Pastel*Palettes
Pastel*Palettes
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Pastel*Palettes Special Event「Together!!」(2025年2月)レポート記事の画像(出典:gamebiz)
略称 パスパレ
国家 日本
ジャンル アイドルポップス、アニメソング、J-POP
デビュー 2017年7月12日
年齢 9周年
デビューアルバム TITLE IDOL(2021年)
レーベル ブシロードミュージック
関連活動 BanG Dream!
リーダー 丸山彩(前島亜美)
メンバー
丸山彩(Vo. / 前島亜美)、氷川日菜(Gt. / 小澤亜李)、白鷺千聖(Ba. / 上坂すみれ)、大和麻弥(Dr. / 中上育実)、若宮イヴ(Key. / 秦佐和子)
リンク https://bang-dream.com/

概要[編集]

Pastel*Palettes(パステルパレット)とは、ブシロードのメディアミックスプロジェクト「BanG Dream!」に登場するアイドルバンド、およびそのキャラクターを演じる声優陣によるユニットである。略称は「パスパレ」。作中では芸能事務所が仕掛けた「アイドル×バンド」の新ユニットという設定で、デビューライブでの口パク発覚という最悪のスタートから這い上がっていく物語が描かれる。

詳細[編集]

プロジェクト内での立ち位置[編集]

Pastel*Palettesは、2017年2月に行われたスマートフォン向けリズムゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(ガルパ)の発表・体験会で存在が明かされたバンドである。ガルパのサービス開始時から登場する5バンド、すなわちPoppin'Party、Afterglow、Pastel*Palettes、Roselia、ハロー、ハッピーワールド!の一角を担う。

5バンドの中でパスパレだけが「芸能事務所に所属するプロのアイドル」という立ち位置にあり、Roseliaがプロ化するまでは長らく作中唯一のプロバンドだった。ライブハウスで青春を燃やす他のバンドとは異なり、テレビ出演、雑誌撮影、握手会、ドラマ撮影などの芸能仕事がストーリーにがっつり絡んでくるのが特徴である。

コンセプトとサウンド[編集]

コンセプトは「アイドルとバンドの融合」。楽曲の多くはアイドルソングを得意とする作家が手がけているとされ、Elements Gardenのクリエイターも多数参加。シンセサイザーやキーボードを効かせたキラキラしたポップサウンドが持ち味である。ガルパの開発を担当したCraft Eggの関係者は、Elements Garden側からシンセ音やキーボードを加えて音に厚みを持たせる提案があったと語っている。

「しゅわりん☆どり~みん」に代表される王道アイドルソングから、「SURVIVOR ねばーぎぶあっぷ!」のような熱血系、「もういちど ルミナス」のような泣かせるバラードまで、幅の広さもパスパレの武器である。ガルパでのカバー曲も多く、初音ミクの楽曲「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」や、スキマスイッチの「奏」などをカバーしている。

声優ユニットとしての特徴[編集]

キャスト5人の顔ぶれが非常に濃いのもパスパレの特徴である。リーダー・丸山彩役の前島亜美は元SUPER☆GiRLSメンバー、若宮イヴ役の秦佐和子は元SKE48メンバーと、本物のアイドル経験者が2人在籍している。さらに白鷺千聖役の上坂すみれはキングレコードから歌手活動もする人気声優、氷川日菜役の小澤亜李は『月刊少女野崎くん』などで知られる声優、大和麻弥役の中上育実も声優として活動している。

一方で、他のバンドのようにキャスト自身が楽器を演奏する「リアルバンド」形式ではなく、ライブではボーカルの前島亜美を中心に、RAISE A SUILENのメンバーなどがバックバンドを務める形が多い。メンバー全員の都合が合わず、5人揃ってのステージがなかなか実現しなかったという事情もあり、そのぶん5人が揃った瞬間はファンにとって特大のイベントになった。

作中設定とストーリー[編集]

結成と口パク騒動[編集]

パスパレは、とある芸能事務所が企画した「アイドルバンド」として結成された。メンバーはアイドル研究生、子役出身の女優、モデル、オーディション合格者などの寄せ集めで、事務所の当初の計画は楽器は飾り、演奏は音源に合わせて当て振りという、いわゆるエアーバンドだった。

ところがデビューライブで音源トラブルが発生し、口パク・当て振りであることが観客の前で露呈。ネットで炎上し、その後の予定もキャンセルされてしまう。どん底からのスタートとなったパスパレは、ここから本当に楽器を練習し、自分たちの手で演奏できるバンドを目指すことになる。この「本物になる」までの過程がバンドストーリーの軸である。

