| 実録出版 | |
|---|---|
| ファイル:実録出版.jpg | |
| 国家 | 日本 |
| 種類 | インディーズAVメーカー |
| 業種 | アダルトビデオ |
| 設立日 | 2002年 |
| 設立者 | 工藤澪 |
| 代表者 | 工藤澪 |
| 主要部門 | AV制作・プロデュース |
| 関係する人物 | 工藤澪、宮本小次郎、二村ヒトシ、真咲南朋 |
| 別名 | 無敵会 |
概要[編集]
実録出版(じつろくしゅっぱん)は、“尻フェチメーカー”として名を馳せたインディーズ系AVメーカー。2002年にカンパニー松尾・葵刀樹と並ぶ「ハメ撮り御三家」の一人工藤澪が設立した、ハメ撮り史に残る作家性メーカーである。その名前から出版社と勘違いされがちだが、書籍は一切出していないというのが定番のツッコミどころらしい。
名前の由来[編集]
「実録出版」という社名は紛らわしいことこの上ないが、これは工藤がかつて出版社に在籍していたからという説や、官能小説の名門フランス書院や、漫画の架空出版社「民明書房」からインスパイアされたという説がまことしやかに囁かれている。実際のところは定かではなく、その正体不明さも含めてマニアに愛されている。
作風 〜フェチハメの確立〜[編集]
実録出版の真骨頂は、尻を中心としたフェチズムとハメ撮りを融合させた「フェチハメ(撮り)」という独自世界の確立にある。当時、オーロラプロジェクトのフォロワー的作品が氾濫していたAV業界において、工藤澪の技巧的な方法論はハメ撮り師たちに新たな方向性を示し、一大潮流を生んだ。
特筆すべきはそのリリースペース。大量生産が当たり前のAV業界にあって、実録出版はリリースのない月もあるほどの“寡作主義”を貫いてきた。大手メーカーとは対極の、職人が一本一本を仕上げるような生産ペースは、近年では非常に珍しい存在である。
経歴[編集]
黎明期は、工藤澪自身が女優とデートし、親密な会話とプライベート感の強いハメ撮りを記録する作風が話題に。短期間で引退した田中瞳や、無名時代の長谷川ゆいが人気を呼んだ。とくに長谷川ゆいが2ちゃんねるの自分のスレ住人へ向けて放った“通称ゆいたん動画”は、実録出版サイトで公開され伝説となったという。
2006年、工藤澪が『包茎を舐める女列伝』で週刊プレイボーイ「おバカなAV大賞」監督賞を受賞。この頃に弟子の宮本小次郎が参加し、レーベル名を無敵会へと発展させた。以後はクリエーター集団として、無敵会・へりぽビデオ・舞蹴・NEEDSなど他社レーベルの制作・プロデュースも積極的に手がけるようになる。
INAZUMAと真咲南朋[編集]
2008年、工藤は盟友二村ヒトシとの監督混成プロジェクト「INAZUMA」を立ち上げる。そして2009年、この縁で出会った女優兼監督の真咲南朋を起用した『愛していると言えなくて 真咲南朋 美尻温泉旅行』を、全8話構成という凝った編集方式で発表。AVフリーク誌の2009年最高金賞作品に選出された。工藤の“ハメ撮り20周年記念企画”でもあったこの作品は、実録出版の集大成のひとつといえる。
工藤澪はその後、ネット動画サイト「KUDOKIX」にハメ撮り師として参加。撮影から編集、ジャケットデザインまでほぼ全工程を一人でこなしたDVD版は、もはや“ソロアルバム”とすら評される一種の到達点となった。アメリカのポルノショップで字幕入りのコピー品が出回るなど、海外でも一目置かれる存在である。
余談[編集]
- レーベル名の“無敵会”“無敵屋”は、宮本小次郎参加以降のクリエイター集団としての顔。実録出版=工藤澪のソロ作家性、無敵会=集団としての展開、と使い分けられている。
- カンパニー松尾・葵刀樹・工藤澪は「ハメ撮り御三家」と並び称され、それぞれソフト・オン・デマンドやオーロラプロジェクト、実録出版という拠点を持っていた。