| 小池栄子 Eiko Koike | |
|---|---|
| 誕生日 | 1980年11月20日 |
| 年齢 | 45歳 |
| 出身地 | 東京都世田谷区 |
| 国籍 | 日本 |
| 学歴 | 和洋九段女子高等学校卒業 |
| ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台、バラエティ |
| 活動期間 | 1997年 - |
| 家族 | 坂田亘(夫) |
| 身長 / 体重 | 167cm cm / ― kg |
| 血液型 | AB型 |
| 事務所 | イープロダクション |
| 代表作 | 『接吻』『八日目の蝉』『リーガル・ハイ』『鎌倉殿の13人』『新宿野戦病院』 |
| 関連活動 | 『カンブリア宮殿』司会(2006年 - 2026年) |
概要[編集]
小池栄子(こいけ えいこ)とは、日本の俳優・タレントである。1990年代後半にイエローキャブ系のグラビアアイドルとして世に出て、バラエティで人気を得たのち、映画『八日目の蝉』や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条政子役で「演技派」の評価を確立した。グラビア出身者が主演級の俳優へ転身した代表例として語られることが多い。
詳細[編集]
1980年11月20日、東京都世田谷区下北沢の生まれ。もともとは保育士志望だったが、イエローキャブの社長だった野田義治にスカウトされて芸能界入りした。本人は当初芝居の道を志していたものの、見た目を理由に役が回ってこず、乗り気でなかったグラビアの仕事から出発したとされる。
1997年のデビュー後は、グラビアと並行して『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』などバラエティ番組で頭角を現す。同番組の「芸能人社交ダンス部」では本格的に競技ダンスに取り組み、2005年には英国のブラックプール・ダンスフェスティバルにも出場した。中学1年から高校3年まで創作ダンス部に所属していた経歴があり、ダンスは得意分野である。
2006年からはテレビ東京の経済番組『カンブリア宮殿』で作家の村上龍とともに司会を担当。経営者相手のトークで見せる聞き手としての力量が、「グラビア出身タレント」という枠を越える評価につながった。同番組は2026年3月26日放送の「卒業スペシャル」をもって村上とともに降板し、20年に及ぶコンビに幕を下ろした。
俳優としての転機は、2008年の主演映画『接吻』と、2011年の『八日目の蝉』である。とくに後者について本人は、成島出監督から「役に対してもっと真摯に向き合って悩みなさい」と教えられ、脚本の行間をどう捉えるかを強く意識するようになったと語っている。以降、映画・ドラマ・舞台の三方面で主演・助演を重ね、2022年の大河ドラマでの北条政子役で全国区の「女優・小池栄子」像が定着した。
私生活では2007年8月29日にプロレスラーの坂田亘と結婚しており、翌2008年7月24日に挙式している。
経歴[編集]
グラビアからバラエティへ[編集]
デビュー当初はイエローキャブ系列の事務所に所属し、佐藤江梨子、MEGUMIらと並ぶ同社の看板グラビアアイドルの一人だった。2004年に野田義治が同社を離れる騒動があった際もイエローキャブにとどまり、2015年の同社の倒産を機に個人事務所「イープロダクション」を設立して独立した。
グラビアでの知名度を足がかりに、バラエティでは物怖じしないトークで重宝された。2000年代半ばには、ドラマ『踊る大捜査線』シリーズや『嫌われ松子の一生』(2006年)などにも出演しており、俳優業も並行して進めていた。
映画での評価確立[編集]
2008年公開の『接吻』(万田邦敏監督)では、死刑囚に惹かれていく孤独な女性を演じて主演。この作品で毎日映画コンクール主演女優賞、高崎映画祭最優秀主演女優賞などを受賞し、映画関係者の見る目を一変させた。
