| 森山大道 Daido Moriyama | |
|---|---|
| 本名 | 森山ひろみち |
| 誕生日 | 1938年10月10日 |
| 年齢 | 87歳 |
| 出身地 | 大阪府池田市 |
| 国籍 | 日本 |
| 職業 | 写真家 |
| 活動期間 | 1960年代 - |
| 代表的な実績 | 『にっぽん劇場』『犬の記憶』/「アレ・ブレ・ボケ」 |
| 受賞 | ハッセルブラッド国際写真賞ほか |
概要[編集]
荒木経惟と並び称される、戦後日本を代表する写真家のひとり。1938年10月10日、大阪府池田市生まれ。本名は森山ひろみち。「アレ・ブレ・ボケ」と呼ばれる粗い粒子・ハイコントラスト・手ブレを多用したモノクロームのスナップで知られ、新宿や横須賀の路上、そして野良犬といったモチーフを撮り続けてきた。代表作『にっぽん劇場』『犬の記憶』などで知られる、まさに「路上の写真家」らしい。
略歴[編集]
高校を中退してフリーの商業デザイナーになったあと、1959年に写真家・岩宮武二のアシスタントに。1961年、写真家集団「VIVO」に参加するため上京するが、参加直前にVIVOは解散してしまう。代わりに細江英公の助手となったことが、写真家・森山大道の出発点になった。1963年にフリーの写真家として独立し、1966年には盟友・中平卓馬と東京・渋谷に共同事務所を構える。
プロヴォークとアレ・ブレ・ボケ[編集]
1967年、『カメラ毎日』に発表した『にっぽん劇場』シリーズで第11回日本写真批評家協会新人賞を受賞。1968年には中平卓馬らが創刊した伝説的な同人誌『プロヴォーク』に第2号から参加した。「思想のための挑発的資料」を掲げたこの雑誌で、ピントもブレも構図も度外視した過激な「アレ・ブレ・ボケ」のスタイルを確立。その後も『国道シリーズ』『何かへの旅』(代表作「三沢の犬」を含む)など、路上を疾走するように撮りまくった作品群を次々と発表していった。
写真時代とサブカルチャー[編集]
1981年からは末井昭が編集する白夜書房の伝説的雑誌『写真時代』に『光と影』を連載するなど、アングラ・サブカル系の媒体とも深く関わった。荒木経惟と同じく『写真時代』を象徴する作家であり、1984年からは『仲治への旅』も連載。さらにさかのぼれば1966年、寺山修司のエッセイに中平卓馬と交互に写真を寄せるなど、戦後アヴァンギャルドの磁場のど真ん中にいた写真家でもある。
教育者として[編集]
ワークショップ写真学校や東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)で講師を務め、後進を育てた。東京工芸大学・京都造形芸術大学の客員教授も歴任している。
評価[編集]
ハッセルブラッド国際写真賞、ドイツ写真家協会賞、朝日賞、毎日芸術賞、日本写真協会作家賞などを受賞。アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・スペインなど世界各国で個展を開いており、日本人写真家として世界的に最も名の知られた存在のひとりとなっている。
余談[編集]
- 国道を撮る『国道シリーズ』は、ジャック・ケルアックの小説『路上』に影響を受けたものだという。ヒッチハイクをしながら車窓から国道を撮り続けたというから、文字どおりの「路上の写真」だったわけだ。
関連項目[編集]
- 細江英公 - 写真家としての師にあたる人物
- 深瀬昌久 - 同時代に「私写真」を追求した写真家
- 篠山紀信 - 同世代を代表する写真家
- 荒木経惟 - 『写真時代』をともに支えた盟友
- 末井昭 / 白夜書房 - 『写真時代』の編集者と版元
- 高杉弾 / 山崎春美 - アングラ出版カルチャーの面々
- MissAV / FANZA / 稲垣莉生
外部リンク[編集]
- 各種美術館・ギャラリーの公式サイトを参照