チョン・チェヨン
정채연(鄭彩娟、Jung Chae-yeon)
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2024年10月8日、JTBC『組み立て式家族』制作発表会にて(出典:Wikimedia Commons、撮影:K-POPIT 케이팝잇、CC BY 3.0)
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2018年2月24日、映画『ララ』新村での舞台挨拶にて(出典:Wikimedia Commons、撮影:Lean on me、CC BY 4.0)
本名 チョン・チェヨン(정채연)
誕生日 1997年12月1日
年齢 28歳
出身地 大韓民国 全羅南道 順天市
国籍 大韓民国
学歴 ソウル公演芸術高等学校 放送演芸科 卒業
ジャンル テレビドラマ、映画、K-POP
活動期間 2015年 -
身長 / 体重 166 cm / ― kg
血液型 A型
事務所 MBKエンターテインメント(2015年 - 2022年)→ BHエンターテインメント(2022年 -)
代表作 『また会った世界』『To. Jenny』『初恋は初めてなので』『恋慕』『金のスプーン』『組み立て式家族』『エスクァイア』
関連活動 DIA、I.O.I、PRODUCE 101
あだ名 エンディング妖精、クレイジーダンスクイーン
その他 2017年アジア・アーティスト・アワード 新人賞(俳優部門)


概要[編集]

チョン・チェヨンとは、ガールズグループDIAとプロジェクトグループI.O.Iで活動したのち、『恋慕』『金のスプーン』『組み立て式家族』『エスクァイア』などで主演を重ねてきた韓国の女優・歌手である。

詳細[編集]

順天生まれ、練習期間わずか5か月でデビュー[編集]

1997年12月1日、全羅南道順天市に生まれ、幼いころに京畿道安養市へ引っ越した。平村中学校を経て芸能人の登竜門として知られるソウル公演芸術高等学校の放送演芸科に進み、2016年2月に卒業している。同級生にはのちにDIAで一緒に活動するアン・ウンジンがいた。

芸能界入りのきっかけはMBKエンターテインメントの新ガールズグループ計画。2015年1月に事務所が新グループ結成を発表し、当初はサバイバル番組で選ぶ構想もあったが最終的には社内選抜に切り替わった。チェヨンはこの7人に選ばれ、練習期間がわずか5か月ほどという異例のスピードで、2015年9月14日にアルバム『Do It Amazing』とタイトル曲「왠지(Somehow)」でDIAとしてデビューした。

PRODUCE 101で一気に全国区へ[編集]

デビューからわずか3か月後の2015年12月、チェヨンはDIAの活動を一時離れ、Mnetのサバイバル番組『PRODUCE 101』に参加する。すでにデビュー済みの現役アイドルが練習生として出直すという異例の挑戦だったが、番組内では透明感のあるビジュアルが注目を浴び、「ビジュアルTOP11」投票では2位に入った。

最終回では215,338票を集めて7位に入り、2016年5月4日にプロジェクトグループI.O.Iとしてデビュー。DIAとI.O.Iを掛け持ちする「二重所属アイドル」として、無名グループのメンバーから一気に全国区の顔へと駆け上がった。

歌手から女優へ、BH移籍でギアを上げる[編集]

2016年6月、tvN『ひとり酒男女』へのカメオ出演で演技デビュー。翌2017年のSBS『また会った世界』で子役時代のヒロインを演じて評価を集め、同年のアジア・アーティスト・アワードで俳優部門の新人賞を受賞した。ここから本格的に女優業へ比重を移していく。

DIAではMBKとの契約が続いた2022年まで活動し、同年9月16日、パク・ボヨンらが所属する俳優事務所BHエンターテインメントと専属契約を結んだ。BH側は「歌手としても俳優としても、より健やかな姿でファンに会えるよう全面的に支援する」とコメントしている。以後は『金のスプーン』『組み立て式家族』『エスクァイア』と、地上波・ケーブル・総合編成チャンネルの主演級を次々と務める「アイドル出身俳優」の代表格になった。

