| 高橋克典 Katsunori Takahashi | |
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![]() フジテレビ木曜劇場『モンテ・クリスト伯‐華麗なる復讐‐』制作発表に登場した高橋克典(2018年4月)(出典:クランクイン!) | |
| 誕生日 | 1964年12月15日 |
| 年齢 | 61歳 |
| 出身地 | 神奈川県横浜市 |
| 国籍 | 日本 |
| 学歴 | 青山学院高等部卒業、青山学院大学経営学部中退 |
| ジャンル | テレビドラマ、映画、時代劇、ロック/ポップス |
| ポジション | 俳優、歌手、ラジオパーソナリティ |
| 活動期間 | 1993年 - |
| デビューアルバム | BREATHLESS(1993年) |
| 家族 | 父:高橋勝司(音楽家)、母:角田好子(声楽家)、妻:中西ハンナ(モデル、2004年結婚)、長男(2009年誕生) |
| 身長 / 体重 | 175cm cm / 68kg kg |
| 血液型 | O型 |
| 事務所 | ケイダッシュ |
| 代表作 | 『サラリーマン金太郎』『特命係長 只野仁』『広域警察』シリーズ、『大岡越前』(第7シリーズ以降) |
| リンク | https://www.katsunori.net/ |
概要[編集]
高橋克典(たかはし かつのり)とは、神奈川県横浜市出身の日本の俳優・歌手・ラジオパーソナリティである。1993年に歌手としてデビューし、のちにドラマ『サラリーマン金太郎』の矢島金太郎、『特命係長 只野仁』の只野仁という二大当たり役で「スーツ姿で暴れる男」の代名詞となった。還暦を過ぎた現在も時代劇『大岡越前』の主演や話題作の大物役で第一線に立ち続けている。ケイダッシュ所属。
詳細[編集]
音楽一家に生まれた「歌から入った俳優」[編集]
1964年12月15日生まれ。父は音楽家の高橋勝司、母は声楽家の角田好子という音楽一家に育ち、3歳からピアノの英才教育を受けた。芸能界のキャリアも俳優ではなく音楽からスタートしており、1993年にシングル「抱きしめたい」で歌手デビューしている。デビュー時点ですでに28歳と、決して早いスタートではない。
学校は青山学院の初等部から高等部までを内部進学し、青山学院大学経営学部に進むも中退した。中学・高校ではラグビー部に所属しており、後年の肉体派キャラクターの土台はこの頃から培われていたといえる。高等部の後輩には尾崎豊がいる。
二大当たり役で「平成の熱血サラリーマン」に[編集]
俳優としての出世作は1999年にTBS系で始まった『サラリーマン金太郎』である。元暴走族の総長がサラリーマンになって組織の理不尽をぶっ飛ばすという痛快な作品で、同年には劇場版も公開。高橋はこの映画で第23回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。デビューから6年、30代半ばでの「新人賞」である。
続く2003年からはテレビ朝日の『特命係長 只野仁』で、昼は冴えない窓際係長、夜は会長直属の特命を受けて悪を討つ男・只野仁を演じた。格闘アクションと鍛え上げた肉体の披露が名物となり、2012年まで続く長寿シリーズとなった。2008年には劇場版も公開されている。
60代でも主演を張る現在[編集]
2020年代に入ると、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の織田信秀、朝ドラ『舞いあがれ!』のヒロインの父、『罠の戦争』の総理大臣など、作品の「重し」となる役柄が増えていく。2024年からはNHK BSの時代劇『大岡越前』で東山紀之から主演を引き継ぎ、大岡忠相を演じている。2026年は映画『正直不動産』(5月公開)、『大岡越前9』(9月〜)、日本テレビ系『俺たちの箱根駅伝』(10月期)と出演が続いている。
経歴[編集]
歌手デビューと90年代の俳優転身[編集]
1993年、シングル「抱きしめたい」で歌手デビュー。同年中に「逆光線に射ち抜かれて」「HEARTBEAT CITYつき抜けて」と立て続けにシングルを出し、アルバム『BREATHLESS』『HEEL』も発売した。この年には地元横浜のラジオ局で「ファン・ファン・ファン 高橋克典ロックンロールトリビューン」を担当し、ラジオパーソナリティとしての活動も始めている。
