トランク (韓国ドラマ)

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トランク (韓国ドラマ)
트렁크 / The Trunk
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主演のコン・ユ(2018年)出典:ウィキメディア・コモンズ(CC BY 4.0)
略称 トランク
ジャンル ミステリー・メロドラマ・サスペンス
放送シーズン シーズン1(全1シーズン)
放送期間 2024年11月29日(全話一挙配信)
放送時間 1話あたり約59〜72分
話数 全8話
放送国家 韓国
言語 韓国語
配給 Netflix
放送局 なし(Netflixシリーズ)
配信 Netflix
平均視聴率 なし(配信作品のため)
制作
企画 キム・ウニョン(製作総指揮)
プロデューサー シン・ヨンジュ、イ・ドンギュ
演出 キム・ギュテ
制作 Project 318、GTist
脚本 パク・ウニョン
撮影 パク・ジャンヒョク
音楽 チェ・スングォン、キム・ジス
出演者 コン・ユ、ソ・ヒョンジン、チョン・ユンハ、チョ・イゴン、キム・ドンウォン
その他
原作 キム・リョリョン『トランク』
関連番組 なし
オープニング曲 なし
エンディング曲 なし
制作費 非公表
外部リンク Netflix作品ページ

概要[編集]

『トランク』(原題:트렁크、英題:The Trunk)とは、2024年11月29日にNetflixで全8話が配信された韓国のミステリー・メロドラマである。コン・ユとソ・ヒョンジンの共演で、1年間の「期間制結婚」と、湖に浮かび上がった一つのトランクをめぐる物語を描く。

詳細[編集]

原作と企画[編集]

原作は韓国の作家キム・リョリョンの小説『トランク』。結婚情報会社が秘密裏に提供する「期間を区切った結婚」というサービスを題材にした作品で、ドラマ版はこの設定を土台にしつつ、ミステリー要素を強めた構成に組み替えられている。

演出は『大丈夫、愛だ』『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『ライブ』『私たちのブルース』などで知られるキム・ギュテ、脚本は『花郎』のパク・ウニョンが担当した。制作はProject 318とGTistで、音楽はチェ・スングォンとキム・ジスが手がけている。

キャスティングと撮影[編集]

2023年2月にコン・ユとソ・ヒョンジンの出演検討が報じられ、同年7月に二人が「期間制夫婦」を演じることが正式に発表された。8月には主人公の元妻役でチョン・ユンハの出演が決まった。主演の二人はいずれも同じ芸能事務所(マネジメントSOOP)に所属している。

撮影は2023年8月下旬に始まり、2024年2月まで約6か月をかけて行われた。1話あたりの尺は約59〜72分と、Netflixの韓国シリーズの中でも長めに作られている。

物語の構造[編集]

物語は一本の時間軸で進むのではなく、現在の契約結婚生活、5年前に起きた事件、湖畔での出来事、警察の取調室の場面という複数の時間が交互に差し込まれる形で進む。視聴者は序盤、誰が何をしたのかが分からないまま断片を見せられ、話数が進むにつれてそれぞれの場面がつながっていく。

ジャンルとしてはミステリーとメロドラマの掛け合わせで、事件の謎解きよりも、喪失やトラウマを抱えた人物どうしが契約という形で同じ家に暮らし、関係を少しずつ変えていく過程に重心が置かれている。

「NM」と期間制結婚[編集]

作中の「NM」は、結婚情報会社「ウエディングライフ」の秘密子会社という設定で、依頼人に1年など期間を区切った配偶者を斡旋する。派遣される側は契約期間中、依頼人の家で実際に夫婦として暮らし、期間が終われば別れる。ヒロインのノ・インジはこの仕事を担うNMの次長で、物語開始時点ですでに4回の契約結婚を経験している。

あらすじ[編集]

音楽プロデューサーのハン・ジョンウォンは、過去のトラウマから悪夢に苦しみ、睡眠薬が手放せない生活を送っている。元妻イ・ソヨンは復縁の条件として、ジョンウォンに「1年間だけほかの女性と結婚する」ことを求め、NMのサービスを利用させる。

こうしてジョンウォンの家にやってきたのが、NMから派遣されたノ・インジだった。インジにとっては5回目の契約結婚で、彼女は淡々と「期間限定の妻」として振る舞うが、情緒の不安定なジョンウォンとの同居は最初から波乱含みで始まる。

一方、ある湖にトランクが浮かび上がったことをきっかけに、警察が動き出す。トランクの中身と、5年前の出来事、そしてNMという会社の実態が少しずつ結びつき、ジョンウォンとインジはそれぞれの過去と向き合うことになる。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

  • ハン・ジョンウォン(演:コン・ユ):音楽プロデューサー。過去のトラウマから睡眠障害を抱え、元妻の求めでNMの期間制結婚を受け入れる。
  • ノ・インジ(演:ソ・ヒョンジン):NMの次長で、期間制の妻として派遣される。4回の契約結婚を経て、5回目の相手としてジョンウォンの家に入る。

主な周辺人物[編集]