アイドル時代:DIAとI.O.Iの二刀流[編集]

DIAでの活動[編集]

DIAはMBKエンターテインメントが送り出した7人組(のちにメンバーの入れ替わりあり)のガールズグループ。チェヨンはセンターとサブボーカルを務め、グループの「顔」としてPRODUCE 101出演後のDIAの知名度を一気に押し上げた。ファンからは「エンディング妖精」「クレイジーダンスクイーン」「キューティー」といった愛称で呼ばれた。

I.O.Iの1stミニアルバム『Chrysalis』の活動が終わると、事務所は彼女のDIA復帰を発表し、2016年6月のDIAのカムバックに合流。グループ内ではユニットBCHCSにも参加している。

I.O.Iでの活動[編集]

I.O.Iではデビュー曲「Dream Girls」の活動に参加し、その後はDIAと日程が重なったため、2016年夏のユニット曲「Whatta Man(Good Man)」には不参加。2016年10月17日の2ndミニアルバム『Miss Me?』で再び合流し、タイトル曲「Very Very Very」でグループ初の音楽番組1位を経験した。2017年1月の解散まで、チョン・ソミ、キム・セジョンらと約9か月を駆け抜けた。

10周年の再結成(2026年)[編集]

2021年5月4日にはデビュー5周年のライブ配信「Yes, I Love It!」でメンバーと再会。そして2026年、ついに10周年の再結成が実現した。カン・ミナとチュ・ギョルギョンを除く9人での活動となり、チェヨンもその一員として参加。5月19日に3rdミニアルバム『I.O.I : LOOP』を発売し、タイトル曲「갑자기(Suddenly)」はMelonのTOP100で1位を獲得した。

5月29日からはソウル・蚕室室内体育館で単独コンサート「2026 I.O.I Concert Tour : LOOP」を開催し、バンコク、香港を回るアジアツアーへ。女優としてのスケジュールを抱えながら約10年ぶりにステージへ戻った姿は、当時からのファンにとって胸アツの光景だった。

女優としての歩み[編集]

子役ヒロインで評価された初期(2016年〜2018年)[編集]

演技デビューは2016年の『ひとり酒男女』のカメオ。本格的な評価は2017年のSBS『また会った世界』で、ヒロインのチョン・ジョンウォンの高校時代を演じた。同年にはウェブドラマ『109の奇妙な出来事』で哲学科の学生シン・ギウォンを、『I Am』ではアンドロイドロボットのアニーを演じ、ジャンルを問わず経験を積んでいった。

2018年はKBS2『一緒に暮らしましょうか』でイ・ミヨンの若いころを演じ、さらにKBSのミュージックドラマ『To. Jenny』で地上波初主演。歌手志望の主人公クォン・ナラ役で劇中歌「I'll be your song」も歌い、グリメ賞の新人演技者賞とKBS芸能大賞のホットイシュー芸能人賞を受賞した。同年には映画『ララ』(Live Again, Love Again)でユンヒ役を演じ、スクリーンデビューも果たしている。

Netflixと時代劇で主演級へ(2019年〜2021年)[編集]

2019年はNetflixオリジナル『初恋は初めてなので』で主人公の一人ハン・ソンイを演じた。配信作品での主演は、世界中の視聴者に名前を知られるきっかけになった。

2021年のKBS2時代劇『恋慕』では、パク・ウンビン演じる“男装の王”イ・フィを取り巻く人物のひとり、ノ・ハギョン役。ロウン演じるチョン・ジウンに想いを寄せる両班家の令嬢で、初の本格時代劇ながら気品ある佇まいを見せ、2021年KBS演技大賞の新人演技賞にノミネートされた。なお『恋慕』は韓国ドラマとして初めて国際エミー賞(テレノベラ部門)を受賞した作品でもある。

『金のスプーン』で本格主演(2022年)[編集]

2022年のMBC『金のスプーン』は、人気ウェブトゥーンを原作にした作品。貧しい家の少年が「金のスプーン」を手に入れて財閥家の同級生と運命を入れ替える、というファンタジー青春ドラマで、チェヨンは財閥家の令嬢でありながら親に頼らず自分の人生を切り開こうとするナ・ジュヒ役を演じた。

