| 俺たちの箱根駅伝 | |
|---|---|
| ジャンル | スポーツドラマ、群像劇、お仕事ドラマ |
| 放送シーズン | 2026年10月期 |
| 放送期間 | 2026年10月10日 - |
| 放送時間 | 毎週土曜 21:00 - 21:54 |
| 放送国家 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| 放送局 | 日本テレビ系 |
| 配信 | TVer(見逃し配信)ほか |
| 平均視聴率 | 第1話 8.6%、第2話 8.9%(世帯・関東地区) |
| 制作 | |
| プロデューサー | 小田玲奈、藤澤季世子、大井章生、鈴木香織、森雅弘 |
| 演出 | 猪股隆一、山田信義ほか |
| 制作 | 日本テレビ |
| 脚本 | 鈴木すみれ、松田裕子 |
| 出演者 | 大泉洋、伊藤沙莉、山下智久、小林虎之介、奥智哉、山田杏奈、竹中直人、高橋克典、山本耕史、寺尾聰ほか |
| その他 | |
| 原作 | 池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』(文藝春秋) |
| 関連番組 | 東京箱根間往復大学駅伝競走(日本テレビ中継) |
| エンディング曲 | 桑田佳祐「神々の襷」 |
概要[編集]
俺たちの箱根駅伝(おれたちのはこねえきでん)とは、池井戸潤の同名小説(文藝春秋刊)を原作とし、2026年10月10日から日本テレビ系の土曜21時枠で放送されている連続テレビドラマである。主演は大泉洋で、箱根駅伝の本選出場を目指す古豪・明誠学院大学陸上競技部と、その生中継を担う架空のテレビ局「大日テレビ」の人々を、「走る側」と「伝える側」の二つの視点から描く。共演は伊藤沙莉、山下智久ほか。主題歌は桑田佳祐の書き下ろし「神々の襷(たすき)」。第1話(40分拡大)の平均視聴率は世帯8.6%・個人5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった[1]。第2話(10月17日放送)からは、予選会で本選出場を逃した明誠学院大学のエース・青葉隼斗が関東学生連合チームに選ばれ、甲斐監督のもとで「箱根3位以上」を目指す学生連合編に入り、第2話の世帯視聴率は8.9%と初回を上回った[2]。各話の数字は視聴率の推移、出演者は登場人物・キャスト、見逃し配信は放送・どこで見れるの各節にまとめている。
詳細[編集]
原作は、週刊文春で2021年11月から2023年6月まで連載され、2024年4月に文藝春秋から上下巻同時刊行された池井戸潤の長編小説。上下巻を同時に出すのは池井戸作品では初めてとされ、全体では700ページを超えるボリュームになっている。作者は過去の中継映像の確認や現地取材を重ね、用語や安全面、コースの地形まで細かく詰めたうえで書籍化したことが知られている。
ドラマ版で大泉が演じるのは、架空の放送局「大日テレビ」で箱根駅伝中継を仕切るチーフプロデューサー・徳重亮。一方、選手サイドの主軸は、本選出場を逃し続けている古豪・明誠学院大学陸上競技部。ここに、監督経験ゼロで就任する新監督役の山下智久、中継センターのディレクター役の伊藤沙莉が加わり、「走る側」と「伝える側」の物語が並走する構成になっている。
見逃せないのは、現実の箱根駅伝を毎年正月に中継しているのが、ほかならぬ日本テレビだという点。つまり「テレビ局が箱根駅伝を中継する話」を、実際の中継局がドラマにするというメタ的な構図になっている。作中の大日テレビはあくまで架空の局だが、放送前から「本家がどこまで舞台裏を再現するのか」が注目ポイントのひとつになっている。
あらすじ[編集]
舞台は、正月の風物詩・箱根駅伝。明誠学院大学陸上競技部は、かつての強豪ながら本選から遠ざかっている「古豪」だ。38年間チームを率いた名物監督・諸矢久繁が退き、後任に就いたのは、伝説のランナーとして名を馳せたものの、その後は商社マンとして働いていた甲斐真人。指導経験のない新監督のもと、ケガから復帰した4年生エースでキャプテンの青葉隼斗らが、本選出場をかけて走り出す。
