7mmtv
7MMTV
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著作権の問題を示すアイコン(7mmtvのロゴではない。出典:ウィキメディア・コモンズ、パブリックドメイン)
サイト名 7mmtv
言語 日本語、中国語、英語など(多言語表示とされる)
タイプ 動画ストリーミングサイト
国 不明(日本国外とされる)
種類 アダルトサイト
創設 不明
創設者 不明
運営者 不明(アジア圏の事業者とされる)
収益 広告
営利性 営利(広告収入型とみられる)
登録 不要(閲覧のみの場合)
開始 不明
現在の状態 複数のドメインで同名サイトの存在が確認されている
別名 7MMTV、7MM

概要[編集]

7mmtv(セブンエムエムティーヴィー)とは、日本のアダルトビデオをはじめとする成人向け動画を、権利者の許諾なく掲載しているとされる海外の無料動画サイトである。「無修正」「素人」「アニメ」などのカテゴリを持ち、MissAVやJable.tvと並んで語られることの多い、いわゆるJAV(日本製アダルトビデオ)系の海賊版サイトの一つとされる。運営者は公表されていない。

詳細[編集]

どんなサイトなのか[編集]

7mmtvは、日本で販売・配信されているアダルト作品を中心に、無料で再生できる状態で並べている動画サイトとされる。ユーザーが会員登録しなくても閲覧でき、トップページには新着作品やランキングが並び、作品の品番やAV女優名で検索できる作りになっているとされる。いわゆる「投稿型」の動画共有サービスのような体裁をとりつつも、実態は運営側やアップローダーが市販作品を大量に転載しているものとみられており、日本の権利者側からは典型的な海賊版サイトとして扱われている。国内の正規配信サービスであるFANZAやMGS動画、DUGAなどの作品と同じタイトルが無断で並んでいる、という点がこの種のサイトの最大の特徴であり、問題点でもある。

カテゴリ構成[編集]

サイト内のカテゴリとしては、日本の市販アダルトビデオ(いわゆる有修正作品)のほか、「無修正」「素人」「アニメ」、さらに個人販売系の動画(FC2のコンテンツマーケットで販売されている作品など)を集めたコーナーがあるとされる。セキュリティ解説系のウェブメディアでは、人妻系・巨乳系など細かいジャンル分けがされていることも紹介されている。無修正作品の扱いについては、日本国内ではわいせつ物頒布等の罪(刑法第175条)との関係でそもそも国内での公然陳列が問題になる性質のものであり、日本国外のサーバーから配信されている点がこの種のサイトの存続を支えているとみられる。

運営者について[編集]

7mmtvの運営者は公表されておらず、会社名・所在地・責任者などの情報は確認できない。日本語圏のネット記事では「アジア圏の事業者が運営している」「サーバーは日本国外にある」とする説明が見られるが、いずれも裏付けとなる公的資料は確認されていない。似た系統のサイトであるMissAVやJable.tvも運営実態が不明なままであり、こうした匿名性の高さは、権利者が削除請求や訴訟を起こすうえでの大きな壁になっている。なお、サイト名の「7mm」が何を意味するのかについても、運営側からの説明は確認できない。

ドメインの変遷[編集]

7mmtvは、同じ名称・同じデザインのサイトが複数のドメインで確認されているのが特徴の一つである。海賊版サイト全般に言えることだが、ドメインの差し押さえやブロッキング、検索エンジンからの除外などに対抗するため、トップレベルドメインを次々と変えて運営を続けるケースが多い。ウェブ解析サービスのデータでも、7mmtvの名を冠した複数のドメインに別々のトラフィックが計上されており、利用者が旧ドメインからブックマーク経由で新ドメインへ移っていく様子がうかがえる。本記事では、海賊版サイトへの誘導を避けるため、具体的なドメイン名やアクセス方法は掲載しない。

アクセス規模[編集]

7mmtvの正確な利用者数は公表されていない。参考として、ウェブ解析サービスSemrushの推計(2026年時点)を見ると、7mmtvの名を冠したドメインの一つについて、月間訪問数は約3万件規模、国別の内訳は日本が約2割で最多、次いで台湾、香港、韓国、インドネシアと続くとされていた。流入経路は「直接アクセス」(ブックマークやURL直打ち)が約7割を占め、直帰率は8割近く、平均滞在時間は10分前後と推計されている。別ドメインについても月間2万件台の推計値が出ており、ドメインが分散しているぶん、単一ドメインあたりの数字は小さく見える点に注意が必要である。

一方、日本語のセキュリティ解説記事の中には「月間数百万アクセス」とする記述もあるが、根拠となる統計は示されていない。比較対象として、同系統の最大手とされるMissAVは、海賊版問題を扱う英語ニュースサイト「TorrentFreak」の2025年1月の記事で「月間3億回以上の訪問があり、世界で最も訪問されるサイトの上位60位に入る」と報じられており、7mmtvはそれに比べるとずっと小規模なサイトと位置づけられる。

類似サイトとの比較[編集]