共演はBTOBのユク・ソンジェ、イ・ジョンウォン。運命が入れ替わった二人の間で揺れる内面を繊細に演じたと評され、2022年MBC演技大賞では優秀演技賞(ミニシリーズ部門)とベストカップル賞(ユク・ソンジェと)にノミネートされた。

『組み立て式家族』で“国民の妹”枠へ(2024年)[編集]

2024年10月9日スタートのJTBC『組み立て式家族』は、血のつながらない3人が10年間家族として暮らし、10年間離れ離れになった後に再会する物語。中国ドラマ『以家人之名』を原作とした韓国リメイク版で、チェヨンは明るく楽天的な末っ子ユン・ジュウォンを演じた。共演はファン・インヨプ(キム・サナ役)とペ・ヒョンソン(カン・ヘジュン役)。

父親ユン・ジョンジェ役のチェ・ウォニョンは制作発表会で「前作では複雑な関係で出会ったが、今回は父と娘。本当の娘のように感じた」と語っている。撮影は冬から夏まで続き、主演3人はボードゲームや射撃場、ゲームセンターに一緒に通うほど仲良くなったという。2024年11月には、本人の所属事務所がこの作品の撮影ビハインド写真を公開している。

『エスクァイア』でキャリアハイ(2025年)[編集]

2025年8月2日から9月7日まで放送されたJTBC土日ドラマ『エスクァイア:弁護士を夢見る弁護士たち』(全12話)では、イ・ジンウクと並ぶ主演として新人弁護士カン・ヒョミンを演じた。初回3.7%から右肩上がりに視聴率を伸ばし、第10話で9.1%、最高10.1%を記録。最終回も全国8.4%と、チェヨンにとって主演作の最高成績となった。

Netflixでも韓国の配信ランキング1位を3週連続で守り、51か国でグローバルTOP10入り。イ・ジンウクは「シーズン2の議論が前向きに進んでいる」と明かし、チェヨンも「シーズン2があれば絶対にやる」と意気込みを語った。

『M:リブート』で一人三役に挑戦(2026年〜)[編集]

2026年3月、1994年にMBCで放送されたシム・ウナ主演の伝説的ホラードラマ『M』を現代的に再解釈する『M:リブート』の主演を確定したと報じられた。原作は平均視聴率38.6%、最高52.2%を記録した韓国ホラードラマの金字塔である。

同年9月15日には正式キャストが発表され、TVINGオリジナルとして制作されることが判明。チェヨンは将来有望なバレエ専攻生マリ、謎めいた天才外科医ジェニー、そして正体不明の人格「M」の一人三役を演じる。共演は刑事ジソク役のチョン・ゴンジュ。演出は『清潭国際高校2』などホラー・スリラーを手がけてきたイム・デウン監督、脚本は映画『ミッシング:消えた女』のホン・ウンミ作家と新人のイ・ジョンウン作家。本人は「新しい挑戦。たくさん勉強し、経験し、一歩前に進める作品」とコメントしており、公開は2027年予定とされている。

バラエティ・MC活動[編集]

アイドル時代からバラエティでも引っ張りだこだった。2016年にはMnet『M COUNTDOWN』のスペシャルMCや、料理研究家ペク・ジョンウォンのバラエティ(英題『Go Go Mr. Paik!』)にも出演。2018年にはSBS『人気歌謡』のMCを俳優ソン・ガン、キム・ミンギュと務め、tvN『コメディビッグリーグ』の進行も担当した。

同じ2018年にはSBS『ジャングルの法則 inパタゴニア』に参加し、清楚なイメージとは裏腹のサバイバル姿を見せた。2023年には故郷・順天で開かれた「順天湾国際庭園博覧会」で俳優ユン・シユンと司会を務めており、地元とのつながりも大切にしている。

CM・広告[編集]