同じ1993年、日本テレビ系ドラマ『ポケベルが鳴らなくて』に田所恭平役で出演。この作品では緒形拳に本気の平手打ちを食らったことがあり、そのときの表情が現場で高く評価されたというエピソードが残っている。1995年にはフジテレビ系『For You』で三矢徹を演じ、第4回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞を受賞。翌1996年にはエランドール賞新人賞も受け、俳優としての評価を固めていった。
事務所ケイダッシュの川村龍夫会長が2025年7月に84歳で死去した際、高橋は告別式で弔辞を読んだ。その場で、会長から「お前は俺がやるから」と言われ、なぜか俳優人生が始まった、という趣旨の思い出を語ったと報じられている。歌手として世に出た高橋を俳優の道へ導いたのは、この恩人だったわけである。
『サラリーマン金太郎』でブレイク[編集]
1999年、本宮ひろ志が集英社『週刊ヤングジャンプ』で連載していた漫画を原作とするTBS系『サラリーマン金太郎』で主演。主人公・矢島金太郎の破天荒さと高橋の熱演がはまり、シリーズは2004年まで続いた。1999年11月には劇場版も公開され、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。同年には「太陽を抱きたい」「NEVER CRY」などのシングルも発表しており、俳優と歌手の二刀流で最も勢いのあった時期といえる。
2001年には仲間由紀恵とのデュエット曲「愛してる」を発表している。
『特命係長 只野仁』と肉体派イメージ[編集]
2003年、柳沢きみお原作(講談社『週刊現代』連載)の『特命係長 只野仁』がテレビ朝日系でドラマ化され、主演を務めた。高橋の代名詞となった「サウナのシーン」は本人の提案によるもので、高橋自身が18歳頃からのサウナ好きだったことに由来する。役作りのための食事管理とジム通いは現在まで続いているとされる。
シリーズは2012年まで続き、2008年12月には劇場版も公開された。共演者の一人だった梅宮辰夫は実は高橋の親戚で、高橋の母と梅宮がいとこ同士にあたる。高橋は幼い頃から梅宮を「辰夫おじさん」と呼んで慕っており、2019年に梅宮が亡くなった際には、シリーズを通して長く一緒に仕事ができたことが嬉しかったと語った。
2000〜2010年代の主演作[編集]
2002年公開の映画『竜二Forever』では、伝説的映画『竜二』を生んだ俳優・金子正次役で主演し、評価を得た。2010年代にはテレビ東京系の刑事ドラマ『広域警察』シリーズで主人公の刑事・東圭太を演じ、2021年の『広域警察10』まで続く看板シリーズとなった。
私生活では2004年10月にモデルの中西ハンナと結婚し、2009年2月に第1子となる長男が誕生した。2015年には公式ブログでAmeba BLOG of the year 2015優秀賞を受賞している。
2020年代:重鎮ポジションへ[編集]
2020年、大河ドラマ『麒麟がくる』で織田信秀(織田信長の父)を演じ、大河ドラマに初出演。同年はテレビ朝日系『M 愛すべき人がいて』で中谷役を演じたほか、NHK BSプレミアムの『十三人の刺客』では鬼頭半兵衛役を務めた。
2022年からはNHK『正直不動産』で、主人公の会社と敵対する不動産会社の社長・鵤聖人(いかるが まさと)を怪演。同年度後期の朝ドラ『舞いあがれ!』では、東大阪の町工場社長でヒロイン・舞の父である岩倉浩太を演じ、劇中で心筋梗塞により急死する展開が視聴者に衝撃を与えた。2023年には第42回ベスト・ファーザー イエローリボン賞(芸能部門)を受賞している。
2024年は、フジテレビの『大奥』で徳川家重、NHK夜ドラ『未来の私にブッかまされる!?』で30年後の五十嵐頼人を演じたほか、NHK BS時代劇『大岡越前7』で主演に抜擢された。2025年には櫻井翔主演の日本テレビ系『放送局占拠』に警視庁警備部部長・屋代圭吾役で出演。映画では『栄光のバックホーム』で元阪神タイガース・横田慎太郎さんの父・真之を演じた。
主な出演作品[編集]
テレビドラマ[編集]
- 『ポケベルが鳴らなくて』(1993年、日本テレビ)- 田所恭平
- 『For You』(1995年、フジテレビ)- 三矢徹
- 『サラリーマン金太郎』シリーズ(1999年 - 2004年、TBS)- 主演・矢島金太郎
- 『特命係長 只野仁』シリーズ(2003年 - 2012年、テレビ朝日)- 主演・只野仁