事務所とスタッフ[編集]

パスパレの物語で避けて通れないのが所属事務所の存在である。スタッフの判断ミスや無茶な企画に起因するトラブルが頻発するため、プレイヤーの間では半ばネタとして「無能事務所」と呼ばれている。千聖が自ら仕事を取ってきたり、スタッフの扱いの偏りに不満を抱いたりする描写もあり、芸能界の大人たちに振り回されながらも5人で道を切り開いていくのがパスパレらしさといえる。

また、日菜が突然ソロ活動に方針転換しかけてメンバーの心がバラバラになるエピソードなど、プロの世界ならではの葛藤もしばしば描かれる。いわゆる「部活の延長」ではない、仕事としてのバンド活動というテーマは、のちのプロ志向バンドであるRAISE A SUILENやAve Mujicaとも違ったリアリティを持っている。

学校とほかのバンドとの関係[編集]

メンバーは花咲川女子学園と羽丘女子学園に分かれて在籍している。氷川日菜はRoseliaのギタリスト・氷川紗夜の双子の妹で、姉妹の関係性はバンドを越えた重要な見どころになっている。白鷺千聖はハロー、ハッピーワールド!の瀬田薫と幼馴染という設定である。

こうしたバンド横断の人間関係により、パスパレのメンバーはイベントストーリーで他バンドと絡む機会が非常に多い。特に日菜と紗夜の姉妹回はガルパ屈指の人気エピソード群として知られる。

メンバー[編集]

丸山彩(ボーカル)[編集]

パスパレのリーダーでボーカル担当。演者は前島亜美。明るく心優しく、まっすぐな努力家で、アイドル研究生の中から抜擢された。歌・ダンス・トークは当初は平均以下で、本番やアドリブに弱く噛みがちという、良くも悪くも「普通の女の子」である。それでも誰より努力を重ね、ファンを大切にする姿から「アイドルとしての素質は一番」とも評される。自撮りとSNS更新が趣味で、キャッチフレーズ「まんまるお山に彩りを!」は彼女の代名詞となっている。

氷川日菜(ギター)[編集]

ギター担当。演者は小澤亜李。Roseliaの氷川紗夜の双子の妹で、何をやらせてもすぐにこなしてしまう天才肌。物事の判断基準は「るんっ♪」と来るかどうかで、感覚的な言動が多い。社交的でムードメーカーだが、空気を読まない一言でトラブルを起こすことも。オーディションにふらっと参加して合格したという経緯を持つ。

白鷺千聖(ベース)[編集]

ベース担当。演者は上坂すみれ。子役出身の若手女優で、結成時点でパスパレの中では最も知名度が高かった。仕事に対してはシビアで、冷めた物言いや計算高い一面を見せるが、根は優しく仲間思い。結成当初は「バンドはあくまで仕事」と割り切っていたが、物語を通じてパスパレへの思いを深めていく。

大和麻弥(ドラム)[編集]

ドラム担当。演者は中上育実。機材オタクの元スタジオミュージシャンで、ドラムの欠員を埋める形で千聖に誘われて加入した。結成当初からまともに楽器を演奏できたほぼ唯一のメンバーであり、口パク騒動後の「本物になる」過程では技術面の支柱となる。眼鏡と「フヘヘ」という独特の笑い方がトレードマーク。

若宮イヴ(キーボード)[編集]

キーボード担当。演者は秦佐和子。フィンランド人の母と日本人の父を持つモデル出身のメンバーで、日本文化、とりわけ武士道に強い憧れを持つ。「ブシドー!」が口癖。アイドル転向には乗り気で、何事にも全力でぶつかる真っすぐな性格である。

キャスト交代と前島亜美の復帰[編集]

前島亜美の活動休止[編集]

パスパレは結成以来、メンバー5人のキャストが別人に交代したことはない。ただし一時、リーダー役のキャストが不在となった時期がある。

2022年11月30日、丸山彩役の前島亜美が芸能活動の休止と所属事務所エイベックス・マネジメントからの退所を発表。これを受けてBanG Dream!公式は、前島が丸山彩役を降板することを告知した。同時に『D4DJ』でも新島衣舞紀役の降板が発表されている。後任キャストの発表はなく、パスパレのボーカルは空席に近い状態となった。

2023年の復帰[編集]

