| 浦和希 Kazuki Ura | |
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初主演作『ブルーロック』のタイトルロゴ(本人写真ではない。出典:Wikimedia Commons「Blue Lock manga logo.svg」・パブリックドメイン(文字ロゴ)) | |
| 誕生日 | 1995年10月18日 |
| 年齢 | 30歳 |
| 出身地 | 大阪府 |
| 国籍 | 日本 |
| 学歴 | 大学在学中に声優養成所(日本ナレーション演技研究所)へ |
| ジャンル | 声優 |
| 家族 | 兄2人がいると紹介されている |
| 事務所 | ヴィムス(VIMS) |
| 代表作 | 『ブルーロック』潔世一、『桃源暗鬼』一ノ瀬四季、『どうせ、恋してしまうんだ。』羽沢輝月、『黄泉のツガイ』黒谷ハルオ、『フットサルボーイズ!!!!!』相庭京介 |
| 関連活動 | YouTube『ひょろっと男子ch』、ユニット「SHALL WE BLACK OUT?」 |
| あだ名 | ズッキー |
| その他 | 2018年ごろから声優として活動/第18回声優アワード主演声優賞(2024年)/資格:CGエンジニア検定エキスパート、第三級陸上特殊無線技士 |
| リンク | X(@urakazuki_)、Instagram(@kazuki_ura1018) |
概要[編集]
浦和希(うら かずき)とは、大阪府出身、ヴィムス所属の男性声優である。2022年のテレビアニメ『ブルーロック』で主人公・潔世一役に抜擢されて初主演を果たし、第18回声優アワード主演声優賞を受賞。2025年以降は『桃源暗鬼』の一ノ瀬四季など主演級の役が一気に増えた、いま最も勢いのある若手の一人。
詳細[編集]
『ストライクウィッチーズ』が人生を変えた[編集]
1995年10月18日、大阪府に生まれる。報道やプロフィールでは堺市出身と紹介されることが多く、所属事務所の公式プロフィールにも「関西弁」が明記されている、生粋の関西人だ。兄が2人いる兄弟の中で育ち、子どものころは兄弟と段ボールでおもちゃを作るなど、手を動かしてモノを作るのが好きだったという。
声優を志したきっかけは、高校3年生のころに見たアニメ『ストライクウィッチーズ』。本人いわく、当時は私生活も勉強もうまくいかず落ち込んでいた時期で、そこで出会った福圓美里の演じる宮藤芳佳の芝居に心を動かされたという。ただ、決心したタイミングですでに大学に進学しており、「親に土下座をして」養成所に通わせてもらったと、インタビューで笑い交じりに語っている。
もともとはゲームクリエイター志望[編集]
大学ではゲームクリエイターを目指し、プログラミングなどゲーム制作を幅広く学んでいた。事務所プロフィールに並ぶ「CGエンジニア検定エキスパート」「第三級陸上特殊無線技士」という声優らしからぬ資格は、この理系寄りの学生時代の名残である。学内では広報部のチラシ撮影や動画撮影を手伝ったり、映像課題で企画・出演・撮影をすべて一人でこなした短編を作ったりと、裏方仕事にも手を出していた。
そんな中で、アニメやゲームは大勢の人が全力で作り上げるもので、声はその「最後のピース」なのだと感じるようになったという。作り手側の目線を持ったまま演じる側に回った、という経歴は今の芝居の土台にもなっている。養成所は日本ナレーション演技研究所に通ったとされ、のちにヴィムスに所属した。
下積みとガヤの日々[編集]
2018年ごろから、『ゴールデンカムイ』『ハッピーシュガーライフ』『多田くんは恋をしない』など多数の作品に、名前のない役や端役で出演し始める。現場では、先輩たちがたった一言のセリフでもニュアンスを徹底的に突き詰める姿に衝撃を受け、「もっと頑張らなければ」と火がついたと振り返っている。