- 『広域警察』シリーズ(テレビ東京)- 主演・東圭太
- 『麒麟がくる』(2020年、NHK総合)- 織田信秀
- 『M 愛すべき人がいて』(2020年、テレビ朝日)- 中谷
- 『十三人の刺客』(2020年、NHK BSプレミアム)- 鬼頭半兵衛
- 『正直不動産』シリーズ(2022年 - 、NHK)- 鵤聖人
- 『舞いあがれ!』(2022年 - 2023年、NHK)- 岩倉浩太
- 『罠の戦争』(2023年、カンテレ・フジテレビ)- 竜崎始(内閣総理大臣)
- 『大奥』(2024年、フジテレビ)- 徳川家重
- 『未来の私にブッかまされる!?』(2024年、NHK)- 30年後の五十嵐頼人
- 『大岡越前7』(2024年)『大岡越前8』(2025年)『大岡越前9』(2026年)(NHK BS)- 主演・大岡越前守忠相
- 『放送局占拠』(2025年、日本テレビ)- 屋代圭吾
- 『俺たちの箱根駅伝』(2026年、日本テレビ)- 黒石武
映画[編集]
- 『サラリーマン金太郎』(1999年)- 主演・矢島金太郎
- 『竜二Forever』(2002年)- 主演・金子正次
- 『特命係長 只野仁 最後の劇場版』(2008年)- 主演・只野仁
- 『20歳のソウル』(2022年)
- 『バイオレンスアクション』(2022年)
- 『世界の終わりから』(2023年)
- 『劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血』(2024年)
- 『明日を綴る写真館』(2024年)
- 『乱歩の幻影』(2024年)
- 『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』(2025年)
- 『栄光のバックホーム』(2025年)- 横田真之
- 『正直不動産』(2026年)- 鵤聖人
バラエティ・配信[編集]
- 『ZIP!』(2021年11月、日本テレビ)- 月替わり金曜パーソナリティー
- 『ドキュメンタル番外編 イケメンタルfromまっちゃんねる』(2021年、Amazon Prime Video)
- 『HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル』シーズン11(2022年、Amazon Prime Video)
- 『あさイチ』プレミアムトーク(2023年、NHK)
2026年の近況[編集]
『正直不動産』が映画化、鵤社長も続投[編集]
山下智久主演の『正直不動産』は2026年5月15日に映画版が全国公開された。舞台をアメリカに広げた劇場版で、ドラマ版のキャストが再集結。高橋もドラマに引き続き、登坂不動産に強い恨みを持つミネルヴァ不動産の社長・鵤聖人として出演している。
『大岡越前9』で主演3シーズン目[編集]
2024年に東山紀之から主演を引き継いだ『大岡越前』は、2026年9月6日から第9シリーズ(全8話)がNHK BS・BSプレミアム4Kで放送中。第9シリーズは享保の飢饉のさなかに江戸で起きた米騒動から幕を開ける。主演オファーを受けた際について高橋は「できるかな」と一瞬考えつつ、5秒で引き受けると決めたと語っている。第7シリーズ開始時には、従来のイメージを大切にしながら「少しずつ自分なりの忠相が演じられるようになれば」とコメントしていた。
『俺たちの箱根駅伝』で「デストロイヤー」役[編集]
2026年10月期の日本テレビ系ドラマ『俺たちの箱根駅伝』(原作:池井戸潤)では、箱根駅伝を中継する大日テレビの編成局長・黒石武を演じる。バラエティ畑出身で改革によって視聴率を上げ「デストロイヤー」の異名を持つ人物で、正月の駅伝中継で紅白の視聴率を超えるため芸人ゲストを入れたバラエティ色の強い中継をもくろみ、主演の大泉洋演じるプロデューサー・徳重と対立する。高橋は「スポーツは、最高のコンテンツだ。」とコメントし、スポーツをビジネスとしか見ない役柄ながら、自身は熱心な駅伝ファンであり、商業的理由で中継を切るセリフには胸が痛むと明かしている。
音楽活動[編集]
ディスコグラフィ[編集]
歌手デビュー以来、1990年代を中心にコンスタントに作品を発表している。主なシングルは以下の通り。
- 1993年:「抱きしめたい」「逆光線に射ち抜かれて」「HEARTBEAT CITYつき抜けて」
- 1994年:「一秒の過ち」
