| HEYZO ヘイゾー | |
|---|---|
| 国家 | アメリカ |
| 種類 | 無修正アダルト動画配信サイト |
| 業種 | インターネット動画配信 |
| 設立日 | 2012年 |
| 代表者 | 非公開 |
| 所有者 | DTI系列とされる |
| リンク | 掲載なし |
概要[編集]
HEYZO(ヘイゾー)とは、2012年に開設されたアメリカ拠点の無修正アダルト動画配信サイトである。カリビアンコム・一本道などと並ぶ同系統のブランドの一つとして報道でも名前が挙がり、一般にDTI系列のサイトとして扱われている。
詳細[編集]
開設の経緯[編集]
HEYZOの公式ドメインは2012年2月16日に登録されており、サイトの開設もこの年とされる。ドメイン登録情報によれば、登録事業者はアメリカのNetwork Solutions、ホスティング先はアメリカ・カリフォルニア州のHypermedia Systems社であり、配信基盤はアメリカに置かれている。
開設時期で比べると、カリビアンコムは1996年に設立され、2000年ごろから日本人出演の独自作品の配信に移行したと報じられている。HEYZOはこうした先行ブランドに比べ十数年遅れて登場した後発のサイトにあたる。
運営系列[編集]
HEYZOは一般に「DTI系列」のサイトとして語られることが多い。ただし、運営会社の名称や資本関係についてHEYZO自身が公式に詳しく説明した資料は確認できず、「DTI系列」という呼び方はあくまで通称的なものである。
報道ベースでは、2017年5月のダイヤモンド・オンラインの記事が、カリビアンコムの運営会社をアメリカの「Dreamroom Productions, Inc.」と紹介したうえで、その関連サイトとして「一本道」「天然むすめ」「HEYZO」を挙げている。少なくとも報道上、HEYZOがカリビアンコムと同じグループに属するサイトとして認識されていることは確認できる。
同系列ブランドとの位置関係[編集]
同系統とされるブランドには、カリビアンコム、一本道、パコパコママ、天然むすめなどがある。カリビアンコムは同系統の中でも最も古く規模の大きい中核的サイトで、2017年1月時点で会員数は約300万人と報じられた。HEYZOはそれらに続いて2012年に追加されたブランドにあたる。
なお、東京熱も無修正動画配信サイトとして同列に並べて語られることがあるが、上記の報道で挙げられた関連サイトの中には含まれておらず、HEYZOと同じ系列であることを裏付ける資料は確認できない。
名称[編集]
「HEYZO」の綴りはアルファベット5文字で、日本語では「ヘイゾー」と読まれる。名称の由来について公式な説明は確認できない。
サービス内容[編集]
コンテンツの傾向[編集]
HEYZOが配信するのは日本人出演者による無修正のアダルト動画で、AV女優や素人の出演作が中心である。作品は「HEYZO-(4桁の番号)」という形式の品番で管理されている。比較記事などでは、AV女優が出演する作品のほか、素人系・熟女系のカテゴリが厚いサイトとして紹介されることが多く、「女優の一本道、熟女のHEYZO」といった住み分けで語られることもある。ただし、これらはあくまで第三者による評価であり、公式に公表されたカテゴリ別の比率などは確認できない。
機能面[編集]
後発サイトとして、システム面の使い勝手で差別化を図ってきたとされる。比較記事などでは、サムネイルから見たい場面へ移動できる「シーン選択機能」がHEYZOの特徴として挙げられることがある。
料金体系[編集]
HEYZOを含む同系統のサイトは、月額会員制で配信作品を視聴できる形式をとるとされる。同系統の中核サイトであるカリビアンコムについては、2017年1月時点で月額49.50ドル(日本向けには4,950円)からと報じられている。HEYZO単体の料金について、時点を明記して裏付けの取れる報道は確認できなかったため、ここでは金額を記載しない。
日本の法制度との関係[編集]
刑法175条[編集]
日本では、刑法175条がわいせつな文書・図画・電磁的記録などの頒布や公然陳列を処罰の対象としている。2011年の刑法改正により、インターネット上のデータとしての「わいせつな電磁的記録」の頒布も明文で処罰対象に加えられた。日本国内で正規に流通するアダルトビデオは、性器部分にモザイク処理を施すことでこの規定との関係を整理しているとされ、FANZA・MGS動画・DUGA・ソクミルなどの国内正規配信サービスもこの形をとっている。
海外サーバー配信と「国内犯」[編集]
同系統のカリビアンコムは、サイト上のQ&Aで「サーバーを海外に置くことでサーバー所在国・地域の法律が適用され、無修正動画・画像を合法的に配信できる」旨を説明していたと報じられている。アメリカでは無修正の成人向け画像・動画の配信自体は違法とされていない。