  • イ・ソヨン(演:チョン・ユンハ):ジョンウォンの元妻。ジョンウォンをNMに引き合わせる。
  • ユン・ジオ(演:チョ・イゴン):NMの社員。
  • オム・テソン(演:キム・ドンウォン):餅職人。インジに執着する男として登場する。
  • オ・ヒョンチョル(演:ホン・ウジン):音楽レーベルの代表で、ジョンウォンの大学時代からの友人。
  • カン・ユナ(演:チュ・ミンギョン):ヒョンチョルの妻。
  • ユ・インヨン(演:チェ・ユンジ):NMの社員。
  • オ・ジンボム(演:ヤン・デヒョク):強力班の刑事。
  • マ・スサ(演:キム・ロイハ):麻薬班の刑事。

特別出演[編集]

チャ・スンウォン、オム・ジウォン、イ・ジョンウン、チェ・ヨンジュン、イ・ギウ、チョン・ギョンホらが特別出演している。イ・ギウはインジの最初の契約結婚の相手ソ・ドハ役、チョン・ギョンホはNMの依頼人役で登場する。

主演の二人[編集]

コン・ユ[編集]

コン・ユは『コーヒープリンス1号店』(2007年)で人気を確立し、ドラマ『トッケビ』(2016年)で日韓を中心に大きなブームを起こした俳優である。映画では『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019年)などに主演し、Netflixの『イカゲーム』(2021年)では主人公をゲームに誘う謎の男として短い出演ながら強い印象を残した。本作では、明るさや包容力を前面に出した過去の役柄とは対照的な、不眠と不安を抱える内向的な男を演じている。

ソ・ヒョンジン[編集]

ソ・ヒョンジンは、2000年代初めにSMエンターテインメントの女性アイドルグループM.I.L.Kのメンバーとして活動したのち、女優に転向した。本作では、感情を表に出さずに仕事として「妻」を演じ続けるインジ役を務め、2025年の青龍シリーズアワードで主演女優賞にノミネートされた。K-POP出身の俳優が多い韓国ドラマ界の中でも、早くに演技へ軸足を移した一人として知られる。

評価と反響[編集]

Netflixが公表する週間グローバルTOP10(非英語シリーズ部門)では、配信初週(2024年11月25日〜12月1日の集計週)に10位で初登場し、翌週(12月2日〜8日)に3位まで上昇した。3週目(12月9日〜15日)も8位に残り、3週間の合計視聴数は約790万回とされる。

コン・ユにとっては『トッケビ』以来の本格的なメロドラマ路線の作品として注目され、主演二人の抑えた演技や、湿度の高い映像のトーンが話題になった。レビュー集計サイトRotten Tomatoesでは批評家6人中83%が肯定的な評価となっている。

一方で、時間軸が頻繁に入れ替わる構成は「序盤が分かりにくい」という感想も多く、評価は割れた。海外のレビューでは、最初は状況が飲み込めないまま進むが、1話の中盤あたりから引き込まれるという趣旨の評も見られる。ソ・ヒョンジンは本作で2025年の青龍シリーズアワード主演女優賞にノミネートされた。

音楽[編集]

劇中の挿入曲(OST)には、キム・ハンギョルの「Perfume」、ホン・イサクとキュリがそれぞれ歌う「Savior」の2バージョン、NIIZの「Shadow」などがある。物語の静かなトーンに合わせ、バラード中心の構成になっている。

視聴ガイド[編集]

どこで見られる?[編集]

Netflixで配信されている。2024年11月29日に全8話がまとめて公開されたため、最初から最後まで一気に見ることができる。

全部で何話?[編集]

全8話。1話あたり約59〜72分と長めで、全体ではおよそ8〜9時間ほどになる。

原作はある?[編集]

キム・リョリョンの小説『トランク』が原作である。ドラマは原作の「期間制結婚」という設定を引き継ぎつつ、湖のトランクをめぐる事件や複数の時間軸を組み合わせたミステリー仕立てになっている。

「NM」とは何?[編集]

作中に登場する、期間を区切った結婚を斡旋する秘密の会社。結婚情報会社「ウエディングライフ」の子会社という設定で、実在の企業ではない。

恋愛ドラマ?サスペンス?[編集]

どちらの要素もある。契約で結ばれた男女の関係の変化を描くメロドラマが軸で、そこにトランクをめぐる事件の謎と警察の捜査が絡む。派手なアクションや明るいラブコメの要素はほとんどない。

日本でも見られる?[編集]

日本でもNetflixで配信されており、日本語字幕で視聴できる。邦題は原題をそのまま訳した『トランク』である。

続編はある?[編集]

2026年10月時点で確認できる範囲では、続編(シーズン2)の制作は発表されていない。物語は全8話で完結している。

余談[編集]

  • ソ・ヒョンジンは元アイドル(M.I.L.K)出身の女優で、本作では感情を表に出さない役柄を抑えた演技で見せ、新境地と評された。
  • 「トランクの中身は何か」という謎が最後まで物語を引っ張る構成のため、Xなどでは結末に触れないよう感想の書き方に気を使う視聴者が多かったとされる。
  • コン・ユはNetflixでは『イカゲーム』の謎の勧誘員役でも知られ、本作は同じNetflixでの主演作として、かつての代表作『コーヒープリンス1号店』『トッケビ』からのファンにも注目された。
  • 同じくNetflixで全8話完結の韓国作品としては、『マイネーム: 偽りと復讐』『ブラッドハウンド』などがあり、本作もこの「短く完結する韓国シリーズ」の系譜に入る。
  • 監督のキム・ギュテは、群像劇『私たちのブルース』など人物の心の動きを丁寧に描く作風で知られ、本作の静かなトーンにもその特徴が表れていると言われる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • Netflix作品ページ

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