その裏側で、大日テレビのスポーツ局では箱根駅伝の生中継に向けた準備が進む。チーフプロデューサーの徳重亮は、情に厚く、トラブルに真正面からぶつかる職人肌。入社10年目で中継センターディレクターという大役に抜擢された宮本菜月、タイパ重視の若手アシスタントディレクター戸山知香、そして視聴率至上主義の編成局長・黒石武らとの間で、現場と上層部の思惑がぶつかり合う。
公式の紹介では、選手たちが挑む「箱根駅伝の魔物」と、生放送ならではの不条理や予期せぬトラブルに立ち向かうテレビマンの姿が、並行して描かれるとされている。予選会から本選まで、選手とスタッフそれぞれの「青春とプライド」がテーマだ。
登場人物・キャスト[編集]
大日テレビ[編集]
- 徳重亮(とくしげ りょう) - 大泉洋
- スポーツ局のチーフプロデューサーで、箱根駅伝中継の責任者。情に深い職人肌。本作の主人公。
- 宮本菜月 - 伊藤沙莉
- 箱根駅伝中継のセンターディレクター。クールな性格で、入社10年目にして大役に抜擢される。
- 戸山知香 - 山田杏奈
- アシスタントディレクター。タイパ重視の今どきの若者。
- 野村 - 浅香航大
- 中継スタッフの先輩ディレクター。第2話で菜月のやり方に反発する[3]。
- 辛島文三 - 竹中直人
- 卓越した実況技術を持つベテランアナウンサー。竹中にとってアナウンサー役は初挑戦とされる。
- 黒石武 - 高橋克典
- 編成局長。視聴率至上主義の野心家で、現場と対立する立場。
- 竹芝秀彦 - 石丸幹二
- 大日テレビの社長として報じられている。
明誠学院大学 陸上競技部[編集]
- 甲斐真人 - 山下智久
- 新監督。かつて伝説のランナーとして知られ、商社勤務を経て監督に就任。指導経験はゼロ。
- 青葉隼斗 - 小林虎之介
- 4年生のキャプテンでエース。チーム思いの優しい性格で、ケガからの復帰を目指す。
- 矢野計図 - 奥智哉
- 3年生のマネジャー。冷静沈着で隼斗の相談相手。
- 諸矢久繁 - 寺尾聰
- 38年間チームを率いた名物監督。
ライバル校ほか[編集]
- 平川庄介 - 山本耕史
- 東西大学の監督。前回大会で同校を優勝に導いた「暴君」。
このほか、水沢林太郎、菅生新樹、荒木飛羽、庄司浩平、林裕太らが学生ランナー役で出演。報道では学生ランナー役は18名とされ、駿河太郎、金田明夫らの出演も発表されている。
スタッフ・主題歌[編集]
脚本は鈴木すみれと松田裕子の共同。演出は猪股隆一、山田信義ほか、プロデューサーは小田玲奈ら5名体制で、制作は日本テレビ。
主題歌は桑田佳祐による書き下ろし新曲「神々の襷(たすき)」。担当は2026年9月に発表され、曲名は10月10日放送の第1話のエンディングで初めて明かされた。同日には日本テレビの公式YouTubeで、楽曲の一部を聴ける「放送開始記念スペシャルトレーラー」も公開されている。楽曲はピアノとシンセサイザーの印象的なフレーズで始まり、盛り上がりを経て爽快感のあるサビへ向かう構成と紹介され、桑田がこの夏の全国ツアーと並行して制作したと伝えられている[4]。発表時点ではまだレコーディングが続いている段階と伝えられ、文藝春秋側の告知では「ランナーたちの息遣いや鼓動までを音楽に変えていく」といった言葉で紹介された。
桑田の大ファンとして知られる大泉は、主題歌決定の報を受けて「夢って叶うんだ!」と、しみじみ感動したとコメントしている。
放送・どこで見れる[編集]
放送は日本テレビ系で2026年10月10日(土)21時スタート。通常の放送枠は毎週土曜21:00〜21:54で、第1話は40分拡大で放送された[1]。全話数は本記事執筆時点で公表情報を確認できていない。