一方、日本の最高裁判所は2014年11月25日の決定(平成25年(あ)第510号)で、アメリカ・ニューヨークにサーバーを置きつつ日本国内で動画を製作していた事案について、顧客のダウンロード操作に応じて自動的にデータを送信し顧客の記録媒体に保存させる行為が、刑法175条1項後段のわいせつな電磁的記録の「頒布」に当たると判断した。日本国内での製作・関与がある場合、海外サーバーからの配信であっても国内法の適用を受けうることを示した判例とされる。
2017年のカリビアンコム関係者摘発[編集]
2017年1月11日、警視庁は無修正動画をカリビアンコムに提供していたとされる制作会社「ピエロ」の社長ら6人を、わいせつ電磁的記録等送信頒布の疑いで逮捕した。NHKが昼のニュースで報じ、無修正サイトの名前がテレビで取り上げられたことでSNS上の話題にもなった。報道によれば、同サイトの動画はロサンゼルスの制作会社Dreamroom Productionsを通じ、日本の制作会社と提携して供給されていた。
同年3月2日には、ピエロに出演者を派遣していたとされる芸能事務所の社長ら5人も警視庁に逮捕された。ダイヤモンド・オンラインは、この一連の摘発で出演者自身まで逮捕されたことを「極めて異例」と報じている。また、カリビアンコムを運営するグループの社員であるアメリカ国籍の男性が、沖縄県への旅行中に身柄を確保され逮捕されたことも報じられた。この男性は日本で撮影された動画の圧縮処理をしていたとされる。
弁護士ドットコムニュースの取材に対し、弁護士の奥村徹は、日本国内の共犯者と共謀共同正犯の関係にある場合はアメリカ在住者にも日本の刑法が適用されうると解説している。これらの摘発はカリビアンコムに関するもので、HEYZO自体を対象とした摘発の報道は確認できない。
海賊版・無断転載の問題[編集]
無修正動画は国内の正規配信サービスでは扱われないことから、HEYZOを含む同系統サイトの作品は、無断転載された動画を掲載する海外の動画共有サイトや海賊版サイトで流通することがある。日本の正規作品全般についても、MissAVやJable.tvなどの海賊版サイトへの無断転載が問題となってきた。検索エンジン上でも、HEYZOの品番(「heyzo 0010」など)を題名に含む、HEYZOと無関係なドメイン上のスパム的なページが多数表示される状況が確認できる。
よくある疑問[編集]
HEYZOとは何?[編集]
2012年に開設された無修正アダルト動画配信サイトである。日本人出演者の作品を、アメリカに置かれた配信基盤から月額会員制で配信する形式をとるとされる。
HEYZOはDTI系列なの?[編集]
一般にはDTI系列(カリビアンコム・一本道などと同じグループ)として扱われている。2017年の報道でも、カリビアンコムの関連サイトとして一本道・天然むすめとともにHEYZOの名前が挙げられている。ただし、運営会社や資本関係について公式な詳しい説明は確認できない。
HEYZOはいつからある?[編集]
公式ドメインの登録日は2012年2月16日で、開設も2012年とされる。1996年設立と報じられたカリビアンコムと比べると後発のブランドにあたる。
HEYZOと一本道・カリビアンコムの違いは?[編集]
いずれも同系統とされる無修正配信サイトだが、比較記事などでは、HEYZOは素人系・熟女系の作品が厚く、シーン選択機能などシステム面の使い勝手に特徴があるサイトとして紹介されることが多い。一本道はAV女優の出演作に強いサイトとして対比されることがある。
HEYZOは東京熱と同じ系列?[編集]
東京熱も無修正動画配信サイトとしてHEYZOと並べて語られることがあるが、報道でカリビアンコムの関連サイトとして挙げられたのは一本道・天然むすめ・HEYZOであり、東京熱が同じ系列であることを示す資料は確認できない。
日本の法律との関係は?[編集]
日本の刑法175条はわいせつな電磁的記録の頒布を処罰対象としている。2014年の最高裁決定は、海外サーバーからの配信でも日本国内で製作が行われていた事案について「頒布」に当たると判断しており、2017年には同系統のカリビアンコムに作品を提供していた制作会社関係者らが警視庁に逮捕された。HEYZO自体を対象とした摘発の報道は確認できない。
HEYZOの名前の読み方は?[編集]
「ヘイゾー」と読む。由来についての公式な説明は確認できない。
余談[編集]
- 「HEYZO」の名称の由来について公式な説明はないが、日本人名の「平蔵」を連想させるネーミングとしてしばしば話題になる。
- 2017年1月のカリビアンコム関係者逮捕の際には、NHKが昼のニュースで無修正サイトの名前を報じたことから、「カリビアンコム」がSNS上のトレンドに入ったと報じられた。同系統のブランドの存在が一般に広く知られるきっかけの一つになったとされる。
- 作品は「HEYZO-0010」のように「HEYZO」に4桁の番号を付けた品番で管理されており、この品番が検索キーワードとして使われることが多い。