2023年9月1日、前島はボイスキット(上坂すみれと同じ事務所)に所属して活動を再開。同日、BanG Dream!公式が「慎重に協議を重ねた結果」として、前島が丸山彩役に復帰することを発表した。千聖役の上坂すみれもSNSで復帰を歓迎し、国内外のファンから大きな反響が寄せられた。

結果的に、丸山彩は一度もほかの声優に引き継がれることなく、オリジナルキャストのまま現在に至っている。他の4人についても交代はなく、パスパレは結成時の5人のキャストのまま、2025年のプロジェクト10周年を迎えた。

音楽作品[編集]

シングル[編集]

パスパレのシングルはブシロードミュージックからリリースされている。

  • 1stシングル「しゅわりん☆どり~みん」(2017年7月12日)- カップリング「パスパレボリューションず☆」
  • 2ndシングル「はなまる◎アンダンテ」(2018年1月17日)- カップリング「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」
  • 3rdシングル「もういちど ルミナス」(2018年8月8日)- カップリング「SURVIVOR ねばーぎぶあっぷ!」
  • 4thシングル「天下トーイツA to Z☆」(2019年2月20日)- カップリング「Wonderland Girl」
  • 5thシングル「きゅ~まい*flower」(2019年9月18日)- カップリング「ゼッタイ宣言~Recital~」
  • 6thシングル「ワクワクmeetsトリップ」(2020年3月4日)- カップリング「ぎゅっDAYS♪」
  • 7thシングル「ゆめゆめグラデーション」(2020年9月30日)- カップリング「Wonderful Sweet!」

デビュー曲「しゅわりん☆どり~みん」はパスパレの代名詞的な一曲で、炭酸のはじけるような爽やかさと王道アイドル感が詰まった名刺代わりの楽曲である。ライブでは今なおラストや要所で歌われることが多い。

アルバム[編集]

2021年5月19日には1stアルバム『TITLE IDOL』を発売。表題曲「TITLE IDOL」に加え、「ワクワクmeetsトリップ」「もういちど ルミナス」「あっつあつ 常夏 らぶ☆サマー!」「Power of LOVE!!!」「Winking☆Cheer」など全11曲を収録した。Blu-ray付生産限定盤には「TITLE IDOL」のMVや、2020年の特別公演の映像が収められた。

2025年8月13日にはミニアルバム『きみと Stage by Stage』をリリース。「With~きみとわたしたちの物語~」「フレっとパレット Fight Song!!」「デイオフ・ラフ・ラブ・サンクス」「ホワイト ノスタルジア」に、Afterglowの楽曲をカバーした「Y.O.L.O!!!!!(パスパレ ver.)」を加えた5曲入りで、Blu-ray付生産限定盤には後述のスペシャルイベント「Together!!」の映像が収録された。

その他の展開[編集]

2020年4月からはYouTubeのBanG Dream!公式チャンネルで冠番組『パスパレのしゅわりんTV』を配信し、2021年5月からはWebラジオ『パスパレのしゅわりんラジオ』として響 - HiBiKi Radio Stationで放送された。

2025年3月28日には、前島亜美の声をもとにした歌声合成ソフトSynthesizer V用ボイスライブラリ「夢ノ結唱 PASTEL」が発売されている。

ライブ・イベント[編集]

初期の活動[編集]

パスパレは2017年5月の「ブシロード10周年記念 ブシロードフェス」で初めてステージに登場し、同年8月6日には浅草橋ヒューリックホールで1stシングル発売記念イベントを開催した。以降、ガルパ関連のイベント、ニコニコ超会議、BanG Dream!のラジオイベント、クリスマスイベントなどに出演してきた。2019年2月22日の「BanG Dream! 7th☆LIVE」DAY2「Genesis」(日本武道館)では前島亜美がゲスト出演している。

初の単独公演「まんまるお山に彩りスペシャル☆」[編集]

2020年1月27日、Zepp Tokyoで初の単独公演「Pastel*Palettes特別公演 〜まんまるお山に彩りスペシャル☆〜」を開催。前島亜美を中心に、中盤で秦佐和子が「天下トーイツA to Z☆」に、中上育実が「ぎゅっDAYS♪」に登場し、3人でのパフォーマンスも披露した。アンコール前には上坂すみれと小澤亜李の映像が流れるサプライズもあった。アンコールではAfterglowの楽曲「Y.O.L.O!!!!!」を初披露している。

5人初集結の「TITLE DREAM」[編集]

2021年7月8日、Zepp Hanedaで「Pastel*Palettes Special Live『TITLE DREAM』」を開催。1stアルバムの表題曲「TITLE IDOL」で幕を開け、新曲「ドリームパレード」「Power of LOVE!!!」を初披露した。

