| 杉田智和 | |
|---|---|
| 誕生日 | 1980年10月11日 |
| 年齢 | 45歳 |
| 出身地 | 埼玉県比企郡嵐山町 |
| 国籍 | 日本 |
| ジャンル | 声優、ナレーター、作家 |
| 活動期間 | 1990年代後半~ |
| 血液型 | B型 |
| 事務所 | AGRS |
| 代表作 | 坂田銀時(銀魂)、キョン(涼宮ハルヒの憂鬱)、ジョセフ・ジョースター(ジョジョの奇妙な冒険) |
概要[編集]
杉田智和(すぎた ともかず)は、日本の男性声優・作家・事業家。1980年10月11日生まれ、埼玉県比企郡嵐山町出身。血液型はB型。低音から軽妙なコミカル芝居まで自在にこなす芸達者として知られ、業界屈指のゲーマー・特撮オタクとしても有名な人物である。
長年アトミックモンキーに所属していたが、2020年4月1日に同社を退所し、自身の個人事務所「AGRS(アジルス)」を設立して代表取締役に就任した。声優としての活動だけでなく、ラジオパーソナリティ、ナレーター、さらには小説の執筆まで手がけるマルチな才能の持ち主で、「声優の枠に収まらない男」とファンから愛されているらしい。
代表作は『銀魂』の坂田銀時、『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン、『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター、『Fate/stay night』のエミヤ(アーチャー)など。いずれも「ぶっきらぼうだけど芯は熱い」「ツッコミ役」「斜に構えた皮肉屋」といった、杉田の地の人柄がにじみ出るようなキャラが多い。本人いわく「自分に近い役ほど演じやすい」とのことで、坂田銀時のだらけた感じやキョンの内心ツッコミは「ほぼ素」なんて言われることもある。
来歴[編集]
高校在学中、日本ナレーション演技研究所主催の声優スプリングスクールに参加し、ミューラス&アニメージュ賞を受賞。これをきっかけにミューラスアクターズスクールへ入所し、声優の道を歩み始めた。10代のうちから業界に足を踏み入れた、いわば叩き上げのキャリアである。
2000年代に入ると着実に出演を増やし、2004年放送の『新世紀エヴァンゲリオン』……ではなく、転機となったのは2006年の『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役と、同年放送開始の『銀魂』坂田銀時役だった。とくに銀時はその後10年以上にわたって演じ続ける生涯の当たり役となり、杉田の名を全国区に押し上げた。だらけた浪人風の主人公が、いざという時に見せる漢気——その振れ幅を表現できる声優として、杉田の評価は不動のものになっていく。
長年所属したアトミックモンキーを2020年に退所し、個人事務所AGRSを設立。マネジメントだけでなく後進の育成も視野に入れた体制で、ベテランとしての新たな一歩を踏み出した。
演じた主なキャラクター[編集]
杉田の出演作は膨大だが、ファンが真っ先に挙げるのはやはり『銀魂』の坂田銀時だろう。普段はだらしなく甘党でジャンプ大好きな中年だが、仲間のためなら命を張る——このギャップを、力の抜けた芝居と要所の熱演で見事に演じ分けている。アニメの長期シリーズを通して「銀さん=杉田」のイメージは完全に定着した。
『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンでは、ひたすら脳内でツッコミを入れ続けるモノローグ芝居が話題に。淡々としているのにユーモラスという絶妙な語り口は、後の「俺、ツッコミ役」イメージの原型になった。
そのほか『ジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースター(青年期から老年期まで!)、『Fate/stay night』のエミヤ(アーチャー)、『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』のカズヒラ・ミラーなど、軽妙な二枚目半から渋い男まで幅広い。特撮では念願の『ウルトラマンギンガ』で主役級を演じている。