初めてのレギュラーは2019年の『Dimensionハイスクール』。実はアニメパートのオーディションには落ちたものの、実写パートで土屋役として起用されたという、ちょっと変わった形のレギュラー獲得だった。同じ2019年には、堀之内仁・古田一紀・荒井亮裕とユニット「SHALL WE BLACK OUT?」を結成している。その後も『フットサルボーイズ!!!!!』の相庭京介、『終末のハーレム』の土井翔太、『シャドウバースF』の真壁スバルなどで少しずつ名前を知られていった。
『ブルーロック』潔世一という転機[編集]
初主演で背負った「エゴ」[編集]
転機となったのが、金城宗幸原作・ノ村優介作画の週刊少年マガジン連載作品『ブルーロック』のテレビアニメ化。2022年10月9日から2023年3月26日までテレビ朝日系で全24話が放送され、アニメーション制作はエイトビット。浦はこの作品の主人公・潔世一役で、自身初となる主演を務めた。
放送前のインタビューで浦は、潔を「“主人公”なんです」と表現している。突出したフィジカルも尖った個性もないが、物語の軸として欠かせない等身大の高校生で、部活でサッカーをしている中高生が自分を重ねやすいのが魅力だという。演じるうえでは作品の核である「エゴ」を大事にし、「潔らしくない芝居」はしないこと、そしてアニメ映像の熱量に負けないことを意識。音響監督の郷文裕貴と、どこまで感情を出し、どこで引くかを一つひとつ話し合いながら収録したと明かしていた。
印象的なのが、作品から受けた影響についての発言だ。浦は自分を「空気が読めないのに読もうとするタイプ」だったと分析し、作品を読むうちに「そんな役者人生じゃ、面白くないな」と感じるようになったという。時には抑えつつも、プライド=エゴは大事にすべきだと『ブルーロック』から学んだと語っている。
劇場版で見せた「魔王」の潔[編集]
2024年4月19日公開の『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』では、凪誠士郎(声:島﨑信長)の視点から潔が描かれる。浦によると、テレビ版の映像を流用する案もあったが、島﨑の提案で改めて収録し直すことになったという。
凪の目線で見る潔は、徐々に熱を帯びていくテレビ版と違い、いきなり得体の知れない圧を放つ存在として現れる。浦は「得体のしれない恐怖」を強く意識し、弱さを見せずに周囲を飲み込む「魔王」のようなたたずまいで演じたと語っている。収録を通して「潔ってすごく怖い存在なんだな」と気づいたといい、録り直した潔には確かな手応えがあったそうだ。
第2期で変わった「呼吸」[編集]
第2期『ブルーロック VS U-20 JAPAN』は2024年10月5日から12月28日まで全14話で放送された。スポーツ誌のインタビューで浦は、第1期から最も変えたのは潔の「呼吸」だと説明している。常に挑戦者だった第1期は息遣いにも余裕がなかったが、第2期の潔は強敵を前にしてもフィールド全体を冷静に見渡せる。その「余裕」を呼吸で表現したという。
また、以前は「このキャラはこうでなければ」という固定観念が強かったが、物語の中で変わっていく潔を演じるうちにその枠を外し、いろいろな演じ方を試すようになったとも話している。リアクションの芝居がどれも同じに聞こえてしまうことに悩み、先輩たちに相談しては吸収していったというエピソードは、まさにライバルの武器を取り込んで進化する潔そのもの。それでも本人は自分をまだまだ未熟だとし、第1期序盤を見返すと何もわかっていなかったと謙遜している。
声優アワード主演声優賞[編集]
2024年3月発表の第18回声優アワードでは、『ブルーロック』潔世一役の演技が評価され、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の市ノ瀬加那とともに主演声優賞を受賞した。初主演作でいきなり主演部門の賞を取ったことで、一気に「次世代の主役声優」として注目される存在になった。
2025年:主演ラッシュの年[編集]
