]

佐々木彩夏(ささき あやか)は1996年6月11日生まれ、神奈川県出身。メンバーカラーはピンクで最年少。愛称は「あーりん」。「あーりんロボ」などのキャラクターで知られ、ソロコンサート「AYAKA NATION」を毎年のように開催してきた。

2026年2月にはニッポン放送系『オールナイトニッポンX』のパーソナリティに就任。同年10月には初の写真集を発売するなど、30歳を迎えても活動の幅を広げている。

高城れに[編集]

高城れに(たかぎ れに)は1993年6月21日生まれ、神奈川県出身。メンバーカラーは紫で最年長。オリジナルメンバーの一人で、底抜けに明るいキャラクターと体を張ったリアクションでバラエティでも活躍する。

2022年11月にプロ野球選手の宇佐見真吾との結婚を発表し、ももクロとして活動を継続。2023年12月に離婚を公表した。ソロコンサートも開催しており、その映像作品もリリースされている。

旧メンバー[編集]

早見あかり(1995年3月17日生まれ、メンバーカラーは青)は2011年4月に脱退。「アイドルに向いていない」として女優の道へ進み、ドラマ・映画で活躍している。

有安杏果(1995年3月15日生まれ、メンバーカラーは緑)は2018年1月に卒業。小柄ながら歌唱力の高さで知られた。卒業後はソロのシンガーソングライターとして活動を再開している。

このほか、路上ライブ期以前を中心に伊倉愛美、高井つき奈、柏幸奈、藤白すみれ、和川未優、弓川留奈らが在籍していた。

事務所とファン[編集]

スターダストプロモーション[編集]

ももクロはスターダストプロモーションの芸能3部(のちの部署名変更あり)から生まれたグループで、マネージャーの川上アキラが長年プロデュースを担ってきた。プロレスや特撮、週刊少年ジャンプ的な熱量を取り入れたライブ演出は川上の色が濃いとされる。

同事務所からは私立恵比寿中学、TEAM SHACHI(旧チームしゃちほこ)、たこやきレインボーなど、「スターダストプラネット」の後輩グループが次々と誕生した。ももクロはその“長女”的存在である。

モノノフ[編集]

ももクロのファンは「モノノフ」(武士)と呼ばれる。メンバーカラーのハッピやはちまき姿で全力のコールを送るスタイルが特徴で、プロレスファンや中高年男性の熱烈な支持層を取り込んだことでも話題となった。

公式ファンクラブ「ANGEL EYES」は2012年に発足し、2018年には海外在住者向けの「AE INTERNATIONAL」も立ち上がった。

評価・影響[編集]

アイドル戦国時代の象徴[編集]

2010年代前半、AKB48を中心にグループアイドルが乱立した「アイドル戦国時代」において、ももクロは握手会商法とは異なる「ライブの熱量」で勝負するグループとして独自の地位を築いた。全力のダンスとアクロバット、汗だくの笑顔は“週末ヒロイン”というキャッチコピーそのものだった。

長寿グループとして[編集]

女性アイドルグループとしては珍しく、メンバー全員が30代を迎えても第一線で活動を続けている。一般層からの知名度も高い。地方での「春の一大事」に代表される自治体とのコラボも、グループの社会的な存在感を支えている。

炎上とバズ[編集]

  • 2018年1月の有安杏果卒業は、発表から最終公演までわずか6日という急な日程だったことから大きな反響を呼んだ。
  • 2023年12月の高城れにの離婚報告は、結婚発表から約1年1か月後のことで、ワイドショーなどでも取り上げられた。

余談[編集]

  • 結成日の5月17日は、毎年「ももクロの誕生日」として周年イベントが行われる日となっている。
  • 「行くぜっ!怪盗少女」の4人体制版では、歌詞に並ぶメンバーのフルネームが4人分になり、高城れにが感動したと明かしている。
  • 国立競技場公演を行った女性グループはももクロが初めてとされ、旧国立競技場の歴史にもその名を刻んでいる。
  • 田中将大投手の登場曲を複数シーズンにわたって担当しており、野球界との縁も深い。

外部リンク[編集]

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