| 横山緑 Yokoyama Midori | |
|---|---|
| 本名 | 久保田学(くぼた まなぶ)とされる |
| 誕生日 | 1977年9月25日 |
| 年齢 | 49歳 |
| 出身地 | 愛知県(瀬戸市とされる) |
| 国籍 | 日本 |
| 身長 | 173cm(とされる) |
| 血液型 | A型(とされる) |
| 学歴 | 専門学校名古屋ビジュアルアーツ |
| 職業 | 配信者、インターネットコメディアン(自称)、元立川市議会議員 |
| プラットフォーム | ニコニコ生放送(2025年永久BAN)、Kick、ツイキャス、YouTube |
| 登録者数 | 約1.4万人(YouTube「横山緑の暗黒放送」) |
| 総再生回数 | 約195万回(同上) |
| 活動期間 | 2009年 - |
| ジャンル | 雑談、外配信、凸待ち、企画、配信者イベント |
| 代表作品 | 暗黒放送、キッカーズ、暗黒武術会 |
| 関連活動 | NHK党公認で立川市議会議員(2018年 - 2022年) |
| 別名 | くぼた学(政治活動時の表記)、横山緑(本物) |
| あだ名 | 緑、暗黒、キャプテン、ネット生放送界の鬼才、ニコ生最後の砦 |
| その他 | X:@kubotayokoyama(横山緑(本物)) |
| リンク | https://www.youtube.com/@ankokuhousou |
概要[編集]
横山緑(よこやま みどり)とは、ニコニコ生放送の黎明期から「暗黒放送」を配信してきた覆面の生主(ライブ配信者)である。黒いマスクをかぶって「わがままな男」「永遠の中二病」を演じる芸風で知られ、2011年時点でニコ生最大級のコミュニティを抱えた。のちに本名名義の「くぼた学」で立川市議会議員を1期務め、2025年のニコ生永久BAN後はKickに拠点を移している。
詳細[編集]
基本プロフィール[編集]
1977年9月25日生まれとされ、2026年9月時点で49歳。愛知県出身(瀬戸市とされる)で、専門学校名古屋ビジュアルアーツを卒業している。本名は久保田学とされ、選挙には「くぼた学」「横山緑」の名義で立候補してきた。2018年の立川市議選当選を報じたJ-CASTニュース、2022年の参院選擁立を報じた東京スポーツ、2025年参院選出馬を報じたガジェット通信などが、いずれも本名と配信者名を結びつけて報じている。
職業を聞かれると「インターネットコメディアン」と名乗るのが定番で、選挙の肩書や裁判の法廷でもこの言葉を使った。配信の外では映像制作の仕事に関わっていたとされ、2005年ごろに愛知県から上京して監督業を始め、自主制作映画を何本も撮ったという記録もある。
「緑」という名前の由来[編集]
名前の由来について、本人は2011年1月のガジェット通信のインタビューで「緑色の文字を使ったので、ハンドルネームが『緑』になった」と説明している。ニコ生を見始めた当初、他人の放送に緑色のコメントを打ち込んでいたことがそのまま呼び名になった、という流れである。
「横山」の部分については本人の明確な説明が見当たらず、ファンの間では諸説が語られている。また住んでいたアパートの名前にちなむという説もネット上で流れているが、本人がインタビューで語った公式な説明は「緑色の文字」のほうである。
ニコ生を始めたきっかけ[編集]
同じインタビューによると、ニコ生を始めた動機は、当時ニコ生で荒らし行為をしていたとされる配信者「さくらいのおっさん」を「討伐」するためだったという。約3か月間ニコ生を視聴したのちに自分でも配信を始め、最初の番組タイトルは「19xx」。第1回は正座して謝罪する放送だったと語っている。
配信開始の時期は2009年3月とする記録が多く、J-CASTニュースも「2009年頃から」配信していたと報じている。ドワンゴがニコニコ生放送を始めたのが2007年末なので、まさにニコ生の黎明期からの生主ということになる。
覆面と「演技」[編集]
トレードマークは黒い覆面マスク。本人は「マスクをかぶった瞬間から演技がスタート」と語っており、配信中の横山緑は「わがままな男」「永遠の中二病」というキャラクターを演じている、という位置づけである。番組名の「暗黒」についても「自分の過去が暗黒だからだ」と説明していた。