そしてアンコールで、映像出演していた小澤亜李・上坂すみれ・中上育実・秦佐和子がステージに登場。「SURVIVOR ねばーぎぶあっぷ!」で5人が初めてライブで揃い踏みし、前島亜美が感極まる場面もあった。結成から約4年越しの完全体に、会場は大きな感動に包まれた。

10周年に向けての活動[編集]

2025年2月24日にはLINE CUBE SHIBUYAでPastel*Palettes Special Event「Together!!」を2部制で開催し、5人全員が出演。トーク、ミニライブ、ガルパストーリーの朗読劇、バラエティコーナーなどを行い、両公演ともチケットは完売した。ライブパートでは「もういちど ルミナス」「ゆめゆめグラデーション」「With~きみとわたしたちの物語~」を披露している。

2025年11月29日には、JR東海とのコラボイベント「出発進行!バンドリ!10周年記念トークジャーニー!」愛知公演に秦佐和子が出演した。

アニメ・ゲームでの扱い[編集]

ガルパでのパスパレ[編集]

パスパレの物語の主戦場は『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』である。バンドストーリーで結成から口パク騒動、再起までが描かれ、その後もイベントストーリーで芸能活動や他バンドとの交流が描かれ続けている。ゲーム内のカバー楽曲も含め、パスパレの曲はリズムゲームとしても人気が高い。

TVアニメでの扱い[編集]

TVアニメ『BanG Dream!』第1期(2017年)はPoppin'Partyが主役の物語で、パスパレの本格的な登場はガルパ配信後に制作された第2期(2019年)以降である。第2期第5話では「パスパレボリューションず☆」「ゆら・ゆらRing-Dong-Dance」が、第13話では「きゅ~まい*flower」が挿入歌として使用された。第3期第5話では「もういちど ルミナス」が流れ、劇場アニメ『BanG Dream! FILM LIVE』でも「きゅ~まい*flower」が使われた。

ミニアニメ『ガルパ☆ピコ』シリーズにも登場し、日常コメディの中でキャラクターの魅力が掘り下げられている。また『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』第3話では、高松燈の回想シーンで「もういちど ルミナス」が使用され、旧作ファンを驚かせた。

2026年現在の活動[編集]

2026年2月28日、Kアリーナ横浜で開催されたプロジェクト10周年記念ライブ「BanG Dream! 10th Anniversary LIVE "In the name of BanG Dream!"」に出演。前島亜美・小澤亜李・上坂すみれ・中上育実・秦佐和子の5人全員が揃い、「天下トーイツA to Z☆」「しゅわりん☆どり~みん」、Afterglowとのコラボによる「Y.O.L.O!!!!!」、「もういちど ルミナス」の4曲を披露した。このライブにはPoppin'Party、Roselia、Morfonica、RAISE A SUILEN、MyGO!!!!!、Ave Mujica、夢限大みゅーたいぷ、Afterglow、ハロー、ハッピーワールド!を含む10バンド・約50人のキャストが集結した。

10周年以降のプロジェクトはMyGO!!!!!・Ave Mujicaなどの新世代バンドが前面に立つ構成になっているが、パスパレはガルパの主要バンドとして引き続きゲーム内イベントや楽曲追加が続いている。2026年10月時点で解散や活動終了の発表はなく、5人のオリジナルキャスト体制で活動を継続している。

余談[編集]

  • 作中の事務所は失態が多すぎるため、ファンからは愛を込めて(?)「無能事務所」と呼ばれている。
  • 氷川日菜の口癖「るんっ♪」と丸山彩の「まんまるお山に彩りを!」はファンの間でも定番のフレーズとなっている。2020年の初単独公演のタイトルにもこのフレーズが使われた。
  • キャスト5人のうち前島亜美と秦佐和子は、それぞれSUPER☆GiRLS、SKE48出身の元アイドルであり、「アイドルバンド」にふさわしい布陣といわれる。
  • 前島亜美と上坂すみれは、前島の復帰以降、同じ事務所ボイスキットの所属となっている。
  • 『BanG Dream! Ave Mujica』でもパスパレの楽曲が劇中で使われたとされ、世代を超えて作中世界で「売れているアイドル」であることが示唆されている。
  • Afterglowの楽曲「Y.O.L.O!!!!!」はパスパレのライブでもたびたび披露されており、2025年のミニアルバムにはパスパレver.として収録された。

外部リンク[編集]

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