- 1995年:「君のKissしか欲しくない」「Believe Me」「UNBALANCE」
- 1996年:「もう君は誰のものでもない」「君を愛してる 〜NEW LIFE〜」
- 1997年:「True Heart」
- 1998年:「EITHER SIDE」
- 1999年:「太陽を抱きたい」「NEVER CRY」
- 2000年:「Diamond Tears」「TWO OF US」
- 2001年:「愛してる」(仲間由紀恵とのデュエット)
- 2002年:「熱くなれ!」
- 2003年:「TSUKIKAGE」「男の美学」
アルバムは『BREATHLESS』『HEEL』(1993年)、『SWEET and WILD』(1995年)、『7COLORS』『高橋克典』(1996年)、『Wild Flower』(1998年)、『Bridge』(1999年)、ベスト盤『THE BEST OF KATSUNORI TAKAHASHI』(2000年)、『MORE ATTITUDE... LESS HANG-UPS』(2003年)など。2016年にはドラマ主題歌などをカバーした『SINGS〜Cover Theme Songs〜』を発表している。
ラジオ[編集]
ラジオとの縁は長く、bayfmでは1995年から2010年まで『LOVE TALKIN'』を15年担当し、2013年からは『GROOVIN' ON THE ROAD』を担当している。このほかTOKYO FM『高橋克典ロッキン・ストリート』(1995年 - 1997年)、bayfm『Music Pulse on Tokyo Bay』(1994年 - 1995年)などにも出演した。
人物[編集]
サウナとバイクを愛する男[編集]
18歳頃からサウナに通う筋金入りのサウナ愛好家で、只野仁の名物サウナシーンもこの趣味から生まれた。趣味はツーリングで、愛車は1974年製のカワサキ750RS。通称は「金太郎号」である。
「若見え」の60代[編集]
2024年には「容姿が若いと思う『今年還暦の男性有名人』」ランキングで2位に選ばれた。長年の食事管理とトレーニングの成果といえ、還暦を過ぎてもスーツ姿のシルエットが崩れないのは只野仁時代から変わらない。2010年にはベストレザーニスト賞、2023年にはベスト・ネクタイスト賞も受賞しており、ファッション面での評価も高い。
家族と父親としての顔[編集]
父・高橋勝司は2013年にNHK『ファミリーヒストリー』で取り上げられている。2004年にモデルの中西ハンナと結婚し、2009年に長男が誕生。2023年にはベスト・ファーザー イエローリボン賞を受賞した。
地域との縁[編集]
2015年に岐阜県の白川村ふるさと観光大使、2018年に秋田県の北秋田市ふるさと大使に就任している。
受賞歴[編集]
- 1995年:第4回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞(『For You』)
- 1996年:エランドール賞 新人賞
- 1999年:第23回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『サラリーマン金太郎』)
- 2010年:ベストレザーニスト賞
- 2015年:Ameba BLOG of the year 2015 優秀賞
- 2023年:第42回ベスト・ファーザー イエローリボン賞(芸能部門)、ベスト・ネクタイスト賞、スマイルひまわり賞
余談[編集]
- 『舞いあがれ!』で急死した「お父ちゃん」が、2023年1月期の『罠の戦争』で総理大臣として登場したため、SNSでは「東大阪の町工場社長から総理大臣に転生」「舞ちゃんお父ちゃん急死してないよ、総理に転職してるよ」といった投稿が相次いだ。『あさイチ』の博多華丸も朝ドラ受けでこの件に触れている。
- 2024年には『大奥』で将軍・徳川家重、『大岡越前』で名奉行・大岡忠相と、同じ年に江戸幕府の将軍と奉行の両方を演じている。
- 『大岡越前』の主演オファーを受けるまでにかかった時間は「5秒」だったと本人が語っている。
- 『俺たちの箱根駅伝』で駅伝中継をバラエティ化しようとする役を演じているが、本人は大の駅伝ファンだという。
- 2021年から2022年にかけて、松本人志の『ドキュメンタル』シリーズにも参戦しており、二枚目俳優ながら笑いの場にも飛び込んでいる。