『ブルーロック』以降、浦の名前をクレジットの一番上で見る機会は一気に増えた。2025年1月にはTBSなどで放送された『どうせ、恋してしまうんだ。』で羽沢輝月役を、同時期にはMAPPAのオリジナルアニメ『全修。』にも出演。7月からは『水属性の魔法使い』にアベル役で登場した。
そして同じ7月、日本テレビ系の深夜アニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT」で『桃源暗鬼』の放送がスタート。浦は、突然“桃太郎”の襲撃を受けて自分が鬼の血を継ぐ存在だと知り、鬼の養成学校・羅刹学園に入学する主人公・一ノ瀬四季を演じた。第1期は全24話で、皇后崎迅役の西山宏太朗、遊摺部従児役の花江夏樹らと共演している。
ほかにも2025年は『WIND BREAKER』第2期、『ガチアクタ』、『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』、『傷だらけ聖女より報復をこめて』など話題作への出演が続いた。X(旧Twitter)のプロフィール欄には出演作のハッシュタグがずらりと並んでおり、それを眺めるだけでもここ数年の多忙ぶりが伝わってくる。
2026年の最新出演[編集]
春アニメ:黄泉のツガイと猫魔女[編集]
2026年4月4日からは、荒川弘原作のテレビアニメ『黄泉のツガイ』が2クール連続で放送され、浦は黒谷ハルオ役で出演。さらに4月12日からCBC・TBS系で始まった『黒猫と魔女の教室』では、キロン・サジタリアス・アラディア役を担当した。
秋アニメ:主役・主要キャストが続々[編集]
2026年10月期は、浦にとってまさに大渋滞のシーズンとなった。まず、『桃源暗鬼』第2期(日光・華厳の滝編)が10月から放送開始。7月2日にABEMAで配信された第2期新情報発表の特番には、浦が西山宏太朗・花江夏樹とともに出演した。
同じく10月からは、読売テレビ・日本テレビ系の土曜夕方枠で、分割2クールのテレビアニメ『朱色の仮面』がスタート。浦は「煙の仮面」の使い手モク・シャリブ役を務める。また、中国の人気アニメの日本語吹き替え版『紫禁・御猫房〜紫禁城猫警備室〜』では、紫禁城で国宝を守る秘密組織のリーダーにして主人公の猫・ソウビ(霜眉)役に起用され、ティザーPVのナレーションも担当。発表時には「猫好きの自分としては収録が楽しみで仕方ありません!」とコメントしている。このほか、10月3日放送開始の『バーテックスフォース』にも出演が発表されている。
ブルーロック第3期と実写版[編集]
2026年6月9日、語呂合わせで「100年に一度の『ブルーロックの日』」とされたこの日に、テレビアニメ第3期のタイトルが『ブルーロック ネオ・エゴイストリーグ』に決定したと発表された。公開された超ティザービジュアルには、浦が演じる潔世一と、宮野真守が演じるミヒャエル・カイザーが並んで描かれている。2026年10月時点で放送時期は未発表。
なお、2026年8月7日には実写映画版『ブルーロック』が公開され、潔世一は俳優の高橋文哉が演じた。アニメ版の潔=浦というイメージが定着しているだけに、ファンの間ではアニメと実写の「二人の潔」を見比べる楽しみ方も生まれている。
ゲーム・その他[編集]
2026年3月には、Nintendo Switch向けの新作乙女ゲーム『Re:cord NOAH』のメインキャストとして発表された。ゲームでは以前から『刀剣乱舞 ONLINE』の火車切、『ユニコーンオーバーロード』、『悪魔執事と黒い猫』などにも出演している。
吹き替え・Web番組での活動[編集]
アニメだけでなく、洋画・海外ドラマの吹き替えでも存在感を増している。『猿の惑星/キングダム』のアナヤ、Disney+配信のマーベルドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』のダニエル・ブレイク、Netflix配信の『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-:月夜のノクターン』のリヒター・ベルモンドなどを担当した。