配信については、民放公式のTVerなどでの見逃し配信に対応すると案内されている。日本テレビ系ドラマは例年Huluでの配信が行われることが多いが、本作の独占配信などの詳細は放送開始前の段階で確認できていない。
第1話の内容と視聴率[編集]
第1話(2026年10月10日放送)は、運命の箱根駅伝予選会が舞台。大日テレビでは徳重(大泉洋)と菜月(伊藤沙莉)が、「紅白超え」の視聴率を求める上層部の無理難題に立ち向かう。一方、明誠学院大学では異端の新監督・甲斐(山下智久)が就任し、異例の人事によってチームがバラバラになっていく[1]。
平均視聴率は世帯8.6%、個人5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[1]。
第2話の内容[編集]
第2話(2026年10月17日放送)では、箱根駅伝の中継まで残り2カ月となった大日テレビと、学生連合チームの始動が並行して描かれた[3]。
大日テレビ側[編集]
上層部の強引な番組改革から中継の伝統を守ったばかりの徳重(大泉洋)のもとで、現場に新たな火種が生まれる。初めてセンターディレクターを任された宮本菜月(伊藤沙莉)が、新人ADの戸山(山田杏奈)に厳しい指摘を重ね、ほかのスタッフの仕事にも口を出すようになったことで、先輩ディレクターの野村(浅香航大)が反発し、スタッフ間の空気が悪化。徳重は解決策を探ることになる[3]。
関東学生連合チーム[編集]
予選会でわずかの差で本選を逃した明誠学院大学の4年生・青葉隼斗(小林虎之介)は、関東学生連合チームのメンバーに選ばれる。予選で足を引っ張ったことを悔やんで一度は辞退を考えるが、連合チームの監督となった甲斐(山下智久)の言葉に背中を押され、出場を決める。合宿初日、甲斐は選手16人を前に「箱根駅伝で3位以上」を目標に掲げるが、学生連合はオープン参加のため、たとえトップでゴールしても正式な順位・優勝としては扱われない。監督経験のない甲斐の方針にコーチの北野や選手たちから疑問の声が上がり、反発する選手や練習に身が入らない選手も現れてチームは早くも分裂の兆しを見せる。隼斗はキャプテンに立候補し、チームをまとめる方法を模索し始める[3]。
第2話の平均視聴率は世帯8.9%、個人5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、初回の世帯8.6%・個人5.0%をいずれも上回った[2]。
視聴率の推移[編集]
『俺たちの箱根駅伝』の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は次のとおり。初回は40分拡大で放送された。
| 話数 | 放送日 | 世帯 | 個人 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 2026年10月10日 | 8.6% | 5.0% |
| 第2話 | 2026年10月17日 | 8.9% | 5.5% |
初回が2桁に届かなかったことは一部のニュースサイトで取り上げられたが(反響(放送後)を参照)、第2話は世帯・個人とも数字を伸ばした[2]。スポーツ報知は、第2話の数字が出た10月19日、日本テレビ側が同作の視聴率を「想定内」とし、「もう少し上げていきたい」との考えを示したと報じている[5]。スポーツニッポンも同日、日テレ側の「これから徐々に上げていきたい」との発言を伝えた[6]。
反響(放送前)[編集]
2026年9月14日には都内で完成披露試写会が開かれ、大泉、山下、伊藤、山田、高橋、竹中らキャスト陣と演出の猪股隆一が登壇した。山下が大泉への憧れをストレートに語ると、大泉は「スタッフからは1話だけは格好良いって言われた。2話は山下に負けるらしい」と自虐ネタで返し、会場を沸かせた。
同じ席で竹中直人は「70歳にして『なぜアナウンサーなのか』と震えた」とアナウンサー役への戸惑いを明かし、大泉からは「現場ではずっとふざけていた」と暴露される一幕も。高橋克典は、箱根駅伝の大ファンでありながら視聴率重視の嫌われ役を演じるのはつらかったと語っている。ランナー役の中で誰が「推し」かを聞かれた大泉と山下が答えに窮する場面もあったと報じられた。