JAV系の海賊版サイトは数が多く、栄枯盛衰も激しい。代表的なものを整理すると次のようになる。

サイト名 主な特徴(報道・解説記事ベース) 備考
MissAV 同系統で世界最大級とされる。多言語対応 2025年1月にFANZA側の法的手続きで主要ドメインが失われたが、別ドメインで運営を継続したと報じられた。2026年3月には台湾の新北市政府が接続遮断を命じた
Jable.tv 中国語圏の利用者が多いとされる大手 運営者は不明
SupJav 他サイトの動画をまとめて再生できる形式とされる
JAVMOST JAV系ストリーミングサイトの一つとされる
JavHD 同名の有料サイトと紛らわしい名称が混在している
JAVGG 新興の類似サイトの一つとされる
Avgle かつて広く利用されたJAV系ストリーミングサイト 現在は稼働していないとされる
JAVLibrary 動画そのものではなく作品データベース・レビュー型 海賊版サイトの「品番検索」の入口として使われることが多いとされる

7mmtvはこの中では「中堅」に位置するサイトとされ、MissAVやJable.tvが使えなくなったときの「代わり」として検索されることが多い、という構図がある。実際、検索エンジンでは「7mmtv 見れない」「MissAV 代わり」といったキーワードが並びやすく、利用者が複数の海賊版サイトを渡り歩いている実態がうかがえる。

また、Pornhub・XVIDEOS・SpankBangといった欧米発の大手アダルト動画共有サイトも、日本のアダルトビデオの無断転載が問題視されてきた歴史がある。これらは投稿型の共有プラットフォームとして運営会社が比較的はっきりしており、権利者からの削除要請(DMCA通知など)に応じる窓口を持つ点で、運営者すら分からない7mmtvなどとは事情が異なる。

著作権法上のリスク[編集]

アップロードは明確に違法[編集]

権利者の許諾なく市販のアダルトビデオをネット上にアップロードする行為は、日本の著作権法上、公衆送信権・送信可能化権の侵害にあたる。刑事罰は10年以下の懲役(拘禁刑)もしくは1,000万円以下の罰金、またはその併科とされており、実際に国内では、アダルトビデオを動画共有サイトに無断でアップロードした個人が書類送検・逮捕される事例が繰り返し報じられている。

ダウンロードの扱い[編集]

日本では2010年の改正著作権法施行で、違法にアップロードされた音楽・映像を、違法と知りながらダウンロード(録音・録画)する行為が違法化された。さらに2012年10月からは、有償で提供されている音楽・映像を違法と知りながらダウンロードする行為に、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金(またはその併科)という刑事罰が導入された。2021年1月1日には、規制対象が漫画・書籍・論文・ソフトウェアなど全ての著作物に拡大されている。市販のアダルトビデオは典型的な「有償で提供されている映像」であり、海賊版サイトから違法と知りつつ保存すれば、刑事罰の対象になりうる。

ストリーミング視聴との違い[編集]

一方、ダウンロード(保存)を伴わない「ストリーミング視聴」そのものは、現行法上、違法ダウンロード規制の対象外と一般に解説されている。視聴に伴ってパソコンやスマートフォン内に一時的にデータが蓄積されることがあっても、それだけで違法な複製にはあたらないと整理されているためである。ただしこれは「処罰されない」というだけで、海賊版サイトの利用が権利者の収益を奪い、違法アップロードを支える構造に加担していることに変わりはない。また、サイト内の「ダウンロード」ボタンや外部の保存ツールを使った時点で話は別で、上記の規制対象になりうる点には注意が必要である。

利用時のセキュリティリスク[編集]

広告とマルウェア[編集]

7mmtvのような無料の海賊版サイトは、ほぼ例外なく広告収入で運営されているとみられる。正規の広告ネットワークは著作権侵害サイトへの出稿を避ける傾向があるため、掲載されるのは出所の怪しい広告になりやすい。セキュリティ解説系の記事では、7mmtvについて「再生ボタンや画面遷移のたびにポップアップや別タブが開く」「偽のダウンロードボタンや偽のアップデート通知が表示される」といった指摘がされている。こうした広告をクリックすると、マルウェアの配布ページ、不要なアプリのインストール誘導、ブラウザの通知許可を求めるスパムに飛ばされることがある。

詐欺広告・フィッシング[編集]

アダルトサイト特有の手口として、「ウイルスに感染しました」とスマートフォンの画面いっぱいに警告を出して偽のセキュリティアプリを入れさせる、あるいは「登録が完了しました」と表示して高額な料金を請求する、いわゆるワンクリック詐欺(架空請求)の画面に誘導されるケースが知られている。これらは表示されただけで契約が成立するものではなく、国民生活センターなども「慌てて連絡しない」よう呼びかけている。個人情報やクレジットカード番号を入力させるフィッシングページへの誘導もリスクの一つである。

運営者不明ゆえの問題[編集]

運営者が分からないということは、トラブルが起きても問い合わせ先がないということでもある。閲覧履歴やアクセス情報がどう扱われているかも不明で、利用規約やプライバシーポリシーが実質的に機能しているかも確認できない。正規サービスであれば当然期待できる「責任の所在」が、海賊版サイトには存在しない。