同インタビューでは生い立ちにも触れており、小学生のころはふざけた子どもだったが、中学からは「周りは全部敵だと思う」ようになり、高校時代は友人がいないまま皆勤賞を取った、と話している。
暗黒放送の歴史[編集]
黎明期の人気[編集]
暗黒放送は、初期は深夜3時ごろから始まるのが基本だったとされる。視聴者や企業に電話をかけてやり取りする過激な企画が特徴で、J-CASTニュースは「視聴者や企業との電話での対話を通じた過激な内容」の番組として紹介している。
2011年のガジェット通信の記事では、暗黒放送のコミュニティは参加者4万8千人を集め「ニコニコ生放送で最大のコミュニティを誇った」と紹介された。個人の生主がこの規模の固定視聴者を抱えるのは当時としては異例で、「ネット生放送界の鬼才」という異名もこのころの記事から広まった。
番組ルールとスタイル[編集]
番組は30分で必ず区切る構成で、1,000回以上放送したと本人は語っていた。リスナーからの贈り物は受け取らず、イベントの賞品に還元するというルールもあったという。ファンの間では「馴れ合わない、笑わない、乞食をしない、出会わない」といった暗黒ルールがモットーとして知られている。
番組は時期によって「暗黒放送R」「暗黒放送P」「暗黒放送Q」「暗黒放送K」「暗黒放送X」「暗黒放送G」「暗黒放送C」などと名前を変えてきたとされ、総称として「暗黒放送」と呼ばれる。視聴者は「暗黒脳」と呼ばれることもある。
終了と復活[編集]
暗黒放送は2010年10月に唐突に終了し、当時は「伝説になった」と言われた。ところが数か月後の2011年1月に復活し、ガジェット通信が「復活前日インタビュー」を掲載している。この時点ですでに、BAN(放送停止)の経験があり、理由として番組タイトルに「AV」という単語を入れたこと、他人の放送をジャックした際の言葉遣い、顔画面の晒しなどを本人が挙げていた。
2011年9月にはYouTubeチャンネル「横山緑の暗黒放送」を開設している。チャンネル説明には「ニコニコ生放送の初期から配信している、黒マスクがトレードマークの暗黒放送・横山緑だ!」とあり、雑談、外配信、凸待ち、競馬、麻雀、パチスロなどを扱ってきた。
2018年の全削除と「本物」アカウント[編集]
2018年9月4日、ニコ生のチャンネル放送、コミュニティ、アカウントを運営にすべて削除されたと本人がYouTubeで報告した。動画のタイトルは「10年続けたニコ生を永久追放された理由と今後」。ただしその後も別アカウント「横山緑(本物)」でニコ生での配信を続けており、Xの名義も「横山緑(本物)」となっている。
2024年6月、KADOKAWAグループへのランサムウェア攻撃でニコニコ動画・ニコニコ生放送が停止した際には、東京スポーツがその影響を受けた配信者の一人として横山緑を取り上げた。生主のユキちゃんと8日に予定していたイベント配信が延期となり、本人はXで「予約した企画もコメントが一番面白いニコ生でできないし金返せ!」と不満を投稿している。自称「ニコ生最後の砦」だった時期のエピソードである。
政治活動[編集]
立川市議会議員(2018〜2022年)[編集]
2018年6月17日投開票の立川市議会議員選挙に、NHKから国民を守る党公認・新人の「くぼた学」として立候補し、1,231票で当選した(定数28、26位)。J-CASTニュースは「ニコ生主『横山緑』、立川市議選に初当選」の見出しで報じている。当時40歳。
市議としては4年の任期を務めた。2022年4月には、同党が参院選比例代表に「人気ニコ生主」として当時立川市議の久保田学(44歳)を擁立する方針であると東京スポーツが報じた。
2022年参院選(比例代表)[編集]
第26回参議院議員通常選挙(2022年7月10日)ではNHK党の比例代表候補として出馬し、個人名で17,947票を獲得した。党内の候補者9人の中では5位だったが落選。この選挙で同党から比例代表で当選したのはガーシー(東谷義和)だった。
NHK党コールセンターと品川区議選[編集]
市議退任後はNHK党のコールセンター長として勤務していた。2023年4月23日の品川区議会議員選挙に立候補したが、1,106票で落選している。