バラエティ方面では、文化放送のラジオ番組とのタイアップ企画として始まったYouTubeチャンネル『ひょろっと男子ch』に、森永彩斗・梅田修一朗・堂島颯人とともにレギュラー出演。プロフィールのハッシュタグ「#hyoro」はこの番組のもの。ラジオ・配信番組では『浦和希の今夜もテッペン目指します!』や、今井文也との『浦和希と今井文也のラスボスになりたくて』などのパーソナリティも務めている。
人物[編集]
内向的なのに目立ちたがり[編集]
本人いわく、性格は「内向的なのに目立ちたがり」。男子とは普通に話せるが女子とはうまく話せず、中学の吹奏楽部では緊張のあまり胃薬が手放せなかったという。その一方で、先生や同級生から応援団長や学級委員を任されることが多く、うるさいけれど頼まれたことは真面目にやるタイプだったと自己分析している。
トロンボーンとサッカー[編集]
中学時代は吹奏楽部でトロンボーンを担当し、今も事務所プロフィールの趣味欄には「サッカー」「トロンボーン」が並ぶ。特技はゲーム。一方で、学生時代に運動部へ入ったことはなく、『フットサルボーイズ!!!!!』の仕事については、自分が経験できなかった部活の青春を体験させてもらっている、と語っていた。運動部経験ゼロの青年が、のちにサッカーアニメの金字塔の主人公になったのだから人生はわからない。
関西人らしいお笑い好き[編集]
関西出身らしくお笑いが大好きで、ユニット仲間でもある古田一紀とはよくお笑いの話をするという。人懐っこく、街中で知らない人に話しかけられることも多いのだとか。一人暮らしの寂しさから、誰もいない部屋に向かって今でも「ただいまー」と言ってしまうという、ほっこりするエピソードもある。同世代の森永彩斗とは仲が良く、『ひょろっと男子ch』でも共演している。
主な出演作[編集]
テレビアニメ[編集]
- 2019年:『Dimensionハイスクール』土屋
- 2022年:『フットサルボーイズ!!!!!』相庭京介、『終末のハーレム』土井翔太、『シャドウバースF』真壁スバル、『ブルーロック』潔世一
- 2023年:『文豪ストレイドッグス』『東京リベンジャーズ』『カミエラビ』ほか
- 2024年:『多数欠』一之瀬龍太、『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』西大路ヤマト、『ブルーロック VS U-20 JAPAN』潔世一
- 2025年:『どうせ、恋してしまうんだ。』羽沢輝月、『全修。』、『水属性の魔法使い』アベル、『桃源暗鬼』一ノ瀬四季
- 2026年:『黄泉のツガイ』黒谷ハルオ、『黒猫と魔女の教室』キロン・サジタリアス・アラディア、『桃源暗鬼』第2期 一ノ瀬四季、『朱色の仮面』モク・シャリブ、『紫禁・御猫房〜紫禁城猫警備室〜』ソウビ
劇場アニメ[編集]
- 2024年:『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』潔世一
吹き替え[編集]
- 『猿の惑星/キングダム』アナヤ
- 『デアデビル:ボーン・アゲイン』ダニエル・ブレイク
- 『悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-:月夜のノクターン』リヒター・ベルモンド
余談[編集]
- 愛称は「ズッキー」とされる。
- 大相撲の力士・宇良和輝とは、漢字こそ違うが読みが同じ「うら かずき」。ローマ字表記も「Ura Kazuki」で同じになるため、画像検索などでは力士の写真が混ざってヒットすることがある。
- 声優になる前はゲームクリエイター志望で、CGエンジニア検定エキスパートや第三級陸上特殊無線技士の資格を持つ。声優としてはかなり珍しい資格の組み合わせである。
- 学生時代に運動部経験はないが、サッカーアニメの主人公とフットサルアニメのメインキャラを両方演じている。
- 劇場版『EPISODE 凪』の録り直しは、凪役の島﨑信長の提案がきっかけ。共演者同士の信頼関係がうかがえるエピソードとして知られる。