演技の特徴・人物像[編集]
杉田の芝居の最大の魅力は「肩の力が抜けたリアリティ」にある。声を張り上げて熱演するタイプというより、日常会話のような自然な抑揚の中にふっと感情を滲ませるのが上手い。だからこそ、ぶっきらぼうな主人公や皮肉屋のサブキャラを演じさせると唯一無二の説得力が出る。一方で、いざシリアスな場面になると低音を効かせた重厚な芝居に切り替わり、「あの軽い銀さんがこんな顔を……」と視聴者を一気に引き込む。
アドリブの名手としても知られ、台本にないツッコミやボケを足して現場を盛り上げることもしばしば。監督やスタッフから「杉田なら任せて大丈夫」と信頼される現場芸の持ち主である。共演者いわく「収録が一番楽しい人」とのこと。
人物としては徹底した自虐キャラで、「自分はモテない」「しょせんオタクだから」と語りがちだが、その飾らなさと知識量、面倒見の良さで後輩声優からも慕われている。表に出る肩書きの強さとは裏腹に、ものすごく腰が低いことで有名らしい。
ゲーマー・趣味人としての顔[編集]
声優・杉田智和を語るうえで外せないのが、業界随一とも言われるゲーマー・サブカル愛である。レトロゲームから最新タイトルまで膨大な知識を持ち、ラジオやイベントで語り出すと止まらない。所有するゲームソフトやハードの量も尋常ではないと言われ、「もはや収集家」の域に達しているとか。
特撮への愛も筋金入りで、子どもの頃から憧れていたウルトラシリーズに声優として参加できたときは「夢が叶った」と感激したという。アニメ・漫画・ゲーム・特撮と、オタク文化のあらゆるジャンルに通じているため、共演者や番組ゲストとの話題が尽きない。
また、声優としては珍しく小説の執筆も手がけており、「作家・杉田智和」としての顔も持つ。喋りも書きもこなすマルチな表現者として、声優の活動領域を押し広げている存在と言えるだろう。趣味が高じて仕事になった理想的なオタク、なんて評されることもある。
ラジオ・ナレーション活動[編集]
杉田はラジオパーソナリティとしても絶大な人気を誇る。声優ラジオというジャンルにおいて、その毒舌・自虐・脱線まみれのトークは唯一無二で、固定リスナーを多数抱えている。ゲストとの掛け合いも巧みで、相手の良さを引き出しつつ自分も全力でボケ倒すスタイルは「ラジオの申し子」と評されるほど。番組での発言が切り抜かれてSNSで拡散されることも日常茶飯事である。
ナレーターとしての仕事も多く、低音を活かした落ち着いた語りからコミカルなアオリまで自在にこなす。バラエティ番組やCM、ゲーム実況的なコンテンツでもその声を耳にする機会は多い。
近年は自身の事務所AGRSを拠点に、声優・作家・パーソナリティと複数の顔を使い分けながら活動。「声優」という肩書きだけでは語りきれない多面的な表現者として、業界内外から一目置かれる存在になっている。
共演者・後輩からの評価[編集]
杉田は親友の中村悠一をはじめ、多くの声優と親交が深いことで知られる。とりわけ中村とのコンビは「漫才を見ているよう」とファンに絶賛され、二人が並ぶイベントやラジオはチケットが争奪戦になるほど。互いに遠慮なくいじり合いながらも、根っこでは深い信頼で結ばれているのが伝わってくる関係らしい。
後輩声優からは「面倒見が良い」「現場の空気を和ませてくれる」と慕われており、収録現場のムードメーカー的存在でもある。ベテランの域に達してもなお腰が低く、新人にも気さくに接する姿勢が業界内での人望につながっている。
膨大な作品数をこなしながらも一本一本の芝居に手を抜かず、それでいて飄々としている——そんな姿が、同業者からは「理想的なプロ」と映っているようだ。実力・知識・人柄の三拍子そろった、現代声優界を代表する一人である。
ゲーム・吹き替えでの活躍[編集]
アニメと並んで、杉田はゲーム作品でも欠かせない声優の一人である。『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』のカズヒラ・ミラーをはじめ、数多くの人気タイトルに出演。骨太な作品の渋い男から、ソーシャルゲームの個性的なキャラまで守備範囲は広い。ゲーマーである本人だけに、自分が遊んでいた作品に声優として参加できる喜びはひとしおだという。