2023年9月には、勤務先の近くに引っ越した直後に「9月28日を持ってNHK党コールセンターの職員全員の給与は払えなくなった」という通達を受けたとガジェット通信が報じた。これに対しひろゆきは「立川市議会議員から無職にクラスチェンジしたと思ってたら、給料が払われないブラック企業の社畜になってた」とコメントしている。
2024年東京都知事選挙[編集]
2024年7月7日の東京都知事選挙に、NHK党の候補として「横山緑」の名で立候補した。通称名での立候補には、その名前が通常の活動で広く知られていることを示す資料が必要とされ、本人は選挙ドットコム上のブログで本名と通称名を結びつける報道の提供を呼びかけていた。その後、東京スポーツの記事が掲載されたことで通称名での立候補が認められたと本人が説明している。
選挙ドットコムのインタビュー記事では、肩書は「インターネットコメディアン」、年齢46歳。党の看板政策であるNHK受信料問題を掲げた。結果は56人中19位の2,174票で落選。翌朝には「東京都知事選挙は2174票と言う結果になり私の力が及ばない結果になり申し訳ありませんでした」とXに投稿した。選挙期間中はKADOKAWAへのサイバー攻撃の影響でニコ生が使えない状態が続いていた。
2025年参院選(愛知選挙区)[編集]
2025年5月13日、夏の参院選に地元・愛知選挙区からNHK党公認で出馬することが報じられた。本人は「立花さんのためにひと肌脱ぐことにしました。散々お世話になったので」と語り、立花孝志党首への恩義を出馬理由に挙げている。
第27回参議院議員通常選挙(2025年7月20日)の愛知選挙区は14人が立候補する混戦となり、横山緑は25,017票を得たが落選した。これで選挙歴は、立川市議選(当選)、参院比例(落選)、品川区議選(落選)、都知事選(落選)、参院愛知(落選)の5回となった。
Kick移籍と最新動向(2025〜2026)[編集]
ニコ生永久BAN[編集]
2025年2月28日、横山緑はXで「ニコ生今までありがとうございました。本日をもって終わります」と投稿し、ニコ生のアカウントが永久BANになったことを明かした。運営から示された理由は「誹謗中傷(本人通報)」とされる。
本人は「その通報した方の名前は配信で別の出演された方が発言したのに関わらず俺が荒らしたことにする運営は明らかにおかしい」と反論した。一方でリスナーの間では処分は妥当だとする声も出ており、評価は分かれた。この発表と同時に、ニコ生で続けていた企画「旅部」も終了するとしている。
Kickとキッカーズ[編集]
BAN直後の2025年3月2日から、海外発の配信サービスKickで配信を開始した。Kickで先行して活動していたVTuberのみけねこと通話するなどして移籍し、3月には2日分の配信で761ドル(約11〜12万円)を得たと報告して話題になった。ニコ生主の間でKickへの移籍が相次ぐきっかけの一つになったとされる一方、Kickとオンラインカジノとの関係性を懸念する声も配信者から上がった。
その後、ニコ生をBANされた元生主などを集めて、Kickを拠点とする配信者グループ「キッカーズ」を立ち上げた。理念は「打倒ニコ生」とされ、1軍・2軍の制度、視聴者数に応じた発言権、配信終了時にレイド機能で他メンバーの配信へ視聴者を送り込む仕組みなどを採用している。みけねこはマネージャー役として参加した。
暗黒武術会[編集]
2026年1月24日、横山緑の主催による配信者格闘技イベント「暗黒武術会」(The 公開処刑・地獄の配信者デスマッチ)が東京・新木場ファーストリングで開催された。Kick運営が後援し、司会はツイキャス配信者の石川典行。勝者とMVPにそれぞれ3万円の賞金が用意され、本人はXで「満員御礼」と報告している。
この様子はKickで配信され、ニコニコ動画にも全試合のアーカイブがファンによって投稿された。ニコ生から追い出された生主が、他社プラットフォームの後援で有観客イベントを打つという、なかなか皮肉の効いた展開である。
2026年の現在[編集]
2026年現在はKickとツイキャスを主な配信拠点とし、YouTubeチャンネル「横山緑の暗黒放送」、Xの「横山緑(本物)」で告知を行っている。2025年末から2026年初頭にかけては、ひろゆきの番組・配信に出演したことを本人がXで報告している。
2026年には暴露系配信者のコレコレの配信で横山緑の私生活をめぐる話題が取り上げられ、その切り抜き動画が多数出回った。
