| pixiv pixiv | |
|---|---|
| サイト名 | pixiv |
| 言語 | 日本語、英語、中国語、韓国語ほか |
| タイプ | イラストコミュニケーションサービス |
| 国 | 日本 |
| 種類 | 投稿型コミュニティ |
| 創設 | 2007年9月10日 |
| 創設者 | 片桐孝憲 |
| 運営者 | ピクシブ株式会社 |
| 収益 | 広告収入、有料会員(pixivプレミアム)、関連サービス |
| 営利性 | 営利 |
| 登録 | 無料(一部機能は有料) |
| ユーザー数 | 総登録ユーザー数1億2800万人(2026年9月・運営発表) |
| 開始 | 2007年9月10日 |
| 現在の状態 | 運営中 |
| 別名 | ピクシブ |
| リンク | https://www.pixiv.net/ |
概要[編集]
pixiv(ピクシブ)とは、ピクシブ株式会社が運営する日本発のイラスト投稿・閲覧コミュニティサービスである。2007年9月に開始され、2026年9月時点で総登録ユーザー数1億2800万人、累計投稿作品数1億7700万点を超える。
詳細[編集]
pixivが登場する前、日本のイラスト投稿の主戦場は個人サイトと掲示板だった。作品を見てもらうには自分でサイトを作り、リンク集に登録し、更新を告知するという手間が必要で、描き手同士の距離も遠かった。pixivはこの前提をひっくり返し、「投稿すれば人目に触れる場所に自動で並ぶ」という形を用意した。ここが普及の分かれ目である。
設計上の特徴は、閲覧数・ブックマーク数・タグという3つの仕組みにある。とくにタグはユーザーが自由に付けられるため、公式のジャンル分類には存在しない切り口が現場から生まれる。ジャンル名や作品の呼び名がpixiv発で定着した例は少なくない。
運営会社は2005年7月にウェブッテネット株式会社として設立され、2008年11月にピクシブ株式会社へ社名を変更した。創業者の片桐孝憲は大学を中退し、2007年にpixivを立ち上げている。
拡張したサービス群[編集]
pixivは投稿サイト単体ではなく、創作を仕事にするための周辺サービスを重ねる形で広がってきた。2016年12月には、ファンが月額でクリエイターを支援するpixivFANBOXを開始。同人誌やグッズを売るBOOTH、3Dキャラクター制作のVRoidなども展開している。
この流れは「発表の場」から「収入の場」への移行として整理できる。かつて創作の収入源は出版社の商業ルートか同人即売会に限られていたが、プラットフォーム側が支援・販売・制作ツールまで抱え込むことで、描き手が出版社を通さずに生計を立てる経路が現実的になった。小説家になろうやカクヨムが小説で起こしたことを、pixivはイラストと漫画で起こしたと言える。
日本のネット文化との関係[編集]
pixivはニコニコ動画とほぼ同時期に伸びたサービスで、2000年代後半の日本のネット文化を語るときにこの2つは対にされることが多い。動画がニコニコ動画、静止画がpixiv、という棲み分けである。VTuber文化やソーシャルゲームのキャラクターイラスト、漫画・ウェブトゥーンの描き手の供給源としても機能しており、Z世代の描き手の多くは最初の投稿先としてここを選んでいる。
ユーザーが書き込む用語辞典「ピクシブ百科事典」も、ニコニコ動画系の辞典と並んでネット用語の参照先として広く使われている。
描き手の進路[編集]
pixivは投稿の場であると同時に、商業への入口としても機能してきた。イラストレーターが漫画やウェブトゥーンの作画を任される、KADOKAWAやスクウェア・エニックスのレーベルで書籍の挿絵を担当する、ソーシャルゲームのキャラクターデザインに起用される、といった経路が定着している。
小説側で小説家になろうやカクヨムが担っている役割を、イラストと漫画の領域で担っているのがpixivだと考えると分かりやすい。ピッコマやLINEマンガの棚に並ぶ作品の作画担当にも、pixiv出身の描き手が多数含まれている。
もっとも近年は、発表の場がX (SNS)やInstagramへ分散する傾向も指摘されている。単発のイラストはSNSで拡散し、まとまった作品群はpixivに置く、という使い分けがZ世代の描き手のあいだでは一般的になった。どちらか一方に集約されるのではなく、役割が分かれている状態である。
余談[編集]
- サービス開始日が9月10日で、毎年この日に運営が周年インフォグラフィックを公開するのが恒例になっている。総登録ユーザー数は2022年の8400万人から2026年の1億2800万人まで、4年で1.5倍に増えた。
- 「pixiv」という綴りは小文字始まりが正式で、画素を意味するpixelに由来するとされる。日本語の検索では「ピクシブ」表記も同程度に使われている。
- 創業者の片桐孝憲は後にpixivを離れており、経営陣は交代している。ネットサービスとしては珍しく、創業者不在のまま規模を伸ばし続けている部類に入る。