また海外ドラマや映画の吹き替えでも声を当てており、原語の俳優の演技に寄り添った自然な芝居で評価が高い。アニメ・ゲーム・吹き替え・ナレーションと、声の仕事のほぼ全領域をカバーする万能型の声優と言える。
人気と影響[編集]
杉田智和の人気は、単なる「上手い声優」という枠を超えている。膨大な作品で愛されるキャラを演じてきた実績はもちろんのこと、ラジオやイベントで見せる飾らない人柄、底なしのオタク知識、そして親友・中村悠一との名コンビぶりが、ファンを強く惹きつけてやまない。
後進の声優にとっては、芝居だけでなく「現場での立ち居振る舞い」「ファンとの距離感」のお手本にもなっている。自分の事務所を構えて若手を支える立場にもなり、プレイヤーとしてもプロデュース側としても業界に貢献している。
「声優・杉田智和」は、平成から令和にかけてのアニメ・声優カルチャーを語るうえで外せない名前の一つ。これからも銀さんのように飄々と、しかし確かな存在感で歩み続けていくに違いない。
声優としての歩み[編集]
デビューから20年以上、杉田智和は休む間もなく出演を重ねてきた。アニメ・ゲーム・吹き替え・ナレーション・ラジオと、声に関わるあらゆる仕事をこなしながら、一本一本の芝居に手を抜かない姿勢を貫いている。膨大な仕事量と高い品質を両立できるのは、生来の器用さと、根っからの仕事好きゆえだろう。
坂田銀時という生涯の当たり役に出会えたことは、杉田のキャリアにおいて大きな幸運だった。長期シリーズを通してキャラとともに歳を重ね、作品の歴史を声で支えてきた経験は、他の役者にはない深みを彼に与えている。
ベテランの域に達した今も、新作で意外な役に挑戦したり、後輩と楽しそうに共演したりと、その姿勢は驚くほど柔軟。肩肘張らずに、しかし確かな実力で歩み続ける杉田智和は、まさに現代声優界の「飄々とした名人」と呼ぶにふさわしい存在である。
炎上とバズ[編集]
- ラジオでの暴走トーク - 数々のラジオ番組での歯に衣着せぬ自虐・毒舌トークがしばしば切り抜かれ、SNSでバズる常連。アニメ・ゲームへの愛が深すぎて脱線しまくるスタイルが名物になっている。
- 「は?」ネタ - 銀時やキョンのツッコミに代表される、低音の「は?」というリアクションがネットミーム化。さまざまな場面でファンに引用されている。
- 盟友・中村悠一との掛け合い - 親友である中村悠一とのラジオやイベントでの遠慮のない掛け合いが「漫才コンビのよう」と大人気。二人のオタクトークは長時間でも飽きないと評判らしい。
- ゲーム愛が暴走する配信・トーク - レトロゲームから最新作まで膨大な知識を披露し、収録現場でもスタッフを置いてけぼりにするほど語ることがあるとか。
余談[編集]
- 大の特撮ファンで、『ウルトラシリーズ』ではウルトラマンギンガの声を担当。少年時代からの夢を叶えた格好になった。
- 自他ともに認めるゲーマーで、所有ソフト・ハードの量は声優界でも随一と言われる。ゲーム実況的なトークもお手の物。
- 小説家としての一面もあり、自著を出版している。声優が本業の作家活動という珍しいキャリアを歩んでいる。
- 親友・中村悠一とは公私ともに仲が良く、二人まとめて「杉田・中村」とくくられることも多い。
- アドリブの名手として知られ、現場で台本にないセリフを足して笑いを取ることもしばしば。監督から「好きにやっていい」と任される現場もあるとか。
- 自虐ネタが多く「自分はモテない」「オタクだから」と語るが、その飾らない人柄こそがファンに愛される理由になっている。
- 声質はいわゆる「イケボ」だが、本人はかっこつけるのが苦手で、コミカルな役やダメ人間役で輝くタイプらしい。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- AGRS(杉田智和の個人事務所・公式サイト)
- 杉田智和 公式X(旧Twitter)