人物・交友関係[編集]
加藤純一との関係[編集]
ニコ生出身の人気配信者加藤純一(うんこちゃん)の「師匠」を自称しており、加藤からは「兄貴」と呼ばれる間柄として知られる。互いの配信で言及し合うことも多く、ファンの切り抜き動画では二人の絡みが定番ジャンルになっている。
ひろゆきとの関係[編集]
2ちゃんねる創設者でニコニコ動画の元管理人でもあるひろゆきとは旧知の仲とされる。ひろゆきは横山緑の転職(NHK党コールセンター)の話題に辛辣なコメントを寄せる一方、2025〜2026年には番組での共演も伝えられている。
弟子・関係配信者[編集]
ニコ生時代には、野田草履、ぽんちゃん、サダ、森義之(森田義之)らを「弟子」とする関係があったとされる。2013年には『生主 森田義之・com』という題の映画を制作したという記録もある。2024年のニコ生停止時にイベントを予定していたユキちゃんも、ニコ生時代からの共演者である。
立花孝志・NHK党との関係[編集]
政治活動はすべてNHK党(旧・NHKから国民を守る党)の公認で行っている。2025年の参院選出馬時には「散々お世話になったので」と立花孝志への恩義を語っており、党の広告塔的な役割を長く担ってきた。
炎上とバズ[編集]
名誉毀損裁判(2017年)[編集]
生放送中に「購入した製品(美顔器)に異物が入っていた」と発言したことをめぐり、名誉毀損罪に問われた。略式命令(罰金20万円)を受け入れず正式裁判を選び、東京地裁は求刑通り罰金20万円を言い渡した。本人は正式裁判を選んだ理由を「自分は正しいってことを言うことを選んだ」と述べ、「オレは嘘ついていないもん」と主張した。
公判では職業を「インターネットコメディアン」と答えたり、本籍を問われてマンション名だけを答えたりする場面があり、ニコニコニュースは「的を射ない回答」が続いた様子を伝えている。
永久BANをめぐる論争(2025年)[編集]
前述の通り、2025年2月のニコ生永久BANでは、本人が「別の出演者の発言なのに自分のせいにされた」と運営を批判した。これに対して、過去の配信での誹謗中傷を理由に処分は当然とするリスナーの意見もあり、ネット上で議論になった。
キッカーズ内のトラブル(2025年)[編集]
2025年4月には、キッカーズのメンバーがマネージャーのみけねこに暴言を吐いたことをめぐり、訴訟に発展するのではないかと取り沙汰された。リーダーの横山緑は仲裁に動いたが、「過去にニコ生で容姿や年齢をいじってきた本人が仲裁するのか」という批判的な声も上がり、メンバーの脱退示唆など、グループの不安定さが話題になった。
Kick収益報告のバズ[編集]
2025年3月、Kick移籍直後に「2日分の配信で761ドル」「2時間で270ドル(約4万円)」と収益を公表し、時給換算で約2万円になるとしてニコ生主の間で大きな話題になった。これをきっかけにKickでの配信を始める生主が相次いだとされる。
余談[編集]
- 2018年に立川市議に当選した際の得票は1,231票で、定数28のうち26位。ギリギリでの当選だったが、2025年の参院選愛知選挙区では約2万5千票を集めており、得票数だけ見れば7年で20倍以上になっている。
- 暗黒放送の名物エピソードとして、生放送中にベランダへペヤングが投げ込まれた事件や、匿名で送られてきたUSBメモリが実は機器を破壊する「USBキラー」で、パソコンに挿して壊してしまった事件がファンの間で語り継がれているとされる。
- 横山緑と関わった人物が不幸に見舞われるという「暗黒の呪い」なる都市伝説がファンの間で語られている。
- 2024年都知事選では、本名ではなく配信者名で立候補するため、本人が自ら「自分の名前が載った報道」を募集するという珍しい展開があった。結果的に東京スポーツの記事が決め手になったと本人は説明している。
- 選挙で使う肩書も、法廷で名乗った職業も「インターネットコメディアン」。本人にとってはネタではなく、一貫した名乗りである。
- YouTubeチャンネル「横山緑の暗黒放送」は2011年開設と古参だが、登録者数は約1.4万人。活動の主軸はあくまで生配信で、YouTube上では「暗黒放送横山緑切り抜き」などファンによる切り抜きチャンネルも多数運営されている。