2011年の『八日目の蝉』では、誘拐された過去を持つ主人公・恵理菜の旅に寄り添う女性・千草を演じ、第35回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。同年は『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』と合わせてキネマ旬報ベスト・テン助演女優賞も獲得している。このほか『20世紀少年』(2009年)、『パコと魔法の絵本』、『空飛ぶタイヤ』(2018年)などに出演した。
ドラマでの活躍[編集]
テレビドラマでは、堺雅人主演の『リーガル・ハイ』シリーズ(2012年 - 2014年)、『世界一難しい恋』(2016年)、『母になる』(2017年)、『俺の話は長い』(2019年)などに出演。コメディとシリアスの両方をこなす振れ幅の広さが持ち味で、脇に回っても場面をさらう存在感が評価されてきた。
2024年には宮藤官九郎脚本の『新宿野戦病院』(フジテレビ系)で仲野太賀とダブル主演。アメリカ国籍の元軍医ヨウコ・ニシ・フリーマンを演じた。「どんな命も平等」という信念を持つ強い女性という役どころで、宮藤作品らしいコメディと医療ドラマの両立を担った。
舞台[編集]
舞台にも継続的に出演している。2025年には劇団☆新感線の45周年興行『爆烈忠臣蔵〜桜吹雪THUNDERSTRUCK』に早乙女太一、向井理らとともにゲスト出演し、松本・大阪・東京を巡演した。同公演は「ゲキ×シネ」として2027年1月に劇場公開が予定されている。
鎌倉殿の13人の北条政子[編集]
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(脚本:三谷幸喜、主演:小栗旬)では、主人公・北条義時の姉で源頼朝(演:大泉洋)の妻である北条政子を演じた。約1年半におよぶ撮影を通じ、田舎娘の時代から「尼将軍」と呼ばれる晩年までを一人で演じ切っている。
北条政子は、嫉妬深さや権力欲から「悪女」と評されることもある歴史上の人物である。三谷の脚本は「悪女にならない北条政子」を志向しており、小池はそれを家族を守ろうとする人間味ある人物として体現した。本人は後に「稀代の悪女と言われていたが、とても家族愛にあふれたチャーミングな人でした」と語っている。
最大の見せ場は、第47回「ある朝敵、ある演説」(2022年12月11日放送)の演説シーンである。承久の乱を前に御家人たちを前にした政子は、用意された「頼朝の恩」を説く原稿を途中で読むのをやめ、上皇の狙いが弟・義時の命であることを自らの言葉で明かし「あなた方はそれで本当に良いのですか?」と問いかける。史実で有名な演説を「家族を守るための言葉」として再構成したこの場面は、放送後に多くのメディアで名演として取り上げられた。
この演技が評価され、小池は第31回橋田賞を受賞。授賞式では政子をイメージした色のドレスで登場し、「やっぱり自分はお芝居が好きなんだと確信することができました」と撮影を振り返った。
2026年の動向[編集]
2026年はテレビ・映画の両面で節目の年となっている。
- 3月:『カンブリア宮殿』を村上龍とともに卒業。4月から同番組は金原ひとみとヒャダインの新MC体制に移行した。
- 5月:NHK総合の土曜夜10時枠のドラマ『ムショラン三ツ星』(全5話、5月23日開始)に主演。現役の刑務所管理栄養士によるノンフィクションを原作とする「刑務所社会派コメディ」で、元イタリアンシェフから刑務所の管理栄養士に転じた銀林葉子を演じた。共演は中村蒼、ともさかりえ、生瀬勝久、國村隼ら。本人は出演について「実は正直なところ、お引き受けするか、最初はすごく葛藤しました」と明かし、「楽しい印象だけが伝わらないように」と題材への向き合い方を語っている。
- 10月2日:水上恒司主演の映画『本当にあった話(の話)』(武井佑吏監督)が公開予定。劇中劇の脚本家・垣内役を演じ、黒木華、佐々木蔵之介らと共演する。
余談[編集]
- 実家は裕福で、アルバイト経験は5時間ほどしかないとされる。
- 祖父はパチンコ店を経営しており、店内でワニを飼っていたという逸話がある。
- 2007年に自動車の運転免許を取得している。
- 『八日目の蝉』の成島出監督については「『芝居とは何ぞや』を叩き込んでくださった方」と語っている。
- 橋田賞の授賞式では、配信を意識して「いつもの私は封印させていただきたい」と笑いを誘った。