日本の業界団体による海賊版対策[編集]

IPPA(知的財産振興協会)[編集]

日本のアダルトビデオ業界で海賊版対策の中心を担ってきたのが、知的財産振興協会(IPPA)である。2010年11月に任意団体として発足し、2011年5月に法人化された団体で、成人向けコンテンツの直接加盟メーカー約280社と、協力店約3,300店で構成されるとされる。警察と連携して海賊版DVDの販売店や、ファイル共有ソフト等を用いた違法配信者の摘発に協力してきたほか、2013年には動画共有サイトFC2を相手取った訴訟を起こしたことでも知られる。2010年代後半からは、出演強要問題を受けて「適正AV」の推進やAV人権倫理機構への参加など、業界の健全化にも取り組んでいる。

CODA(コンテンツ海外流通促進機構)[編集]

アニメ・映画・音楽などを含む日本のコンテンツ全般の海外での権利保護を担うのが、コンテンツ海外流通促進機構(CODA)である。CODAは海外の海賊版サイトの調査、削除要請、現地当局と連携した刑事摘発の支援を行っている。たとえば2023年5月には、京都府警が違法動画へのリンクを集めた国内のリーチサイト5サイトを一斉に捜査し、運営者の男性4人を検挙した事件についてCODAが発表している。2025年2月には中国・河北省で日本アニメの海賊版サイト・アプリ「ZzzFun」の運営者が逮捕され、同年11月に懲役1年・罰金3万5,000元の実刑判決が言い渡されたことも、2026年2月にCODAから公表された。アダルト分野に特化した事例ではないものの、「海外にサーバーがあれば摘発されない」という前提が崩れつつあることを示す事例として注目された。

権利者による直接の法的手段[編集]

アダルト分野では、DMM.com系列のFANZAが2025年1月、MissAVおよび関連サイトのThisAVのドメインを法的手続きによって停止させたと報じられた。ただしMissAV側は直後に別のドメインへ移転して運営を再開しており、TorrentFreakは「効果は限定的だった」と伝えている。7mmtvを含む同系統のサイトが複数ドメインを使い分けているのも、こうした「ドメインを押さえられても別の場所で再開する」戦術の一環とみられる。

海外での規制の動き[編集]

海賊版アダルトサイトへの規制は、著作権以外の法律から行われることもある。2026年3月11日、台湾の新北市政府は、同市の命令によりMissAVへの接続を遮断した。根拠とされたのは著作権法ではなく「性侵害犯罪防治法」第13条で、本人の同意のない性的映像などを流通させるサイトに対し、地方政府が電気通信事業者を通じて遮断を求められる仕組みが使われたと報じられている。香港の報道によれば、台湾の利用者の間では接続できなくなったことが大きな話題となった。

日本国内でも、2018年に政府が漫画村など3サイトについて、通信事業者に自主的なブロッキングを求める緊急対策を打ち出したことがある。このときは「通信の秘密」との関係から賛否が大きく分かれ、法制化は見送られた。漫画村の元運営者はその後2019年に国外で身柄を確保され、2021年に福岡地裁で懲役3年・罰金1,000万円などの実刑判決を受けている。海賊版サイトの運営は「海外だから安全」ではないことを象徴する事件として、現在もたびたび引き合いに出される。

合法な代替サービス[編集]

日本のアダルトビデオを視聴したい場合は、権利処理された正規サービスを利用するのが確実である。

  • FANZA:DMM.com系列の国内最大級のアダルト動画配信サービス。単品購入・レンタル・月額見放題などがあり、多数のメーカー作品を扱う。
  • MGS動画:プレステージ系列の配信サービス。素人系作品に強いとされる。
  • DUGA:インディーズメーカーの作品も多く扱う配信サービス。
  • 各メーカーの公式サイトや、サンプル動画の公式配信(多くの作品で無料のサンプルが公開されている)。

正規サービスは運営会社が明らかで、決済のセキュリティや購入作品の再視聴、画質などの面でも安定している。購入代金はメーカーや出演者に還元されるため、制作側を支えるという意味もある。

余談[編集]

  • 解析サービスの推計では、7mmtvの利用者は日本が最多ながら全体の2割程度にとどまり、台湾・香港・韓国などアジア各地に分散しているとされる。「日本の作品を、日本以外の人が多く見ている」という構図はJAV系海賊版サイト全体に共通している。
  • 流入の約7割が「直接アクセス」とされるのは、検索エンジン側で海賊版サイトの順位が下げられやすく、利用者がブックマークや口コミでドメインを追いかけているためとみられる。
  • JAV系海賊版サイトの「品番検索」文化は、作品データベース型のJAVLibraryなどと組み合わせて使われることが多いとされ、海賊版サイト同士がゆるくつながった生態系を作っている。
  • 台湾でMissAVが遮断された際、根拠になったのが著作権法ではなく性犯罪防止系の法律だった点は、「海賊版対策=著作権」という常識をひっくり返したとして話題になった。

外部リンク[編集]

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