反響(放送後)[編集]
初回放送後、批評サイトのReal Soundは、池井戸作品と大泉洋の組み合わせや『VIVANT』出演俳優の起用から、TBS系「日曜劇場」を連想させる作品だと指摘したうえで、役員会議での対立を引き延ばさずに決着させる構成や、大泉のとぼけた味わいが緊張感をほぐす点は日曜劇場と異なると論じた。あわせて、実際に箱根駅伝を中継してきた日本テレビならではの演出として、専門用語を画面上の図解で補足し、実際の駅伝映像を取り入れたドキュメンタリーに近い熱量を挙げ、主人公の視点を原作の選手側からテレビ局側に寄せた変更にも触れて、「日テレ劇場」とも言える個性があると評価している[7]。
一方、初回の世帯視聴率8.6%については、週刊誌・ニュースサイトの一部が「2桁に届かなかった」「『VIVANT』に及ばなかった」といった論調で取り上げた[8][9]。
炎上とバズ[編集]
放送前の段階で、目立った炎上は確認されていない。一方で「日テレが箱根駅伝のドラマを作る」「主演大泉洋×主題歌桑田佳祐」という組み合わせは発表のたびに話題となり、特に主題歌発表時には大泉の「夢って叶うんだ!」コメントが多くのメディアで見出しに使われた。
余談[編集]
- 大泉洋が池井戸潤原作ドラマで主演するのは、TBS系『ノーサイド・ゲーム』(2019年)以来となる。ラグビーの次は駅伝と、スポーツ×組織ものが続く形。
- 箱根駅伝中継は、実況・移動車・バイク・中継所など膨大なスタッフが関わる長時間の生放送として知られ、原作でもその舞台裏が大きな比重を占める。ドラマでどこまで再現されるかは放送後の注目点とされる。
- 竹中直人は試写会の時点で「70歳」と自ら語っており、キャリア初のアナウンサー役とされる。
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 MANTANWEB「俺たちの箱根駅伝:大泉洋×池井戸潤の日テレ“土9” 初回視聴率8.6% 個人は5.0% 『箱根駅伝』にかける青春とプライド」2026年10月13日。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 MANTANWEB「俺たちの箱根駅伝:大泉洋×池井戸潤の日テレ“土9” 第2話視聴率8.9% 個人は5.5% 初回上回る」2026年10月19日。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 Real Sound映画部「『俺たちの箱根駅伝』第2話、学生連合が動き出す “青葉隼斗”小林虎之介が“最後の箱根”へ」2026年10月17日。
- ↑ THE FIRST TIMES「桑田佳祐、大泉洋主演ドラマ『俺たちの箱根駅伝』主題歌タイトルが『神々の襷(たすき)』に決定!」2026年10月10日。
- ↑ スポーツ報知「日テレ ドラマ『俺たちの箱根駅伝』視聴率は『想定内』『もう少し上げていきたい』第2話視聴率は初回を上回る8・9%」2026年10月19日。
- ↑ スポーツニッポン「日テレ 10月スタートの新ドラマ『俺たちの箱根駅伝』視聴率『これから徐々に上げていきたい』」2026年10月19日(Infoseekニュース配信)。
- ↑ 泉康一「『俺たちの箱根駅伝』は“日曜劇場”っぽい? 箱根駅伝中継を担った日テレならではの演出」Real Sound、2026年10月17日。
- ↑ 内外タイムス「日テレ『俺たちの箱根駅伝』初回は2桁視聴率に届かずガッカリムード…全社をあげて猛プッシュも」2026年10月15日(ライブドアニュース配信)。
- ↑ デイリー新潮「『俺たちの箱根駅伝』が視聴率で『VIVANT』に完敗 『大泉洋が大宣伝』でも期待を外した意外な理由」(Yahoo!ニュース配信)。