PRODUCE 101直後の2016年には、ジュエリーブランド「ラムーチャ」と年間2億ウォンとされる広告契約を結び、話題になった。2017年1月にはファッションブランド「ジル・スチュアート ニューヨーク」のモデルにも起用されている。2017年と2021年には韓国ファーストブランド大賞の「女性演技ドル(演技するアイドル)」部門を受賞しており、広告業界での好感度の高さもうかがえる。

主な出演作品[編集]

テレビドラマ・配信ドラマ[編集]

  • 2016年『ひとり酒男女』(tvN)- カメオ
  • 2017年『また会った世界』(SBS)- チョン・ジョンウォン(少女時代)役
  • 2017年『109の奇妙な出来事』(ウェブドラマ)- シン・ギウォン役
  • 2017年『I Am』(ウェブドラマ)- アニー役
  • 2018年『一緒に暮らしましょうか』(KBS2)- イ・ミヨン(若いころ)役
  • 2018年『To. Jenny』(KBS2)- クォン・ナラ役(主演)
  • 2019年『初恋は初めてなので』(Netflix)- ハン・ソンイ役
  • 2021年『恋慕』(KBS2)- ノ・ハギョン役
  • 2022年『金のスプーン』(MBC)- ナ・ジュヒ役
  • 2024年『組み立て式家族』(JTBC)- ユン・ジュウォン役
  • 2025年『エスクァイア:弁護士を夢見る弁護士たち』(JTBC)- カン・ヒョミン役
  • 公開予定『M:リブート』(TVING)- マリ/ジェニー/M役

映画[編集]

  • 2018年『ララ』(Live Again, Love Again)- ユンヒ役

主な受賞・ノミネート[編集]

  • 2017年 アジア・アーティスト・アワード 新人賞(俳優部門)『また会った世界』
  • 2017年 SBS演技大賞 新人演技賞 ノミネート
  • 2018年 グリメ賞 新人演技者賞『To. Jenny』
  • 2018年 KBS芸能大賞 ホットイシュー芸能人賞『To. Jenny』
  • 2021年 KBS演技大賞 新人演技賞 ノミネート『恋慕』
  • 2022年 MBC演技大賞 優秀演技賞・ベストカップル賞 ノミネート『金のスプーン』

炎上とバズ[編集]

  • 『エスクァイア』では、ヒロイン起用をめぐる「特恵キャスティングでは」という声と、高めのトーンの台詞回しへの演技力批判が同時に噴出した。本人は終了後のインタビューで、特恵論について「そう考えるのも当然だと思う」と受け止めつつ、トーンについては「初めての裁判に必死に向き合う新人らしい未熟なトーンが必要だと、監督とたくさん話し合った」と説明。「新しいことに挑戦すること自体が成長」と前向きに語っている。
  • 一方で同作は最高視聴率10.1%と大ヒットし、結果的には「チョン・チェヨン主演作で最高の成績」という記録も残した。批判と数字の両方を手にした、良くも悪くも話題の一本だった。
  • 2026年のI.O.I再結成曲「Suddenly」は、サビがプロ野球選手の応援歌に似ているとネットでネタにされ、それが逆にショート動画で大バズりした。

余談[編集]

  • 身長は166cm、血液型はA型、MBTIはISFJとされる。
  • GFRIENDのユジュとは親友として知られる。
  • 高校時代の同級生には、NCTのジェヒョンがいたとされる。
  • インスタグラムのプロフィール欄には『エスクァイア』『組み立て式家族』『金のスプーン』『恋慕』と出演作が並び、最後に「Baking 🍞」の一言。パン作り(ベーキング)への愛着がうかがえる。
  • 『組み立て式家族』で父親役を演じたチェ・ウォニョンからは「前作では複雑な関係だった」と冗談めかして紹介されており、共演者を通じた縁も多い。
  • PRODUCE 101出演時はすでにデビュー済みの現役アイドルだったため、「デビュー組からの再挑戦」という点でも注目された。同番組からはのちにWanna One、IZ*ONEといった後継グループも誕生している。

外部リンク[編集]

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